綾辻行人のレビュー一覧

  • 殺人鬼 ――覚醒篇
    スプラッターホラーの残虐シーンにトリックを埋め込んだ仕掛け作品。 気づく人はすぐ気づくし、最後にビックリする人もいると思う。
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>
     下巻を半日で読破する。
     上巻は文庫で340ページ余を費やして、犠牲者は1人。「連続殺人と銘打ったからにゃ4人は死ななきゃ」なんて思っていたら、下巻に至って第二・第三・第四の殺人が起きる。
     謎解きに関して、ほぼ完敗。劇団員の名に秘められた意味は片方だけ解った。温室天井の十字キズの意味も解った。し...続きを読む
  • 暗黒館の殺人(三)
    暗黒館の3冊目。一番長くて読むのが大変だった(笑)。
    浦登家の秘密が徐々に明らかになっていく本作、肉の正体はまぁ予想通りかなぁと言う感じだった(そして気持ち悪い(良い意味で))。世界観がオカルトじみてきていて、中也が指摘していたとおりまさに「ドラキュラ」だった。そしてここから最終章!気合いを入れて読...続きを読む
  • ヒバナ 1

    おもしろかった

    タイトルしか知らない作品の中身を知ることができて、これからの購入予定リストに追加したいと思いました。助かります。
  • アフタヌーン 2021年5月号 [2021年3月25日発売]

    『蟲師』の新たな短編が掲載!

    『蟲師』の短編を読みたいが為に買いました。

    本当にすごく短編ですが、化野先生とギンコの二人が達者にしている姿が観られて本当に嬉しいです…!!!
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉
  • 十角館の殺人(3)
    漫画にするのが難しい内容の小説なのに、面白く美しく描かれていて凄いなと思いました。
    相変わらず清原紘さんの出す雰囲気は素敵です
  • 深泥丘奇談・続々
    「京都市某区深泥丘界隈逍遥」と併せて読むために再読。
    やっぱり何度読んでも猫好きにはたまらない「猫密室」と「ねこしずめ」。これらの作品には和んでしまいます。だけど「猫密室」をトリックにした本格ミステリも読んでみたいですね。
    今回読んで気に入ったのは「海鳴り」。「ビデオテープの映像」が脳裏に浮かんで来...続きを読む
  • アフタヌーン 2021年7月号 [2021年5月25日発売]
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

    珠玉の読者挑戦型ミステリー短編

    短いミステリーであればこそ読者は節々に目を光らせ、作者の意図を読み取りやすいはず、、と意気込んで挑戦してみたが見事にハマりました。
    不可能犯罪とも思えるその全貌が
    まるでパズルを嵌め合わせるように伏線でつながってゆく、、
    そしてその読後感のまま突入する続作、「ぼうぼう森、燃えた」は逆に「どんど...続きを読む
  • ヒバナ 1
    青年漫画に
    東村アキコ先生の最新連載『雪花の虎』が
    登場でワクワクしちゃう
    時代漫画で展開が気になる
    他の作品もレベルが高い
  • 深泥丘奇談・続
    「京都市某区深泥丘界隈逍遥」と併せて読むために、何度目かの再読。何度読んでも絶品。
    今回もやっぱりダメだ、「夜蠢く」。ほんっとうにこれだけは嫌! しかしアレがとんでもなく嫌いなだけであって、作品自体が嫌いなわけではないのですよ。「怖い」という意味ではこれが一番だし、リアリティという面では絶品なのかも...続きを読む
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>
    完全に予想を裏切られた…!
    確かに少し引っ掛かる部分はあったけど、まさかあの人が本当に犯人だとはΣ( ºωº )

    “本格ミステリ×幻想ミステリ”
    現実的であり非現実的な要素も絡んでいる。
    とても濃厚な小説を読んだ満足感があるのに、文章自体は(蘊蓄とかの理解力が足りないのはさておき…)読みやすく、展...続きを読む
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>
    館シリーズのスピンオフ的な話、らしい。相変わらず伏線まみれで、最後に綺麗に回収され、証明終了。お見事である。伏線といえば黒猫館が、一番多かったような気もするが。二番目の犯行の犯人は途中読んでいて気づくことができたのが、なんだか嬉しかった。
  • フリークス
    精神と肉体、それぞれの畸形をモチーフとしたミステリー+ホラー。“正常”とは何で“異常”とは何か?どちらが“表”でどちらが“裏”なのか?“正常”と“畸形”の曖昧模糊としたその概念と境界線。人間という形が正常であり、人間という種が畸形。私達は常にその境界線の上に立たされているのだろうか?自分の中では正常...続きを読む
  • 殺人鬼 ――逆襲篇
    双子山で暴れたあいつが遂に双子山から降りてきた!!こちらもまた新潮文庫版読んでからの角川文庫版再読。相変わらず殺人鬼は人々の幸せをぶち壊すなぁとある種感心してしまった。そして最後の最後で明かされるが、人殺しがいつの間に入れ替わってしまったのか。再読にも関わらず細かいところを忘れてしまっていたため、気...続きを読む
  • 殺人鬼 ――覚醒篇
    新潮文庫版読んでからの角川文庫版での再読。相変わらずのスプラッタホラーである。以前初めて読んだときは最後まで仕掛けに気づかなかったが今回読むのは二回目であるので、少しじっくり不思議に思ったところは、振り返りつつ読んでみると、そことなく仕掛けに気づくことができた気がする。スプラッタ系は全然大丈夫なので...続きを読む
  • 最後の記憶
    ねえ君。生きているのは楽しいかい。そんなフレーズが何度も何度も繰り返し出てくるこの作品。読んでいる途中から主人公の母親の恐怖を作り出した者が誰であるのか察しはついたが、「バッタの飛ぶ音」が何であるのか、その正体だけが最後まで読むまで分からなかった。個人的には好きな話で、良かったと思う。
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    まーーーじか

    本格的なミステリー小説は初挑戦でしたが、非常に読み応えのある良い話でした。
    動機や主犯などは正解していたのですが、思いもよらない仕掛けがあり、最初から最後まで楽しめる美しい話の組み方だと思いました。
    ぜひ著者の他作品や全く別のミステリにも手を伸ばしてみたいです。
    素晴らしい作品をありがとうございまし...続きを読む
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2
    これほど本格的な本格ミステリーを久々に読んだ。
    ペンキ...足の怪我...髪の毛...読者にも多くの手がかりを与えたうえでの「挑戦状」
    化学物質アレルギーはアンフェアだと言う人もいるかもしれないが、個人的には十分にフェアだと思う。
    服を繋げてロープにして脱出した、っていうの以外当たらなかったが、とて...続きを読む