綾辻行人のレビュー一覧
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綾辻行人さん著、『水車館の殺人』。
『十角館の殺人』から始まる「館シリーズ」の第二作ともなる作品。
岡山県北部に建つ異形の館「水車館」。一年前の1985年、館で起きた殺人と一人の男の失踪。事件から一年後の1986年、島田潔が訪れた館で、再び殺人が起こる。
過去と現在、二つの時間軸を行き来しながら、水車館で起きた二つの事件の謎が描かれていく本格ミステリー。
印象に残ったのは、多くの伏線を張り巡らせる中で、動機やトリックを最後まで断定できず、誰もが犯行可能である状況を作り出している本格ミステリとしての作り込みである。
真相の糸口となるギミックは何度か強調して描かれているため、犯人や事件の真 -
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ネタバレ最後にミステリーを読んだのが高校生のとき以来でちょっと読み終えれるかが心配なところがあった。積読癖がついてしまってて....ので手に取るのにも時間がかかってしまった。誕生日プレゼントでもらい、プレゼントしてもらった友人よ待たせたな。
読んで心配は全く覆され、しっかりと緊迫感があって、読みやすくてページが進んだ進んだ。夜読むのが怖くなって積もうとしたけど、抗えなかった。最初の被害者がでて手首がないときは電車酔いしたくらいのめり込んでた。そしてあの衝撃的な一文。
ミステリーの凄さが詰まっている一冊だった。
ミステリーブームは来そうだが耐性が弱ってたのでゆっくりブーム育む。よってサイクセラピス -
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ネタバレ一言でいうと、衝撃を受けたけどツッコミどころあるけど面白かった。
叙述トリックっていう前情報はあったけど、一体どの部分でそれがくるのか分からなかったから、ページをめくって守須のあだ名が分かった部分で、え!!と衝撃を受けた。ただ、そこからが長いなあというのが感想。この本より先に殺戮に至る病を読んでたから、あの衝撃で終わらせる気持ちよさを知っているからこそ、衝撃後にダラダラ(そしてヴァンの結構行き当たりばったりでどこかで破綻しそうな計画)を読まされていると、金田一の犯人たちの事件簿みたいな、ネタみたいに感じてしまったのは否めない。いやアガサの部屋に入り込めた隙なんてある!?とか。笑
でも終わり方は -
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ネタバレ新本格のこれからに乾杯!
新本格は綾辻行人の『十角館の殺人』から始まるとされる。そこ刊行から30周年を記念して出版されたアンソロジーの文庫版。豪華だった。以下、お気に入り。
我孫子武丸「プロジェクト:シャーロック」生成AIで探偵を作ったら…まぁホームズがいる世界にはモリアーティがいるからねぇ、と言うのは簡単だけどそれを面白く書くのってプロだよなと。この世界もう来ている気がしてしょうがない。
歌野晶午「天才少年の見た夢は」才能のある子たちを集めたアカデミーも敵国からの爆撃に晒された。シェルターに逃げ込んだ少年少女たちは全滅したが…名探偵鷺宮藍の正体はなるほど。しかしこれも人工知能でなんかも -
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ネタバレ⭐︎4.8
ロリコンである鮎田冬馬(=天羽辰哉)が、養子の理沙子が少女から女になっていくのに耐えられず、オーストラリアの黒猫館で殺して地下に隠す。破産しても管理人として一生黒猫館に居続けるために所有者の息子一味が泊まりにきた際の事件を利用する話。
鮎田=天羽に途中で気付いたので衝撃度的にどうだろうと読み進めていったが、この伏線はまだまだ序の口であった。
「ん?」と違和感を覚えていた箇所が全て解説パートで真実と結びつき、衝撃をうけた。
鮎田=天羽、天羽がロリコン、館が北海道とオーストラリアで2つある、鮎田が東京に来た目的と本を守った理由、レナの死因、密室のトリック
上記の真実が一気に判明し、 -
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ネタバレ十角館の余韻が冷めないうちに手に取ったが、前作とはまた違う魅力に圧倒された。十角館のような『世界がひっくり返る衝撃』というよりは、ジワジワと首を絞められているかのような論理でした。また、過去・現在の二重構造による没入感が凄まじい。ページを何度も行き来しながら、霧が晴れるように真相へ近づく過程には、本格ミステリーならではの知的なワクワクがあった。
何より、藤沼一成の「100号の大作」を巡る結末が秀逸。彼の幻視が現実の惨劇として完成してしまったかのような幕引きには、言葉を失うほどの戦慄と、どこか退廃的な美しさを感じた。
館の主人、妻、執事、家政婦、数人の知人。登場人物が少なくこの中にいるのは分