綾辻行人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ2026.06.27
十角館の殺人
久しぶりに積読をひとつなくせた!
ミステリーの代表でもあるこの本をずっとすすめられて、半日ほどで読んでしまった。
初めてメモを取りながら最後まで読んだが、伏線の散らばり具合が、華麗でものすごく考えられて作った作品なのだと感じた。約40年くらい前の作品のため、少しレトロなものがでてきたが、一つ一つ調べて理解しつつ読み進められた。
最後までミスリードし、全く犯人の予想ができなかった。有名な一行を読んだ際、え?と時間が止まったように感じた。ページの構成がうますぎた。
普通の小説とミステリーで全く異なった読書体験が得られるので、改めて読書は楽しいなと感じた。(※ -
Posted by ブクログ
ネタバレラストおもろいねー
小説の中で書かれた小説を読み、その中でも小説が書かれるという、作品がマトリョーシカみたいになっているところが面白かった
ミステリーとしては、1人犠牲者が出た後に続々と殺人が見つかるため考察する暇もなかった
この辺が過去作と違っていたため新鮮な気持ちで読むことができた。
島田潔の推理能力が進化して本格的に探偵になってるのも面白い。
ラストには小説家属性もついてどんどんキャラが濃くなっていく。次回作どうなっちゃうんだ
この本のポイントは、作中でも言われていた通り、
”わざと誤解を招く表現”が頻繁に登場するところだと感じた。
作中作の内容に関しては、犯人が招待客の誰か -
Posted by ブクログ
ネタバレさて、ついに来ました『時計館の殺人』。
前4作でそれぞれテイストの違うストーリーを楽しませていただいたが、今回は原点回帰という雰囲気。というのも第1作の探偵助手的な人物が再登場しているのが大きいかもしれない。
上下巻にわたる作品なので、上巻は完全に導入に使われるのかなーと思ってちょっと鬱屈としていたけども、皆さまご安心ください。きちんと事件が起こりますよ^^
ミステリー小説では事件発生までが長くて、ここからがおもしろくなるのに!という部分に到達する前にダレてしまう人も結構いると思います。私自身そういうタイプなのですが、不思議とそんなふうには思わなかったなぁ。話の運びが上手いんですかね?熟練の -
Posted by ブクログ
ネタバレ三分の一くらい読むまでは「うーん今回はちょっとどうかなー」とか思いながら読んでたはずなんですよ。でも気がついたらなんかノンストップで最後まで読み切っちゃったんですよね。そのときの記憶もあんまりないんですよ。奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用という言葉がまさにぴったりの不思議体験でした。
たまたまこの本を読んでた日はちょっと忙しくて読書時間があまり確保できなかったのにもかかわらず、いつの間にやら……って感じだったので、無意識にそうさせてしまうほどにおもしろかったというのは間違いないでしょう。
それにしてもあの人物がこの作品にはまったく出てこないとは思いませんでしたね。こいつは -
Posted by ブクログ
前編の『覚醒編』に比べると、超自然的・オカルト的な要素が加わったことで、恐怖はややマイルドになったように感じた。それでも血みどろの残酷描写は健在で、今まで読んだスプラッターホラー小説の中でも群を抜く凄まじさだった。
前編は「得体の知れない何かに追われる恐怖」が強く、純粋なホラーとしての怖さがあった。一方で後編は、「どう戦うのか」「どう決着をつけるのか」という展開に重きが置かれ、アクション色の強い作品になっていたように思う。
物語全体を通してみると、このシリーズは謎解きよりも、圧倒的な暴力と恐怖を描くことに主眼を置いた作品だった。怖さの質は前後編で異なるが、どちらも強烈なインパクトを残す一冊