綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ十角館では本島と島、水車館では過去と現在の二元中継で展開されたストーリーが、3作目の迷路館では"作中作"として現実と小説との二元中継として作られているのが面白かった。作中作の作者・鹿谷門実が誰なのか推測しながら読み進めるのも楽しい。
そして今作もこれで事件解決ーーーと思ったら最後にもうひと仕掛けある。最後まで気が抜けないのは綾辻行人らしさを感じた。
叙述トリックという程ではないが、最後に真犯人が示唆された時に思ったのは、確かに読んでいる中で真犯人のあの人だけは頭の中にイメージがパッと浮かんでこなかったな、という印象。明確な描写が無かった為と思うが、なんとなく自分の中でも違和 -
Posted by ブクログ
前作の惨劇から3年後の物語です。
1998年の惨禍を知っている身としては、再び夜見山に戻ること自体にまず身構えました。
閉じた因習と“いないはずのもの”の気配は相変わらず陰湿で、ページをめくるたびに、あの嫌な静けさがまとわりつきます。
今回は時間を隔てた視点が加わり、単なる惨劇の再演ではなく、「なぜ人は過去を手放せないのか」という問いが前に出てくるのが印象的でした。
設定や仕掛けはシリーズ経験者には予測できる部分もあり、驚きより確認作業に近い読書になる瞬間もありますが、それでも、恐怖が血ではなく記憶に染みつく感覚は健在で、読み終えたあとも不意に思い出してしまいました。
懐かしさと不穏さが同時に -
Posted by ブクログ
前作の惨劇から3年後の物語です。
1998年の惨禍を知っている身としては、再び夜見山に戻ること自体にまず身構えました。
閉じた因習と“いないはずのもの”の気配は相変わらず陰湿で、ページをめくるたびに、あの嫌な静けさがまとわりつきます。
今回は時間を隔てた視点が加わり、単なる惨劇の再演ではなく、「なぜ人は過去を手放せないのか」という問いが前に出てくるのが印象的でした。
設定や仕掛けはシリーズ経験者には予測できる部分もあり、驚きより確認作業に近い読書になる瞬間もありますが、それでも、恐怖が血ではなく記憶に染みつく感覚は健在で、読み終えたあとも不意に思い出してしまいました。
懐かしさと不穏さが同時に