綾辻行人のレビュー一覧

  • 深泥丘奇談・続々

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    ネタバレ

    「――ような気がした」という主人公が良く使うフレーズには隔靴掻痒の感があり、相変わらず居心地の悪さを感じる。

    曖昧模糊として捉えどころのないストーリーがこのシリーズの特徴ではあるのだが。

    今回の作品にはゾゾゾと背筋が寒くなるような怖さはあまり感じられなかったが、著者の自虐的ネタがいくつか見受けられ、ニヤリとした。

    お気に入りは終盤の2作品。

    『猫密室』は、周囲を何百匹、何千匹の猫でびっしりと埋め尽くされた一戸建ての家で死体が発見されるというミステリのプロットを主人公が思いついたという作品だが、これは是非綾辻氏に実際に書いてほしいと思った。だって「その猫たちにはまったく人に踏まれた形跡が

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    2019年11月04日
  • 深泥丘奇談・続々

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    なんとも不可思議な京都を舞台にした連作短編。これが最終巻のようです。書くのは相応に大変そうですが、ネタさえあれば続けられてしまうシリーズだけに、区切りは必要なのかもしれません。
    今回読んでいて感じましたが、panpanyaさんの漫画と相通ずるものがありますね。

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    2019年09月01日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    十角館の殺人

    綾辻さんのデビュー作と言ったらこれ。
    高校の時、初めて読んで再読したく買いました。



    アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」がモデルかな?
    特に、読んだ当時は記述トリックといものを知らなかったので、これは騙されたという作品。

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    2020年04月26日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    僕を見つけて
    誘拐されたと自分で通報した少年

    菊の塵
    明治四十二年元軍人自害の謎

    ゴースト・トレイン
    雑誌の企画で赤川次郎の幽霊列車の続編として連城三紀彦が書いた短編

    白蘭
    戦後の大阪芸人

    他人たち
    他人のような家族

    夜の自画像
    一枚の絵の真実

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    2019年07月16日
  • 深泥丘奇談・続

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    なんかこのもやーっとした、ゆるいホラーってかんじがくせになる…
    「心の闇」手術で取り出せるものならいいよねえ…食べたら美味しいのか…

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    2019年04月12日
  • 深泥丘奇談

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    ネタバレ

    これは深く考えないで読んでいいはなしなのかな…
    ミステリっぽいのもあるけど、ふつうに不思議なはなしとして楽しんでいいものなんだろう。
    「深泥丘魔術団」の最後がとても気になる。

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    2019年04月12日
  • 眼球綺譚

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    とても不思議なお話がいくつか詰まっています。
    綾辻行人先生の、「深泥丘奇談」が好きと言う方には積極的にお勧めしたいです。
    不思議な話は読みたいけれど、意味がはっきりわからない話は読みたくない、と言う人にはあまりお勧めしません。

    私は中でも「特別料理」の話が好きです。
    読む前に戻ってもう一度お話に引き込まれたい気がします。

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    2019年01月09日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    最初からどんでん返しが用意されていることは
    分かっているので、その部分は期待するところではなく
    どういうどんでん返しになるのか、
    それよりも途中で語られている何気ない描写に
    その時きづくことができたか、なども楽しめる。
    推理ものとおもって読み始めたら
    いきなりホラーな感じで、ユーモア、悪夢、
    もちろん謎解き、コンパクトながらも
    ぎっしり詰まった感じの物語を様々楽しめた。

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    2018年08月30日
  • Another エピソード S

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    Anotherのスピンオフ。
    死の色が見える義眼を持つ見崎鳴が、自分の死体を探しているという幽霊に会い、共に死体探しをする。
    この物語は見崎鳴が主人公かと思いきや、話の大半は賢木晃也の幽霊目線で語られる。

    本編のAnotherはホラーだが、こちらはホラーというよりはミステリー。本編よりはインパクトが弱くてさらりと読めると思っていたら、最後にやられた。すっかり騙された。

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    2018年06月07日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    ミステリーにそんなに興味はないのだけど、「日本語が美しい」と方々から噂に聞く連城三紀彦氏。飛行機移動のおともに、さくっと読めそうな短編をチョイス。

    噂に違わぬ美しい日本語!美しすぎて、読んでいる間めっちゃ幸せだった。私もこういう日本語を使える人になりたい…
    「ゴースト・トレイン」と「白蘭」がよかった。「他人たち」もよかったけど、いやそんな風にならんやろ!と心の片隅で思ってしまったので…短編でミステリーって、すごく難しいんだろうと思うけど、すべてがおさまりの良い仕上がり。趣の違うミステリー短編を多数生み出している作家さんなんだな、というのを改めて認識。

    1作目と比較すると、恋愛小説的な要素の

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    2018年04月01日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

    ネタバレ 購入済み

    十角館が面白かったので2作目のこちらも購入し、先程読了しました。
    クローズドサークルの中で次々と登場人物が殺されていく、次に殺されるのは誰なんだ…?誰が生き残るんだ…?と言う緊張感の中で物語が進む十角館とは違い、今作は主に過去に起きた事件を紐解きながら現在に結びついていくと言う流れのため、1作目と比べると非常に淡々と話が進んで行く印象を受けました。
    また、今回は状況的に考えて被害者を「消せる」のはあの人物しか居らず、憶測でしかないが恐らくあの人物も共犯だろうと言う目星は付いていたので犯人が当たった時はニヤリとしたものですが、入れ替えが2回起きていたとまでは考えが至らずなるほどそういうことか

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    2018年01月27日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    ネタバレ 購入済み

    舘シリーズは有名なので流石に名前は知っていましたが、読んだことはありませんでした。
    ですがふと推理小説が読みたくなり、評判の高い今作を購入しました。
    亡くなった中村氏やその弟は犯人としては在り来りですし、本土の登場人物が皆本名で描写されているのに対して島にいる学生の本名は頑なに出てこない(結び付けさせない)辺りに何かヒントがあるのだろうとまでは思いましたが、それでも他の皆さんのコメントの通りあの一文は驚きました。
    いや、他の学生より先に島に来ていると言う点では少し怪しいとも思ったのですが、この人物の描写を見て違うのかなと感じてしまいました。
    冷酷で残忍な犯人、と言うイメージに縛られてい

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    2018年01月28日
  • 暗黒館の殺人(四)

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    ネタバレ

    ★限りなく5に近い4.7くらい

    十角館からここまでが、ひとつの物語と思えた

    綾辻さんの作品は人物よりもトリック重視なので
    ひとりひとりの物語は詳しく書かれてないことが多かったように思う
    今回はそれが掘り下げられて、満足!
    読むまでは長いと思ったが読み始めると引きこまれ
    苦にならなかった

    個人的には玄児のすり替えに驚いた
    玄遙の子 玄児 名前に隠されていたじゃないか
    あとから繋がっていく
    十角の次に好きなのが暗黒となった

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    2026年02月05日
  • 連城三紀彦 レジェンド2 傑作ミステリー集

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    連城氏を敬愛する4人のミステリ作家が選んだ傑作短篇集の第2弾。
    第1弾は逆転の構図に驚いたり唸らされた作品が多かったが、今回は氏の才能の幅広さを感じさせる作品集になっていた。驚きは若干減ったが、その分シブい。そして憎いほど巧い。ミステリも文学なんだなあと改めて思った。

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    2017年11月15日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    十角館の殺人

    何となく後回しにして、結果、積本化してたけど…。もっと早く読んでおけば良かった‼︎後発の他の作品で同じ系統のトリックを使ったものを先に読んでいたので、驚きは半減してしまった。勿体無い…この本ほど鮮やかのものは中々無いというのに。この本の紹介でよく聞く一文、『衝撃の一行』とは良く言ったものだと思う。デビュー作だけあり、鼻息の荒さがモロに感じられる。それがまた心地良い。

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    2017年10月10日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    ネタバレ 購入済み

    ようやく騙されなかった

    館シリーズを順に読み4作目。
    ビリーミリガンや失われた私を読んでいたおかげか、ようやく騙されずに済みました。
    でも島田さんすらがもう1人の人格であるのは気づけなかったなぁ…。

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    2017年09月22日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    自薦のアンソロジー。有栖川有栖「書く機械」と東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」は再読。法月綸太郎「カニバリズム小論」はずっと教科書のようにカニバリズムについての話が続いて嫌になったけど、最後は面白かった。これぞどんでん返しか。旅のお供には気軽に読めて良かった。

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    2017年09月09日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    1986年、晩秋。劇団「暗色天幕」の一行は、信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」を訪れる。冷たい家人たちの対応。邸内で発生する不可思議な現象の数々。見え隠れする何者かの怪しい影。吹雪で孤立した壮麗なる“美の館”で舞台に今、恐ろしくも美しき連続殺人劇の幕が上がる!

    【感想】

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    2017年08月06日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    絶対的な安心感で読めるのが綾辻先生。

    文章の美しさもとても好みだし、フーダニット系の作品はたまらなく面白い。

    綾辻先生の作品だったから、館に何らかのトリックが??とか深読みしすぎてしまって、犯人探しは大ハズレ(笑)

    それぞれのトリックを自分なりに考えてみるのもとても楽しい時間だった(*^^*)

    綾辻先生の作品は、どれも本当に面白いなぁ~。

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    2017年07月08日
  • 奇面館の殺人(上)

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    ネタバレ

    〇 概要
     鬼面館の主人「影山逸史」が主催する奇妙な集いに,6人の客が招かれる。季節外れの大雪で館は孤立。そして,頭部と両手の指が消えた死体が発見される。関係者の大半は,鍵の掛かった仮面を被らされて素顔が見えない。前代未聞の状況の中,探偵鹿谷門実が真相を解き明かす。

    〇 総合評価 ★★★★☆
     よくも悪くも綾辻行人らしい作品。登場人物が全員「影山逸史」だったことが分かるシーンはインパクト抜群だし,2代目と3代目の「影山逸史」を混同させる叙述トリックもさすが。作中の殺人の「死体の首を切った」意味が,死体の首がつけてた仮面が,館の秘密の通路を開くためのカギだったという点も独創的と言える。半面,登

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    2016年12月18日