呉勝浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゲームで世界を救うというと何かライトな感じがするんだけど、これは中々に重厚だった。
そのはずで進行してくはずなのに、主人公の与太郎はそのゲームも特に上手くない。見た目も冴えず正直取り柄が見られない。怒られてばかり。
読み進めてもそんなに成長も感じられない。のはずだったが。地味に泥臭く一つに取り組む姿勢は好感が持てる。西丸も言う通り苦痛にゆがみながらも頑張る姿は格好は悪くても応援したくなる。
ただ自分がゲームを全くしないので実況的な内容はあまり理解できず。これは仕方ない。
どの陣営も悪は感じられず、ラスボス的な吊木も最後まで嫌いにはなれなかった。どこかで分かり合えたんじゃないか。って思えた。 -
Posted by ブクログ
映画が話題になっていたので、映画も観たいと思いつつ先に原作を読んでみました。
大きく分けると前半の交渉、後半の交渉、それらに付随するエピソードがどれも怒涛の勢いで語られ臨場感が伝わってくる。
一貫して得体の知れないスズキの言動も気持ち悪さと勢いがすごい。
これはぜひ映像で観てみたいなと思った。
内容もおもしろかったけど、何より登場人物の脳内再生が映画キャストにドンピシャ。山田さんがコメントで「当て書きかと思った」とおっしゃってましたが、類家、スズキ、倖田あたりがぴったりすぎるし、他のキャストも頭に浮かべながら読むとどの方もぴったり(映画観てないけれど)。
映画も絶対に観てみようと思いました -
Posted by ブクログ
夫がNetflix映画が面白いと言うので、私は小説を読んでみた。爆弾を見つける時間との戦いのせいか、読む側も何故か忙しい。
タゴサクの出すヒントを真剣に読もうとするのだけど、イライラする。
なんて気持ち悪いヤツ…。
モラルも何もない卑屈な思考のタゴサク。
なんやねん、コイツ。
後半にようやくまとまりがみえて、そこからは一気読みした。読み応えのある作品だったけど、事件解決というより、負け組が他人のせいにして人生から逃げた記録…みたいに感じたな。
Netflixはどう描いているのだろう。
警察や明日香の揺れ動く心情は上手く描かれているだろうか。そこに注目したい。
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Posted by ブクログ
自分は何を読んでいるんだろう…と何度も思いました。途中で読むのを止めようかと思うくらい、1/4くらいまで何の話なのか全然分からなくて…。
冒頭にとある銃乱射事件の新聞記事が出てくるのですが、その事件と主人公との関連性もまるで分からない状態がずっと続くのです。
話もなんだかふざけた調子で…『スワン』と『爆弾』しか読んだことがないのですが、呉さんってこんな作風だったっけ…?と戸惑いました。
物語は現在と4年前の話を交互に綴っていきます。
まず主人公の依子が浮世離れしたような呑気さで違和感がすごいのですが…4年前依子の兄が14階建てのマンションから落ちて死んで生き返った…らしい。暴力ばっかり振る -
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Posted by ブクログ
ジャンルで言えばSFなのだろうが、もうごった煮の様なジャンルレスな内容。
明らかに90年代に思春期&青春を過ごし、00年代で拗らせた世代に贈る鎮魂歌。
小型核爆弾による世界同時多発テロ『ヴァージン・スーサイズ』から27年。
平凡なサラリーマン・堤下与太郎は、突如世界の命運を託される。
与太郎だけがプレイできる格闘ゲーム『アトミック・ブレイバー5』の海賊版に
世界を揺るがすシステムに関わる鍵があるという。
果たして与太郎はゲームに勝って世界を救えるのか。
もうあらすじからぶっ飛んでいる。
流石は呉勝浩である。
ただ、今作においてはついてこれない者はその場で置き去りという暴れっぷり。