綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「十角館の殺人」が大好きなので、『館シリーズ』を読破したいと思い読み始めました。
現在と1年前の事件当日の過去を行き来しながら徐々に事件の真相へと進んでいくストーリー展開に惹き込まれました。そして1作目でも登場した稀代の建築家『中村青司』がここでも繋がる高揚感。
探偵役・島田の言葉にあったように、中村青司が手掛けた館で引きおこる幾つもの殺人事件に『場が持つ力』のようなものを感じてゾクリとしました。
巧妙に織りなされた数々の謎が最終局面で一気に明かされる為、後半に向かうにつれページを捲る手が止まらなかった。犯人や大まかなトリックは何となく目星がついたものの、細かなトリックはなるほど!と感嘆したし -
Posted by ブクログ
館シリーズを求めて読んだので差し引き3.5くらい。
星3にすると見栄えが悪いから4にしておく。
クソ館レベルは本シリーズにおいて暫定最下位だ。
真犯人や視点のカラクリについてはミステリ読み歴の短い人でも容易に思い当たってしまうものだったので、本書から不可能犯罪やトリックに驚かされる経験を得ることは極めて困難だと思う。
そのあたりの衝撃については十角館が本当に凄かったんだなと、今更ながらも思う。
その一方で、内面世界の構築と解体については見事だった。
終盤になってシリーズお馴染みの人物が現場に駆けつけてきてからはもう、構築された世界がギシギシと音を立てて軋み、今にも崩れ落ちそうなハラハラ感が