呉勝浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これが最後の仕事になる、の共通センテンスからスタートするショートアンソロジー。
ショートで色んな作家さんがかく中でインパクトを、となるとどうしてもドキッとするような内容に寄る。
そのなかで違う角度で楽しませてくれたのは
・半分では足りない/呉勝浩
→うぉぉーーー読み直したよ!
・闇バイト/柿原朋哉
→タイトルと違ってちょっとほっこり
・天岩戸の真実/高田崇史
→この作者さんテイスト満載
あとストーリー好きだったのは
・悪魔との契約/須藤古都離
→オチ!良き!
・魔法少女ミラクルミルキー/一穂ミチ
→ヒーローも魔法少女も辛い仕事。。。
・時効/米澤穂信
→この長さで収まる起承転結具合が秀逸! -
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Posted by ブクログ
警察ものの短編集。一つずつの事件かと思いきや、最後に…。50代の刑事番場には2回り歳の離れた妊娠中の妻がおり、全編にわたってその愛妻が出てくるわけだが、結婚に至る事情をワケアリのように仄めかし続けるも、最後まで説明はナシ…。不完全燃焼すぎる。短編それぞれは、ちょっと現実離れしつつもまぁ推理小説としては楽しめる。あっと驚かされるとこもあり爽快。また、短編集ながらも刑事一人一人の性格が掘り下げられており人間模様が感じられた。
が、番場に特に魅力を感じないので、そんな若い妻がなんでおるんや。なんか裏があるだろ。というそっちの方にばかり気を取られたりして…。
続編執筆予定だったのかな? 謎すぎる設定… -