綾辻行人のレビュー一覧

  • 黄昏の囁き 〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    囁きシリーズ3作目。「ねえ、遊ぼうよ」がリフレインして頭に植え付けられる。
    前2作に比べると場面が通常の街なかなので閉塞感というか、追い詰められる怖さはあまりないので、比較的読みやすいかも。
    ただ犯人は予想できなかった。。。

    0
    2025年03月17日
  • 暗黒館の殺人(二)

    Posted by ブクログ

    いよいよ話の流れが動き出したかな…という2巻。
    メインの事件も気になるが、それ以上に暗黒館を取り巻く謎や疑問が濃い。
    登場人物も多いから、それぞれの人物に対する謎も多い。メモをしながら読んでますが、お陰で何とか頭の中を整理しつつ進められていて、2巻になっても面白さは継続されてる気がしました。

    やはり気になるのは「肉」ですが、どうしても八百比丘尼が脳裏の隅っこに浮かんでしまう…。真相はどうなのか?気持ちの勢いはそのままに3巻に入ります!

    0
    2025年03月07日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

    Posted by ブクログ

    本格ミステリとしての体裁を保ちながら、幻想的な美しさを感じる物語は、綾辻さんの真骨頂と言えそうです。

    館シリーズではありませんが、醸し出される雰囲気から、シリーズの番外編と表現しても、それほど的外れではないように感じました。

    後に発表される『暗黒館の殺人』にも通じるものがありそうで、初期の代表作のひとつと称されるのも頷けます。

    0
    2025年02月25日
  • 暗黒館の殺人(一)

    Posted by ブクログ

    様々な出来事は起こりつつも全然まだまだ序盤!という感じ。それでも先が気になる面白さ。
    トータルするとかなりの鈍器本になるので、初めてメモをしながら読んでいます。
    それだと頭の中を整理しながら読めるから話の流れと時系列も把握しやすいです。
    読む前に小耳に挟んでた「ダークファンタジー色が濃いめ」は確かに否めませんが、全然許容範囲でそれどころかそれが良い味付けになってて引き込まれます。
    思いの外この先もサクサク読めそう。

    0
    2025年02月23日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

    Posted by ブクログ

    およそ十年ぶりの再読です。

    上巻では主に、舞台となる霧越邸の意匠や、収集品などについてのエピソードに重点が置かれています。

    場合によっては少々退屈する展開かもしれませんが、この数々の描写が物語の幻想性と、霧越邸が持つ存在感を更に高めている、そんな印象を受けました。

    物語の雰囲気を楽しみながら、下巻へと進みたいと思います。

    0
    2025年02月22日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった、し、回想のお姉ちゃんてそっち?!とかそう来るんだ〜〜?!という驚きもあったけれど。
    迷路館といいこの作品といい、ちょっと生理について神格化というかなんというか、ああ当事者ではないんだなこの人は、という男性感のある書き方でちょっと辟易しました。本編とはあまり関係のないところだけど。

    0
    2025年02月21日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    伏線を見逃すまいと必死に読んでいった結果…
    結局犯人はわからない笑。わからないなりにも予想しながら読めるし、内容も複雑ではないのでとても読みやすい作品。今年は館シリーズ制覇が目標。

    0
    2025年10月19日
  • 深泥丘奇談

    Posted by ブクログ

    起こっていることは怖くないんだけど、オチのない不気味な話がずっと続いてカロリーが高い。
    「えっ知らないの?常識よ?」と言ってきたら信じざるを得ない連中ナンバー1・2であるワイフと医者が怪しげなことを次々信じさせようとしてくる。それが怖い

    0
    2025年02月14日
  • 眼球綺譚

    Posted by ブクログ

    全七篇の短編からなる怪異幻想小説。
    特有の世界観から編み出されるお話の数々が、まるでその別次元に入り込んでしまったかのような不気味な雰囲気を漂わせる。

    『再生』『特別料理』が好き。

    0
    2025年02月11日
  • 十角館の殺人(1)

    匿名

    無料版購入済み

    この作品でしか登場しないのが悔やまれるほど、エラリイがすこぶるイケメンである。個人的には、河南くんは原作準拠してほしかった。

    0
    2025年02月09日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリー愛好家のランキングで1位を獲得していたのを見かけて以来、気になっていた。
    「一行ですべてがひっくり返る」という触れ込み通り、あの一行のインパクトが凄まじく、ページ捲るとあの一行だけがある構成も込みで素晴らしい!
    叙述トリックってこういうことかと脱帽する、お手本のような作品だった。

    ただ気になったのが、犯人本人が冒頭で自虐していたような「計画の杜撰さ」
    犯行があまりにも行き当たりばったりだし、何よりどうせ皆殺しにするつもりでボートで本土と島を行き来するなら同行するふりせず初めから外部犯でいた方が良くない?って思ってしまった。
    たとえば6人が島に向かう船上で漁師に「先に1人上陸している

    0
    2025年11月29日
  • びっくり館の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あやしい噂がささやかれる「お屋敷町のびっくり館」。
    小学生の三知也は館に住む、病弱な少年、トシオと友達になる。
    びっくり館はトシオと祖父が二人で暮らしていたが、数年前に凄惨な事件のあった屋敷だった。

    「十角館の殺人」のドラマを観て、読み直してみようと検索をしたら、この本を読んでなかった!
    いきなりのカラーの挿絵、小学生の主人公、いつもと違うなあと思ったら、少年少女向け「ミステリーランド」の1冊とのこと。館シリーズはノベルスで読んできたから知らなかったのかも。
    薄暗い館に病弱な少年、気難しそうな白ひげの老人。
    大きな腹話術人形に壁に埋め込まれるびっくり箱。
    乱歩のような怪しさにワクワクする。

    0
    2025年02月06日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

    Posted by ブクログ

    角川ホラー文庫が1993年創刊されて
    その30年の遺産とのこと
    90年代から現在までの最強セレクション短編8編
    選ばれたただけあって半分は既読作品でした

    「再生」 綾辻行人 1993年
    さすが綾辻さん、女性も魅惑的に書かれます
    再生するのはそっちね

    「夢の島クルーズ」 鈴木光司 1994年
    リングの一連読ませていただきました
    この作品も映画化されているらしい
    はっきりと出てこないけど
    そんなことありそうな生々しさ
    仄暗い水の底からの一編

    「よけいなものが」 井上雅彦 1983年
    ショートショート
    私なら老化かもしれない

    「五月の陥穽」 福澤徹三
    これは既読でしたが 現実の事故でビルの隙

    0
    2025年02月02日
  • 7人の名探偵

    Posted by ブクログ

    2017年。アンソロジー。
    「水曜日と金曜日が嫌い」これは既読。麻耶さんの首にへびが巻いてあるのは何故?
    「毒饅頭怖い」山口雅也。パンク探偵、完読できなかったんだよなぁ。
    「プロジェクト・シャーロック」我孫子さんは初読。もうゲーム界にいるのかな。
    「船長が死んだ夜」火村さん&アリス。これはせつないね。
    「あべこべの遺書」のりりん。
    「天才少年の見た夢は」歌野さん。
    「仮題・ぬえの密室」トリは綾辻さん。のりりん、我孫子さんと集まり、自宅で嫁とともに語らう。京都ってミステリー好きがいっぱいいていいね。

    0
    2025年02月05日
  • 十角館の殺人(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説を読み、ドラマも観てから読み始めた。
    メイン級キャラの性別が変わっていたり、ストーリーの流れなど少し原作と違うところもある。
    キャラのビジュアルが解釈一致で助かる。

    0
    2025年01月28日
  • 暗黒館の殺人(一)

    Posted by ブクログ

    まだ全然序盤な感じ!でもこれだけ飽きずに追っていけるんだから書き方がやっぱりすごいなー。語り手の移動、こんな書き方があるのかとびっくりした……。伏線いっぱい張られてるんだろうな……すごいな………。

    0
    2025年01月23日
  • びっくり館の殺人

    Posted by ブクログ

    不気味でミステリアスな雰囲気が大好き。
    だけど、色々な要素が謎のまま物語が終わるので、まぁホラーなお話としては良いのだけど、ミステリーとしては物足りないのかな?

    館シリーズならではの大掛かりなトリックはないけれど、これはこれで面白かった。

    0
    2025年01月20日
  • 自薦 THE どんでん返し

    Posted by ブクログ

    多種多様な作風を楽しむにはうってつけだが、どんでん返しが待ってるというよりは奇妙な話が集まっている印象。
    タイトルと内容の不一致を感じる一冊。
    私だったら、「少し奇妙なミステリ短編集」というタイトルにする。

    0
    2025年01月02日
  • 暗黒館の殺人(一)

    Posted by ブクログ

    館シリーズ7作目。暗黒館の殺人の第一巻。今後のストーリー展開に向けての伏線を張ったような回だった。暗黒館というだけであって、これまでの館シリーズと比べると主にキャラクターの設定の部分で暗い雰囲気を感じました。またストーリーには直接関係ないが、これまでの館シリーズで登場した人物や設定などが再登場し、ファンサービスが豊富で面白かったです。

    0
    2024年12月26日
  • 7人の名探偵

    Posted by ブクログ

    十角館の殺人から30周年を記念して7人の作家に書き下ろされたアンソロジー。いずれも、なんだかその辺にありそうな、なさそうな、本格ぽくもあって、さらりと軽く読める、そんな作品が集まり、メインディッシュのような前菜のような1冊となっていた。

    0
    2024年11月27日