綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。
アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。
今回しっくりきたのは三津田信三『集まった四人』、小池真理子『山荘奇譚』。
山あいの怪談が気分だったのかもしれない。
ーーーーー以下ネタバレーーーーー
三津田信三『集まった四人』
これ絶対アカンやつ!という序盤の電話シーンや神社絡みの伝説から期待膨らむ。知らない者同士で曰く付きの山に行くとか嫌やなぁ...。山あいに -
Posted by ブクログ
ネットでみかけたオススメから読む。
綾辻は十角館しか読んだことがなく、あまり詳しくない作家。
新本格と呼ばれる京大ミステリ研グループ作家たちのほぼリーダー、というイメージ。
いろんなお嬢様が出てくるお嬢様学校でのミステリ、ということでワクワク読む。
殺人系クララ白書である。
はじめはその分厚さには驚いたが、一行ずつが短いので1時間半ほどで読み終える。
読み終えて。
えー、犯人って⚪︎子じゃなかったんかー。
ちらちらと怪しく描かれているし、読者をびっくりさせるには、⚪︎子か××が犯人かと思ったけど、そうきたのかー。
たしかにあの子達がいなければ、その次にはあやしい人物だったかも。
うーん、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ犯人に関してのどんでん返しはまさかそっちか!とまんまとしてやられた。
動機に関して尾関の姉が元教主の光子だとか?と思って読み進めていたらそっちの方と因縁があるのね。
所々怪しいと思っていた映美のバックボーンはなるほど。
トリックに関しては、冒頭のロープ、寝袋うんぬんで方法はわかったもの、物理苦手過ぎてF=maのあたりははえー、そうなんだ…で正直ピンとはこなかった(笑
最後の種明かしからの自殺辺りが若干チープにも感じたが、きちんと細かい描写の伏線回収もされていて、明日香井家のキャラクター達が若干漫画、ラノベっぽい?設定しているもののキャラが立っていて読みやすい作品だった。
2025.052 -
Posted by ブクログ
いかにもグロテスク表現がふんだんに盛り込まれていそうな、奇怪なタイトルに惹かれて。
短編集はこれまでいくつか読んだが、いまいちどれも刺さらず、
それならばと個人的"ハズレ無し作家"である綾辻行人の短編集を読んでみた。
特徴としてはどの短編にも「由伊」という名前の女性が登場するが、すべて別人である(と解釈できる)。そしてその女性の近いところ、あるいは女性自身に事件が起こる…といったところ。
話に繋がりがありそうで無い、みたいなモヤモヤ感のせいか、いまいちのめり込めず。
結果的に私の短編への苦手意識がより高まってしまう形に…
そろそろ『暗黒館』に手を出すか…
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Posted by ブクログ
ネタバレ全体を通して見ても部分部分を見ても面白いのは間違いないのだが、二千ページを読まされた末のオチがこれかぁ〜と思うと褒めきれないのが正直なところだ。
構造がかなり複雑で理解するのにてこずる。というよりいきなりファンタジーで片付けられて困惑しただけかもしれないが。
読者を騙すために沢山用意された"偶然の一致"に対する説明が全部ファンタジーで済まされるというのはアンフェア極まると思う。全てが作者の匙加減過ぎて整合性がないため考える価値がなくなるのだ。
"視点"の構造そのものややっていること自体は新鮮で面白みがあったが、肝心のオチがこれでは肩透かしを喰らって -
Posted by ブクログ
ネタバレ・どんどん橋、落ちた
犯人は猿のエラリイ、登場人物を人間だと思わせる叙述トリック
・ぼうぼう森、燃えた
犯人は人間のタケマル。一作目とは逆で、タケマルがオオカミだと思わせる叙述トリック
・フェラーリは見ていた
フェラーリ=車と思わせる叙述トリック。本当は馬。犯人は元の飼い主鈴木さん
・伊園家の崩壊
かのサザエさんを模倣した作品。個人的に1番好き(こんなサザエさんは嫌だ的な視点から)犯人は不在。笹枝と若菜の自殺。薬をやっているサザエも、下半身がないワカメも、虐待嗜好なイクラちゃんも嫌すぎる。
・意外な犯人
犯人はカメラマンの綾辻行人自身。あとがき曰く、本文中に出てく