呉勝浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの子が16歳なのがすごいと思った。強すぎる。
呉さんの本は、色んな立場の人がいろんな場面で何かをしてしまうそれを世間では罪と言われるけど本当に?
ってところに光を当てることが多いのかな、と、爆弾を読んだ時に思い、こっちの作品の方がそれがもっと細かく描かれていると感じた。
個人的に炎上とかあんま興味ないから人々のバッシングがどんなに酷いのか分からないからかもしれないけど、16歳の被害者である少女に対してこんな責め方を日本と言う国はするのだろうか、とゆーのが最初に気になってしまった。
そんな酷い国じゃないと思うんだけど,未成年に対して、てかこの子普通に被害者すぎるからって思っちゃったから、最初そ -
Posted by ブクログ
とても面白かった
犯人たちの銃殺シーンが淡々のすすむ様を重々しく描くのではなく、擬音や鼻歌、映画に例えており、
短時間で逃げ惑う人たちが次々に撃たれていくのが目にイメージできて恐ろしく感じた。
その中でも、火事の警報の時は割とすぐみんな避難できるのに、目の前に銃を構えられると動けなくなるのは、銃という具体的な死を強く感じてしまうためなのかと考えさせられ、描写の緻密さに驚いた。
死や危機に迫るときのその場その場の決断の結果がどうなっても、あとから外野や自分自身が責めたとしてもやっぱりその時はどうしようもなくて、その後も簡単に解決することはできないんだ、、抱えていくしか無いのか、、という感情 -
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Posted by ブクログ
心理学用語の独特な言い回しがあるので飲み込むまで時間のかかるページも多かった。
『人を殺したいもの』対『人を虐げたもの』だと思っていたら、そんな単純な話ではなかった。
誰の中にも存在する『悪』をどう扱い、向き合い、消化するか。
人は知らず知らずに行っているのにその衝動を止められないものがいるわけですね。
では、止められなくて犯罪をおかし、刑に服したものは『止められない』のだろうか。
そして加害者側の人権。
加害者自身ではないものが、加害者側というだけで『被害者』にはならない。
言われなくても分かっているが、それをまざまざと見せつけてくるようなストーリーでした。
少しずつ紐解かれ、繋がってい -
Posted by ブクログ
どう感想を書くか…とても悩む。
新人というか研究者ベースの追求心がある、初期のカウンセラーに近いカウンセラーにベテランカウンセラーの対比。それは理想と現実の対比だと思う。
『異端』を理解できないのは、人として当然だろう。なぜならみな『異端』を持っていて、飼い慣らそうと必死だからだ。『異端』が無ければ、虐待も虐めも起きないのではないか、と個人的に思う。『異端』というか自分の中の『悪』に気づき、対話し続けている人がその『悪』をコントロールできている。それには『愛情を受けれる存在である』という実感も必要だと思う。だからこそ包摂は必要でありしかし難しい。そして『悪』のコントロールに困っている人は『自分 -
Posted by ブクログ
ネタバレ同著者の「爆弾」を読む前に、積ん読していたこちらをまず片付けようと思って読み始めました。
最初は時系列がぶつ切りにされていて流れが悪いような気がしたのですが、話が見えて来た途中からは加速がついて、思っていたより早く読み終えてしまいました。
これは正にセックス・アンド・バイオレンスの世界ですね。
ちょっと前に「冷たい熱帯魚」を観ていたせいか、これは映画化するなら園子温氏が適任であるように思います(諸事情で無理でしょうが)。
そういえば、園子温氏は、「愛のむきだし」という宗教団体映画も作っており、この本で色川という登場人物が作るカルト的サークルの描写とも親和性は高そうです。 -
購入済み
前作に引き続き、面白かったです。
たくさん人が出てきますが、それぞれ見せ所があり、キャラが濃くて覚えやすく読みやすい。
前回登場していたメンバーの活躍もうれしかったですが、等々力さんや鶴久さんなんかはどうしてるのかなあとも思ったり。
清宮さんもまたしっかり出てきてほしい!
続きがありそうなので、期待したいと思います。 -
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購入済み
イッキ読み
爆弾読まれた方には堪らない書
おもしろ過ぎて、わかってましたが
イッキ読み。
全く落とし所がわからず、身を委ねるしか
ない快感。
タゴサクは何処に爆弾3はあり得るのか?
何で期待をしながらレビュー完。 -
Posted by ブクログ
呉勝浩さんのデビュー2作品目の作品。
このアプリ内でも他で検索してみてもあまり評価が高くない作品なのだが、自分の感想としてはかなり面白い作品だった。
後書きでもあったが普通の誘拐事件小説とは大きく違うスタイルのこの作品。
異端で突飛な発想力とそれをまとめあげる構成力が素晴らしいと感じた。
そして人間の持つ影の部分も物語に散りばめられており、どの登場人物にも共感と反感を同時に見いだせる不思議な描写力と展開力。
大きな騒動の割には小さくまとまった事件なのだが、そこに至る最中に関わってくる登場人物達の抱く心理に熱を感じる。
約600頁、夢中になって読んだ。
作品はほぼ2部構成。
前半は犯人による