綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前編の『覚醒編』に比べると、超自然的・オカルト的な要素が加わったことで、恐怖はややマイルドになったように感じた。それでも血みどろの残酷描写は健在で、今まで読んだスプラッターホラー小説の中でも群を抜く凄まじさだった。
前編は「得体の知れない何かに追われる恐怖」が強く、純粋なホラーとしての怖さがあった。一方で後編は、「どう戦うのか」「どう決着をつけるのか」という展開に重きが置かれ、アクション色の強い作品になっていたように思う。
物語全体を通してみると、このシリーズは謎解きよりも、圧倒的な暴力と恐怖を描くことに主眼を置いた作品だった。怖さの質は前後編で異なるが、どちらも強烈なインパクトを残す一冊