綾辻行人のレビュー一覧

  • 自薦 THE どんでん返し

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    各々が自ら推薦した「どんでん返し系」短編アンソロジー。
    綾辻さんと東川さんのは既読済みだったが、サラッと読めて面白かった。
    ◆個人的には西澤さんの「アリバイ・ジ・アンビバレンス」が好きだった。探偵役の二人の関係・やりとりが好きで、この二人が活躍する話をもっと読んでみたい!
    ◆どんでん返しという意味で印象に残ったのは法月さんの「カニバリズム小論」。なるほど。そういうことか。。。

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    2023年01月14日
  • 眼球綺譚

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    ホラーであり、世にも奇妙な物語のよう。スターシステム的に存在する「由伊」を軸に時空が捻じ曲がって繋がる、つまり理屈で説明できない何か繋がりがある短編集。でも、結末が全て恐怖で終わるわけではない。特に好きなのは「呼子池の怪魚」。これがほんとに祝福と生誕の奇跡。ただ「特別料理」は苦手。最後に、何故急にそんなことを言いだしたのか。嫌な想像(その子供を……)をして恐くなった。そうではないと願いたい。「人形」のループ感も面白かったけど、「バースデー・プレゼント」と「鉄橋」は結末がよく分からなかった。奇妙

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    2023年01月12日
  • 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉

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     大学の課題の為、山奥の別荘に逗留中の悠木拓也は近くに住む双子の兄弟と知り合う。 どこか浮世離れしてミステリアスなその少年達。 「あっちゃん」と呼ばれる誰もが口を閉ざすもう一人の存在。 遺体の一部が切り取られる殺人は何を意味するのか、そして事件の究明に呼応する過去からの囁き。 


     囁きシリーズの2作目ですがシリーズ通して関連性はないです。
    むしろこの作品は「殺人鬼」の方に繋がる作品らしい。 内容はミステリ要素を兼ねた幻想的なホラーで館や探偵は登場せず、淡々と事件が起こりそれに巻き込まれていく。 しかし悠木拓也には微かに聴こえるのだ、遠い過去からの囁きが。 
     特にシンボル的な要素が無い囁き

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    2023年01月10日
  • 黄昏の囁き 〈新装改訂版〉

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    円く切り取られた過去の記憶。 五つの赤い影。 サーカス小屋の子供。 
    兄の死をきっかけに思い出す幼少の記憶。 3人の兄の旧友たち。 「ね、遊んでよ」と輪に入ってきたもう一人・・・。 

     囁きシリーズの第三作。 緋色では魔女、暗闇では双子という存在が幻想的に怪しく描かれているが今作は非常に現実的なお話である。 兄が何者かに殺されてしまうことから物語は始まり、それを兄の予備校の講師だった占部とともに調査していく。 幼少の記憶をたどり、15年前のサーカスが訪れた間に何かが起こり、自分はそれを傍観していたことに気付く。 この過去の記憶がノスタルジックで黄昏という表現がぴったし当て嵌まっている。 幼か

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    2023年01月10日
  • 霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版>

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    え、これで終わりみたいな。
    きちんと落ちてるけど、うーん、新本格?でも有栖川さんのが好きだな。
    話としてはよくできてるから、自分に合わないだけだな。

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    2022年12月31日
  • 殺人方程式 切断された死体の問題

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    疲れた時はミステリ。

    今回もやっぱり一切推理できないまま読み進めてたけど、「こういうことありそうだな」と思ってたことが映美の過去にあって、ああってなった。

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    2022年12月19日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    ホラー要素の強い短編集。
    綾辻行人氏といえば「ミステリー」のイメージが強いが、ホラーのほうが良作が多い印象。
    ホラーでもミステリーでもないが、最後の短編が個人的には1番手好き。
    作家仲間との和気あいあいとした雰囲気がとても素敵でした。

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    2022年12月10日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    ミステリというよりは、ホラーな短篇って感じ。
    これを機に、読んでない関連作品読んでみようかなと思った。

    綾辻さんと小野さんが仲良い感じが読めてなんか嬉しかった。

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    2022年11月30日
  • 暗闇の囁き 〈新装改訂版〉

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    黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄は眼球が、その母親は爪を奪われて死んだ。謎めいた美しい兄弟を取り巻く奇怪な死。遠い記憶の闇の中から湧き上がってくる”囁き”が呼び覚ますものとは一体何なのか。

    “囁き"シリーズ第二弾。ホラー要素の強い本格ミステリ。どことなく不気味な雰囲気。物語の鍵を握る”囁き”。家族という閉じられた世界の中で生まれる狂気。事件の歪さが実に悲しくて、胸に刺さります。

    謎解き系の作品ではなく、絢辻さんらしい不気味な読後感。“囁き”シリーズならではの、後味の悪さが病みつきになります。

    少年の頃、奔放に駆け巡り、夢を見て、輝く”世界”を見ていた。しかし、大人に

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    2022年11月10日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    いろいろな趣向が混ざった短編集の完全版。本格的ミステリーよりは、ホラー風味の作品が多かった。気軽に綾辻ワールドが楽しめる一作。

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    2022年10月25日
  • フリークス

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    ネタバレ

    綾辻さんの本は、館シリーズが好きで、他の本も色々読んでは見たが、いまいち刺さらない。
    面白く無いわけではない。
    どの話も精神科の入院患者の話で、なんとなく結末が予想できた。
    特に、自分が奥さんな愛人がどちらか分からなかった話では、夫だと何となくわかってしまった。

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    2022年10月22日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉『自薦 THE どんでん返し』双葉文庫。

    6人の作家による6編収録のミステリー・アンソロジー。このアンソロジーが刊行された時に6人の作家のうち貫井徳郎以外の5人は余り読まない作家だったので、敢えて購入しなかったということを覚えている。古本屋の100円本ならと手に取ってみた。

    綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎の短編がまあまあ面白かった。

    綾辻行人『再生』。ホラー短編。微かに記憶があると思ったら『眼球綺譚』に収録されていた1編。首の無い状態で揺り椅子に座る若い女性を目の前にして、ひたすらあることが起きるのを待ち続ける主人公。そうい

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    2022年09月30日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    色々な作家さんの作品が楽しめてよかった。
    短編集は読み応えがないと思いこんでいましたが、短い中でもオチ、どんでん返しが楽しめてよかった。

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    2022年09月23日
  • 人間じゃない 〈完全版〉

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    ⚪︎短編集
    ⚪︎難しい、綾辻行人、やはりハードル高い
    ⚪︎人間じゃないは、ドキドキしたけど、他の本でも似たような内容があると思った

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    2022年09月08日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    ネタバレ

    ホラー&ミステリとのことだが、読んだ感覚としてはパニックホラーという印象が強い。

    グロ描写については、確かにグロい。
    内臓や眼球の描写がきちんとあるのは良いです。
    なるべく残酷に殺すべし、という信条みたいなものも良いと思う。
    必ず被害者のクビをはねるのは、なんか面白いなと思ってしまった。でもその首の美しさには拘らないのね〜っていうところは、少し残念。

    しかし、全体としてはちょっと殺人鬼のパワーが常人離れしすぎていて、何と言うか非現実的すぎるかな?頭蓋骨を素手で粉砕なんてできるか!?その殺し方をするなら、重機とか使ってほしい。

    確かにグロいし派手に殺してくれるんだけど、ド派手すぎて「痛み」

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    2022年08月17日
  • 暗黒館の殺人(一)

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    ネタバレ

    なかなか事が起きないなぁ〜と……まぁ4部作だからこれからがどうなることやら。
    ダリアの宴なんて怪しさMAXのワード出た時点でもう絶対食われるか食わされるか二択の食人文化の宴じゃん!と思ったけど果たして真相はいかに…
    得体の知れないもの食べさせられる恐怖よ…

    心身のどちらかに何かしらある登場人物が多いけどその辺も後々詳しくわかるんかな?

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    2025年08月31日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    色々なテイストのホラーを楽しめる1冊。
    何話かは読んだことがあったけれど
    再読も良き。

    井上雅彦 「よけいなものが」
    短い話だけれど、私的にはゾワゾワ度高し。

    福澤徹三 「五月の陥穽」
    これは生理的な恐怖。
    思わず叫び出したくなる。

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    2022年07月09日
  • 十角館の殺人(5)

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    叙述トリックを漫画でどうやって???と思い読んでみました。小説の方を先に読んでいたので「犯人、このキャラだよね?」と思いながら読んでいて最後のあの一行のシーンは見応えありました。やっぱり騙されました。画力があるからこそ成せるトラックです。





    以下、ネタバレです







    本土と角島をゴムボートで往復するのはめちゃくちゃ体力使いそうだなぁと改めて思いました。

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    2022年07月04日
  • 十角館の殺人(1)

    購入済み

    原作は未読です。
    最近ミステリー作品がご無沙汰だったので、新鮮な気持ちで読むことができました。
    面白かったです。

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    2022年07月01日
  • 深泥丘奇談

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    館シリーズやAnotherなどのホラーとはまた気色が違った作品だった。どこか妙な奇談。その世界観に読んでいる内に引き込まれた。ミステリ好きとしては悪霊憑きがミステリ要素を含み面白かった。

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    2022年06月29日