綾辻行人のレビュー一覧

  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    そして誰もいなくなった大好き勢からすると、登場人物の個性に物足りなさを感じるものの、リアリティの面では上回ってるように感じた。

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    2025年11月23日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    かなり古い作品だが、ミステリーの名作としてどこでもお勧めされるので読んでみた。
    登場人物の情報をメモして、自分なりに推理しながら読んでいたにも関わらず、まんまと引っかかってしまった。
    さらりと明かされる真相に、何度も前のページに戻って矛盾がないか探して、しばらくその先を読み進められないでいた。
    それくらい衝撃はとんでもなく大きいのは間違いないのだけど、心が動くとか、響くって感じとは違った。
    犯人の独白から物語が始まり、最後も心情の描写はあるものの感情移入はできないなと。
    自分はミステリー好きだけど、巧妙なトリックよりも、どうしようもない自己矛盾した感情とか社会への問題提起を主軸とする話が好きな

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    2025年11月22日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

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    シンプルだからこそ、濃厚なミステリの世界観。設定から登場人物達まで、いかにも事件が起きますよ、と言わんばかり。これがいいんです。

    ちょっとしたサプライズはあれど、全く予想外というわけではない。サプライズが食傷気味になる時もあるので、これまた丁度いい塩梅に感じました。ただただミステリ読書に浸りたい時にオススメできる小説です。

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    2025年11月20日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

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    前作ほどの感動はないけども、隙のないトリックは読んでも全くわからず感動して、本格ミステリとはこういうことなんだな、と感じた作品。

    由里香視点も欲しかったな。彼女はどう思ってたんだろう?と気になりつつ、最後の終わり方が好き!ゾッとしました。

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    2025年11月19日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    読者への挑戦状第2弾
    叶と響の第2弾
    ストーリーが展開する毎にパタンパタンと裏返る犯人像にワクワクしてた

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    2025年11月17日
  • 暗黒館の殺人(四)

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    館シリーズ7作目。8年前にびっくり館を読んで、未読は本作のみ。執筆中の双子館と繋がりがあるというのも聞いてようやく手に取りましたが、もっと早く読むべきでした。過去作の懐かしさはありつつも、シリーズの中では一線を画す内容でした。語り手を含めて登場人物が謎だらけであり、そして館の存在意義が大きく異なることに気が付きます。シリーズはまだ完成していませんが、綾辻行人の集大成というべき作品です。

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    2025年11月16日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    しっかり考えても全然当たらないけれど面白いトリックが続く。真剣に考えすぎるより、ちょっと考えてみて騙されてみるのがいいのかも。

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    2025年11月15日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    ネタバレ

    館シリーズ最初の作品である『十角館の殺人』が大好きで。シリーズを読み漁っている私ですが、江南と探偵の名コンビの再会という激アツ展開が。
    今回は心霊・オカルト要素が多めの印象。
    下巻を読むのが楽しみです。

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    2025年11月15日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

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    今年46冊目。
    やられた。
    「はいはい、叙述トリックね」と思ったら、更にひっくり返された。
    鹿谷門実が誰なのか、これは当てられない。
    思い込みの世界、先入観の面白さ。

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    2025年11月13日
  • 暗黒館の殺人(三)

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    詳しい感想は最終巻にて✎☡

    いつまで焦らすのよ…と思いながら読んでいたら、中盤あたりでようやく面白くなってきた。
    ここまで長かった…!
    けれど、読み進めれば進めるほどなんか胸が悪くなるような…(。•́•̀。)
    まだまだ謎はてんこ盛り!全部回収されるのか?
    期待を膨らませながら、いよいよ最終巻へ=͟͟͞͞( •̀д•́)

    ✎︎____________

    犯人の動機というのは畢竟、その者の心の内側に深く根ざす問題である。たとえばそれが〝金〟や〝白〟といった明白な形でもって表出していれば話は別だが、そうではない場合、第三者が外側からその問題を正しく探り当てるのは、往々にして非常に困難な業だろう。

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    2025年11月11日
  • Another (上)

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    ホラーは苦手だけど…。

    夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一。
    クラスの生徒たちの様子や雰囲気がおかしい。
    その中でひときわ不思議な雰囲気のあるミサキ・メイ。
    三年三組には何が起きているのか

    感想は下巻読んでから。

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    2025年11月10日
  • 暗黒館の殺人(三)

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    浦登家の謎が徐々に明らかになってきたけどちょっと現実離れしすぎてついていけな〜い。
    難しいよぅ。
    でも、でもここまで読んできたから残り一冊。
    江南と私こと中也、もしくは玄児の3人の関係も気になるし(ないかもだけど)、鹿谷さんはまったく出てこんし。
    でも最終巻が楽しみ(^^)

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    2025年11月10日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

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    ネタバレ

    上巻に続いて一気読み。時間の進み方が違う点と睡眠薬が使われている点は物語の伏線からなんとなく想像ができた。が、犯人はまさかの人物だった。そしてどこか美しさも感じさせる壮絶なラストシーン。まさに映像化が楽しみな作品。

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    2025年11月08日
  • 奇面館の殺人(上)

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    登場人物紹介頁がない本作。種はすでに蒔かれたはずだ。表情はアバターでしかない。瓜二つを本人と判断するには、声か?匂いか?はたまた、、、下巻が楽しみである。

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    2025年11月08日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    ネタバレ

     どの様なトリックが隠されているのか絶対に読み解こうと思いながら読破しました。殺人鬼の所業は快感な程、惨い殺戮シーンがばかりでした。
     特に生首でいっぱいになるのは気色悪さを感じました。そしてその首を投げ込むなんて…。勿論殺害シーンも殺人鬼の悦楽に耽り乍らで痛々しかったです。まるでテリファーの前身の様でした。
     続きがある?のでしょうか。是非読んでみたいものです。

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    2025年11月08日
  • Another (下)

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    ネタバレ

    災厄を避けるために「いないものとして扱う」設定が秀逸である。クラスという隔絶した空間を丸々因習村のように仕立て上げたのは見事な手腕である。と、同時に「いないものとして」扱われることを逆手に取って、好きに休めず、時間割に則って行動せざるをえず、放課後ぐらいしか自由時間がないとあう中学生特有の行動制限の縛りを、咎める大人を制したことで一時的に無くしたというのも面白い。

    記憶が辻褄が合うように都合よく消され、記録すら改竄されるという立証不可能な災厄が迫る中、誰が「死人」なのかという作中最大の謎の正体は大掛かりな叙述トリックであり、これは流石に見抜けなかった。学校の先生である三神先生=主人公の叔母の

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    2025年11月07日
  • Another (上)

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    ネタバレ

    本格ミステリの俊英が描く学園ホラー。夜見北という田舎に転校してきた転校生を巡る過去の事件とクラスに纏わる奇妙の謎が魅力的で、全編に渡って常に何かが起こりそうな不穏な雰囲気を描くのが非常に上手い。病室の死の気配から始まるどことなく寒々しい雰囲気わ、同じ言葉を繰り返す九官鳥や思わせぶりな祖母や叔母、クラスメイトの面々など、ホラーの手つきとして素晴らしく、どこかじめじめとした忌まわしさすら漂っている。上巻の半ばまでは主人公が述懐するほどに思わせぶりな展開が多く、やや辟易としたものの、展開は遅くても怖い描写だけで読ませるあたりは流石の筆力であるとも思う。

    設定だけ捉えるとラノベのようでありながら、し

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    2025年11月07日
  • びっくり館の殺人

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    ネタバレ

    館シリーズとしてみると評判が芳しくないようだが、所謂これまでの主人公の出番の少なさや、サブストーリーとも言い難い内容への不満なのだろうか。私は本作にも不気味さ、狂気を感じることができ、大変有意義だった。しいていうなら、母がもっとこう、、、

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    2025年11月04日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

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    ネタバレ

    やるせない
    全部読んで、やるせないって思っちゃった
    誰の願いも叶わない、勘違いでもない、悪意になりきらないところから始まる地獄
    江南が無事に発見されて、鹿谷と再会して、その時にはほとんどの人がいなくなっていた
    だから犯人はわかったのだけど、何がどうなってるやら、中村青司の仕掛けと主人の思いが強過ぎて静かに恐怖
    でもやっぱり、復讐なんてどうにもならいから、だからあの人も塔と一緒に堕ちていってしまったんだろう…
    先が気になって読みたくて怖いけど止まらなかったけれど、十角館があったからどこかに抜け道があるんだろう、行き来できる何かがあるんだろうって先入観?が入って読み進めちゃうし、あの初読の時の衝撃

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    2025年11月03日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

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    途中で予想していたのがぼちぼち当たったか
    やっぱり感が強かった。
    読み終わってから見ると過去と現在を上手く差別化しながら巧妙にトリックを仕掛けてたのがよかった。
    主観と客観的な目線が両方合わさって惑わせてくるから分かりにくくて余計に面白い。

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    2025年11月02日