綾辻行人のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ネタバレあり
館シリーズ2作目の作品。森深くに建てられた一件の水車を模した館。過去に起きた事件と現在の時間軸での出来事を交互に描きながら物語は進行します。
ミステリとしては優しめかな、所々の表現で入れ替わりにはすぐに気づける展開でした。由梨絵の藤沼紀一への態度が過去と現在で明らかに変化があることから犯人はほぼ確定的でした。むしろ古川恒仁の消失は確かに単純だけど想像させづらいミスリードを示していました。ついつい館に何かあるのではと疑ってしまいます。十角館の殺人が不意打ちで真相を告げたことに対して、推理としてはこちらが考えやすい内容です。次回にも期待します -
Posted by ブクログ
ネタバレ『鈴』
散歩中に見つけた廃神社。誰もいないはずなのに聞こえてくる鈴の音。
『コネコメガニ』
お向かいに住む森月夫妻とカニを食べに来た作家。カニを食べることに抵抗がある作家。小さい頃のトラウマか。甲殻類の呪い。石倉医師、咲谷看護師とコネコメガニを獲るカンタ。
『狂い桜』
早く咲く桜。同窓会に参加した作家。誰かが席を離れるたびにその人が死んだことになる会話。友人の朱雀との会話。厄除けと言う石倉医師の話。
『心の闇』
定期検診のエコー検査で見つかった肝臓の黒い影。石倉医師によると心の闇との事。手術で心の闇を取りだし心の闇を確認するが。
『ホはホラー映画のホ』
ホラー映画の見立て殺人。第5の殺人は「13日の金曜日」。それまでは被害者の殺された現場の見立てだったが今回はホッケーマスクをした死体が。
『深泥丘三地蔵』
地蔵盆を見学中に赤い地蔵をみて倒れた作家。石倉医師から三地蔵の話を聞く。消えてしまった「一つ目」の地蔵。その地蔵の目が開くのを目撃しおかしくなった男の話。男の書く地図。
『ソウ』
マンションから転落死した女性のダイイングメッセージ「ソウ」。映画『ソウ』の犯人ジグソウのコピーキャットか?夜中に騒ぐ少年たちを殺害した犯人。押し潰されたような遺体。残された足跡。
『切断』
洞窟の中で蠢く謎の生き物の夢を見た翌日、深泥丘病院で聞かされたバラバラ殺人事件。50個のパーツに切断された被害者。犯人は50回切断したと供述。51個目のパーツの行方。被害者は人間ではなく「******」ではないかとの刑事の話。
『夜蠢く』
飼い猫が見つめるさきにムカデを見つけた作家。妻には見えないムカデ。噛まれながらもムカデを退治するが消えてしまったムカデ。深泥丘病院で治療中に聞かされたネコメムカデの話。宝月夫妻と食事に向かう途中満月に見たもの。
『ラジオ搭』
古いラジオ搭で遊ぶ子供たち。子供たちには何かが聞こえるらしく笑っている。なにも聞こえない作家は看護師・咲谷とラジオ搭へ。またも気を失い病室で石倉医師の話を聞く事に。 -
Posted by ブクログ
主人公・森吾の母親は認知症(白髪痴呆)を患ってしまい、その病気が
遺伝的要素が強いことを知る。
母が元気な時から恐れていたショウリョウバッタの羽音、稲光、顔のない者や自分の幼い頃の記憶にあるキツネ面を付けた何者かなどの謎を解明していく。
母親の母親、自分の実の祖母は母親と同じ病気になったのかを
調べる事を決意し母親の出自を調べる事になる。
そして冥界か幻想か解らない世界へと入っていく。
そして謎が解明していき、最後に母親の出自がドンデン返しのような
感じで描かれている。
解決というかこの結末へと導かれる過程はほとんどホラーというか
ファンタジーという形で現実的ではないのだが、帳尻は現実に則した
形で迎えられていると思う。