【感想・ネタバレ】奇面館の殺人(下)のレビュー

あらすじ

すべての登場人物の"顔"は鍵のかかった仮面の下に。幾多の仮面が壁一面を覆う〈奇面の間〉に転がっていた死体は、本当に主人・影山逸史のものなのか。数々の館を手がけた建築家中村青司の手になる奇面館で、名探偵・鹿谷門実の推理の果てに見えたものとは? 本格ミステリを牽引する名手・綾辻行人が放つ「館」シリーズ、読者待望の直球勝負。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わってしまった…

今回は鹿谷も巻き込まれての事件だったので、安心してゆっくり謎解きを楽しみました。
(コナン君は名前だけの登場。寂しい)

下巻はほぼ謎解きパート。

クローズド・サークルで次々と殺人が起きる!みたいなのが好みの方には少し物足りない内容かも。

残すところ、10作目の『双子館』のみとなりました。
大好きなシリーズなので、刊行まで気長に待ちたいと思います。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そういうことかー!だから登場人物一覧みたいなのがなかったのか。
致し方ないとは言え、表札や招待状の宛名をあえて伏せたのはアンフェアな気がするな。
いっそのこと表札は無し、宛名は筆名にして鹿谷も知らない状態にしてほしかった。

謎解きのシーンは論理的で読んでいておもしろい。
ただあとがきの、本格ミステリは人間が描けてないと文句を言われるから顔が見えない小説を云々はどうなんだろうと思った。
本格ミステリでももう少しキャラのハッキリした作品を書く作家さんもいるし、今作だって顔を出さなくてもキャラの区別をつきやすくできたのではないだろうか。
(じゃあ書いてみろよと言われたら大いに困るのだけど…笑)
それに創立百周年の予定が2年押しって、「あー綾辻行人って大御所感出すタイプなんだな」と思ったり。
さて、双子館はいつ??
これまたよくわからないけど、長い年月かけるといいものが書けるものなんだろうか?
年月かければかける程、期待感が高まって完成させずらい気もするけどな。

と、あれこれ思うところはあっても、館シリーズ大好きなんだな。

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2025年10月03日

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久しぶりに鹿谷門実メインの回が来て嬉しかったです。
設定・トリック含めて館シリーズの王道っぽさもあり存分に楽しめました。
綾辻先生お得意のクローズドサークルのミステリーですが、(ちょっと残虐な描写はあるものの)おどろおどろしさはそこまでなく、私の中では割とポップに読めました。
これで館シリーズ9作読破できたので、ラスト10作目を楽しみに待ちたいと思います!

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2025年08月22日

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現行文庫化されているすべての館シリーズを、2年弱かけて読み終えました。
シリーズそれぞれに違って面白いトリックを楽しませていただきました。
シリーズ10作目最後の館シリーズがとても楽しみです。

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2025年08月13日

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ネタバレ

エピローグの鹿谷と日向のやりとりで、
「仮に親しい編集者から、この事件を小説化しましょうと云われたとしても断固、願い下げだなあ。」
にニヤついたのはワタシだけではないはず笑

これがネタバレかどうかは微妙なので一応ネタバレにしておきました。

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2025年02月06日

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今回は鹿谷さんがゆっくりと丁寧に謎解きしてくれたので、大体はすんなりと理解できたのですが、最後の一番のトリックは、すぐには理解できませんでした。ただ読み進めていくうちにじわじわと理解できて、なんていうか、心地がよかったです。じわじわも良いね。今回も面白かったです!

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2024年04月11日

購入済み

いや~、やっぱ館シリーズはいいわぁ~。安定の面白さ! 綾辻さんいつもありがとうございます。次の館、気長に待ってます♡
楽しみすぎる!!

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2020年12月19日

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謎解き、回収が細かくて丁寧だった
これで館シリーズ読破。
次は鹿谷門実と江南(コナンくん)とのベタなガッツリコンビの謎解き読みたいなぁ

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2025年12月07日

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この前『迷路館の殺人』を読んだところだったので、絶妙な読書スケジュールだった。面白くて一気読み。
〈1つの館に閉じ込められて事件が起こる〉って手垢の付いたテーマだと思うのに(著者のシリーズ以外でも)、こんなアイデアどうやって思いつくんだろうかと感心するばかり。
犯人追い詰めるシーンはかなり長くてもどかしかったし、他にも何かある?と期待してしまった。

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2025年11月23日

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ネタバレ

館シリーズ9作目。奇面館の殺人下巻。あとがきにも触れられていたが、集まった人物が皆、同姓同名でほぼ同じ生年月日という設定のため、強引に感じた。しかし、中村青司の館というワクワク感や話の分かりやすさも相まって面白く読めました。鬼丸という暗黒館からオマージュしたと思われる人物についての言及が無かったりと謎のままで終わってしまったので、もう少し説明が欲しかったように思う。

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2025年10月19日

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完結編、全然どうなってるか分からずに読んでいたものの驚きでページを捲る手が止まらなかった。私、結構ミステリー読んでいるものの犯人は当たらないが楽しく読めました。綾辻さんの館シリーズ全て読破したい!

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2025年07月02日

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あっという間に読み終わってしまいました。
流石に面白い!
最後の方展開についていけなくて、え?え?となりながら気がついたら終わってしまったけれど…
また別の館シリーズが早く読みたいです!

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2025年05月10日

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奇面館の殺人。綾辻行人氏の館シリーズの中でも設定が少し面白い趣向が凝らされている。
脱出不可能な館で起きる殺人の顛末と犯人は意外な部分から推測可能なものだった。
読み進めていき、クライマックスに近づくにつれて没入していき、気づいたら全て読み終えていた。

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2025年03月30日

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ネタバレ

犯人分からなかった…悔しい、けど観客としてはとても楽しませてもらった。最後に色々と謎が解けてすっきり。「迷路館の殺人」を先に読んでおけばよかったー!

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2025年02月15日

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大人気館シリーズ
上下巻読んでの感想

まさに叙述トリックとミスリードで構成されている作品
なかなか日本語って難しいね

犯人には若干の同情をせざるを得ない

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2025年01月13日

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えっ、まさかそうきた⁉︎といった感じ。
今回は趣向がこれまでと違っていたように思う。
そして初めから鹿谷さんが登場で、嬉しかったなぁ笑

毎度毎度、驚かされたり感心させられてホントに館シリーズ面白すぎる!
読み切ってしまって寂しさ残ります…

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2025年01月03日

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月並みな表現ですが、面白く気になりすぎて一気読みでした。驚かされること多々あり。エピローグまで興味深く読めました。これで館シリーズは既刊のものは読みました。最終巻に期待です。

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2024年12月25日

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ネタバレ

同姓同名は気がつかなかった。
人物紹介ないのなんでかなと思ってはいたが、そういうことだったのねーとなった。
秘密の通路を使ったのは容易に想像がついた。その時点で、館に精通してる誰かが紛れ込んでるんだろうなとは思った。
秘密の通路は結局何のために作られたのかよくわからず。今回の逃げ道だけのためにあるような。。。
仮面に鍵をかけたのは、負傷したのを隠すためなんだろうなとは思った。

途中でダレることなく、面白かった。
が、誕生日がほぼ同じ影山逸史こんなにいる?って思ったので星4にしました。
あと第一回、第二回の人は特に関係ないんかーい。

面白さ ★★★★☆
意外性 ★★★★☆

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2024年11月25日

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あーん読み終わっちゃったぁ!
読み終わっちゃうよー、読み終わっちゃうよー、と読み終わるのを惜しみながらゆっくり読んだ。
これから私は何を読んだら良いんだ…?
館シリーズ完結の10作目は完結してから一気に読むんだ…今から楽しみ過ぎる…

最後の方は登場人物の特性上複雑なネタバラシ(推理)でちょっと考えながら読んだ。

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2024年10月29日

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ネタバレ

絶対入れ替わりトリックだと思ったのに、さすがに一筋縄じゃいかなかったー!
今回は登場人物紹介がなかったので珍しいな~と思って読み始めましたが、まさかの全員同姓同名だったとは…本編が始まる前から伏線張られてました(笑)
館シリーズは次の10作目で区切りだそうで、早く読みたいですが、終わってしまうのは寂しいです( ߹꒳߹ )

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2024年10月22日

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ネタバレ

かなり不気味な殺人。
死体も、その後の処理も、状況も、、映像だったら私は見られないタイプ。

暗黒館、びっくり館からの奇面館でかなりの王道ミステリー。そしてネタバレは1ページ目からの違和感と繋がってた。なぜ、いつもあるはずの登場人物紹介ページがないのか。これはかなりの違和感だった。最終的に謎解き部分で明かされても、一瞬理解できなかった。メニーメニー影山逸史…

首を切った理由や、指の切断理由はミスリードに見事に乗っかり、今回も何も当てられなかった。。皆が仮面を付けられて、首も切られたら絶対入れ替わり以外ないと思ったが、王道な理由以外も思いつくようにしないと謎解きはいつまで経ってもできない…。それ以外だったらシンプルに顔を隠さなきゃいけない理由と思いつきそうなものなのに。

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2024年09月05日

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ネタバレ

種明かしまではめちゃくちゃ面白く読めた。
最後の推理の披露では、どんな結末なんだ!?とワクワクしながら読み進めていたのだが、結果は、うーーんまぁまぁかなぁ〜という感じ。笑

奇面館3代目の前に2代目がいたというのもそうだし、犯人の決め手が、雑誌のフクロウの色を、奇面館に置いてあった落書きしてある色で言っちゃうってところも、うーん。。
この書き方だと絶対犯人当てられなくないですか!?笑
分かる人いるのこれ?笑
私は推理当てたい派ではないからまぁいいのだけど。
私的には、仮面被った首から奇面館の主人じゃなくて違う首出てくる世界線の方がなんか面白かったかもなぁ〜とも思った。
ただ種明かしまでのワクワクはとんでもなかった。

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2024年08月08日

購入済み

ワシントン

ししや先生視点で描かれるのは、そういえば初めてで、
頭の中、こうなってるのね…。
パズル要素が強く、軽く読むべき作品。
あとがきの作者の狙いや挑戦について読むと、なるほどね、と思った。

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2023年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もっといっぱい死んでほしかった!(倫理観のない感想)
もとい、吹雪の山荘=連続殺人という先入観があったため、犠牲者が一人のみで、下巻は捜査&解決パートに終始する点が若干物足りなく感じた。
とはいえ、驚きの要素や中村青司の館らしいギミックもあり、夢中になって読み進められる作品であった。
『双子館の殺人』の刊行が今から楽しみである。

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2024年08月24日

Posted by ブクログ

あ、あれ?あまりハマらなかったな。。挑戦状がなかったからかヌルヌルと解決編に行ってしまった感があったりとか、事件自体のギミックに期待しすぎちゃったかな。圧巻怒涛の解決編のオビはちょっと言葉が強すぎるのでは。
たぶん事件そのもののトリックというよりは、この本全体に施された仕掛けを楽しむのが正解な楽しみ方かなと。サッカーの1試合で名勝負を期待するのではなく、Jリーグ全体の趨勢を楽しむような。読んでて感じるザワザワとした違和をなんとか究明するような読み方がおすすめかも。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

感覚が麻痺しているのだろうか。驚いたのだが、なにか足りない。それよりも、エピローグにあった一コマから、鹿谷が新月に投げられるシーンを勝手に想像してクスッとしたわたしである。

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

館シリーズ刊行されている最後の巻。
ワクワクしつつページをめくったが、下巻になってからトーンダウンしてしまい、なかなか読み終わらなかった。
いつものように過去⇔現在や外⇔中など切り替えがなかったからだろうか。
場面が変わらない上に状況説明も長く、
単純に飽きてしまっていたのだと思う。
ストーリーはさすがの面白さだっただけにちょっと残念

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

焦らされたけど、丁寧な謎解きパートの没入感はすごい。鹿谷からの問いかけが多く、私達も謎解きに参加しているような語り口。溺れる者は藁をも掴む、そんな動機が垣間見えたストーリー。館シリーズ走破!

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

奇面館では一人しか死ななかったことに驚き。上下巻なので二人くらいは死ぬかと思っていた。なぜ頭部と指を切断する必要があったのか、なぜ仮面をつける必要があったのかについての解答が鮮やかで面白かった。つけている仮面が隠し通路の鍵になっていて、仮面の鍵が見つからず、頭部を使う必要があった。指は抵抗されたときの傷で皮膚などがついている可能性を鑑みて切断。その時にできた顔の傷を隠すための仮面……と、説明されてみれば「そんなことだったのか」と思わされる真実だった。真相は簡単であるにも関わらず、それらが謎の時は大まじめに(仮面つける理由がわからなさすぎる)と思っていたのだから面白い。簡単な理由ほど気づけないものなのかもなと思う。
参加者が同姓同名だったというのは、それは必要か?と思った。驚いたが、犯人を見つけるためには不要な事柄だったのでは?と思った。
暗黒館とびっくり館がパズラー要素がほぼない殺人事件だったので、今回の奇面館はパズラー要素が多く面白かった。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

2012年。
「人間が書かれていない」なる苦情を世間の一部で言われていたことをあほらしく思い、なら仮面をつけてみよう、みたいな発想のようだ。登場人物一覧がないのも、その絡みかな。
そんなにいるか、そんな名前の同姓同名。
仮面早くとりたいよなぁ・・・と他人事ながら思いつつ読んだよ。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

初めて読んだ館シリーズ1作目
上巻の方が盛り上がったな、という感想
読みやすくてちょっとミステリー読みたくなったときに手を出しやすい存在になった
今度こそ十角館読むぞー

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり登場人物が伏せれていたのはそこに意味があったのか!まさか全員同姓同名とは。
しかも今回は殺意をもってして及んだ犯行ではなかったことにちょっと安心。次々と事件がおこることがなかった。
犯人に同情は出来ないけど、運がない人ではあったな。
「やることが・・・やることが多い・・・!」状況になっていたのね。
未来の仮面こと暗黒の仮面の使い方にはゾッとした。
そんなの3日もつけてたら精神が狂うわ。
もし本当に犯人がこの拷問を受けさせられていたとしたら、こうなってしまうのもうなずけるかも・・・。

今回はたっぷりと鹿谷名探偵を浴びたので、しばらくは満足できそう。次回の館がでるまでは余裕で待てます。

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2024年06月16日

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