綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Anotherと同じ著者なのでホラーめいた雰囲気が巧みに演出されている。序盤のどよどよとした雰囲気の重苦しさに読み進めるのをちょっと躊躇もした。それくらい雰囲気作りが上手い。
けれども物語が進むにつれて明かされる真実だとか、クライマックスの展開だとか、どこまでいっても「Anotherっぽいな」という印象が拭えない。
明かされた真実は確かに意外だったけど、そこもAnotherっぽいから「意外」止まり。特にカタルシスは感じなかった。
とあるミスリードには「おっ」となったけど、それ以外は「Anotherっぽい」の域を超えてこなかった。
ラストの展開はひっそりと不穏の種を秘めている感じ。その終わり方自 -
Posted by ブクログ
ネタバレ架場久茂の兄の名前が、本当に飛龍が殺してしまった少年『マサシゲ』なのであれば、飛龍の病を知っていた久茂がここまで事件を引き延ばした理由は、飛龍自らの死をに期待したからだということができる。
飛龍だけでなく、架場にも、飛龍を殺したいとする心が弱いにしろあったと思う。
館シリーズにこの作品が入っているからこそ、人形館という中村青司が作った館であり、当然隠し通路があるのだろうと考えながら読んでしまう。そこが、この作品のトリックであるといえ、メタ的な要素が組み込まれる、今までの館シリーズとは全く異なるものだった。
電話線が母屋が燃えたことで切れているのにも関わらず、島田に電話できているとい