綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレミステリー愛好家のランキングで1位を獲得していたのを見かけて以来、気になっていた。
「一行ですべてがひっくり返る」という触れ込み通り、あの一行のインパクトが凄まじく、ページ捲るとあの一行だけがある構成も込みで素晴らしい!
叙述トリックってこういうことかと脱帽する、お手本のような作品だった。
ただ気になったのが、犯人本人が冒頭で自虐していたような「計画の杜撰さ」
犯行があまりにも行き当たりばったりだし、何よりどうせ皆殺しにするつもりでボートで本土と島を行き来するなら同行するふりせず初めから外部犯でいた方が良くない?って思ってしまった。
たとえば6人が島に向かう船上で漁師に「先に1人上陸している -
Posted by ブクログ
ネタバレあやしい噂がささやかれる「お屋敷町のびっくり館」。
小学生の三知也は館に住む、病弱な少年、トシオと友達になる。
びっくり館はトシオと祖父が二人で暮らしていたが、数年前に凄惨な事件のあった屋敷だった。
「十角館の殺人」のドラマを観て、読み直してみようと検索をしたら、この本を読んでなかった!
いきなりのカラーの挿絵、小学生の主人公、いつもと違うなあと思ったら、少年少女向け「ミステリーランド」の1冊とのこと。館シリーズはノベルスで読んできたから知らなかったのかも。
薄暗い館に病弱な少年、気難しそうな白ひげの老人。
大きな腹話術人形に壁に埋め込まれるびっくり箱。
乱歩のような怪しさにワクワクする。
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Posted by ブクログ
角川ホラー文庫が1993年創刊されて
その30年の遺産とのこと
90年代から現在までの最強セレクション短編8編
選ばれたただけあって半分は既読作品でした
「再生」 綾辻行人 1993年
さすが綾辻さん、女性も魅惑的に書かれます
再生するのはそっちね
「夢の島クルーズ」 鈴木光司 1994年
リングの一連読ませていただきました
この作品も映画化されているらしい
はっきりと出てこないけど
そんなことありそうな生々しさ
仄暗い水の底からの一編
「よけいなものが」 井上雅彦 1983年
ショートショート
私なら老化かもしれない
「五月の陥穽」 福澤徹三
これは既読でしたが 現実の事故でビルの隙