綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ五、六年前に購入して積んでいたものをようやく消化。綾辻行人作品はミステリを手当たり次第に読んでいた時期にいくつか読んだことがあるような気もするが、何を読んだか覚えていない程度。
最近翻訳小説ばかり読んでいたので文章があまりにも読みやすく少し感動した。言葉運びのテンポもいい。描写は比較的さっぱりしており、テーマに反して口当たりが軽く、短編ということも相まって(そして三作品集めても一冊が非常に薄いので)サッと読める。
短編三作からなる連作集。いずれも舞台は同じだが各話に直接的な繋がりはない。
本屋で表紙買いしたため事前情報なく、単なるサスペンス小説のつもりで読んでいたところ、まず一作目の叙述トリ -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリ的な要素も顔を出すが、ジャンルとしてはホラー。
よくわからないままのもの。正体や真実が明かされず、読者の想像に任せるもの(そしてこの部分を各々読者なりの怖い世界に浸れるポイントとしているのだろう)。
しばらく民俗学の本を読んでいたのもあるが、そのおかげでか、そういった点に特に気を惹かれたように思う。
表記しようのない聞いたこともない悪霊の名前、遺跡、呪い、雨が降り続いたときに生贄を思わせる住人の言動。→悪霊は渡来人?遺跡も関係がある?とか考えてしまった。
作中に「この世に不思議なものなどない」と京極夏彦の作を引用していたのも面白かった。
不思議なこと、理不尽なことにも必ず理由があ -
購入済み
小説既読
少女漫画タッチの為、最初は敬遠していたが絵は綺麗ですし、十角館の世界観にマッチしていると思います。あまりにも有名な全てがひっくり返る“あの一行”をコミカライズでどのように表現するのか楽しみです!