呉勝浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
警察ものの短編集。一つずつの事件かと思いきや、最後に…。50代の刑事番場には2回り歳の離れた妊娠中の妻がおり、全編にわたってその愛妻が出てくるわけだが、結婚に至る事情をワケアリのように仄めかし続けるも、最後まで説明はナシ…。不完全燃焼すぎる。短編それぞれは、ちょっと現実離れしつつもまぁ推理小説としては楽しめる。あっと驚かされるとこもあり爽快。また、短編集ながらも刑事一人一人の性格が掘り下げられており人間模様が感じられた。
が、番場に特に魅力を感じないので、そんな若い妻がなんでおるんや。なんか裏があるだろ。というそっちの方にばかり気を取られたりして…。
続編執筆予定だったのかな? 謎すぎる設定… -
Posted by ブクログ
「爆弾」の続編。
爆弾魔スズキタゴサクの裁判中、拳銃を握った男が発砲。法廷を占拠し、前代未聞の籠城事件が発生する。警察 VS 籠城犯 VS スズキタゴサク。
警察は人質の命を守れるかー…?
今作のメインは警察と籠城犯の対決。
法廷で繰り広げられる緊迫感あるシーンはドキドキハラハラしながら読み進めた。
類家のキレる推理は相変わらず健在で楽しめた。
警察官や籠城犯の言葉に共感したり、ハッとさせられたり、考えさせられたりした。
特に立花の言葉が印象的だった。
前作がタゴサクメインだったからこそ、今作はちょっとタゴサク不足で物足りなかった。
私もノッペリアンズになってしまったのか…?笑
この終わ -
Posted by ブクログ
問題。悪い人は、誰でしょう?彼を裁いたのは、「ルール」ですか?「モラル」ですか?-。
『スワン』以来の呉勝浩san。
ビデオジャーナリストの伏見祐大、QM(クエッション・オブ・モラリティ)、監督の越智冬奈、鳴川市、現在の連続イタズラ事件と13年前の小学校での講演者刺殺事件とのリンクなど。
「これは道徳の問題なのです」というキーワードに惹かれ、あっという間に読み終えました。とにかく、終始冷静で鉄面皮な越智冬奈が魅力的で、エビ料理屋で出会った時から釘付けでした。
黙秘の犯人、証言者の撮影、先生たちの真実、そして向家の過去。。最後の宮本先生のインタビューから、刑務所前エンドロールへの展開は感