綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ黒猫館という名前の由来が、風見猫や黒猫が住み着いている、というのは弱いなと読み始めは率直に思った。
しかし、読み進めていくうちに、今作のモチーフが鏡であることが分かった。が、そこからのルイス・キャロルというのは想像外だし、それを知ってからの『黒猫館』というネーミングセンスは流石にオシャレすぎだろう。
トリック自体はすごくワクワクするとまではいかなかったが、館自体の立ち位置がとても面白かった。
綾辻さんの点(小説内での事象)と点(綾辻さんの知識)をつなぐ線の引き方・発想力は、どの作品を読んでも心躍らされるものがある。
次作『暗黒館』、覚悟を決めて読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマニアの人にとっては、今までの館シリーズと比べると、ギミックが陳腐なものになっているから不評かもしれない。ただ個人的には結構ありだった。オカルトチックで謎を解明しきらないところとか。爺がきもいし子供がただ可哀そう。小学生視点でだいぶ読みやすく、このまとまった文章量で過去現在を行き来しつつ伏線回収するのはさすが。贅肉のない作品だと思う。ダイナミズムがない綾辻さんぽくないけど個人的に好きでした。読みやすさが東野圭吾っぽかった。オチで三人とも隠ぺいに乗り気だったのだけちょっと違和感。女の子側には特にバックグラウンドなさそうなのに。びっくり館と銘打っているけど、ほぼ5%くらいしかその要素がない。タイトル別でも良かったんじゃないかな。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「館シリーズ」7作目。孤島の妖しげな館を舞台にしており、読んでいてまず雰囲気が似ていると思ったのは京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」であった。浦登玄児が時に歴史的な智識などを交えつつ、館のいわれなどについて語る様子は、どことなくあの古書店の主人を思わせる。しかし本作はそれに留まらず、古今東西のあらゆる推理小説から影響を受けていることは明白であり、謎の儀式やら、曰くつきの一族やら、秘められた過去の事件やら、過去に数多の小説で扱われてきた要素がつぎつぎと登場したかと思えば、挙句は結合双生児(いわゆる「シャム双生児」)まで出てきて、さながら推理小説界の幕の内弁当である。「館シリーズ」の集大成どころか、推理小説全体を束ねるような存在である。本作は文庫本で全4巻になるという大ヴォリュームであるが、こんなにさまざまな要素を採り入れていればそれも当然であろう。それでいて胃もたれを起こさせるような内容ではないのは、さすがの筆力といったところであろうか。もちろんちゃんと面白さも伴っていて、この長さもまったく気にならないほど楽しく読むことができた。しかし、推理小説のクオリティとしてはどうか。個人的には「〝視点〟」という存在についてどうしても馴染めなかったし、推理小説の手法としてもややアンフェアだと思う。「〝視点〟」は自由自在に時空を移動して、急に過去のできごとを「目撃」している場面に移るなど、独特の存在であるが、どうにも違和感がある。小説で過去に急に場面転換をすることは一般的に許されているのであるから、たとえば回想シーンを取り入れるなどして、もっと自然な形で描いてほしかった。長さという意味では超大作でも、コレでは内容としては超大作とはいえない。面白かったとはいえ、もうすこし4巻のヴォリュームにふさわしい、欠点がないような内容であってほしかった、というのは贅沢すぎる感想であろうか。
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ネタバレ「館シリーズ」7作目。孤島の妖しげな館を舞台にしており、読んでいてまず雰囲気が似ていると思ったのは京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」であった。浦登玄児が時に歴史的な智識などを交えつつ、館のいわれなどについて語る様子は、どことなくあの古書店の主人を思わせる。しかし本作はそれに留まらず、古今東西のあらゆる推理小説から影響を受けていることは明白であり、謎の儀式やら、曰くつきの一族やら、秘められた過去の事件やら、過去に数多の小説で扱われてきた要素がつぎつぎと登場したかと思えば、挙句は結合双生児(いわゆる「シャム双生児」)まで出てきて、さながら推理小説界の幕の内弁当である。「館シリーズ」の集大成どころか、推理小説全体を束ねるような存在である。本作は文庫本で全4巻になるという大ヴォリュームであるが、こんなにさまざまな要素を採り入れていればそれも当然であろう。それでいて胃もたれを起こさせるような内容ではないのは、さすがの筆力といったところであろうか。もちろんちゃんと面白さも伴っていて、この長さもまったく気にならないほど楽しく読むことができた。しかし、推理小説のクオリティとしてはどうか。個人的には「〝視点〟」という存在についてどうしても馴染めなかったし、推理小説の手法としてもややアンフェアだと思う。「〝視点〟」は自由自在に時空を移動して、急に過去のできごとを「目撃」している場面に移るなど、独特の存在であるが、どうにも違和感がある。小説で過去に急に場面転換をすることは一般的に許されているのであるから、たとえば回想シーンを取り入れるなどして、もっと自然な形で描いてほしかった。長さという意味では超大作でも、コレでは内容としては超大作とはいえない。面白かったとはいえ、もうすこし4巻のヴォリュームにふさわしい、欠点がないような内容であってほしかった、というのは贅沢すぎる感想であろうか。
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ネタバレ「館シリーズ」7作目。孤島の妖しげな館を舞台にしており、読んでいてまず雰囲気が似ていると思ったのは京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」であった。浦登玄児が時に歴史的な智識などを交えつつ、館のいわれなどについて語る様子は、どことなくあの古書店の主人を思わせる。しかし本作はそれに留まらず、古今東西のあらゆる推理小説から影響を受けていることは明白であり、謎の儀式やら、曰くつきの一族やら、秘められた過去の事件やら、過去に数多の小説で扱われてきた要素がつぎつぎと登場したかと思えば、挙句は結合双生児(いわゆる「シャム双生児」)まで出てきて、さながら推理小説界の幕の内弁当である。「館シリーズ」の集大成どころか、推理小説全体を束ねるような存在である。本作は文庫本で全4巻になるという大ヴォリュームであるが、こんなにさまざまな要素を採り入れていればそれも当然であろう。それでいて胃もたれを起こさせるような内容ではないのは、さすがの筆力といったところであろうか。もちろんちゃんと面白さも伴っていて、この長さもまったく気にならないほど楽しく読むことができた。しかし、推理小説のクオリティとしてはどうか。個人的には「〝視点〟」という存在についてどうしても馴染めなかったし、推理小説の手法としてもややアンフェアだと思う。「〝視点〟」は自由自在に時空を移動して、急に過去のできごとを「目撃」している場面に移るなど、独特の存在であるが、どうにも違和感がある。小説で過去に急に場面転換をすることは一般的に許されているのであるから、たとえば回想シーンを取り入れるなどして、もっと自然な形で描いてほしかった。長さという意味では超大作でも、コレでは内容としては超大作とはいえない。面白かったとはいえ、もうすこし4巻のヴォリュームにふさわしい、欠点がないような内容であってほしかった、というのは贅沢すぎる感想であろうか。
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ネタバレ「館シリーズ」7作目。孤島の妖しげな館を舞台にしており、読んでいてまず雰囲気が似ていると思ったのは京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」であった。浦登玄児が時に歴史的な智識などを交えつつ、館のいわれなどについて語る様子は、どことなくあの古書店の主人を思わせる。しかし本作はそれに留まらず、古今東西のあらゆる推理小説から影響を受けていることは明白であり、謎の儀式やら、曰くつきの一族やら、秘められた過去の事件やら、過去に数多の小説で扱われてきた要素がつぎつぎと登場したかと思えば、挙句は結合双生児(いわゆる「シャム双生児」)まで出てきて、さながら推理小説界の幕の内弁当である。「館シリーズ」の集大成どころか、推理小説全体を束ねるような存在である。本作は文庫本で全4巻になるという大ヴォリュームであるが、こんなにさまざまな要素を採り入れていればそれも当然であろう。それでいて胃もたれを起こさせるような内容ではないのは、さすがの筆力といったところであろうか。もちろんちゃんと面白さも伴っていて、この長さもまったく気にならないほど楽しく読むことができた。しかし、推理小説のクオリティとしてはどうか。個人的には「〝視点〟」という存在についてどうしても馴染めなかったし、推理小説の手法としてもややアンフェアだと思う。「〝視点〟」は自由自在に時空を移動して、急に過去のできごとを「目撃」している場面に移るなど、独特の存在であるが、どうにも違和感がある。小説で過去に急に場面転換をすることは一般的に許されているのであるから、たとえば回想シーンを取り入れるなどして、もっと自然な形で描いてほしかった。長さという意味では超大作でも、コレでは内容としては超大作とはいえない。面白かったとはいえ、もうすこし4巻のヴォリュームにふさわしい、欠点がないような内容であってほしかった、というのは贅沢すぎる感想であろうか。