綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまさかと思うような展開だった。叔母が先生だったなんて気づかなかった。ずっと主人公が死人側だと思っていたので全然違くて驚いた。主人公の記憶が改竄されているところでミスリードされていて、正体を知ってとても面白く読むことが出来た。人がどんどん死んでいく中でも主人公たちが学校の教室に探検に行き、問題を解決しようとしている場面が良かった。絶望の中でも希望を求めていた。
ただ結局本質の問題が解決してないけど大丈夫なのだろうか。続編で解決していることに期待する。また警察の携帯電話の番号を貰う場面は必要だったのだろうか。警察の力を借りることなくお話は終わってしまったのでそこが気になった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ岡山の山奥に建つ異形の洋館・水車館を舞台に、幻想画家・藤沼一成の遺した秘蔵絵画と、一年前の不可解な事件の謎を描く館シリーズ第2作。年に一度の披露会をめぐり、1985年と1986年という二つの時間軸が交互に語られ、過去と現在が少しずつ重なり合いながら真相へと導かれていく構成が秀逸だ。
白い仮面をつけた当主、館に閉じこもる若き妻、嵐に閉ざされた空間――幻想的で陰鬱な舞台設定は、横溝正史的な怪奇性も感じさせる。一方で、島田潔の冷静な推理によって物語は確かな論理性を保ち、ロマンと理詰めのバランスが心地よい。
時間構成の工夫、水車や仮面といった象徴的モチーフ、密室や失踪などの本格要素が重なり合い、読