呉勝浩のレビュー一覧

  • 法廷占拠 爆弾2

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    僕らはどうしてこんなにも素晴らしい作品を享受できるんだと思う?
    世の中には本どころか文字さえ読めない人たちがたくさんいるのに。
    物語を通して非日常を体験する。そこでの出来事に歓喜し、怖さに慄え、涙を流し、日常へと帰っていく。
    文字を読めることに感謝したことは?
    本を読めることに感謝したことは?

    柴咲が投げかけていたのも同じような嘆きだと思わない?ときに人生は残酷だ。努力では越えられない「運」の力によって、社会の陰へ落ちてしまうことがあるから。
    親ガチャ
    上司ガチャ
    配属ガチャ
    僕たちは人智を越える神の気まぐれをこう称する。そして嘆く。運が悪かった──

    運悪く転落した者に対し社会はどんな目を

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    2025年11月09日
  • 法廷占拠 爆弾2

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    ネタバレ

    未曾有の被害を出した連続爆破事件から1年後。犯人だったスズキタゴサクの公判が行われた東京地裁104号が2人組に占拠され、インターネットで中継される中で警察と交渉が行われる。
    犯人側と接触する警察官が交渉の主導権を類家に渡す構図は前作と同じ。もう少し類家の狂気じみた行動やエピソードを入れてキャラを際立たせたら良かったのに、とも思う。次回作もありそうだし今後に期待。

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    2025年11月09日
  • アトミック・ブレイバー

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    なんとも近未来的な内容で、読み始めはついていけるか心配だったけど、映画のような展開の早さで面白く読めた。
    主人公のちょっと頼りない感じがなんともいえずよかったかな。

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    2025年11月06日
  • 法廷占拠 爆弾2

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    ネタバレ

    類家がらしくない。たごさくの不気味さに負けただけの彼であって欲しいと思っており、あんな正統派の犯罪者に翻弄される姿は見たくなかった。
    内容は普通に面白い

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    2025年11月03日
  • 爆弾(1)

    無料版購入済み

    冒頭部分だけだと

    ちょっとまだ何ともいえません。原作のミステリーは評判にもなって映画化されているのでつまらない展開にはならないのでしょうが、導入部だけではまだ判断しにくいです。

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    2025年11月02日
  • これが最後の仕事になる

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    24人の作家さんが「これが最後の仕事になる」の書き出しで1編6頁、24種の物語!
    大好きな作家さんが何人も名を連ねていて思わず読んでみました…恐い話や難しい話もあったけど1編が短くて手軽に読めました

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    2025年11月02日
  • アトミック・ブレイバー

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    プロローグ

    静寂、照明一つ灯っていない部屋の片隅で
    ブラウン管の光のみが煌々と照らし出されている
    もう数分で夜明けがやってくる
    おもむろに煙草を口にくわえると、デュポンに
    火を灯す
    紫煙を肺いっぱいに吸い込むと同時に
    再びコントローラーを手に取った!!!


    本章
    『アトミック・ブレイバー』★3.5
    冴えない主人公与太郎が世界を救うべく
    格闘ゲームを攻略していくというストーリー
    なのだが、、、

    SF、ミステリー、ラストともに中途半端で
    残念な結果!
    『Q』も迷走してたしな〰
    彼の中で、試行錯誤の期間なのかもしれません
    次作に期待かな〰


    エピローグ

    ブラウン管時代以降、久しくゲームコン

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    2025年10月31日
  • アトミック・ブレイバー

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    爆弾もQも好きなので
    かなりワクワクして待ってた本
    ワックワクー!と読み始めたが
    かなり辛かった

    格ゲー全くわからんので
    その部分が辛い
    なんなら飛ばし読みしてた

    頭がよくないからか
    西丸さんが何したいのかも
    吊木さんがどうしたいのかも
    え、なんで?ってなる
    ほんとにしまいのほうで
    うーん、気持ちは、わかる…か??
    ってくらいにしかわからん

    最後の戦いのとこで
    やっとこっちの気分が盛り上がった
    そこがなかったら星2つ
    違うアプローチでこのテーマ?
    書いてほしいなと思う
    とにかくゲームがわからんせいで
    辛かった

    星はギリギリ3つ

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    2025年10月28日
  • アトミック・ブレイバー

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    呉さんの新作だったので飛びついてしまったけど
    うーん、購入前にちらっと危惧した通り自分が無知なゲームの話なのでイマイチだったなぁ。
    とはいえ、ゲームのキャラが戦ってる姿も初心者にも絵が浮かびやすくなってるし、誰が味方で敵なのかも展開があり面白かったけど、私の期待していた呉作品ではなかったので、正直高い買い物だったなーという感じ。

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    2025年10月23日
  • 警官の道

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    警官をテーマに、七人の作家が競演する書き下ろし警察短編集

    「上級国民」葉真中顕
    葉真中さんらしい、人間の陰をえぐる短編。
    現代社会の問題を踏まえながら、「下級国民」の強かでしなやかな生息を描きます。

    「許されざる者」中山七里
    刑事犬養隼人シリーズのスピンオフ的短編。
    コロナ禍の東京オリンピックを背景に、不祥事の数々を折り込みます。

    「Vに捧げる行進」呉勝浩
    あのコロナ禍当初の、息苦しい近隣・職場・日本、そして世界。
    「死を捨て街に出る」その衝動を描きます。

    「クローゼット」深町秋生
    性的嗜好を隠して生きる“クローゼット”。
    レイプ事件の被害者と加害者、それぞれの告白を前に、刑事は自らの

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    2025年10月21日
  • これが最後の仕事になる

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    短編集って隙間時間にさっくと読めるの良いです。
    また多数の作家で構成されているので新たな発見もありました。

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    2025年09月20日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

    匿名

    真相究明されずモヤった

    好評レビューも多く面白そうな内容だったので期待して読んでみたのですが
    非常に読みにくく地味にストレスが溜まりました。
    その1番の理由は、誰のセリフかわからない場面が何回もあったこと。
    会話の応酬に「」がついていない。警察用語が注釈もなく使われている点。
    登場人物も多く、場面転換も多いためこの人誰だっけ?となりがち。
    なのでいちいち読む手を止めて前の方のページを遡ったりして読むのに時間がかかりました。
    以上の不満は映像化でほぼ解決されるだろうけど、1番の不満は中途半端なところで話がおわってる点。
    事件の真相究明がされないまま終わるのでモヤモヤする。
    劇場版ではその辺りをある程度スッキリさせてほし

    #じれったい #怖い #ドロドロ

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    2025年09月09日
  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる。」からはじまる24人の著者の短編集。内容は様々でシュールなものもあり、1編が約6ページで24話読み応えあったようにも感じる。
    「存在の耐えられない軽さ」「半分では足りない」「最後の告知」「闇バイト」「時効」が面白かった。

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    2025年09月03日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

    匿名

    購入済み

    面白いかどうかと言うなら面白いが、読後感が宜しくない。で、星二つマイナス。
    スズキタゴサク氏は、私にとってはエイリアンです。言葉通じない、会話できない。場面に登場するだけでストレスが溜まっていく。
    続編も面白いに違いないが、またこのストレスと読後感にあうかと思うと買うのは躊躇します。

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    2025年08月19日
  • これが最後の仕事になる

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    同じセリフから始まる物語でもこんなに様々展開できるんだなと思いました。
    こう言った作品はおもしろいなと思うものとわかんないなーとおもうものがあるのが良い出会いだなと思います。

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    2025年08月18日
  • これが最後の仕事になる

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    小説においていちばん大事とされる冒頭の一文。
    これを「これが最後の仕事になる」と定めて、各作家さんが短編を書き始める…
    なんて、粋な企画!
    しかも、名だたる作家さんばかり!

    楽しかったです。
    それぞれの色も出つつ、同じものが全くない。
    私の中の、「これが最後の仕事になる」賞は、
    須藤古都離さんでした。
    上手かったです。

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    2025年08月08日
  • スワン

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    ネタバレ

    今までに連続殺傷事件で幾つかあったけど、例えば秋葉原で事件を起こした加藤なんかも助かった人は居た筈だけど、特に叩かれたりって言うのは無かった筈

    このスワンって本では被害者がなぜか叩かれたり被害者の中でも「他の人達を見捨てたのか!」って怒り出す老害の爺さんが居て読んでいて納得がいかなかった

    模造拳銃とは人を殺傷出来るレベルなんだから怖くて逃げるのは当たり前
    それを他の人達を助けなかったからと言って断罪する爺さんには「あんた何様だよ」と言ってやりたかった

    話しとしては面白いがなんかスッキリしない本だった

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    2025年07月02日
  • 白い衝動

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    ネタバレ

    パイセン本。スクールカウンセラーの奥貫千早、「人を殺してみたい」という強烈かつ純粋な衝動を抱える野津秋成、凶悪犯罪で15年の服役を終えた入壱要、「包摂は洗脳になる得る」と説く千早の恩師寺兼、この四人を中心に物語が展開される。終始重苦しい展開だが、目を話すことができない。「排除せずに理解するほうが正しい」という言葉だけでは済まされない。リスクや責任も背負った上で、包摂は本当に可能か?と社会が他者をどう扱うべきかをずっと問いかけられる。入壱に関しては私は受け入れられないけど、他の問題は自分でもわからないなぁ。

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    2025年06月23日
  • 白い衝動

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    ネタバレ

    カウンセラーと殺人衝動が湧き上がってしまう少年と連続強姦魔と。 「一度罪を犯した人間は許されるべきではない?」みたいなテーマで全体が構成されていて、ミステリーの括りに入るけど、別にその要素はいらなかったのでは?と思わせる重い話。重い割には読ませる文章だったので疲れた。

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    2025年06月16日
  • 白い衝動

    Posted by ブクログ

    殺人願望のある男子学生から「殺したい人はいないか」と打ち明けられるスクールカウンセラー。そんな中、強姦魔の男が出所した事が明らかになり…
    加害者を受け入れる事が本当に自分達のためになるのか、なかなか答えは出ない問題。

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    2025年05月21日