呉勝浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ映画「爆弾」を観て続きが気になったため。
スズキタゴサク含む前作同様の登場人物も出ています。
警棒で叩かれお菓子の袋をずっと被らされた倖田があまりにも不憫で一体何をしたというのか⋯。
冒頭の話で共犯は友達だと思ってましたがミスリードでした。1000万、人生を棒に振ってまで得られる金額と思うとやはり安いと考えてしまうけれど、生活に困窮して人生も苦労している犯人達を思うと何とも言えない気持ちになります。真面目に生きるのでは駄目だったのか。犯人達の友情に涙腺うるうるだったのに類家が白けたせいで涙引っ込みました。
続編を期待できそうな終わり方でしたね。次回も楽しみです。 -
Posted by ブクログ
結局「スズキタゴサク」とは何者なのか。
本作では、スズキタゴサクの出番は多くはなく、彼の引き起こした「スズキ事件」につらなる別の爆弾・立てこもり事件を中心に描きつつも、その中でスズキタゴサクの怪物性・異常性がより際立って見えてくる。
そして、それとは表裏一体で類家の壊れっぷり、制御不能さも目立ってくる。
この先、シリーズとして続いていくかどうかは分からないが、この怪物vs怪物が主軸になるだろうし、それを期待する(その間、どうしても類家は負け越してしまうのだろうが)。
個人的には、スズキタゴサクは正体不明の怪物のまま、社会や人心に脅威を与える装置であってほしい。
ここで、「装置」という表現を持ち -
Posted by ブクログ
好奇心、わかりたい、という悪意。
それは自分が納得できる「わかりやすさ」を求めているだけ。
人間の感情は1か2か0か100かなどわかりやすい割り切れるものではない。
同じ状況になったとしても、同じ判断をするかもしれないし、違う判断をするかもしれない。
一瞬一瞬で変わり続ける。
さっきまでそう思っていたけど、今、この時には違うことを考えているかもしれない。
この「かもしれない」というものは非常に厄介だ。
「可能性」という言葉に置き換えてもいい。
「可能性」は自分や他者に期待すると共に、そのまま失望に替わる。
あの時ああしていれば、こうしていれば、できたかもしれない、できなかったかもしれない -
Posted by ブクログ
人間の耳はこんなに簡単に取ったり付けたり出来るんだなぁと(笑)変な所で感心してしまった。
主人公の堤下与太郎は圧倒的に主人公らしからぬキャラクターで、長所もほとんどなく無難に、何事も無くAIが友達という人物である。見た目も一般的であり、友人や恋人も無く日々の暮らしを「生きている」男性。そんな人物像がどこかリアルであり、残念ながら彼にあっという間に感情移入出来てしまった。徐々に登場人物が増えていく訳だが、ジューシーさんのキャラクターが魅力的で、こうも見事なドSキャラは漫画チックではあるが、与太郎との対比でとても映えた人物像になっている。
一方、与太郎の唯一の友人とされる西丸については、与