あらすじ
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた! この“世界”ではいったい何が起きているのか!? いまだかつてない恐怖と謎が読者を魅了する。名手・綾辻行人の新たな代表作となった長編本格ホラー。
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初の綾辻行人の作品はとても読みやすく、ゴシックな雰囲気が漂う作品でした。章題が暦になっており、読者が惨劇を目撃するクラスの一員だと錯覚するような作りになっている。上巻は、主人公が傍観者から奇しくもヒロインの鳴と同類となるところで区切りが着いた。
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久しぶりに再読。
読みやすい文章でスッと物語に入り込める。
所々に感じる違和感、散りばめられた謎、そしてついに始まる惨劇。
いい感じに緩急がありつつ先の気になるストーリーに引き込まれて一気読みしてしまった。
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再読。中学生の頃に本に喰われるんじゃないかってくらい熱中して読んだ思い出。なのに朧げにしか覚えていない内容。2001を読もうとして、改めて本作から全部読み直そうとした次第。
音楽のイントロの様な終わり方をした上巻。ううんなるほど、こんな始まりだったかと思わずにやけてしまう。これで次巻が気にならない人がいるのだろうか?記憶力の悪さを嘆くどころか有難くなるほど、ラストについてささっぱり覚えていないのでまたanotherを0から楽しめるということだ。
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今のところめちゃくちゃ面白い
話の難解さも雰囲気も、自分にぴったりマッチしている
田舎×ホラーの相性が良いね
そこにあの綾辻行人が加わるなら、名作にならないはずがない
初めは超常現象的なものは本当はなくて、黒幕がそう思わせてるだけにすぎないんでしょ、なんて思っていたけど、話の流れ的にそうもいかなさそう
最後の電話の下りを踏まえてメタ的に考えると、死んだ人は主人公本人なのかな?
とにかく続きが気になる
期待を裏切らない!
上巻を読み終えての感想は、これを下巻まで引っ張るつもりなのか?と、少々しつこい引っ張りにうんざりしていたのですが、下巻でまんまと予想がくつがえされて、これぞ綾辻行人!と、うれしくなりました。映画を観てなくて本当に良かった。
Posted by ブクログ
有名タイトルだけどまだ読んでなかった『Another』
ホラーとミステリの融合した作品でめちゃめちゃおもしろかった。さすが綾辻行人氏である。ホラーの展開ながらもミステリの要素があり、読み進めていくとあるところでがらりと状況が変わって「あー!」となるところがある。さすがとしか言えない…。
完全に手のひらの上だった。うわ、そういうことかよ…!と悔しさ半分、騙されていた快感半分ですごくおもしろかった。やっぱりホラーとミステリの両方の要素がある小説は好き
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ホラーは苦手だけど…。
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一。
クラスの生徒たちの様子や雰囲気がおかしい。
その中でひときわ不思議な雰囲気のあるミサキ・メイ。
三年三組には何が起きているのか
感想は下巻読んでから。
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本格ミステリの俊英が描く学園ホラー。夜見北という田舎に転校してきた転校生を巡る過去の事件とクラスに纏わる奇妙の謎が魅力的で、全編に渡って常に何かが起こりそうな不穏な雰囲気を描くのが非常に上手い。病室の死の気配から始まるどことなく寒々しい雰囲気わ、同じ言葉を繰り返す九官鳥や思わせぶりな祖母や叔母、クラスメイトの面々など、ホラーの手つきとして素晴らしく、どこかじめじめとした忌まわしさすら漂っている。上巻の半ばまでは主人公が述懐するほどに思わせぶりな展開が多く、やや辟易としたものの、展開は遅くても怖い描写だけで読ませるあたりは流石の筆力であるとも思う。
設定だけ捉えるとラノベのようでありながら、しっかりと親世代が出てくるのもポイントであり、それ故に突飛な設定でも地に足のついた生活感がある。いないことにされてる謎の少女、ミサキメイは果たして生きているのかいないのか?それとも実は主人公が死んでいるのか?というシックスセンス的な展開を予感させながらも、クライマックスでしっかりとその謎を明らかにするあたりはやはり本格ミステリを手がけてきたが故の、謎に対して明確な解答を出してくれる安心感がある。しかし恐怖は始まりに過ぎず、因習村ならぬ因習クラスとなった中でどのように「災厄」が起こり、どうすれば解決になるのかが気になったまま次巻に手を伸ばすことにする
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サービスアパートの図書室で借りた。
夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた。この“世界”ではいったい何が起きているのか――。
ホラーって書いてあって躊躇してたけど読んでみた。
1998年が舞台。
主人公の恒一だけがなにも知らされなくて、こちらも一緒になって気になりまくる。
三年三組の生徒やその血縁者が亡くなるという超自然現象。
“「それが起こってしまうと――始まってしまうとね、その年の三年三組では毎月、必ず一人以上の死者が出るの。生徒自身の場合もあれば、その家族の場合もあったり。事故死だったり病死だったり、ときには自殺だったり、何かの事件に巻き込まれてしまったり……で、これはきっと呪いだ、なんて云われたりもして」”
“「クラスの人数が一人、増えるの。誰も気づかないうちに増えているの。誰がそうなのかどうしても分からない〈もう一人〉が」”
恒一の叔母の怜子が怪しいとは思ってたけど…三年三組で以前亡くなった人には当てはまらないよな~と思って除外してた!
怜子=三神先生が見抜けなかった!
ヒントは散りばめられていたのに。
同一人物の叙述トリックは、「十角館の殺人」で経験してたのに!悔しい…。
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26年前に飛行機事故で亡くなった
中学3年生ミサキ。
そしてその同じ中学校の同じ3年3組に転校してきた
主人公が同じクラスのミサキ・メイに興味を持ち始めていく。
そしてクラスの生徒、関係者が次々と死んでいく。
みんなが見えないモノが見えるなど、ただの学校の怪談モノかと思いましたが、話が進んでいくとそれ以上の面白さ。
ミサキ・メイの謎は上巻でアッサリ、ネタバレされたが、だから下巻では新たな謎がありそうな予感。
主人公の家族も怪しさを出しながら、下巻に続く。
Posted by ブクログ
やっぱり綾辻行人さんはすごい人なんだなって思った。世間の人が言う、十角館の殺人は、みんないいといい、知念実希人さんの本『硝子の塔の殺人』の中でかなり褒めていて、そんなに凄い人なのか!と。読んでない人が羨ましいという、、、なので、もったいなくて買って読んでない。ならAnotherを先に読んでみようと思った。読んでいて、また忘れて前を見返す人にとっては、伏線回収の説明をきちんとされていて、戻らなくて済む所。話がきちんと整っていて長いのにわかりにくい事がなく、そして話の内容が色々組み込まれていて本当に面白かった!
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とあるVさんにおすすめされた小説
ゆっくりとでも、確実に「何か」が進行していく様がとてつもなく怖い
その「何か」と物語のペースは同じでゆっくりと進んでいってる
序盤に感じた違和感が解明していくのは「はぁ〜!」って感じでめっちゃ怖い。怖さで言うならホラー初心者におすすめぐらいの怖さ。
今まで見たことのない対策とかが成されてるからそこで怖さが倍増してる
下巻も楽しみだ
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わからないから怖いというホラーとミステリー…
土着信仰ではないけど、その土地の限られた空間の…というのがおもろいし好み。
全くわからんくて進まないのが焦ったいけど、代わりに早く知りたくて食指が進む。
後半読まないとわからないけど、前編においては鳴が実態を帯びていく過程がかなり好きだった。
はじめての前後編ある小説を読んでるけど、
状況描写が丁寧だなと思った。
反面物語が進まなさすぎるのがじれったい。
昨日今日で引っ越し前のクソ仕事で大阪往復したから、その新幹線と昼休みで2日で読み終わった。
ページ数が多いのに短い期間で読み切れて引き込まれたしなんだか満足。
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合理と背理の境目にあるような小説だった 作中起きる「現象」について合理的な理由はないんだけど、それを止めるための策はあるって言うのがすごい面白かったし、先生らしく叙述ぎみのトリックで最高だった!
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7、8年前に読んで大人になってから久しぶりにもう一度読んでみた。
前に読んだ時は怖い!って思ってたけど、大人になってから読み返すと、ミステリー要素多めでハラハラするけど面白くて読み進める手が止まらなくなる。
スピード感はそこまで無いけど、退屈しない。
400ページあっという間に読み終わった。下巻を読み返すのも楽しみ。
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安定の綾辻行人さん面白かった。
過去にアニメを見たことがあったけど、三年三組の死者が誰だったかどんどん記憶が曖昧になっていくように、お話自体の記憶が曖昧になっていてびっくり。犯人まで見たのに全然覚えていないものだなぁ。見崎鳴が幽霊なのか実態なのか判明するまでの不気味な感じ、面白かった。下巻も楽しみ。
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アニメで結果を知っているからこそ感じる、作中に散りばめられている伏線。
さすがは綾辻行人先生。
ホラーとしてはアニメ版のほうがオススメなので星4です。
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"館"シリーズを一時休憩して、アニメ視聴済の「Another」に手を出してみた。
アニメ視聴済と言っても10年以上前になるから、新鮮な気持ちで読めるかなと思いきや、
めちゃくちゃ内容覚えてた。
まだ上巻なのに、オチまで思い出してしまった。
そう考えると当時のアニメはよく出来ていたのかもしれない。
とりあえず上巻だけ読んで終わりにするのは気持ちが悪いので、下巻も読んでみる。
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本格ミステリでした。
見事に騙されました。
ホラーだと思って読みましたが、悲惨な描写が多少ありますが、心霊的な怖さはあまり感じませんでした。
それより、入り組んだ物語に引き込まれました。
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昔文芸書で読んだことあるのを、最近になってもう一度読みたいと思い文庫版を購入しました。死者の正体以外はほぼ忘れている自分の記憶力に苦笑…。下巻へのワクワク感を込めて
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大好きな綾辻行人先生の作品です。
Anotherは漫画とアニメですでに鑑賞済みで、とても大好きな作品です。
ホラーミステリと言うジャンルが特に好きなので原作もとても楽しかったです。
Posted by ブクログ
面白かったです!上下巻読み終わりました。上巻は基本的に登場人物の把握、一体何が起きているかの整理、数多の謎の整理、といったところでしょう。真相解明と解決に向け下巻へと!気になってすぐ下巻に突入でした。さらなる感想は下巻の方に記載。
Posted by ブクログ
ミサキ・メイがなんかよかったな(^^♪
事故なのか事件なのか、一体なにが起きているのか・・・。
先が気になって5,6時間で一気に読んでしまった。
下巻へ続く。
ホラーは苦手ですが
純粋なホラーははっきりいって苦手です。ですが、この作品はホラーの要素よりもミステリーの要素のほうが強いと感じて購入しました。上巻だけでも充分引き込まれる強さを感じられました。所々に引っかかている?な部分が下巻でどのように表現されるのか楽しみです
Posted by ブクログ
起承転結の起の部分。
ホラー映画で興味本位で心霊スポットに入って1-2人目の犠牲者が出るあたり。
見崎鳴は実在するのか。
死者は誰なのか。
先が気になる。
2025.0518.12
Posted by ブクログ
これはホラー?ミステリー?
人がどんどん死んでいくのは呪いなのか?
こっから何が起こるのか気になるなぁ。
できれば殺人であってミステリーだったらいいなぁ。
今のところミステリーよりかはホラー読んでる感じだからとりあえず評価は星3で。
Posted by ブクログ
ものの見事に内容失念により、再読。かなり久しぶり。
序盤は謎が多すぎて、うーん?!
ラストあたりまで読まないと、そもそもの疑問は消えない。
下巻へ続く。
※関係ないけど…見崎鳴は、何故か綾波レイを彷彿とさせた。