綾辻行人のレビュー一覧

  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    十角館の殺人

    何となく後回しにして、結果、積本化してたけど…。もっと早く読んでおけば良かった‼︎後発の他の作品で同じ系統のトリックを使ったものを先に読んでいたので、驚きは半減してしまった。勿体無い…この本ほど鮮やかのものは中々無いというのに。この本の紹介でよく聞く一文、『衝撃の一行』とは良く言ったものだと思う。デビュー作だけあり、鼻息の荒さがモロに感じられる。それがまた心地良い。

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    2017年10月10日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    ネタバレ 購入済み

    ようやく騙されなかった

    館シリーズを順に読み4作目。
    ビリーミリガンや失われた私を読んでいたおかげか、ようやく騙されずに済みました。
    でも島田さんすらがもう1人の人格であるのは気づけなかったなぁ…。

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    2017年09月22日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    自薦のアンソロジー。有栖川有栖「書く機械」と東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」は再読。法月綸太郎「カニバリズム小論」はずっと教科書のようにカニバリズムについての話が続いて嫌になったけど、最後は面白かった。これぞどんでん返しか。旅のお供には気軽に読めて良かった。

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    2017年09月09日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    1986年、晩秋。劇団「暗色天幕」の一行は、信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」を訪れる。冷たい家人たちの対応。邸内で発生する不可思議な現象の数々。見え隠れする何者かの怪しい影。吹雪で孤立した壮麗なる“美の館”で舞台に今、恐ろしくも美しき連続殺人劇の幕が上がる!

    【感想】

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    2017年08月06日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    絶対的な安心感で読めるのが綾辻先生。

    文章の美しさもとても好みだし、フーダニット系の作品はたまらなく面白い。

    綾辻先生の作品だったから、館に何らかのトリックが??とか深読みしすぎてしまって、犯人探しは大ハズレ(笑)

    それぞれのトリックを自分なりに考えてみるのもとても楽しい時間だった(*^^*)

    綾辻先生の作品は、どれも本当に面白いなぁ~。

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    2017年07月08日
  • 奇面館の殺人(上)

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    ネタバレ

    〇 概要
     鬼面館の主人「影山逸史」が主催する奇妙な集いに,6人の客が招かれる。季節外れの大雪で館は孤立。そして,頭部と両手の指が消えた死体が発見される。関係者の大半は,鍵の掛かった仮面を被らされて素顔が見えない。前代未聞の状況の中,探偵鹿谷門実が真相を解き明かす。

    〇 総合評価 ★★★★☆
     よくも悪くも綾辻行人らしい作品。登場人物が全員「影山逸史」だったことが分かるシーンはインパクト抜群だし,2代目と3代目の「影山逸史」を混同させる叙述トリックもさすが。作中の殺人の「死体の首を切った」意味が,死体の首がつけてた仮面が,館の秘密の通路を開くためのカギだったという点も独創的と言える。半面,登場人物に仮面を被らせた動機や,死体の爪を切り,ぐしゃぐしゃにした理由が,「被害者から抵抗を受けた跡を隠すため」というのは平凡。そもそも,上下巻合わせて700ページ近い作品にするほどのアイデアでもない。この半分くらいの長さで書き上げれば,中盤の中だるみもなく,なかなかの傑作に仕上がっていたと思う。週刊の漫画雑誌の作品みたいなもので,評価が定まっていない作家であれば,この作品は途中で投げ出されないようなスピーディな展開の作品になっていただろう。綾辻行人の館シリーズであれば,固定ファンもいるし,このワンアイデアでどこまで引き延ばせるか…という視点で描かれたと思える。つまらない作品ではないし,久しぶりにミステリを読んで驚くことができた点は素直に評価したい。★4で。

    〇 サプライズ ★★★★★
     この作品の最大のポイントは,「影山逸史」が主催する奇妙な集いに招待された6人の客が,いずれも「影山逸史」だったという点。この点が,現在の鬼面館の主人である「影山逸史」と,2代目の鬼面館の主人である「影山逸史」を混同させるというプロットにつながっている。正直,何かおかしいとは思っていたが,6人の登場人物が,いずれも「影山逸史」という名前だったというところまでは考えが及ばず,この点は素直に驚くことができた。本格ミステリとは意外性だけが魅力とは思えないが,やはり,小説を読んでびっくりするという経験は面白い。★5で。

    〇 熱中度 ★★☆☆☆
     冗長である。殺人事件は1件しか起こらず,発生するのは第7章。上巻の200ページを過ぎたところである。そこから,丹念といえば聞こえがいいが,だらだらと捜査が続くことになる。解決編も,死体の頭を切断したのはなぜか,死体の指を切断し,ぐちゃぐちゃにしたのはなぜか,全ての客に仮面を被せ,鍵を閉めたのはなぜかといった謎ときがだらだらと続けられる。登場人物が全て「影山逸史」という名前だったことが分かるシーンのサプライズはさすがだが,もう少し短く,コンパクトにまとめることができたと思う。熱中度はそれほど高くない。

    〇 キャラクター ★★☆☆☆
     探偵役の鹿谷門実を始めとし,鬼面館の主人である影山逸史に招待された客,創馬社長,マジシャンの忍田天空,建築家のミカエル,降木矢算哲の生まれ変わりという男,元刑事のヤマさんは,それなりには個性的である。しかし,全員の名前が影山逸史であるということを伏せようとしたことと,創馬社長が2代目の鬼面館の主人であり,真犯人だったことを伏せるという制約から,個々のキャラクターは十分に描かれていない。使用人の長宗我部,鬼丸,新月も,いかにもミステリの使用人というステレオタイプ。やや新月が,格闘家であるという個性があるが,これもプロットを成立させるための設定に過ぎない。キャラクター性は低い。

    〇 読後感 ★★★☆☆
     この作品は,登場人物が全て「影山逸史」だったという事実に驚くためだけの作品であり,読後感はよくも悪くもない。一応,2代目の鬼面館の主人だった創馬社長のトラウマなども描かれているのだが,薄っぺらい。

    〇 インパクト ★★★★☆
     登場人物が全て「影山逸史」という名前だった小説とか,登場人物が全員仮面を被って捜査する小説といったところはインパクトがあり、なかなか忘れられない作品といえる。もっとも,全体に冗長な上,それ以外の点の深みはないので,インパクト抜群とまでは言えない。

    〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
     綾辻行人の館シリーズの1冊として,長く読み継がれそう。少なくとも,絶版にはならないと思う。

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    2016年12月18日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    読んでいて母胎にいるかのような安心感
     館モノと言えば、島田潔の館シリーズを思い浮かべますが、こちらも負けていません。ホラーや幻想小説としての側面も持つ上記シリーズと比べると、より正統派といえます。
     「なぜ被害者の髪が切断されたのか」の大きな謎と、「足に障害がある者は犯人たり得ない」という手掛かり(勿論、その真偽も含め)などをもとに、犯人像に迫ります。切断の理由は感心するほどではないものの、そこからが見せ場。美しく論理的に組み立てられていく推理に惚れ惚れします。細部にまで張られた伏線、ユーモラスな会話も交えながら、スッキリとした無駄のない構成でした。
     読者への挑戦も付いた直球勝負の本格ミステリ。

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    2016年06月07日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

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    もしかしたら綾辻さんの作品の中で1番しっくりしたかもしれない。
    このシリーズはもっと出て欲しいなー。

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    2016年04月05日
  • 眼球綺譚

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    初めの「再生」で度肝を抜かれ、その後も「盛りだくさん」な展開に目が回りました。何個か印象に残ったものを上げると、まず「特別料理」。題名と内容から想像するにほぼ間違いなくスタンリイ・エリンの小説を踏まえた一作です。最後の一文、最強のハッピーエンドのようで最恐のバッドエンドとも取れます。エッジのきいた、あとは何と言っても「再生」。形容しづらい気持ちの悪さ。同じ話をされるのにも、話し方によって印象が変わりますが、これはその語りが良い。短編一つ一つのレベルが高いだけでなく、短編集としても良いまとまり。満腹。

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    2016年03月01日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

    ネタバレ 購入済み

    ネタバレあり

    館シリーズ5作目の時計館の殺人。
    旧館内の時間軸と新館や外側の時間軸とが交互に描かれるスタイルは1作目の十角館に通じる描き方です。
    前半部分はややスローペース感がありますが、後半に進むにつれエスカレート式に展開が進んでいくのはさすがの一言です。
    大元のトリックに関しては、時計が扱われていることから2つの場面には時間差はあるだろうと当たりはつけていました。最初は半日周期のずれかと考えてましたが、旧館内の時間が現実時間と徐々に開きが大きくなる仕掛けという大胆なトリックです。当たり前で考えると気付けない絢辻作品らしいトリックでした。
    やや犯人の心情が掴みにくい感じはあります。主に娘の死に追いやった人物への復讐心を持つのは分かりますが、目的の障害があれば、なりふり構わず殺人を実行しており、計画的に見えて以外と考えたらずに感じます。
    登場人物の大半が殺されること、また動機に直接関係ない人物の殺人が多いことなど今までの館シリーズではやや後味が悪いかなと初見で思いました。
    私的な意見で島田潔こと鹿谷門実の「今日の一本」は好きなフレーズでしたが、今回ヘビースモーカーに戻っちゃいました。そういう面では、結構彼もそれなりにやられた感があったのかもしれませんね
    次回作では、また喫煙衝動を抑えつつ華麗な推理を披露してもらいたいです

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    2016年02月04日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

    購入済み

    さすがの叙述トリック

    途中までこういうことかなと考えていた解答がまさかのひっくり返しでした。ある意味騙しとしては十角館の殺人にも通じるのですが、あちらは予想の範疇にあったのですが、こちらはすっかり引っ掛けられて満足です。こういう醍醐味があるから絢辻作品は楽しいですね、次回作も楽しみです!

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    2015年10月09日
  • Another (下)

    購入済み

    上巻がもったいない

    下巻はドキドキワクワクで一気に読破。一方、上巻は無駄に引っ張り過ぎで「だれ」てしまい、途中何度も挫折。お陰で上巻読破に1ヶ月以上かかってしまった。毎日本を読んでいる者の感想として、本来上下巻構成にするべきではない作品と強く感じた。

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    2015年09月08日
  • 眼球綺譚

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    綾辻さんの作品はどれも好き。
    本作品は短編集になっているものの、由衣という人物の名前は一貫して登場するため、各作品は独立しておらず関連性があるのかと不思議な気持ちになる。

    脳内変換される映像がどれもグロテスクだが、
    特別料理という作品は、読み進めるにつれて昆虫系が出てきて想像するのが辛くなった、、、笑

    どんどん読みたくなる文章なので、一気に読めます。

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    2015年06月17日
  • 緋色の囁き

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    後書きにある通りアルジェント風の洋式ゴシック・ホラーに日本の土着性が入り交じった話にぴったりの画、まさにハマリ役の漫画化。定義上の「本格」ミステリではない点に物足りなさもあるが、恐怖ミステリィとしてはずっしり不気味でひたれる一冊。

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    2015年06月08日
  • Another (上)

    購入済み

    ホラーは苦手ですが

    純粋なホラーははっきりいって苦手です。ですが、この作品はホラーの要素よりもミステリーの要素のほうが強いと感じて購入しました。上巻だけでも充分引き込まれる強さを感じられました。所々に引っかかている?な部分が下巻でどのように表現されるのか楽しみです

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    2015年03月30日
  • 殺人鬼 ――逆襲篇

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    殺人鬼とは何者か。
    なぞは深まるばかりな逆襲編だった。
    いろいろな伏線もあるのだと思うけど、純粋にスプラッターホラーとして面白かった。
    ミステリ-なのかといわれるとファンタジー?と言いたくなりそうになるけれど、やはりこれはミステリーなのだと思えてしまうのは綾辻さんのすごさか。

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    2015年03月20日
  • 深泥丘奇談・続

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    本文中で「~のような気がする」が多用されますが、多分にこうもやもやした感じがたまらない作品です。解説でも触れられていますが、この2巻では「こんな夢を見た。ーような気がする」を持ち出して、さらに自由度が上がっているようです。
    はっきりとは結末がつかない話が多いですが、このはっきりとはわからないけど何かいる、何かある感じを楽しんじゃえばいいんだと思います。

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    2014年09月27日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

    購入済み

    そう来たか!

    最後には全てスッキリとさせてくれる綾辻ワールドここにあり!といったラストでした。

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    2014年09月02日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by 読むコレ

    ミステリを読んでいると聞くともなしに聞こえてくる伝説の一冊。
    ということで少し佇まいを正して取り組みましたが、結論から言えば非常に僕の好みに合っていて面白かった。
    つまりリーダビリティに気を遣った大変「読ませてくれる」作品でした。
    ただ引っかかるのが、本格的なミステリ読みが読んでも同様に満足いく内容だったろうかという点。
    殺人の動機、背景にある青屋敷事件との絡み、探偵の役割などが、パチッとピースが嵌っていく感じをさせなかったのがその理由です。
    云わばミステリ入門編といった印象。
    楽しめるミステリをお探しの方には是非。

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    2014年06月16日
  • 鳴風荘事件 殺人方程式2

    Posted by ブクログ

    殺人方程式シリーズの2作目です。
    というかこのシリーズは2作だけのようですね。
    明日香井兄弟とか深雪ちゃんとか結構好きなので、もっと読みたいなと思ったんですが…。
    続きの予定はないのかな?

    前作は死体切断の意味だったけど、今作は髪切りの意味です。
    読者への挑戦的な感じにもなってたけど、私は全く分かりませんでした。
    ただ、なんとなくこの人怪しいんじゃないかとか、この描写怪しいなという勘が当たっちゃいました。
    髪切りの謎は、理解はできたけど、いまいち納得はできませんでした。
    何かそれってどうなのって感じです。

    そして今回も響のほうが活躍して、叶のほうは出番少なめでした。
    探偵役は響だからしょうがないとは思うけど、もうちょっと叶にも出てほしいです。

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    2014年02月27日