綾辻行人のレビュー一覧

  • 暗黒館の殺人(一)

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    いよいよ、この巨編にたどり着いた。
    本巻は、物語を大きく動かすというよりも、雰囲気をじっくり味わう印象だ。
    とはいえ、水車館の頃から気になっていた“絵”の存在や、コンディションは最悪だが河南くんの関与があるため、静かな進行であってもこれまでの館の流れを感じて引き込まれる。終盤の“宴”には、良からぬ想像をあれこれ掻き立てられた。

    現時点では、読者に挑戦するような明確な謎が提示されているわけではない。それでも、河南くんが果たす役割や、中也氏が辿る運命については気になる点が多く、伏線がたくさん張られている感覚がある。
    派手な展開は控えめだが、その分、これからの期待が高まっていく巻だった。すぐに二巻

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    2026年03月28日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    執事が主人に興味なさすぎるだろ、というツッコミどころや、そもそも仮面をつけている時点で入れ替わりのトリックだろうなと察せてしまうというのはあるが、遺作の秘密とそこに描かれていた光景を見た正木の絶望感の余韻が気持ちいい小説だった。

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    2026年03月27日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    眼球綺譚、深泥丘奇談、どんどん橋落ちた、患者シリーズを読んでいればさらに楽しめる内容のようです。どれも未読だったのでまた読み返したい
    ミステリなんですがゾクッとくるホラー的、幻想的表現が冴えていて綾辻先生らしい濃い短編ばかり
    7人の名探偵で拝読した「仮題·ぬえの密室」がやはり面白かった
    豪華な作家さん達が登場するなかで、最後の最後にひょっこりと顔をだすあの先生との掛け合いが素敵
    いつか作品にして欲しいような、仮題のままが良いような……

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    2026年03月27日
  • 霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    表紙がとても美しい。まだ上巻のため、おもしろさを実感できていないけれど、キャラクターが生き生きとしていて、これぞ綾辻さんと思えました。各キャラに名前が芸名と本名があって、芸名は読み方も難しいし、ちょっと慣れなかったのですが、読み切ったあたりでしっくりくるように。容姿と服装への記述は大事。雪やまぬ、迷い人たちを匂わせる調度品のある館で鈴藤たちは犯人を見つけることができるのか。館外で起きた強盗殺人事件との関係も明かされると思うので、それも楽しみ。夫人と同じ顔の深月、絶対に怪しいもんね。下巻も読みます。

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    2026年03月27日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    ミステリーに詳しくないためかラストの意味がわからず調べたら初版バージョンだった。
    硝子の塔の殺人で神格化されていたので読んでみたのだが衝撃の一行とやらがが無かった。


    絶賛されていたため期待しすぎてあまり考えずに読んでしまったため失敗。解決編で違和感を感じるとともに回想で真相が語られるため気がつくと終わっていた。
    だからか、どんな伏線や言動があったのか二週目したくなる。
    そして読者に瓶の中身まで丸投げのエピローグ。難しかった。

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    2026年03月26日
  • Another (上)

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    ネタバレ

    おもしろいから下巻も購入するけれど、学校側の判断と主人公の榊原くんの行動がよく分からない。なぜ呪いが増長するかもしれないのに3年3組に転校生を受け入れるんだ?校長先生の理解が薄いからだそうだけど、先生ぐるみの対策会が開かれて、今までも何十人も死人が出てたら思いとどまりそうなものだけど。それと、榊原くんがあそこまで見崎に固執する理由も分からない。周りから彼女には関わらないでと暗に言われているのに、話しかけ続ける。自称協調性があるわりに身勝手過ぎやしないか。自分の行動に後悔してないっぽいし。もやもやするー。

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    2026年03月26日
  • フリークス

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    おかしいのは誰か。
    自分か、相手か、読んでる読者か。
    不気味さがずっと続きながらも終わりの締め方がどの話もまとまっているので読み終わりはスッキリに近いかと思いました。
    どの話も読んでいくとどんどん何が正しいのか分からなくなってきて、全部疑うような、しかも読者への挑戦状のようで事件の結末を自然と考えながら読んでいました。
    人間は誰しもフリークス。でもそれでも良いかもしれない。
    綾辻さんの作品は館シリーズを読んでいたのでホラーよりのものを読み始めて改めて面白い!と思いました。

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    2026年03月26日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    他の館シリーズも読みたくなってしまった!無人島で次々に起きる殺人事件。角島と本土にいるそれぞれの登場人物の推理により、過去と現在の事件が繋がっていく。終盤、犯人が警察にニックネームを明かすところが印象的で、これで了でもよかったのではと本気で思います。後から語られる動機や犯行方法は個人的にはどうでもよくて、特に動機は犯人が同世代の男性だったらお約束な内容。もう少しひねってほしかった。とりあえずエアリィが好きだったので、結末は寂しかったです。

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    2026年03月24日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    「六角館の殺人」の事件の様子が怖かったのでなかなか手を出せずにいたのですが、思ったよりも怖くなく、安心しました。入れ替わりと犯人は予想していましたが、共犯者の存在には驚き。紀一も正木も由里絵も、誰もが苦しい想いをしていて救われない。文章量が多いのに続きが気になり、一気に読みきってしまいました。次巻もおもしろいといいなと、期待しています。

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    2026年03月24日
  • 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    おもしろかったです。鮎田の正体は分かったのに、館に隠された秘密はさっぱり分からず、そこは少し悔しいですが。どじすんということばや、脳髄の有無。ミステリーは雑学があった方が、色々と気づくところがあっておもしろいのかも。手持ちの館シリーズはこれで最後なので、積読本消化後に、続きを読むか考えたいと思います。

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    2026年03月23日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

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    ネタバレ

    迫力のあるラストシーン。子を殺された母の復讐劇は、自らの死をもって幕を閉じる。何かと鹿谷を引き留めようとする彼女から怪しさは感じつつも、真相には至らず。お姉さんを失ったときから由季弥の心がすでに壊れていたのだとしたら、彼は不憫でなりません。とても楽しめたので、以降の館シリーズも読んでいこうと思います。良い作品でした。

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    2026年03月23日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(上)

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    ネタバレ

    真相までが長いけれど全然飽きがこない。犯人は誰なのか、鹿谷がどのように話に関わってくるのか。由季弥の行動の意味も気になります。引き続き下巻を読みたいです。

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    2026年03月23日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    これはずるいと思います。次第に思い出していく過去の罪と、「私」が抱き続ける願い。島田もどきに、中村青司の館もどき。架場の真実を知っても、兄が「私」を脅したことを思えば、素直に被害者と言えるか微妙なところ。すっきりしない結末ではありましたが、続きが気になって一気に読めました。おもしろかったです。

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    2026年03月23日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    作中作という表現であっているのだろうか。迷路館で起きた事件を事実のままに小説として記す。体験者と著者の相違には驚きましたが、血に関してはとっても納得がいかない。女性だったらその血の出所を思い付きくらいはするだろうけど、まさかそんなオチだとは。身体検査を徹底して行っていれば、すぐ分かりそうな話です。推理が腑に落ちないからか、実は女だったと知ってもふーんといった感じ。話の内容、雰囲気共に好きなので、次作に期待したいです。

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    2026年03月23日
  • 人形館の殺人〈新装改訂版〉

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    面白くはあった。でも話が主人公の主観でしか語られない所とかから、犯人っていうかこの話自体主人公によるものなんだなって早期に思えてしまう所が少し物足りなかった。館シリーズの番外編と言われていた理由がわかった

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    2026年03月22日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    本男さんが
    トラウマ級!!で紹介していて
    すぐ本屋さんに駆けつけちゃった

    1人1人が残虐な方法で消されていく
    しかもそこは逃げ場のない山の中……
    考えただけでも恐ろしいのに
    文章として理解しながら読むと
    想像力が膨らんでいってゾワゾワ…

    今回は113-114の心情がすごく好きで
    その気持ちわかるなあって共感したし
    登場人物の心情が細かく書かれているのも
    私的には凄く嬉しいポイントだった

    他の作者さんだけど中学生の時に
    いたいのいたいのとんでゆけっていう
    小説を読んで、それも細かく書かれていて
    うわあ、うう、うわあ、しか出てこなかった

    今回も同じ感情で何も変わっていないなと(笑)

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    2026年03月20日
  • Another エピソードS(角川文庫版)

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    Anotherの外伝的立ち位置。視点が幽霊というレアな目線から進められる物語に熱中しました。とはいえ、ホラーよりもミステリ調で最後にはどんでん返しもあり、面白かった。続編の2001バージョンもいつか読みたいと思う。

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    2026年03月18日
  • 水車館の殺人〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    うーん、期待しすぎたかも。
    マスクした人が出てくる時点で入れ替わりは想像つくしなぁ。
    でも読みやすくてあっという間に読み終えた。

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    2026年03月17日
  • 7人の名探偵

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    本格ミステリを確立した7人の作家によるアンソロジー。7人中3人は読んだことのない作家さんだったので、それぞれの特徴を知れて面白かった。この中では「毒饅頭怖い」が好みで古典な雰囲気や途中数学の問題で見たかのような推理が印象的でした。また綾辻さんの「仮題・ぬえの密室」は、他の作品と比べるとかなり特殊であり、我孫子さん、法月さん、小野不由美さんとの会話が、まるでエッセイを読んでいるかのようで興味深かったです。

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    2026年03月15日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    最後まで読んでなるほどそうなるのね....と。
    が!あまりにもグロテスクです。
    読む場所、体調に要注意。
    何度でも言いますが本当にグロテスク。
    人生で一度は考えたことあるであろう嫌な死に方ランキングみたいなものが、読み進めていくうちに更新されていきます。
    でも読みやすい。
    読み進めていくのが嫌なのにスルスルと読めてしまう。
    所々にヒントが隠されていたみたいだけど、違和感を感じつつも全然気づけなかったな。。
    登場人物では麻宮くん好きです。

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    2026年03月15日