あらすじ
あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが……クリスマスの夜、ついに勃発する密室の惨劇! 悪夢の果てに待ち受ける戦慄の真相とは!? ミステリーランド発、「館」シリーズ第8弾、待望の文庫化。
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Posted by ブクログ
確かに文体がいつもより子供向けな感じがしたり、少年少女向けな感じはあったけど、ちゃんと館シリーズだった。
特に事件が起きてからは、いつの間にか夢中になって読んでしまったほど。
(とにかく、あの暗黒館の後ならばなんだってスキップできるくらい気軽で楽しい作品に感じる 笑)
これ教育上子供に読ませていいの!?っていう箇所もあったけど、自分が少女だった頃を思い出せば、刺激的なミステリーは大好きだったっけ。
あおいが俊夫(の中の梨里香)に取り込まれてしまった終わり方がホラー感が残っていいね。
Posted by ブクログ
館シリーズとしてみると評判が芳しくないようだが、所謂これまでの主人公の出番の少なさや、サブストーリーとも言い難い内容への不満なのだろうか。私は本作にも不気味さ、狂気を感じることができ、大変有意義だった。しいていうなら、母がもっとこう、、、
Posted by ブクログ
一応『館』シリーズにはなるらしいけど・・。まあ『人形館の殺人』と同じく異色の作品ですね(笑)『館』シリーズって感じではないですが(笑)ミステリというよりホラーに近い気がしていしまう内容ですね(笑)最初ミステリーランドで読んだ時は相当不満な作品でしたがさすがに何回か読んで行けば慣れる物ですね(笑)早く次の『館』シリーズ読みたいですね(笑)最近ホラーとかに力入れてしまってる感じでが・・・。
Posted by ブクログ
他の方も書いている通り、子供向けに書かれているため、ミステリとしては物足りない感。
ていうか、近親○姦モノって暗黒館の時も使われてたエピソード…
いくら前作より10年経ってるとはいえ…
ストーリー、構成は大変素晴らしいが、ネタを使い回すのはちと頂けないなと。
Posted by ブクログ
前作の黒猫館のあとがきに、館シリーズ一旦中断と書いてあった通り、だいぶ止まってたっぽく、黒猫のときは1992とかだったのに、今回は2005になってる。たぶん実際に10年以上止まってたんだろうな。
となると鹿谷ももう初老だ。出てくるのか?
お、ちゃんと「Webサイト」とか出てくる。時代が進んでる!
六花町に全身黒ずくめの犯人が… コナンやん!河南は出てこないのに。
あれよあれよという間に、謎解きが勝手に進んでいく。鹿谷は?途中で怪しいおじさんとして登場しただけだ。
犯人もわかり、理由もわかり、トリックもわかり、そして主人公があの街に久しぶりに戻ってきたら、あのときの友人たちと館で偶然再会してハッピーエンド。
…どゆこと?
あとがきを見るに裏もなさそうだし。どゆこと?どうした?10年ぶりで忘れたか?
とにかく館シリーズは毎回新しいなにかを提供してくれて、ミステリーとして面白いかは別にして面白さはあったものの、今回のはさすがにミステリーと言うよりはおとぎ話というか昔話というか。
館シリーズはいつもそこそこの謎と、巨大な謎と2つあるイメージだったのだが(もしくは超巨大な謎ひとつ)、今回はそこそこひとつで終わった感じ。モヤる。
ので、館シリーズ初めての星五ではないなぁ。三かなぁ。
Posted by ブクログ
リリカは悪魔の子にして人形、そして俊生。
奇妙な腹話術が、俊生を壊していく。
様々な「びっくり」が仕掛けられたびっくり館で起きた殺人事件。
家庭教師のお兄さん、同級生の女の子、そして三知也の最後はいかに。
Posted by ブクログ
あやしい噂がささやかれる「お屋敷町のびっくり館」。
小学生の三知也は館に住む、病弱な少年、トシオと友達になる。
びっくり館はトシオと祖父が二人で暮らしていたが、数年前に凄惨な事件のあった屋敷だった。
「十角館の殺人」のドラマを観て、読み直してみようと検索をしたら、この本を読んでなかった!
いきなりのカラーの挿絵、小学生の主人公、いつもと違うなあと思ったら、少年少女向け「ミステリーランド」の1冊とのこと。館シリーズはノベルスで読んできたから知らなかったのかも。
薄暗い館に病弱な少年、気難しそうな白ひげの老人。
大きな腹話術人形に壁に埋め込まれるびっくり箱。
乱歩のような怪しさにワクワクする。
ミステリというかホラーというか、微妙にモヤッとするラストだったけど、このほの暗さは好き。
Posted by ブクログ
ヤング向けなのか挿絵があってビックリ!(笑)
館シリーズにしては仕掛けがおとなしめだった気がしますが、不穏な空気感はシリーズのもの。
しかし、祖父の龍平の腹話術はトラウマ級だと思います。
子どもの時だったら読めなかった作品です(私には)。
Posted by ブクログ
もしかして扉絵のリリカ人形は俊生くんだったのかな。前半はリアルな人形に見えたけど、読み終わって見かたを変えたとたんに生々しく感じる。
児童向きとのことで、サクサク読めるけど、途中の挿絵などは子供からしたらトラウマ級じゃない?と思う所もしばしば...。
ダンブル●アっぽいおじいさんの演劇怖すぎ...俊生くんもちょこちょこ不気味で怖かったな。
最後のパーティーに参加してたあおいちゃんも魅入られてる感じがしたね。
全体的に薄気味悪い感じで終わったな。
やっぱり館を見にきてた鹿谷さん。
子供相手に飄々としてる感じとか怪しい人物扱いされてるところとか変わらなくて面白ろかった。
うーん。。。
序盤なかなか読み進めず、後半先が気になり出して一気に読み進めましたが、主人公の予想ばかりで事件の結末を明らかにした感じが、いままでの館シリーズとは違ってすっきりしませんでした。。。
みなさんの考察を参考にしたいと思います。