綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
犯人・トリック・動機まで、途中でほぼ見えてしまい、自分にとっては“答え合わせ”の読書に近い感覚だった。
“「本格ミステリ度」の高いーつまりは与えられた手がかりから論理的に真相を導き出すことが可能なーものを”
“「やさしすぎる問題」として映るかもしれない”
と解説で作者自身が述べている通り、「本格ミステリ」としてフェアに手がかりが提示されているからこそ、そういう読み方も作者の想定内なのだと思う。
一方で、現代の複雑化したミステリに触れてきた身としては、当時は革新的だったであろう構造もどこか既視感があり、驚きという点ではやや物足りなさは感じた。
とはいえ、論理的に真相へ辿り着ける“本格”のフ -
Posted by ブクログ
館シリーズ第6作品目。読む前は、猫がたくさん出てきて犠牲になるのが猫だったらどうしようと心配していたけれど、そういうわけではないのでそこは安心して読んで大丈夫でした。
記憶喪失になった人の手記を頼りに、過去の事実に迫っていくのだけれど、、、なるほど、、、違和感を感じる部分は確かにあったけど気付けなかった。
そして、「善良な一般市民の倫理ってやつにも、最近は少々うんざりしているものだから」という島田さんのこの感覚がなんとも好きでした。
最後にあとがきで、次の館シリーズとなる第7作目の「暗黒館の殺人」について、綾辻行人先生が~ちょっと気持ちを切り替えて、ある種の覚悟を決めてお読みいただきますよ -
Posted by ブクログ
いよいよ、この巨編にたどり着いた。
本巻は、物語を大きく動かすというよりも、雰囲気をじっくり味わう印象だ。
とはいえ、水車館の頃から気になっていた“絵”の存在や、コンディションは最悪だが河南くんの関与があるため、静かな進行であってもこれまでの館の流れを感じて引き込まれる。終盤の“宴”には、良からぬ想像をあれこれ掻き立てられた。
現時点では、読者に挑戦するような明確な謎が提示されているわけではない。それでも、河南くんが果たす役割や、中也氏が辿る運命については気になる点が多く、伏線がたくさん張られている感覚がある。
派手な展開は控えめだが、その分、これからの期待が高まっていく巻だった。すぐに二巻