綾辻行人のレビュー一覧

  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    Anotherとは違い、スプラッターに振り切ったホラー。13日の金曜日の日本版。続きが気になって1日で読んでしまった。

    こんなにも残虐で、一切の希望も一片のチャンスもなく、絶望しかない本は知らない。
    自分だったらと思うとゾッとする。

    正直、ミステリーの仕掛け、最後の種明かし要素は、サブタイトルにあるとおり蛇足だと思った。ただのスプラッターホラーでは済まさない仕掛けが用意されているのは流石と思わされたが、この作品の本質はそこではない。

    ホラー小説としてはAnotherの方が好き。よくわからないものへの恐怖より、わかりやすい理不尽・残虐な暴力が好きな人にはおススメ。
    といっても、この小説を人

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    2025年08月09日
  • 深泥丘奇談

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    ネタバレ

    学生時代、解説を書かれている森見登美彦氏同様、深夜の深泥池を冷やかし半分で訪れた経験を持つ身としては、実際の京都の街を捻じ曲げたと思われる架空の世界に登場する地名や位置関係の描写にいちいち反応してしまい、ある意味下駄を履いていると言うべきか。
    そればかりか、京極夏彦氏は実名で出てくるし、法月綸太郎氏に至ってはパロディかつディスりの対象になっている?

    作品はまるで深泥池の如く、どこまでいってもぬるぬると捉えどころのない沼のような世界が広がり、決してその滴を拭いきることはできず、いつまで経ってもぽたりぽたりと漏れ続けてすっきりせぬまま。
    著者の作としては珍しく、このシリーズは論理的に説明がなされ

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    2025年08月05日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    いやー長かった!
    あと3冊あると思うとゾッとする笑
    エピローグがずっと続いてる感じ、奇妙が行きすぎる登場人物とかわいそうないつもの主人公の現在、これ今年中に読み終わるかな。読み終えたい!笑
    そして内容を忘れないように!

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    2025年07月31日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    個人的・夏のホラー特集。あまりハマらなかった”眼球”とか”どんどん橋”のスピンオフは、正直あまり心躍らず、読んでもやっぱり『あぁ』くらいのもの。登場人物が実名で書かれた最後の小編が面白くて、おかげで読後感はわりに良好。

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    2025年07月24日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    暗黒館の取り巻く謎が未だ分からずに気になって仕方がない。双子のあるシーンを想像してみたらゾクっとしたものの読む手は止められない。ダリアの宴の事など全て気になる。そして最後はゾクっとした終わり方。

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    2025年07月24日
  • Another (下)

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    ネタバレ

    綾辻さん大得意なドンデン返し。
    登場人物のあの人とあの人が同一人物だというトリック。
    今回も予想外でした。

    ミステリーというよりオカルトネタ。
    3年3組の中に紛れ込んでいる死者を葬らないと誰かが死に続けるという連鎖を止める方法がない、という対策を知りその死者を探す。
    その死者を恒一が葬るのだが…その死者が3年3組の関係者を殺していた訳ではないので「犯人」てわけではなく、結局はその死者を退治する物語。

    現実離れし過ぎてて✩3

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    2025年07月22日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    前作に続き、大スプラッター。
    前作はまだ辛うじて綾辻行人らしさみたいなものを感じたが、今作はそういう次元になかった。
    推理・考察のしようもなく、大殺戮ショーを延々と見せられている感じ。
    面白いかどうかはさておき、怖いもの見たさでスラスラ読めた○

    あとがきで本人も「ノリに任せて書いた」と言っているので、まぁたまにはこういうのがあっても良いんじゃないかな!

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    2025年07月21日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    今回の殺人鬼は行動範囲を広げてきた。山から人里へ。序盤から飛ばしまくりのスプラッター描写。これは禁忌なのでは?ということも平気でガンガンやる。ほんと、グロい文章をよくこんなにも書けるものだ。殺人鬼モノの続編の運命として蛇足的な人殺しの続編になるかと思えば、前作で要らなかった部分を削ぎ落としてくれていたところも良かった。

    3は…出たら読んでしまうんだろうなぁ。殺人鬼モノの続編はこうなっちゃうよねとか文句言いながら。

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    2025年07月19日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    時代錯誤感があるのは否めないが、それでも犯人へのミスリードが何重にもあり、上手いこと引っかかってまった。

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    2025年07月18日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    読者への挑戦状で普段犯人当てなどしないものの意気込んで読んだが一切当たらなかった。やはり綾辻さんは読み易いし引き込まれる。フェアな筈なのに狡い!ってなる作品もあったし笑ってしまった。伊園家は本当報われなさすぎて悲しくなった。

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    2025年07月15日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    ネタバレ

    深夜に読み始め、読み切ってしまった。大ミスである。

    殺人鬼が殺すことをより楽しむようになってしまったせいで、前作と比べてグロさに拍車がかかっていた。
    なぜ病院内の全ての人を殺す前に、白河家へ赴いたのか、その理由が分からなかったが、父親の身体を乗っ取ったことが判明し、納得できた。

    真美哉くんが家族を、愛香ちゃんを守ろうと動いている姿が健気で、応援したくなった。真美哉くんが初恋をしたシーンで、大分先にこの恋を自覚するかもしれないとあったので、彼は死なない気がしていた。また、彼には能力があるので、前作とは違い、この殺人鬼に一矢報うことができるのではないかという希望がずっとあった。

    最終的に大人

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    2025年07月15日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    ネタバレ

    グロさと臨場感が凄まじかった。スプラッタものを今まで全くと言っていいほど見たことがなかったので、かなり読み疲れた。

    仕掛けがたくさん散りばめられていたのだろうが、殺人の鮮明さに気を取られて全く気が付かなかった。双子たちの視点が何度も入れ替わって、よく読むと服の色や飛んで行った腕の左右が違うらしい。確かに強調されていた気がする。が、それを確認するためにもう一度読もうとは今は思えない。
    読んでいる途中で気になった、章題のAやBは、双子たちの組み分けを表していたんだと知れただけで良かった。AでもBでも同じことが起こったということは、合わせて13人も死んだんだ。死にすぎだ。

    物語の仕組みがスピリチ

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    2025年07月15日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    おそらく映像化したらチープなスラッシャー映画で終わる話。だが、これは小説で著者は綾辻行人氏。殺人鬼モノのテンプレ通りに物語は進むものの、スプラッター描写は凄まじかった。それでいてちゃんとはしがき通りに「仕掛け」なんかがあったりして、そういうことか、と。

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    2025年07月13日
  • Another 2001(上)

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    とにかく文体に癖がなく、スラスラ読み進められた。無駄な文がなく精錬されており、地の文と台詞の比率も良くて、流石巨匠って感じ。

    ストーリーはあまり動きがなくて退屈と感じたりもしたけど、見せ場もあったし、前作のキャラが登場して胸熱だったりと悪くはなかったかな。上巻だけではまだ判断できない

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    2025年07月06日
  • びっくり館の殺人

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    子供でも読み易いようにと言った感じが随所に感じられたものの、私が子供の頃に読んでいたら衝撃で夜眠れなくなってただろうなぁ。不気味な挿絵も相まったが凄く読みやすかったです。最後の犯人こわ…。

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    2025年07月03日
  • 深泥丘奇談・続々

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    不思議な世界に迷い込めましたよ。
    深泥丘界隈は、我々が覗いてはいけないところですね。
    例のあの名前、やっぱり気になりますねぇ。

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    2025年06月24日
  • びっくり館の殺人

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    物足りなさを感じましたが子どもから読めるミステリーとの事で納得。小学生の時に読んでいたらまた感じ方が違ったと思います。不気味で、挿絵がまたそれを強調していて。
    最後もかなり魅入られていて、まだ話が続きそうな。個人的には鹿谷さん不足でした。

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    2025年06月22日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    ネタバレ

    覚醒編読み応えあったので逆襲編も読んでみた。
    続編落ちるのはあるあるだけどなんか思ってたのと違う結末だったな。
    死なないってどういうチート、、?って感じだし植物状態の父の身体を使うのもなんでもありやん、、って感じでちょっと萎えた。
    コロスの波動で操って沼から様子見てたってこと?楽すんなや、、って思いました。
    スプラッター作品は好きなのだ殺戮描写生々しいのは良かったー!静子さんの死に方が1番無理かも

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    2025年06月21日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    基本的に大体の時間は良質な恐怖作品を摂取したい!と嗅ぎ回っているような生活をしている。しかしどういうタイプの怖い話を摂取したいか、というのは日によって随分異なる気がする。
    アンソロジーの良いところは、特に下調べせず手に取っても、なにかしら気分にぴったりな作品に出会えるところ。
    今回しっくりきたのは三津田信三『集まった四人』、小池真理子『山荘奇譚』。
    山あいの怪談が気分だったのかもしれない。


    ーーーーー以下ネタバレーーーーー


    三津田信三『集まった四人』
    これ絶対アカンやつ!という序盤の電話シーンや神社絡みの伝説から期待膨らむ。知らない者同士で曰く付きの山に行くとか嫌やなぁ...。山あいに

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    2025年06月14日
  • 緋色の囁き 〈新装改訂版〉

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    ネットでみかけたオススメから読む。
    綾辻は十角館しか読んだことがなく、あまり詳しくない作家。
    新本格と呼ばれる京大ミステリ研グループ作家たちのほぼリーダー、というイメージ。

    いろんなお嬢様が出てくるお嬢様学校でのミステリ、ということでワクワク読む。
    殺人系クララ白書である。

    はじめはその分厚さには驚いたが、一行ずつが短いので1時間半ほどで読み終える。

    読み終えて。
    えー、犯人って⚪︎子じゃなかったんかー。
    ちらちらと怪しく描かれているし、読者をびっくりさせるには、⚪︎子か××が犯人かと思ったけど、そうきたのかー。
    たしかにあの子達がいなければ、その次にはあやしい人物だったかも。
    うーん、

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    2025年06月13日