呉勝浩のレビュー一覧
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購入済み
おもしろい
少し前に好評なSF小説に挫折したばっかりですが
こちらは完読
とても愉快痛快おもしろかったです
超オススメ
格ゲーはよくわかりません -
Posted by ブクログ
ネタバレ爆弾を読み終わってすぐ読みました。
スズキタゴサクにすっかり魅了されてしまっていた私は少し思っていた方向と違う内容でした。
てっきり類家との戦いのようなものが再び、今回は裁判官と見られるものかと思っておりました。
ただ、スズキタゴサクとして活躍するのは本当に最後の方で、それ以外の人が軸となって進んでいく物語でした。
ただ、最後のスズキタゴサクはまた前回とは違った不気味さと凄さがありそれはそれで面白かったです。
法廷占拠中も1で出てきたキャラクターが出てくるとテンションが上がると同時にサラダの扱いなどなどとても読んでいて怖かったです。
ただ今回の人はスズキタゴサクにはなれなかったですね。 -
Posted by ブクログ
これは人の内側に潜む"心のカタチ”を執拗に照らし出す物語だと思う。
命はみなすべて平等である。それが当たり前の社会の中で、人は誰しも命の選択や優先順位をつけて生きている。そんな事無いと思っていたが本書を読んでそうだと認識させられた。しかし社会の中では、それらに嘘をつき、誤魔化し、「普通」や「正しさ」を演じ続けることを求められる。
作中で書かれるのは、善と悪の境界の曖昧さ。立場が変われば、善は容易に悪へと転じ、悪もまた正当化され得る。人は「自分は正しい」と信じていながら(信じたがっていながら)、同時にそれが欺瞞であることを薄々感じている。その自己欺瞞を認めてしまった瞬間、自分の本当の -
Posted by ブクログ
映画観て上手く咀嚼出来てなかったように思ったのと、舌戦を聞き取れてなかった所も気になったので、原作読むことにしました。
映画よりも常に緊迫感があったのを強く感じました。
そして何より内面。
言葉の応酬も、謎解きもお見事ながら命の選別、心底にある倫理観に唸る。
沙良が老婆を待つシーンで、矢吹に対する思いが溢れた祈りを知った上で、『つづけたい』と言ったのが印象的でした。
本を読んで良かった。
そしてまた映画を観たいと思った。
-浮浪者は殺します。臭いからです。
子どもは殺します。うるさいからです。
妊婦さんは殺します。面積が広いからです。
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以上スズキタゴサクが、中野区野方警察署より -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
13年前に鳴川第二小学校でカリスマ教育者刺殺事件が起こる。
犯人である向晴人は「これは道徳の問題なのです」という一言以外の黙秘を貫き、懲役15年の判決が下る。
伏見は世界中を飛び回るフリーカメラマンだったがある不祥事を起こし鳴川市で妻子と共に暮らしていた。
山奥で世捨て人同然に暮らしていた陶芸家青柳南房の自殺と市内で立て続けに起こる悪質な傷害事件。
それぞれの現場には13年前の事件を彷彿とさせるメッセージが残されていた。
ディレクター越智冬菜から13年前の鳴川事件のドキュメンタリー映画のカメラマンをしないかという打診を受けた伏見。
撮影を続ける中で彼女の映画にかける執念や自分の -
Posted by ブクログ
一言で言うと傑作です。
最近本作が映画化されヒットしていると、ネット記事で見かけたことをきっかけに読んでみました。
結果は圧倒的に面白かったです。私はひねくれた性格でディストピア的な世界観を好む傾向にあります。本書は世の中に上手く適合できず、不貞腐れ、無敵の人になってしまったイカれた天才がテロ事件の中心人物です。
この人物がいかに世間に絶望していったかを刑事の尋問によって詳細に語られていく過程は面白く、知的好奇心をとても刺激されました。爆弾の所在をクイズ形式にして、警察が必死に探すストリートも緊迫感があって良かったです。
本書「爆弾」は私のお気に入りの一冊になりました。(^^)映画は公 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作がきれいに終わったからこそ、2に警戒心を持ってたんだけど杞憂でしたね。
呉勝浩……、アンタえれぇロックじゃないか……。
いわゆる無敵の人が引き起こした爆弾事件を引き金に、大衆の無自覚な悪意/わずかな善意を描いたのが前作。
対して今作は、無敵の人になることで籠城犯になった柴咲が犯人となる。
何も失うものがないから好き勝手やれるスズキタゴサクと、刑罰を受けるという失う覚悟ができたから好きにした柴咲の対比。
まぁけれど、実際誰との繋がりも無くなるような無敵の人になるのって難しいんじゃないの?って部分に呉勝浩の光を見た気がするな。
スズキタゴサクも繋がりがあったからこそ爆弾事件を計画し、無敵の