綾辻行人のレビュー一覧
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下巻を半日で読破する。
上巻は文庫で340ページ余を費やして、犠牲者は1人。「連続殺人と銘打ったからにゃ4人は死ななきゃ」なんて思っていたら、下巻に至って第二・第三・第四の殺人が起きる。
謎解きに関して、ほぼ完敗。劇団員の名に秘められた意味は片方だけ解った。温室天井の十字キズの意味も解った。し...続きを読むPosted by ブクログ -
『蟲師』の短編を読みたいが為に買いました。
本当にすごく短編ですが、化野先生とギンコの二人が達者にしている姿が観られて本当に嬉しいです…!!! -
短いミステリーであればこそ読者は節々に目を光らせ、作者の意図を読み取りやすいはず、、と意気込んで挑戦してみたが見事にハマりました。
不可能犯罪とも思えるその全貌が
まるでパズルを嵌め合わせるように伏線でつながってゆく、、
そしてその読後感のまま突入する続作、「ぼうぼう森、燃えた」は逆に「どんど...続きを読む -
完全に予想を裏切られた…!
確かに少し引っ掛かる部分はあったけど、まさかあの人が本当に犯人だとはΣ( ºωº )
“本格ミステリ×幻想ミステリ”
現実的であり非現実的な要素も絡んでいる。
とても濃厚な小説を読んだ満足感があるのに、文章自体は(蘊蓄とかの理解力が足りないのはさておき…)読みやすく、展...続きを読むPosted by ブクログ -
館シリーズのスピンオフ的な話、らしい。相変わらず伏線まみれで、最後に綺麗に回収され、証明終了。お見事である。伏線といえば黒猫館が、一番多かったような気もするが。二番目の犯行の犯人は途中読んでいて気づくことができたのが、なんだか嬉しかった。Posted by ブクログ
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ねえ君。生きているのは楽しいかい。そんなフレーズが何度も何度も繰り返し出てくるこの作品。読んでいる途中から主人公の母親の恐怖を作り出した者が誰であるのか察しはついたが、「バッタの飛ぶ音」が何であるのか、その正体だけが最後まで読むまで分からなかった。個人的には好きな話で、良かったと思う。Posted by ブクログ
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本格的なミステリー小説は初挑戦でしたが、非常に読み応えのある良い話でした。
動機や主犯などは正解していたのですが、思いもよらない仕掛けがあり、最初から最後まで楽しめる美しい話の組み方だと思いました。
ぜひ著者の他作品や全く別のミステリにも手を伸ばしてみたいです。
素晴らしい作品をありがとうございまし...続きを読む -
これほど本格的な本格ミステリーを久々に読んだ。
ペンキ...足の怪我...髪の毛...読者にも多くの手がかりを与えたうえでの「挑戦状」
化学物質アレルギーはアンフェアだと言う人もいるかもしれないが、個人的には十分にフェアだと思う。
服を繋げてロープにして脱出した、っていうの以外当たらなかったが、とて...続きを読むPosted by ブクログ