あらすじ
あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが……クリスマスの夜、ついに勃発する密室の惨劇! 悪夢の果てに待ち受ける戦慄の真相とは!? ミステリーランド発、「館」シリーズ第8弾、待望の文庫化。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
確かに文体がいつもより子供向けな感じがしたり、少年少女向けな感じはあったけど、ちゃんと館シリーズだった。
特に事件が起きてからは、いつの間にか夢中になって読んでしまったほど。
(とにかく、あの暗黒館の後ならばなんだってスキップできるくらい気軽で楽しい作品に感じる 笑)
これ教育上子供に読ませていいの!?っていう箇所もあったけど、自分が少女だった頃を思い出せば、刺激的なミステリーは大好きだったっけ。
あおいが俊夫(の中の梨里香)に取り込まれてしまった終わり方がホラー感が残っていいね。
Posted by ブクログ
館シリーズの中では一番短いのでは?と思うほどすぐに読み終わってしまう内容。他のシリーズ同様、終始薄気味悪さがあり限られた登場人物の中で誰が犯人なのか、分かるようで決定的な描写がなく考えながら読んでいた。細かいところは読者のご想像にお任せします、という感じも良き。
ジュブナイル小説ですが、大人も楽しめると思います。たまにはこういうお話もいいですね。小学生の時に読みたかったなあ~。
やっぱり館シリーズは面白い。やめられない!!
Posted by ブクログ
館シリーズとしてみると評判が芳しくないようだが、所謂これまでの主人公の出番の少なさや、サブストーリーとも言い難い内容への不満なのだろうか。私は本作にも不気味さ、狂気を感じることができ、大変有意義だった。しいていうなら、母がもっとこう、、、
Posted by ブクログ
面白くなってくるまで少し時間がかかったけど、真相がわかってくるにつれて面白くなって行きました。
最後もとても怖かったです。あおいがなんでそんなことに…と不思議でたまりませんでした。
Posted by ブクログ
「館シリーズ」のなかでは異色の作品で、少年の目線から物語が語られる。
ただ、タイトルとは裏腹に全体的な雰囲気はホラーチックで、ところどころ挿入されているイラストも相まってかなり不気味な雰囲気です。
人形がキーワード。
館シリーズも終わりが見えてきた!
『びっくり館の殺人』 綾辻行人
Posted by ブクログ
ストーリーがとても分かりやすく、登場人物も少なくて本当におもしろかった!
これまでのシリーズと一味違う感じで、精神的な不気味さがじわじわと心に入り込んでくるようだった…。
とにかくこの館シリーズは全部大好き!
Posted by ブクログ
前作の暗黒館とは打って変わって、サクッと読めるボリューム。
もともとのテーマが「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」ということもあり、ファンタジーな感じや冒険心をくすぐられるような描写もあり、楽しく読めた。
たしかにこれは小学生が読んでも楽しいと思う。
いろいろなテーマに合わせて表現方法を少しずつ変え、しかし面白さは変わらない小説を書けるのだからやっぱり綾辻はすごい。
小学生から大人まで楽しめる
何の予備知識もなしに、暗黒館の余韻を引き摺りつつ読んだら、
なんだ…急にどうした!?となった。笑
あとがきを読んでコンセプトを知って納得。
小学生でこんなに質の良いミステリに出会ったら、きっと幸せ!!
Posted by ブクログ
一応『館』シリーズにはなるらしいけど・・。まあ『人形館の殺人』と同じく異色の作品ですね(笑)『館』シリーズって感じではないですが(笑)ミステリというよりホラーに近い気がしていしまう内容ですね(笑)最初ミステリーランドで読んだ時は相当不満な作品でしたがさすがに何回か読んで行けば慣れる物ですね(笑)早く次の『館』シリーズ読みたいですね(笑)最近ホラーとかに力入れてしまってる感じでが・・・。
Posted by ブクログ
館シリーズ8弾
暗黒館の後で読みやすかった(^^)
でもついつい、深読みしてしまう(^_^;)
家庭教師が怪しい?
それともお手伝いさん?とか(笑)
辞めちゃったお手伝いさん、もしかして殺された?とか。
鹿谷さんもしっかり登場❢
Posted by ブクログ
館シリーズ、8館目。
あやしい噂が囁かれる洋館、びっくり館。
館に住む少年と友達になった三知也たちが遭遇したある事件。後に明らかになる戦慄の真相とは…?
雰囲気たっぷりの、見ようによってはいかにも何かいわくありげな洋館、通称びっくり館。
びっくり館と呼ばれる謂れはいろいろありますが、私はびっくり館、行ってみたいかも♪
びっくりがいっぱいで楽しそう(*ˊ ˋ*)♡
最初のページを見た時に「え、ホラー?」って思って(ホラー苦手なんです)、読み始めるのに少し勇気がいったけど、ホラー苦手でも全然大丈夫だったε-(´o`)ホッ
ダブルカバーに最「怖」ミステリーと書かれていたので、少し覚悟はしていたけれど…笑
小学校中高生向けに描かれた作品なんだそう。
挿絵も結構入っていて、絵はめちゃくちゃ綺麗なんだけど、私はちょっと怖く感じた…!
子ども向けだけど、シリーズ8作目なので、シリーズ読者に向けた小ネタや、綾辻行人さんの遊び心が感じられる描写が多々あり、読みながら思わずニヤッとしてしまった( ≖ᴗ≖)ニヤッ
真相は当たった部分もあるけれど、当たらなかった部分も予想外の展開もあって…
暗黒館を読んだ後なので、あっさり目に感じたけれど大人でも楽しめた。
本書を読んで思い出したのですが、小学生の時、通学路に廃墟みたいな割と大きな家があって、私たちの間ではお化けが出るとか出ないとか…噂になってたなぁ。
怖いもの見たさで、ちょっと入ってみたかった(´艸`)
でも、もし入ってたら法律違反でしたね。笑
《シリーズ好きな順》
①十角館 ②時計館 ③暗黒館④迷路館 ⑤黒猫館⑥水車館 ⑦びっくり館⑧人形館
✎︎____________
特別な何かが起きるときには決まって、こんなぐあいにいくつもの妙な偶然が重なるものなのだろう(p.14)
法律なんて、しょせんは人間が勝手にこしらえたものじゃないか。
たとえば江戸時代には、「あだうち」という名の人殺しが法律で認められていたのだ。武士には「斬り捨てごめん」なんていう人殺しの特権があった。江戸の昔まで話を戻さなくても、たとえば戦争中には、どんなに敵の兵士を殺しても罪にはならない。時代や状況によって、ああだったりこうだったりする⋯⋯そんなものの中にいったい、どれほどの真実があるというのだろう。(p.94)
Posted by ブクログ
館シリーズぽくなくてびっくり。ミステリーではなくて人怖かな。挿絵はトラウマ級。中村青司の昔の知り合いの件に「おっ!」っと。暗黒館、さすが始まりの館!けどそれだけだった…児童は理解できるかなぁ。
Posted by ブクログ
他の方も書いている通り、子供向けに書かれているため、ミステリとしては物足りない感。
ていうか、近親○姦モノって暗黒館の時も使われてたエピソード…
いくら前作より10年経ってるとはいえ…
ストーリー、構成は大変素晴らしいが、ネタを使い回すのはちと頂けないなと。
Posted by ブクログ
前作の黒猫館のあとがきに、館シリーズ一旦中断と書いてあった通り、だいぶ止まってたっぽく、黒猫のときは1992とかだったのに、今回は2005になってる。たぶん実際に10年以上止まってたんだろうな。
となると鹿谷ももう初老だ。出てくるのか?
お、ちゃんと「Webサイト」とか出てくる。時代が進んでる!
六花町に全身黒ずくめの犯人が… コナンやん!河南は出てこないのに。
あれよあれよという間に、謎解きが勝手に進んでいく。鹿谷は?途中で怪しいおじさんとして登場しただけだ。
犯人もわかり、理由もわかり、トリックもわかり、そして主人公があの街に久しぶりに戻ってきたら、あのときの友人たちと館で偶然再会してハッピーエンド。
…どゆこと?
あとがきを見るに裏もなさそうだし。どゆこと?どうした?10年ぶりで忘れたか?
とにかく館シリーズは毎回新しいなにかを提供してくれて、ミステリーとして面白いかは別にして面白さはあったものの、今回のはさすがにミステリーと言うよりはおとぎ話というか昔話というか。
館シリーズはいつもそこそこの謎と、巨大な謎と2つあるイメージだったのだが(もしくは超巨大な謎ひとつ)、今回はそこそこひとつで終わった感じ。モヤる。
ので、館シリーズ初めての星五ではないなぁ。三かなぁ。
Posted by ブクログ
謎解きに至るまでは設定もよくて読みやすくて評価低めなのに結構面白いじゃん!と思って読み進めていましたが、謎解きパートで(意外な結末ではあったものの)個人的に謎がいくつか残ったままで消化不良感があり、少年少女向けということもあり物足りなさも感じたので⭐︎3としました。
前作暗黒館が重厚な傑作でほぼ謎も回収しきってくれただけにギャップが大きかったのかもしれません。
現在刊行されてる館シリーズもあと一作...!奇面館、楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
子供でも読み易いようにと言った感じが随所に感じられたものの、私が子供の頃に読んでいたら衝撃で夜眠れなくなってただろうなぁ。不気味な挿絵も相まったが凄く読みやすかったです。最後の犯人こわ…。
Posted by ブクログ
物足りなさを感じましたが子どもから読めるミステリーとの事で納得。小学生の時に読んでいたらまた感じ方が違ったと思います。不気味で、挿絵がまたそれを強調していて。
最後もかなり魅入られていて、まだ話が続きそうな。個人的には鹿谷さん不足でした。
Posted by ブクログ
リリカは悪魔の子にして人形、そして俊生。
奇妙な腹話術が、俊生を壊していく。
様々な「びっくり」が仕掛けられたびっくり館で起きた殺人事件。
家庭教師のお兄さん、同級生の女の子、そして三知也の最後はいかに。
Posted by ブクログ
館シリーズ第8作目。館シリーズはこれまでシリーズごとに違ったコンセプトがあり、今作は特に他のシリーズとは異なる面白さがあった。『びっくり館』はあとがきにもある通り、少年少女に向けたものであるため、個人的には少し物足りなさがあったが、これまでにないホラー要素があり、館の図案がないなどページ数も含めてコンパクトにした印象を受けた。
Posted by ブクログ
2006年。館シリーズ9作目、になるのかな。のこり1冊。
これも再読なはず。少年少女向けミステリーランド企画用に書かれている。
兵庫県にある通称びっくり館。びっくり箱がいっぱいあるらしい、恐ろしい事件が起こったらしい。もちろん、中村青司設計の館。じーさんとひよわな小学生少年が住む。少額6年生の三知也が語り手。
びっくり館では数年前にも殺人が。今回も。
ちょいホラーテイスト。
Posted by ブクログ
あやしい噂がささやかれる「お屋敷町のびっくり館」。
小学生の三知也は館に住む、病弱な少年、トシオと友達になる。
びっくり館はトシオと祖父が二人で暮らしていたが、数年前に凄惨な事件のあった屋敷だった。
「十角館の殺人」のドラマを観て、読み直してみようと検索をしたら、この本を読んでなかった!
いきなりのカラーの挿絵、小学生の主人公、いつもと違うなあと思ったら、少年少女向け「ミステリーランド」の1冊とのこと。館シリーズはノベルスで読んできたから知らなかったのかも。
薄暗い館に病弱な少年、気難しそうな白ひげの老人。
大きな腹話術人形に壁に埋め込まれるびっくり箱。
乱歩のような怪しさにワクワクする。
ミステリというかホラーというか、微妙にモヤッとするラストだったけど、このほの暗さは好き。
Posted by ブクログ
不気味でミステリアスな雰囲気が大好き。
だけど、色々な要素が謎のまま物語が終わるので、まぁホラーなお話としては良いのだけど、ミステリーとしては物足りないのかな?
館シリーズならではの大掛かりなトリックはないけれど、これはこれで面白かった。
Posted by ブクログ
ヤング向けなのか挿絵があってビックリ!(笑)
館シリーズにしては仕掛けがおとなしめだった気がしますが、不穏な空気感はシリーズのもの。
しかし、祖父の龍平の腹話術はトラウマ級だと思います。
子どもの時だったら読めなかった作品です(私には)。
Posted by ブクログ
十角館よりは余程好きでした。子供向けに味付けされていて小気味よく物語が進んで大変読みやすかったです。館シリーズを初めて読む方にピッタリなのかも。
あらすじ
転校してきた少年三知也は、学校の人からびっくり館の怪しい噂を聞かされる。その噂を聞き、好奇心からびっくり館の近くを徘徊するうちに館にすむ古屋敷という老人の孫、俊生と友達になる。びっくり館を訪問したり、誕生会に呼ばれたりするうちに仲良くなる二人と三知也のクラスメイトのあおいだったが、クリスマスの夜に古屋敷が死んでしまう…。
読んでいてずっと不吉ながらもどこか惹きつけられる魅力を文章全体から感じていました。乱歩や小林泰三など、ダークで美しい世界観を存分に感じられます。しかもキーポイントとなるリリカの人形。犯人は大体わかりますし、動機も大体わかりますが、それでもつまんないなーとか読むのやめようかなーと思わない素晴らしい作品でした。次は何読もうかな。
Posted by ブクログ
ミステリーランドであり、尚且つ館シリーズでもある本作でした。子供向けの児童書との事ですが、面白かったんですが、子供が読んだらトラウマになりそうな一冊でした。
Posted by ブクログ
もしかして扉絵のリリカ人形は俊生くんだったのかな。前半はリアルな人形に見えたけど、読み終わって見かたを変えたとたんに生々しく感じる。
児童向きとのことで、サクサク読めるけど、途中の挿絵などは子供からしたらトラウマ級じゃない?と思う所もしばしば...。
ダンブル●アっぽいおじいさんの演劇怖すぎ...俊生くんもちょこちょこ不気味で怖かったな。
最後のパーティーに参加してたあおいちゃんも魅入られてる感じがしたね。
全体的に薄気味悪い感じで終わったな。
やっぱり館を見にきてた鹿谷さん。
子供相手に飄々としてる感じとか怪しい人物扱いされてるところとか変わらなくて面白ろかった。
Posted by ブクログ
怪しい噂が絶えないびっくり館と呼ばれる洋館で起こる密室殺人。
挿し絵もあってティーン向けなのかなと思いきや、館の老人の異様な腹話術シーンなど、がっつり館シリーズの不気味さを踏襲してました。
登場人物が少数なので、さくさく読めました
うーん。。。
序盤なかなか読み進めず、後半先が気になり出して一気に読み進めましたが、主人公の予想ばかりで事件の結末を明らかにした感じが、いままでの館シリーズとは違ってすっきりしませんでした。。。
みなさんの考察を参考にしたいと思います。