呉勝浩のレビュー一覧

  • 爆弾【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    エグイ…というのが 正直な感想です
    これを映画で見るのを戸惑う
    本を読み終え 
    東野圭吾の容疑者Xの献身を思い出した

    人の心は とても複雑で デリケートだ

    理解できないことは
    山のようにある

    映画 観てみようかな

    0
    2025年12月08日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

    Posted by ブクログ

    映画化になるとのことだったので読んでみました。面白かった!
    さすがこのミス1位と納得。

    ただ、途中タゴサクの話はちょっと冗長感があって、ダルくなる部分もあったかな。

    0
    2025年12月06日
  • 雛口依子(ひなぐちよりこ)の最低な落下とやけくそキャノンボール

    Posted by ブクログ

    胸糞悪い、その一言に尽きる。

    雛口依子は金髪の葵ちゃんからある依頼を受ける。
    葵の兄・浦部くんが犯人とされ、依子が被害者となった
    三年前の猟銃乱射事件のルポを共に書こうというのだ。
    依子と葵、理不尽な世間に押し潰されてきた二人は、
    取材のためかつて依子が住んでいた『三角屋根の家』を訪ね、
    あの事件の奈落に向き合うが。

    物語は現在・去年・四年前という三つの構成で繰り広げられ、
    冒頭からエンジンはフルスロットルという感じで進んでいく。
    中盤でそのフルスロットル具合が全く別の意味を為していた事に気付く。
    序盤で提示された謎は、違和感に変わり、
    兄の家庭内暴力に苦しんでいた雛口家という構図は、

    0
    2025年12月04日
  • 法廷占拠 爆弾2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すずきたごさくまた逃げちゃったよう、爆弾3を更に待たなきゃならないのか、まるでリカシリーズのようになってきたなあ、類家、倖田と言った前作からの顔馴染みも出てきて映画の続編もほぼ決定じゃないかな、それはそうとたごさくの正体がまだまるで分からない、そろそろ3作目で種明かしみたいなものも期待していいのかなあ、しかし今回の事件はクソみたいなものだし、次はもう少し問題作を期待したい。

    0
    2025年12月04日
  • 法廷占拠 爆弾2

    Posted by ブクログ

    第1作ほどの衝撃はないけど、楽しく最後まで読めた。次回作への布石であり、次回作こそ最高になると期待して星4。

    0
    2025年12月01日
  • 法廷占拠 爆弾2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    また続きが気になる〜!!


    爆弾の淡々と事件が進んでいくのとは違い、皆の中の信念が垣間見ることができるストーリーでした。
    そのため、スピード感は爆弾の方がありました。しかし今回も類家さんとタゴサクの思考の重なりが見れてよかったです、似たもの同士、ですねやはり。
    必ず続編が出るタイプなので次も楽しみです。

    0
    2025年12月01日
  • 法廷占拠 爆弾2

    Posted by ブクログ

    今回は犯人、タゴサク、警察の三つ巴で思惑が交差する。時に阿吽の呼吸で協力するかのように見せて実は別の思惑があったりと、前作に比べて複雑な構成になりつつも、最後まで面白さを切らさないのがさすが。どこで絡んでくるタゴサク!と思いつつ読み進め、いつの間にかあの魅力的なタゴサクを期待している自分に途中で気づき笑ってしまった。タゴサク、こんなにイラつくのになんで気になってしまうのだろうか。
    今回は犯人も詭弁やこねくり回す論理を振りかざしてきて、厄介なことこの上ない。でも、なぜか爽快さがある不思議さよ。

    0
    2025年11月29日
  • アトミック・ブレイバー

    Posted by ブクログ

    今話題の映画「爆弾」の原作者呉勝浩さんの最新作。本作は近未来、ヴァージン・スーサイズという小型爆弾による同時多発テロから27年後の世界。現実と虚構のはざまで揺れ動く主人公のサラリーマン、堤下与太郎は安穏とした日々を送っていた。そんな与太郎に親会社からスカウトがきた。よくわからないままのこのこと出向いたところから、与太郎の人生の幕が上がる。全ては友人の天才プログラマーの西丸昴の手の平の上だった。そして人類の運命は与太郎しかプレイできない格闘ゲーム「アトブレ5」の勝敗にかかることに!「爆弾」よりは見劣りする。

    0
    2025年11月28日
  • 法廷占拠 爆弾2

    Posted by ブクログ

    楽しめるスピード感 オーディブルにて

    前作を聞いたのがかなり前だったので、全然前の話を覚えてなかったが、今作だけでしっかり楽しめた
    スピード感がすばらしい
    登場人物それぞれの心の動きが興味深い

    0
    2025年12月12日
  • 白い衝動

    Posted by ブクログ

    自分の家の隣に住む人が凶悪な殺人鬼だったら私たちは何を思いどうするのだろうか。
    その殺人鬼はすでに服役し刑期を終えている。そいつを私たちは受け入れるべきか拒絶するべきか。
    主人公の千早は前者の立場をとる。心理カウンセラーである彼女は、過去に凶悪な事件を犯した殺人鬼・入壱要を「受け入れるべきだ」と考える。すでに刑に服したのだから自分らと同じく対等に扱うべきだと。
    要は何らの精神疾患を患っているわけではない。責任能力がある「健常者」である。しかし彼の中には常人には理解し難い欲求がある。つまり、「健常者」の中の「異常者」なのだ。
    健常と異常を分つものが何であるかはわからない。その線引きは大変にグレー

    0
    2025年11月30日
  • アトミック・ブレイバー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    格闘ゲームどころかゲーム自体をほぼしない自分にさえ、ゲームでの格闘シーンの描写に迫力があり、興奮しつつ結構理解できたような気がする。ただ、話の裏にある思想や背景がややこしく読み返してしまう事も多々あった。難しい話だった。最後のコマンド入力のまどろっこしい臭さ、拷問にあった後の立ち直りの早さなどのご都合主義的な部分がちょこちょこあったが、最後にジューシーと旅立っていく所は良かったので良しとしよう。

    0
    2025年11月21日
  • アトミック・ブレイバー

    Posted by ブクログ

    そうですか、新作は近未来SFディストピア作品できましたか。題材は違っても文章から沸き立つような躍動感や計算された科白から読み解ける人物像の描写は流石で、現在の文壇では呉氏と長浦京氏が双璧なような気がする。格闘ゲームはおろか、ゲームというものを全くプレイしない私には、「アトブレ5」のプレーシーンは呪文を読むに等しかったが、それでも熱量は十分伝わる。ゲームが鍵になっているところが個人的にマイナス要素だが、設定やストーリは無理なく楽しめた。

    0
    2025年11月14日
  • 蜃気楼の犬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    県警捜査一課の番場は「現場の番場」と呼ばれるベテラン刑事。
    相棒であるルーキーの船越とともに事件解決に取り組んでいく短編連作。

    ・感想
    呉先生らしい「自分の正義」を問う作品。

    妻であるコヨリとの不穏な関係が読者的には大きな謎の一つなので、これが縦軸になりコヨリに関わる大きな事件とそれぞれの小さな事件が展開して最後に交差するのかな?と思ったけど、そこが…投げっぱなしになってしまってた。
    惜しい…。

    私はどのミステリーでも謎解き部分は考えずに読むので(そういう楽しみ方ができない)その辺りに引っ掛かることはないんだけど、このコヨリちゃんの存在を扱いきれてなかったのが残念ーー。
    帯に

    0
    2025年11月14日
  • アトミック・ブレイバー

    Posted by ブクログ

    凄く面白かった。
    世界の行方が、主人公にしかプレイ出来ない格ゲーに掛かっていると言う設定が取っ付きやすかった。
    格ゲーのバランス調整をディストピア社会のメタファーとして使っているのが面白かった。
    物語が動き出す前の退屈なシーンなども、小難しい事が書いてあったが意外とスラスラ読めてしまった。作者の腕が素晴らしいのだと思う。読んだと言うより気がついたら読んでいたって感覚。

    この小説の残念な所は、格ゲーに詳しくないと面白さが半減してしまう所。

    リーサル圏内、猶予フレーム、ニュートラル状態、起き攻め、差し返し、2択、下段と中段、236236+パンチ、画面端、コマ投げ。

    ここら辺の単語は、今一番流

    0
    2025年11月07日
  • アトミック・ブレイバー

    Posted by ブクログ

    近未来SF
    SNSやAI技術、電力問題など、どれも現代からつながっている様で、近しい未来は本当にこうなるのかも?と、思えた
    人類はこれ以上賢くなれない
    賢くなることは愚かな事だ
    そういうメッセージなのかな?と

    0
    2025年11月05日
  • アトミック・ブレイバー

    Posted by ブクログ

    小型核爆弾による世界同時多発テロ、ヴァージン・スーサイズから27年後の日本を舞台にしたディストピアもの。平凡なサラリーマン・堤下与太郎を主人公にした巻き込まれ型サスペンスであり、意表を突いたゲーム小説でもある。
    SF的なギミックが多すぎて世界観に慣れるまで多少時間はかかったものの、物語のスピード感と魅力的なキャラクターに引き込まれて一気読みだった。
    呉さんの作品を読むのは4冊目だが、『爆弾』に次ぐ面白さだった。ただ、一般受けするかどうかは多少不安がある。

    0
    2025年11月05日
  • スワン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    客がごった返す大型ショッピングモールで起きた凄惨な無差別銃撃事件。序盤に犯人死亡となるがそこからが本作の本題。この事件の時に誰が何を考え、どう行動していたのか。それが分かったからといって犠牲者が戻ってくるわけではないが何があったのかを知らないとこの先の人生を踏み出せない。
    色々な視点でその日が紡がれていく。
    うまく表現できないけど記憶に強く残る作品。

    0
    2025年10月15日
  • ロスト

    Posted by ブクログ

    救われたような救われないような…
    思ったより評価が低いけど、私はやっぱり呉さんの本は面白い
    引き込まれるなぁ…

    0
    2025年10月11日
  • これが最後の仕事になる

    Posted by ブクログ

    続きを書いて欲しい話や、考えさせられる話または自分にはよくわからない話など色々な作家さんの作品があり、読み応えがありました。
    この中から自分のお気に入りになる作家さんを探すのもいいかと思います。

    0
    2025年10月11日
  • スワン

    Posted by ブクログ

    「悪になる」ことと「悪ということになる」ことの違い……後者は辛い。
    「説明しようとすればするほど、ちがってくる」

    銃と日本刀を持った男二人が、休日のショッピングモールで無差別大量殺人。小説の題材としては申し分ない出来事だが、テロ自体はあくまで“背景”。
    本題は“生き残ってしまった”人たちの罪の意識と葛藤、いつまでも続く恐怖。それも「ある人が不可解に死亡した状況を明らかにする」というミステリー仕立てで描かれていることで、単純だったことが徐々に変わり、謎めき、深まっていく。

    「罪を抱え続ける苦しみは、罰を受けるより何倍もつらい」
    華やかな白鳥と艶やかな黒鳥が舞う、どちらがどちらなのか……。

    0
    2025年09月25日