綾辻行人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読みやすいホラー短編で読みやすかった!
個人的に好きな作品は
●綾川行人の「再生」
テレビでタレントが、「切れ味の良すぎる包丁で自分の指の一部を切り落としてしまって、しばらく経ったらその切り落とした部分が生えてきたんですよ!」って話してたのを思い出した。
人間の再生力の限界ってどこなんやろう?ってこの話を読んでまた思った(^^)不気味なお話です。
●福澤徹三の「五月の陥穽」
窓際族の影の薄いサラリーマンが屋上で昼休憩してて落としそうになったタバコを拾おうとしたらビルとビルの隙間に落ちてしまって、その隙間に挟まってしまってさぁどうしよう!ってお話。
サラリーマンとしても夫としても影が薄い主人公 -
Posted by ブクログ
なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw
でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪
冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。
「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。
「三つの質疑」、「助教授」という職名を使ってるんだけど、この作品の発表の頃にはとっくに「准教授」だと思う。ま、お話の本質にからむところでないんだけど。
『黒猫を飼うことにした』から2作品収録で、そろそろ積読か -
Posted by ブクログ
ネタバレありとあらゆるところで勧められて読んでみた名作ミステリ。1980年代に書かれたとのことで、最初は文章に少し年季を感じたがすぐに気にならなくなった。
クローズドサークル…かと思っていたのに実は違うというのがミソ。ある意味ではこの作品は全員が怪しく、中でも島に前乗りしていた、などの要素から当初ヴァンを疑っていたのに読むうちにすっかり迷宮入りしてしまった。その手法もさすが。
それにしても終盤、守須がヴァンを名乗った時には当分理解できなかった。ヴァンの名前を継承した後輩があのヴァンだったのかな?などと検討はずれのことを考えたが、次ページで死亡した人数を把握して一気に全身熱くなった。
あとうまいな -
Posted by ブクログ
ネタバレ島では渾名しか登場しないことによる叙述トリック?は確かにミステリの金字塔と呼ばれているのも分かる衝撃だった。
結構エラリィ好きだったから最後に殺されてしまったのは悲しい。
古典的かもしれないけど、結局こういうクローズドサークル物が一番面白い。
一方で、この殺人事件は復讐によるものだと最初から示唆されていたけど、計画に邪魔だったという理由で犠牲者と親しかったオルツィまで殺し、さらに証拠を消すために腕まで切り落とすというのはどうかと思った。
復讐ものならもっと登場人物の悪辣さや犯人がただの殺人鬼ではなく信念を持っている所を見たかった。
もっとも、死なせてしまった同級生の親が住んでいた屋敷に行く -
Posted by ブクログ
ネタバレ「あの一行をどうやって映像化したのか」
という帯が気になりすぎて読み始めた。
何年も前に書かれた小説だから
たしかに少し古臭さを感じるところもあったけど、
文章の読みやすさからストーリーの面白さまであって
とにかくスラスラ読める。
カタカナの名前がでてくると途端に難しく感じる人も
「十角館の殺人 登場人物 ネタバレなし」
で調べたらまとめてくれてる記事があるので
そういうのも活用しながらぜひ読んでみてほしい。
紙の本ならではの
ページをめくった瞬間"あの一行"が出てくる体験を
ぜひとも。
トリック自体は体力勝負なところがあったけど
それでも私は納得できたし面白かった -
Posted by ブクログ
館シリーズ4冊目『人形館の殺人』
やられました!かなりの重症です。館ミステリを読むぞ!という私の前のめりな重心の足を
パンっと掬われた読後館、いや読後感です。
館あるあるの密室や連続殺人も起きそうで
なかなか起きない。
モヤモヤしながらもお話は進むものの
先へ先への手は緩みません。
人形館に飾られる顔のないマネキン。
体の一部が欠けているなんて、
島田荘司さんの占星術殺人をオマージュかと
思ったら梅澤事件の名まで。嬉しいリンクでした。
この作品は、だまされたぁ!
とかじゃなく「島田潔」「中村青司」の使い方含めて、読者への挑戦状でした。
シリーズものの先入観、
もったらあかん!
舐めたら -
Posted by ブクログ
ネタバレ半年かかって、やっと4巻読み終わりました
中程でちょっとダレテしまった所もありましたが、この長さなのに後半へいくにしたがって、どんどん引き込まれて、先がとっても気になってしまいました
ただ一連のシリーズとは少し気色が違うので、「え~‼️」って怒る人もいるかも?
一番驚いたのは、中村青司の人柄
これまでは、幼い頃からサイコパス要素を持っている人物と捉えていたけど、そうではなかった
とにかく長編のお話なので、気を抜いてしまうと、誰がどのセリフを言っているのか、全くわからなくなり、活字もゴシック体や明朝体がコロコロ変わるけど、その謎はスッキリ解けます
でも残っている謎も沢山ある
本当はこの作 -
Posted by ブクログ
ネタバレ伏線、というより作中で時刻が印象づけられるよう細かく書かれていたことにより、トリック、犯人、動機はすぐに分かってしまい、前作までほどの衝撃はなかった。
前作まではここが伏線だろうなというのは分かるが、最後にどう繋がるのかが予想できず夢中で読み進めていき、最後に衝撃を何重にも受けるという感じだったので、今作はシリーズの中でも名作と言われている期待もあった分、少し物足りない感じもあった。
ただ、読者に勿体ぶらずに情報を提供する綾辻作品の読み方に慣れてきたということでもあるし、読みながら答え合わせをしていく感覚も楽しめた。
次の黒猫館でまた衝撃を感じられたらいいな… -
Posted by ブクログ
ネタバレ暗黒館の謎が解き明かされていく一方で、謎めいた全ての現象が必ずしも,解明されて欲しいとは思わない自分がいた。暗い霧の中、全てが黒に染め上げられ人々の恐怖の象徴として佇む暗黒館。この物語が終幕を迎える時そこには何が残るのだろう。そんな不安とも希望とも呼べる期待感を胸に読み進めることとなるのだが、結果的に残ったのは今までの闇を全て包み込むかのような大きな暗黒であった。いくつかの謎は解明されないままその暗黒の中へと姿を消すこととなる。それにホッとしたのは私だけだろうか。いや、ここまで読んだ同志であれば同じ気持ちになっただろう。謎めいた館で起こった奇妙な出来事。暗黒館が暗黒でいるためには、ダリアの祝