綾辻行人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
殺人方程式シリーズの2作目です。
というかこのシリーズは2作だけのようですね。
明日香井兄弟とか深雪ちゃんとか結構好きなので、もっと読みたいなと思ったんですが…。
続きの予定はないのかな?
前作は死体切断の意味だったけど、今作は髪切りの意味です。
読者への挑戦的な感じにもなってたけど、私は全く分かりませんでした。
ただ、なんとなくこの人怪しいんじゃないかとか、この描写怪しいなという勘が当たっちゃいました。
髪切りの謎は、理解はできたけど、いまいち納得はできませんでした。
何かそれってどうなのって感じです。
そして今回も響のほうが活躍して、叶のほうは出番少なめでした。
探偵役は響だからしょう -
Posted by ブクログ
特殊な認知症になった母親は、近い記憶からどんどん記憶を失っていきます。
最後に残るのは子供のときの強い記憶で、幼少期に母は恐ろしい体験をしていたため、徐々に恐怖の記憶のみを思い出すようになっていきます。
母の病気が遺伝性ではないか、つまり自分も発症するのではないか、と異常に怯える息子は、母の幼少期の謎を解明するため、母の過去を辿り始めます。
わりとオチは途中から察しがついてしまいますが、主人公の妄想なのか現実なのかわからなくなっていく、狂気の狭間の描き方は作者ならではで非常に上手いです。
母親の本名が別作品の謎の女性とリンクしているのも気になりました。 -
Posted by ブクログ
主人公波多野森吾の母千鶴は白髪痴呆という特殊な痴呆症によって徐々に記憶を無くしつつあった。
そんな千鶴に最後まで残った記憶-それは幼少時代に体験した恐怖だった。
バッタの飛ぶ音、突然の閃光、顔のない黒い殺戮者
森吾は幼なじみの唯とともに母の過去を探りだす。そして訪れた出生の地、迷いこんだその"場所"で彼は遂に真実にたどり着く。
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心がざわつくようなホラー。
森吾が別の"場所"で真実を悟る過程が特に怖い。じわじわと追い詰められる逼迫感、異様な情景と子ども達のリアルな描写が想像力を掻き立てて更に恐怖は増していく。思わず一気読 -
Posted by ブクログ
ネタバレカテゴリーは一応ミステリーとしたが、ミステリーでもあり、ホラーでもあり、サイコサスペンス、幻想小説、SF・・・どのジャンルとも言えるけど、どのジャンルにもピタッとハマらない内容。
「囁きシリーズ」に近いタッチだけど、そこまでホラーじゃないですね。
特殊な痴呆病に冒された母親の唯一消せない恐怖の記憶が何なのかをたどる過程を描いた作品なのだが、妙に鬱気味な主人公はエヴァのシンジ君を連想させる。
勝手な予想だが、若い人は本作を楽しめないんじゃないだろうかと思う。僕自身も今の歳に読んだのが幸いだったように思う。
ストーリー自体は単純な造りだが、読みごたえは十分。
嵐の山荘や孤島での密室殺人事件 -
Posted by ブクログ
ネタバレ因為綾辻行人而直接買下的漫畫作品。雖然我好久沒看綾辻行人的小說了XD 不過畢竟館系列我很喜歡嘛XD
男性小說家,似乎對「女性經血」常有種莫名的情感XD 京極夏彥的《孤獲鳥之夏》,是這部吧!也有說到經血不避諱的直接流下的畫面。
書末有兒嶋都和綾辻行人的會談紀錄。
漫畫家兒嶋都在《眼球綺譚》就曾改編畫過綾辻行人的小說作品哩!有點想看!
兒嶋都感覺是恐怖漫畫出身~所以書中即使是完美無缺的美女,看起來也有點恐怖XD 因為畫風特別,所以書中角色都要靠文字來理解XD;
《緋色的呢喃》說是1988年發表(綾辻算偏年輕的本格推理小說家,1987年京都大學研究生時出道,所以這篇發表才出道第2年@@), -
Posted by ブクログ
ほぼ表紙だけで選んだ綾辻さんの本。
内容は…結構難しい本でした(๛д๛)
「白髪痴呆<箕浦マレート症候群>」という脳疾患を患い、ほとんどすべての記憶を失いつつある母。
彼女の心に残されたのは、幼いころに経験したという「凄まじい恐怖の記憶」だけだった。
突然の白い閃光・ショウリョウバッタの飛ぶ音・大勢の子供たちの悲鳴―――。
何が難しかったかというと、状況描写というか…細かい情景がはっきりと想像できないシーンがいくつか。。
けど、基本的に、サイコサスペンスとか、多重人格とかそういうのは結構好きなので、内容自体はかなり好きです(●'ω'●)
ちょっと底暗い小説。
話の結論