綾辻行人のレビュー一覧

  • 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    読み返し。
    湖と側の森、そして白亜の洋館。絵本世界のような美しい世界で繰り出される凄惨な事件。その対比がおぞましさをより感じさせる。
    昔主人公が描いた物語を軸に事件が展開される。全てはあっちゃんを蘇らせるため。
    強い兄弟の絆が、人格を増やしていくのが、ぞわりとする。

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    2025年05月07日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    ホラー。短編集。
    なぜか読みたくなったので、異形コレクション以外のホラー短編集にも挑戦。
    なかなか面白かった。
    著者の顔ぶれが豪華なので当然か。

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    2025年04月30日
  • 暗黒館の殺人(四)

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    ネタバレ

    全体を通して見ても部分部分を見ても面白いのは間違いないのだが、二千ページを読まされた末のオチがこれかぁ〜と思うと褒めきれないのが正直なところだ。


    構造がかなり複雑で理解するのにてこずる。というよりいきなりファンタジーで片付けられて困惑しただけかもしれないが。
    読者を騙すために沢山用意された"偶然の一致"に対する説明が全部ファンタジーで済まされるというのはアンフェア極まると思う。全てが作者の匙加減過ぎて整合性がないため考える価値がなくなるのだ。

    "視点"の構造そのものややっていること自体は新鮮で面白みがあったが、肝心のオチがこれでは肩透かしを喰らって

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    2025年04月28日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    大長編であるため一巻は丁寧に舞台を整えているところで終わる。独特の雰囲気にワクワクさせられるところはあった。

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    2025年04月28日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    ネタバレ

    ・どんどん橋、落ちた
    犯人は猿のエラリイ、登場人物を人間だと思わせる叙述トリック
    ・ぼうぼう森、燃えた
    犯人は人間のタケマル。一作目とは逆で、タケマルがオオカミだと思わせる叙述トリック
    ・フェラーリは見ていた
    フェラーリ=車と思わせる叙述トリック。本当は馬。犯人は元の飼い主鈴木さん
    ・伊園家の崩壊
    かのサザエさんを模倣した作品。個人的に1番好き(こんなサザエさんは嫌だ的な視点から)犯人は不在。笹枝と若菜の自殺。薬をやっているサザエも、下半身がないワカメも、虐待嗜好なイクラちゃんも嫌すぎる。
    ・意外な犯人
    犯人はカメラマンの綾辻行人自身。あとがき曰く、本文中に出てく

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    2025年04月14日
  • どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉

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    綾辻行人によるミステリー短編集。
    作者自身の
    過去の自分との対決というか、
    ミステリーのルールとはどんなものかを
    ユーモア的なメタ表現で文章化している。

    だがイマイチ胸にささるものが無い。
    よく作り込まれていて、さすが
    綾辻行人という感じだが、
    パンチ力に欠ける。

    名作と呼ばれる理由も
    もちろん分かるから読んでもいいと思う。

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    2025年04月14日
  • Another エピソードS(角川文庫版)

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    「Another」を読んだ後そのまますぐこちらも読んだ。
    直接的に続編というわけじゃないけど、スピンオフとして楽しめた。

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    2025年04月14日
  • フリークス

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    綾辻行人によるホラーミステリー。
    患者の日記風の文章を挟みながら
    真相に近づいていくスタイル。

    表題のフリークスよりも
    二番目の話が秀逸。

    綾辻行人は精巧に作られた盤面で
    駒を動かし、読者はそれを眺めると
    後書きに書いてあったが確かに、と思う。

    しかしこの作品と緑ヶ丘きだんという
    もう一つの作品は、それを抜きにしてある
    感じがしてまさに畸型(きけい)といったところ。

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    2025年04月14日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    ネタバレ

    第一の犯人まではわかって、見立て部分をあやか(あほなふりは全部演技)がやって、あやかが第一の犯人を脅して、役欲しさにみつきを殺させたんだと思って読んでたら、違った…。うがちすぎた…。

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    2025年04月12日
  • 奇面館の殺人(下)

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    2012年。
    「人間が書かれていない」なる苦情を世間の一部で言われていたことをあほらしく思い、なら仮面をつけてみよう、みたいな発想のようだ。登場人物一覧がないのも、その絡みかな。
    そんなにいるか、そんな名前の同姓同名。
    仮面早くとりたいよなぁ・・・と他人事ながら思いつつ読んだよ。

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    2025年04月05日
  • 奇面館の殺人(上)

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    2012年。再読なのよ。
    東京都の僻地にある奇面館。作家日向京助の依頼により、彼になりすまし奇面館へ向かう鹿谷。叔母のかわりに奇面館でメイドする瞳子。奇面館に集められた6名の紳士。そして、儀式が始まる。殺人が始まる。死して首を切断され、指をフープロにかけられ、客たちは鍵付きの仮面をかぶらされていた。季節はずれの大雪がふり、奇面館から出れないw
    仮面つけっぱなしってストレスだよなぁ。

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    2025年04月05日
  • 眼球綺譚

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    ネタバレ

    深泥丘綺談の方が先に読んでいるので、似ていると書くのは少し違うかもしれないけど、(深泥丘綺談の方が後に出ているため)似ていた。
    結局どういうことなのかよく分からないまま終わるのでゾワゾワする。
    ・再生
    由伊は再生する特別な力を持った女性だと信じた主人公が、首を切り落として再生を待つも結局再生はしなかった。
    ・呼子池の怪魚
    池で釣った魚を持ち帰り育てるも、鳥になる?
    ・特別料理
    珍味をとどまることを知らない、自分の指を切断して食べるというなかなかグロテスクな話
    ・バースデー・プレゼント
    誕生日の前日に恋人を惨殺した?自分の元にも惨殺された自分が届く?乳母車に乗せて家に帰る
    ・鉄橋
    偽の怖い話が現

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    2025年04月04日
  • びっくり館の殺人

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    2006年。館シリーズ9作目、になるのかな。のこり1冊。
    これも再読なはず。少年少女向けミステリーランド企画用に書かれている。
    兵庫県にある通称びっくり館。びっくり箱がいっぱいあるらしい、恐ろしい事件が起こったらしい。もちろん、中村青司設計の館。じーさんとひよわな小学生少年が住む。少額6年生の三知也が語り手。
    びっくり館では数年前にも殺人が。今回も。
    ちょいホラーテイスト。

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    2025年04月07日
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~

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    2020年。若い作家との対談集in京都。
    「詠坂雄二」未読。メンドくさそうな性格w
    「宮内悠介」未読。
    「初野晴」読んだことある。
    「一肇」未読。
    「葉真中顕」未読。
    「前川裕」未読。
    「白井智之」大好き。
    「織守きょうや」最近名前知った。
    「道尾秀介」もう大御所だったのね。未読。
    「辻村深月」トリはそうだよね。
    後輩を育てたい、という気持ちが伝わってくる。さくっと読めるし、作家の人となりもなんとなく伝わり、対談集よいね。

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    2025年04月05日
  • Another (上)

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    ネタバレ

    これはホラー?ミステリー?
    人がどんどん死んでいくのは呪いなのか?
    こっから何が起こるのか気になるなぁ。
    できれば殺人であってミステリーだったらいいなぁ。
    今のところミステリーよりかはホラー読んでる感じだからとりあえず評価は星3で。

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    2025年03月28日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    表現が生々しすぎて終始体が痛かったくらい、想像しやすくひたすらグロい。ページを捲るごとにじわじわと強くなっていく恐怖感がとんでもないです。。

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    2025年03月27日
  • 黄昏の囁き 〈新装改訂版〉

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    じわじわと露骨になっていく主人公の記憶と犯人像。不気味さと恐怖感。2年前に読んだため近頃また再読したい。

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    2025年03月27日
  • 暗黒館の殺人(三)

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    2004年。館シリーズ第7弾。ここから新装版ではなくなる。再読。
    ダリアの宴とはなんなのか、浦登家の秘密とは・・・・ 今までじらしていたのが一挙に出る。玄児くんとしては、中也くんに理解してもらいたいので、説明の仕方を考えていた・・・でいいけどw 家系図意味なしになってるー。

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    2025年03月25日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    2004年。館シリーズ第7弾。ここから新装版ではなくなる。再読。
    肉を食わされた中也くん。再読なのだが、覚えているのは中也くんの正体と、双子について。
    それにしても、どろどろと雰囲気で読ませるなぁ。ここからは家系図もあり、わかりやすい。
    この巻はホラーチックに終了。

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    2025年03月25日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    2004年。館シリーズ第7弾。ここから新装版ではなくなる。再読。
    建築家中村青司が手掛けた館で起こる殺人事件。暗黒館は熊本の孤島。浦登一族が住んでいる。地元では忌み嫌われているよう。
    記憶を失った中也くんは、浦登当主の息子、玄児に連れられ、暗黒館へ。一方江南くんも館にはついたが、ケガで記憶喪失&しゃべれない中。
    集大成ぽく?、時計館の主が作ったからくり時計とか、水車館の画家が描いた絵だとか出てくる。
    シャム双生児の双子。早老症の少年、せむしの老人など勢ぞろい。おどろおどろしく物語が続く。
    登場人物の紹介(家系図がほしいが、読んでるうちになんとなく頭に入る)と、ダリアの宴まで。中也くんはなんの肉

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    2025年03月20日