綾辻行人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
続いて、七月から八月にかけての三年三組に続く災厄の出来事。
実は私は、間違えて『アナザー2001』から読んでしまいまして。間違えたというより、「それだけでも楽しめるだろう」と安易に読んでしまいまして。上巻を読んだ時点で、やはり原点から読まなければ落ち着かないと思い、三年三組の災厄の始まりへとやってきました。
初出は『野性時代』連載。
学園ホラーでありミステリーでもありますが、単なる怪談ではなく、大人(ただし昔中学生だった事がある)が読んでも十分に楽しめるホラーだと思います。たとえ土瓶さんの評価が★2であったとしても、であります。
もし恐怖だけで押し切る作品なら、これはそのままホラー小説として収まっていたのかもしれないのですが、綾辻行人氏は ミステリー部分も残し安心して読めます。端正な文章も魅力ですね。
そして何より、この『Another』を読んだことで、『Another2001』がますます不可解になってしまったという結果に。
やはり、これは そこが ホラーなのだ。
-
Posted by ブクログ
「館シリーズ」が大好きなので、その綾辻さんの作品なら!と期待値高めで読み始めました。が、正直「思ってたんと違った……」というのが率直な感想です。
グロい系のジャンルは好きなので楽しみにしていたのですが、今作の方向性は自分が求めていたものとは少し違いました。展開やオチも「なんだそれ、、」と脱力してしまい、綾辻さんの綺麗な伏線回収を期待していた身としては、かなり置いてけぼり感を食らってしまいました。
続編(逆襲篇)とセットで買ってしまいましたが、今のところどうも読む気分になれないです。
館シリーズのような緻密な本格ミステリを期待して見るとあれ?となるのでこれから読む方は、全く別のジャンルのエンタメ作品として割り切って読むことをおすすめします。 -
Posted by ブクログ
内容に関しては本当に、あらすじ通り・帯通りの期待を裏切らない血湧き肉祭りであり、そしてまた何とも先生らしい演出・展開祭りですので、何かもう、作品としてこれ以上ってあるのかなと思ってしまうぐらいには完成されてますよね。すごい球体を見てる感じです。すごい球体っていうのはたとえばある美術館にあったのですが、完全な丸のデカいオブジェでした。何を思えというんですか、それを見て、我々は。すげーマルだな以外ないですよ。ただただすげーマルなんですよ。そういうことです。
とにかくね、あとがきの良さを俺は訴えたい。涙出そうになりました、あとがき読んで。だからみなさんにも絶対読んでほしいです。素晴らしいな、本当に綾辻先生は。人間が素晴らしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ期待してたほどホラーでもグロでもなかったな、という感じ。叙述トリック自体はたしかに驚きはあったが、「あ、そっか」くらいの驚きだったので、「迷路館の殺人」などで感じた驚きに比べるとそうでもなかったな、という感じ。
もっとグロくてもっとホラーかと思ってたから期待値上げすぎてたかな、と思っている。
鳴と恒一の関係を特に好きとまではならなかったのもあり、こんな話だったのか、って感じだった。ここでキャラ萌えできたらもうちょい評価変わってたんだろうな~。
人がバタバタ死んでいくわりに追い詰められてくるような恐怖とかをあまり感じなかった、気がした。