呉勝浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やる気も正義感も、少々くたびれてきた、県警捜査一課のオッサン刑事、番場。
だが、事件現場に立つと途端に、その洞察、観察力を発揮する。
だからか、仲間は彼を「現場の番場」と呼び、一目置く。
当の番場は、50を過ぎ二回りも年下の女性を嫁にして、一途に愛情を注いでいる。
女性のバラバラ遺体発見から始まる「月に吠える兎」。
被害者の指二本がなくなっている代わりに、本人のものではない指が残されていた。
そして、「真夜中の放物線」では、男性の飛び降り死体が発見されたが、周辺の高い建物といえば、少し離れた位置にあるマンションだけ。
そこから落ちたにしては、不自然な距離に遺体はあった…。
興味 -
Posted by ブクログ
ネタバレ爆弾2、法廷占拠
正直、前半は動きがあまりないように感じてちょっと中弛みしてるように感じた。
何でだろう。。。
柴咲の動機が弱かったから?共犯は何者?
制裁は何のため?柴崎と高藤とのやりとりが、鈴木と清宮のそれよりも淡々と進んだから?
倖田がトイレに行ったとき、猿橋の待機シーン、もえぎファームの爆発、猫屋たち見張の警察官の様子、色々あったけど何故か私はそこまでの共感や緊迫感は感じなかった。
後へと続く伏線とわかってはいながら、全体的に物語や人の感情にあまり動きがないのが微妙で読み終わるのに半年かかってしまった。
でもその分、盗聴器が仕掛けられてると分かってからの怒涛の勢い。明かされる真 -
Posted by ブクログ
2026 06/14
気がつくと眉間にシワを寄せながら読んでいた。得体の知れない不気味な存在を実体化したら、スズキタゴサクになるのだろう。嫌悪感から目が離せない。スズキタゴサクが喋るたびに不快になるのに、スズキタゴサクが喋るのを待っている自分がいる。
笑い方がおぞましい。きょとん顔を殴りたくなる衝動が湧く。口汚く罵って蔑みたくなる。
自分の中にある攻撃性が見えてしまった。
スズキタゴサクにしてやられた。
こんなにも存在感のある嫌悪対象を、文章で表現できるって作家さんって本当にすごい。
スズキタゴサクの言ってることってただの屁理屈だし、口から出任せ言ってるのかもって思っても当然なんだけど、あん -
Posted by ブクログ
ゲームで世界を救うというと何かライトな感じがするんだけど、これは中々に重厚だった。
そのはずで進行してくはずなのに、主人公の与太郎はそのゲームも特に上手くない。見た目も冴えず正直取り柄が見られない。怒られてばかり。
読み進めてもそんなに成長も感じられない。のはずだったが。地味に泥臭く一つに取り組む姿勢は好感が持てる。西丸も言う通り苦痛にゆがみながらも頑張る姿は格好は悪くても応援したくなる。
ただ自分がゲームを全くしないので実況的な内容はあまり理解できず。これは仕方ない。
どの陣営も悪は感じられず、ラスボス的な吊木も最後まで嫌いにはなれなかった。どこかで分かり合えたんじゃないか。って思えた。