呉勝浩のレビュー一覧
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人間の耳はこんなに簡単に取ったり付けたり出来るんだなぁと(笑)変な所で感心してしまった。
主人公の堤下与太郎は圧倒的に主人公らしからぬキャラクターで、長所もほとんどなく無難に、何事も無くAIが友達という人物である。見た目も一般的であり、友人や恋人も無く日々の暮らしを「生きている」男性。そんな人物像がどこかリアルであり、残念ながら彼にあっという間に感情移入出来てしまった。徐々に登場人物が増えていく訳だが、ジューシーさんのキャラクターが魅力的で、こうも見事なドSキャラは漫画チックではあるが、与太郎との対比でとても映えた人物像になっている。
一方、与太郎の唯一の友人とされる西丸については、与 -
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近未来SFな世界観で、大きな陰謀に巻き込まれた平凡なサラリーマン。なぜか格ゲーで世界を救うことに?!
一般人が陰謀に巻き込まれるのはわりとよくある展開ではあるのですが、魅力的な世界観もあいまって飽きさせないつくり。こういうのってともすれば世界観を理解するのに結構なボリュームさいてしまって読み疲れちゃうこともあるんですが自然とだんだんに理解できるのがよかった。
あと格ゲー好きなので言ってることだいたいわかるから楽しめましたが、そうじゃない人は読んでいて楽しめるのだろうか?と変に心配してしまった。まあ独特の用語を含めて「よくわからんSF的な用語」として認識されてるのかもしれませんね。 -
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ネタバレ前作から引き続きスズキタゴサクが登場
スズキタゴサクの公判の最中に柴咲という男が拳銃と爆弾を使い法定内の100人を人質にとる
警察vs爆弾犯vsスズキタゴサク
snsを使って立てこもりの様子を配信するというのは現代っぽいなと思った。配信されていると一般人の目があるので警察である高東は交渉しづらいよね
前作にも登場した類家が色々な事に気づいていくのが面白かった
伊勢と幸田が生きていてよかった、伊勢のスマートウォッチを幸田のポケットに入れGPSで位置を分かるようにして、それを同僚の矢吹が気づくのがファインプレーすぎた
柴咲も共犯の啓一も親が酷く、若くして未来を失った者同士の絆が見て取れた。啓一は -
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主人公は小中高一貫の天錠学園で
スクールカウンセラーをしている奥貫千早。
新年度が始まってすぐに飼育小屋で飼われている仔山羊の足の腱が鋭利な刃物で切られるという事件が起こった。
そんなある日、高等部一年の野津秋成が相談室を訪れる。
彼は「山羊は、ぼくがやりました」「ぼくは、人を殺してみたい」「できるなら、殺すべき人間を殺したい」
そう千早に打ち明けた──。
一方、かつて残虐な連続監禁暴行事件を起こし 十五年間服役していた入壱 要が同じ市内で暮らしているという噂が広まる。そして その事実に近隣住民の間に不穏な空気が高まっていく──。
異端の者を受け入れる社会の在り方を模索する千早だったが… -
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ネタバレ過疎化が進む田舎の現状と大切なものを守ろうとする人たちの覚悟が書かれた物語
このままでは未来がなくなる獅子追町を通して現代の地方の問題がかかれていた。 田舎あるあるの緩さや逆に粘着質な監視空間が生々しくてリアルだった。
少年時代に一緒に遊んだ友人たちが地元を守るために真っ当とは言えない方法で色々な企てを考えていたり、老人たちが自分たちの都合な面子のために邪魔な人たちを妨害していく様が印象的だった。
特に初めから後半の物語を通してずっと誠実で優しい正義感のある長原が自分の家族を守るために自分の姉兄妹を殺した連中に頭を下げて、恩を売っていたことに対してどれほどの屈辱だっただろうと思わずには