綾辻行人のレビュー一覧

  • 黄昏の囁き 〈新装改訂版〉

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    暗黒館の殺人以来の綾辻作品。奇しくも今日は十角館の殺人のドラマ版解禁日。
    緋色の囁き、暗闇の囁きに比べると現実感が強くて、設定はあまり好みでない。彼の淡々とした文体は現実から乖離した世界が舞台になる方がマッチする。

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    2024年09月16日
  • Another (下)

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    ネタバレ

    ホラーでもあり本格特殊設定ミステリでもある。『十角館の殺人』をセルフオマージュしたかのような叙述トリックには驚いた。
    死者が紛れ込む教室で、呪いを防ぐために「いないもの」を創り出し徹底的に無視を決め込むという設定は三津田信三作品のような雰囲気があった。

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    2024年09月16日
  • Another (下)

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    面白かったしドキドキも少ししたけど、結末というかanotherが予想通り過ぎた。もう一ひねりいけたのではないか。
    楽しませてはもらった。

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    2024年09月15日
  • Another (上)

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    面白いと言えば面白い。読みやすい。Anotherは誰かと考えながら読むのは面白いかも。先が気にな
    る。でも少しテンポが遅いかな。

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    2024年09月15日
  • フリークス

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    精神科病棟、3つの病室のミステリー。母を見舞う息子、自宅に隠されていた日記。患者の日記、足と顔と記憶を失い自分が誰かかも謎。患者が書いたというミステリーの謎を解く探偵、異形のフリークたちのうち誰が殺人犯人か。

    何層にも重なった語り、語り手にとっての真実と事実。読者の感情を揺るがせつつも論理的な推理を要求するのがさすが推理作家。

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    2024年09月09日
  • びっくり館の殺人

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    十角館よりは余程好きでした。子供向けに味付けされていて小気味よく物語が進んで大変読みやすかったです。館シリーズを初めて読む方にピッタリなのかも。

    あらすじ

    転校してきた少年三知也は、学校の人からびっくり館の怪しい噂を聞かされる。その噂を聞き、好奇心からびっくり館の近くを徘徊するうちに館にすむ古屋敷という老人の孫、俊生と友達になる。びっくり館を訪問したり、誕生会に呼ばれたりするうちに仲良くなる二人と三知也のクラスメイトのあおいだったが、クリスマスの夜に古屋敷が死んでしまう…。


    読んでいてずっと不吉ながらもどこか惹きつけられる魅力を文章全体から感じていました。乱歩や小林泰三など、ダークで美

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    2024年09月03日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    奇想天外なトリックに騙されました。
    騙されるのを覚悟して読んだ方がいいですね。
    短編集なので、読みやすいですが、真剣に犯人を当てようと思うと大変だと思います。

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    2024年08月22日
  • Another (上)

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    十角館が面白かったので。怖いのかな?とだいぶ覚悟して読み始めたので期待値が上がりすぎたのかそこまで怖くはなかった。

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    2024年08月18日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ベストと謳ってるので、一定水準はクリアしてる読み応えのある作品が多いけど、その分既読も多かったり。特に綾辻行人、澤村伊智の両作品が印象深かったかな。

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    2024年08月15日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    ホラーも、文章なら耐えられるようになった気がします。面白かった。
    ショートショートの広場で初読だったらしくて読みたかった「よけいなものが」を再び読めて嬉しいです。
    「依って件のごとし」が哀しくてよかった。さすが志麻子…「再生」は弱い富◯か…好き。
    澤村伊智さんのお話も初読だったので、この姉妹は比嘉姉妹だったのだと他のレビューを読んで知りました。

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    2024年08月11日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    シリーズ2作目。グロ注意その2…こんなにもグロいのは初めてかもしれない…真面目に全部読むと気分が悪くなりそうだったので、その箇所は適度に流しながら読んだ。
    若干のミステリ要素もありつつ、やはりでもこれはスプラッタ小説の極み…

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    2024年08月07日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    【収録作品】
    鈴木光司「浮遊する水」…『仄暗い水の底から』
    坂東眞砂子「猿祈願」…『屍の聲』
    宮部みゆき「影牢」…『あやし』
    三津田信三「集まった四人」…『怪談のテープ起こし』
    小池真理子「山荘奇譚」…『異形のものたち』
    綾辻行人「バースデー・プレゼント」…『眼球綺譚』
    加門七海「迷(まよ)い子」…『美しい家』
    有栖川有栖「赤い月、廃駅の上に」…『赤い月、廃駅の上に』

    ホラーは理不尽で怖い。
    きれいに見えるものは怖い。
    曖昧な記憶が怖い。

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    2024年08月07日
  • 奇面館の殺人(下)

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    初めて読んだ館シリーズ1作目
    上巻の方が盛り上がったな、という感想
    読みやすくてちょっとミステリー読みたくなったときに手を出しやすい存在になった
    今度こそ十角館読むぞー

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    2024年08月07日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    シリーズ1作目。グロ注意…
    結末まで読んだ上でもう一回読んだ。
    すると、細かく伏線が散りばめられていたのが分かる。

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    2024年08月07日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    ネタバレ

    ながーい話だった。文庫本4冊分!
    時系列が違うというトリックには、最後の最後まで気づかなかった!
    ずっと江南くんが記憶喪失だと思ってたよ。
    なんとも不気味な館と住人。1番の衝撃は"ダリアの宴"の肉の正体!
    不死は本当にあるのだろうか…?

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    2024年07月30日
  • 最後の記憶

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    ネタバレ

    綾辻さんは「十角館の殺人」しか読んだことなかった。それとはまた趣の違う作品。

    後半が結構夢かうつつか、みたいな感じになるので前半の方が好きだったかな。
    病気のこととか詳しく出てきて。理系脳の主人公ほどじゃないと思うけど、科学的に説明がつく方が安心はする。
    オチ?はなるほど面白いとは思ったけど、現実的に考えてしまうとハテナも残るので、、。

    解説が結構自分には刺さったかも。
    何せ自分も本や映画をジャンル分けして楽しんじゃうようなところがあるので…。
    この作品も期待してたものと少し違ったので拍子抜けしてしまったというのが本音。

    中盤のパートの、柳の家や咲谷の家で過去を探っていくところが特に面白

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    2024年07月30日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    館シリーズ、前作までは頑張って登場人物及び相関関係を把握できたが暗黒館は無理だ。
    1巻の時点でノート丸々1ページを使い、家系図及び人物相関図を書き入れながら読んだ。
    話は…まだわからない、早く来てくれ鹿谷先生。

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    2024年07月04日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    綾辻行人ファンが読めば
    作者名を伏せたまま読んでも
    絢辻作品だ!とわかるくらい
    らしさが詰まっていました

    小野不由美先生との出会いや
    ミステリー界重鎮の錚々たるメンバーの
    何気ないやりとりが書かれていて
    京大推理小説研究会の凄さに慄きます
    このサークルに俄が参加したら、
    けちょんけちょんにやられること間違いなしです笑
    ぬえの密室読んでみたい

    久々に絢辻作品を読んだので
    館シリーズ読み直そうかなぁ

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    2024年06月30日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    不思議な力の黒髪を持つ女性作家が髪を切られ殺された。6年後、そっくりになった彼女の妹が同じ手口で…
    ヒントは全て作中にあり、読者に挑戦する本格ミステリー。
    読み返すとあー、確かに書いてたわ、と…
    作者との真向勝負はいつも負けます

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    2024年06月28日
  • Another 2001(下)

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    前作よりパワーアップした印象。
    斬新さは無く、同じ事を繰り返し書かれているので、若干読むのがしんどくなりかけたけど、最後まで読破。
    軽率に人が倒れて行くのは流石綾辻先生。
    今回も強烈なシーンが盛りだくさんでした。

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    2024年06月23日