呉勝浩のレビュー一覧
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ネタバレ過疎化が進む田舎の現状と大切なものを守ろうとする人たちの覚悟が書かれた物語
このままでは未来がなくなる獅子追町を通して現代の地方の問題がかかれていた。 田舎あるあるの緩さや逆に粘着質な監視空間が生々しくてリアルだった。
少年時代に一緒に遊んだ友人たちが地元を守るために真っ当とは言えない方法で色々な企てを考えていたり、老人たちが自分たちの都合な面子のために邪魔な人たちを妨害していく様が印象的だった。
特に初めから後半の物語を通してずっと誠実で優しい正義感のある長原が自分の家族を守るために自分の姉兄妹を殺した連中に頭を下げて、恩を売っていたことに対してどれほどの屈辱だっただろうと思わずには -
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映画を観たら原作を読んでみたくなりました。
自称スズキタゴサク。酒屋の自動販売機を蹴りつけて、止めにきた店員を殴って警察に捕まり取調室にいる。突如「十時に爆発があります」と予言した。本当に秋葉原の廃ビルが爆発した。爆破は三度続くとスズキタゴサクは言う。実はスズキタゴサクが警察に捕まったのは意図したものだった。取調室でおこなわれるスズキタゴサクと警察の戦い。
原作通りの映画だった。
爆弾テロのような事件が起きたとき、多くの不特定多数の人が巻き込まれる。その時の救助は命の優先順位をつけなけることになる。傷が深い人より助かる確率が高い人や子どもを優先することになる。命は平等だと知っていても無意 -
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ネタバレ最高だった...解説でレクター博士や映画「CURE」の名が挙げられており、その辺好きならこれ好きよな...となり。あとクリミナルマインド好きにも刺さりそう。類家が山田裕貴の声そのままで聞こえてくるほどの神キャスティングで台詞もふるっている。「いずれ後悔するよ。俺に会っちゃったこと。夜も眠れないくらいにね」「(前略)『まあいいや』が、『もういいや』になったんだろ?」「おれは逃げないよ。残酷からも、綺麗事からも」いや〜イケ散らかしている。怪物であるスズキの感嘆、類家というこんな「逸材」が正義側であることを残念がるため息、「あなた、生きてるの虚しくなったりしませんか?こんな馬鹿たちに囲まれて、顎でこ
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爆弾2 法廷占拠 呉勝弘
2025/11/3
比較
爆弾と比べると等々力、清宮が出てこない。
爆弾では色んな場所の話が繋がっていた4〜5箇所程度。法廷占拠では法廷がほとんどで
その他の場所の話は少なかった。高円寺の家と、国立競技場。バンで逃げるところなど。
抽象
生まれながらに過酷な環境に生まれた人は幸せを手にすることは出来ないのか?
→そんな事はない。生まれた環境が悪いから悪くなるといったらそのもっと悪い環境に生まれた人達はどうなるんだ。
発見
類家とスズキタゴサクの絡みがない
→3への布石かここで最終バトル
流行
SNSで犯罪グループが繋がるのはまさに現代っぽい。その繋がりはお金や目 -
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ネタバレ
面白かったー!
映画見たので、佐藤二朗や山田裕貴の顔と声で脳内再生されながら読んだ。前作ほど人が死なないので、ちょっと安心、
スズキタゴサクの裁判を行なっていた法廷が、被害者遺族の1人である青年によって占拠されてしまう。警察と犯人のやり取りは生配信され、死刑囚の死刑執行を求める犯人と、警察の息詰まる攻防が展開される。
前作のキーパーソンだった類家とタゴサクの直接対決がないのが残念だが、それぞれが本領発揮して読み応え抜群。タゴサクに関しては、ひたすら怖キモい‥けど、頭のいい人間なんだなと思う。類家のことも認めている。
しかし!結果だけ見れば、類家の0勝2敗。タゴサクには逃げられるし。それでも -
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作品紹介・あらすじ
最初の1行は全員一緒。
1編6ページ、24種の「最後の仕事」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。
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24編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで