呉勝浩のレビュー一覧

  • アトミック・ブレイバー

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    面白かった。
    けど話が難しかった…
    未来の街並みの景色が今ひとつ想像できなくて難しい。
    世界のどこでも、核が爆発することがあったら確かに世界中の考え方が変わるだろうなと思うのでとても興味深い話でした。
    しかし難しい話だった。

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    2026年08月09日
  • スワン

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    個人的に『爆弾』より面白かった。
    理不尽な無差別殺人事件の生存者が集められ、それぞれの当日の行動を尋ねられるが、その会の本当の目的は不明。参加者の互いの素性も確かでなく、なぜ自分たちが集められたかも不明。ショッピングモールの防犯カメラに映っていることと映っていないこと、司会の徳下がどこまで知っているかわからないことなど、不謹慎ながら人狼のような推理ゲームのようで緊張感があり面白かった。
    何か事件があったとき、我々は誰が悪だったのかを知りたくなる。でも作中にある通り、人は白と黒ではっきり分けることはできない。客観的な事実はひとつでも当事者にしか説明できないストーリーがある。そういった部分がうまく描かれていたと思う。

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    2026年08月09日
  • スワン

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    ネタバレ

    ショッピングモール「スワン」で起きた無差別殺人事件。その生き残りの5人が、「お茶会」に集まった。

    ・いずみ:高校生。スカイラウンジの生き残り
    ・波多野(双海):亡くなった幸雄の父親
    ・生田:認知症の義父を亡くした
    ・小田嶋:スワンの警備員
    ・保坂:人を救いたかった老人

    いずみのライバル・梢が、スカイラウンジで幸雄くんの遺体を盾として使ってしまい、銃で自死しようとしたところをいずみが救った。この真実をいずみは心にしまっていた。

    お茶会参加者が何かを隠しているのが気になり、読み進めるのがおもしろかった!
    生き残ったいずみが世間から叩かれているのが理不尽すぎて、スカイラウンジの真実はもうすこし何かあるのかと思った(実際にいずみが犯人に指示出していたとか)けど、人間らしいことだった。

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    2026年08月08日
  • 蜃気楼の犬

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    ふたまわり年下の嫁とお腹のなかの子どもを守ることを信念に奔走する捜査一課の番場。ベテランの番場と少年のような船越のペアが事件を解決していく連作短編集。
    どれも骨組みのしっかりした事件なのに、過不足ない伏線回収でサクッと気持ちよく読めるところが良かった。

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    2026年08月04日
  • 雛口依子(ひなぐちよりこ)の最低な落下とやけくそキャノンボール

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    ネタバレ

    これは頭の中を混乱に導き、かつ心がえぐられる時を何度も何度も通過させられるマジで胸糞悪くなる作品。色んな部分で伏線と回収と再回収とで時間軸の解釈でバグる。爽快感を生む作品ではない。マジで読む時は常識を捨てて臨むことくらいしか言えない。だが、読むことでこういうことは現実起こりうるのではと思う作品ではある。

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    2026年08月01日
  • スワン

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    小説の中の話だからかもしれないが、物語の中のお金持ちというのは大概意味わからんことをしてくるし、しかもそれを強要するという印象を持った、
    誰かの言っていた「もう犯人が悪いじゃだめなんですか?」という部分にすごい共感した。
    むしろそれ以外悪くないで欲しい。

    最初はショッピングモールの「スワン」で起こった事件の細やかな描写、そしてそれが終わると、その中で亡くなられた方に何が起きていたかの究明。
    最後は何が起きたか大まかにはわかったが、だからといって得られるものはなく、失ったものの方がみんな多い。

    私は心が狭いから、主人公だけが悪役になるというのではなく、すごい嫌なことだってされてたんだよという部分はわかってもらってもいいんじゃないかと思ってしまった。
    主人公だって失ったものばかりなのに、悪くだけ言われるのはモヤモヤした。

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    2026年08月01日
  • アトミック・ブレイバー

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    近未来こうなってしまうかもと思いつつ。全てはAIがサポート、人は賢さの限界を迎え、愚かさが露呈していく。

    格ゲー好きとしてはコマンドのシビアさ、予測して防御か回避か弱パンかと描写がアツい!(千鳥ノブ風に)

    何故か私にはレディープレイヤーワンが頭をよぎった。

    ゲーセンに通っていたオタクとしてはめちゃくちゃ好きな展開だった。続きは出なさそうかな。

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    2026年07月21日
  • アトミック・ブレイバー

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    主人公しかプレイできない格ゲーを巡るく近未来的なお話。

    とだけ知っていたんだけど
    なるほどそういう方法でか!と、
    発想が面白かったが
    んー??と言う様な空想科学もあり
    なかなか没入できたとは言えなかったかな。

    でも話自体は面白く映画化というよりはアニメ化が似合う作品かなと思った。

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    2026年07月18日
  • Q 下巻 暗夜行路

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    昔、「軍鶏」という格闘技の漫画があった。その登場人物のトーマとキュウが重なった。小川哲の現在の呉勝浩の到達点であることは確か。

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    2026年07月11日
  • Q 下巻 暗夜行路

    購入済み

    またやってしまいました

    こちら初版の1冊Ver.完読済
    またやってしまいました

    上巻の出だし何か既読感あり確信に変わり‥
    加筆部分探しでもしようかとも思いましたが‥

    末巻の作品解説だけ拝読して終了
    ホントにシステムで何とかして欲しい

    追伸
    商品説明で最後に注意書で既刊であることが記載されていました
    ご対応ありがとうございます、この度からは隠れ部分も全て確認して
    購入致します。

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    2026年07月13日
  • スワン

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    白か黒か、外野はあれこれ勝手に想像し決めつける、決めつけたがるあるある。事件の最中当事者たちは何か起きるたびに咄嗟に決断し、行動に移す。その結果がどうであれ、その決断はその時最善だと思ってほとんど本能的に選択したはずで責められない、と思っても。本人も周りも、もしあの時あぁしてれば…こうしていれば…という絡まった思考から逃れるのは大変なこと。踊り切ろうとする片岡こずえに拍手!

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    2026年06月25日
  • アトミック・ブレイバー

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    ネタバレ

    いや面白かった。まず軽妙でユーモラスな文体がよい、しかし、この語り手をどう捉えたらいいのだろうか、と思いつつ読み進めて行き、終盤にその答が明かされ、そうだったのかと膝を打った。格闘ゲームについてはまったくやったことないし、ちゃんと見たこともなかったが、楽しめた。それにしても与太郎がんばった。人類の賢さとは? ということもちょっと考えさせられた。

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    2026年06月23日
  • 道徳の時間

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    爆弾で著者のファンになりはや四冊目。

    文体が好きなのか、話の内容以上に引き込まれる節があります。間違いなく今後も読みたい小説家さんの1人です。

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    2026年06月09日
  • スワン

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    「爆弾」「法廷占拠」には及ばずも、さすが呉さん。
    被害者でも被害者で終わらせない、終わらない筆力に脱帽。
    お茶会が開催されたことに唐突感はあったけど、やはりそこも呉さんの筆力。
    あっという間に引き込まれて、驚きの展開に唸った。

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    2026年06月09日
  • スワン

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    完成度と言う点では★3つかなと感じていますが、著者の作品にかける熱量と想いは★で評価できるものではないと。

    ショッピングモール「スワン」で無差別銃撃事件が発生した。死傷者40名に迫る大惨事を生き延びた高校生のいずみは、同じ事件の被害者で同級生の小梢から、保身のために人質を見捨てたことを暴露される。被害者から一転して非難の的になったいずみのもとに、ある日一通の招待状が届いた。5人の事件関係者が集められた「お茶会」の目的は、残された謎の解明だというが……。文学賞2冠を果たした、慟哭必至のミステリ。

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    2026年05月31日
  • スワン

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    冒頭は事件の様子から始まる
    事件の被害者たちのお茶会(互助会?)の名目で話が続く。ストーリーは菊乃がなぜ変な場所で死んでたかを防犯カメラ、お茶会での話、犯人たちのカメラの3点から考える。
    出席者たちはいろんな場所で嘘をつく。
    何が嘘で何が本当でどういう理由なのかを考えながら読むのが面白い。

    ただ、自分が犯人に銃口を突きつけられてたらどうするか、死んだ?(死にかけ)の少年と自分が銃を撃たれたらどうするかは難しい問題だなと思う

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    2026年05月31日
  • 蜃気楼の犬

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    ネタバレ

    「たまたま運よく、すべてを投げ捨てたくなる憎しみに出会ってこなかっただけなのだ。その幸運にあぐらをかいて、偉そうに犯罪者を捕まえてきた。まるで正義の顔をして。」

    正義感を失いながらも大切な家族の安全のために刑事で居続ける男の話

    何作目かの呉勝弘作品

    この人の作品は世間の人の悪意が蔓延るものであるものであるという前提で描かれることが多く、そんな中で主人公がどう生きるかという葛藤が見える。

    その中で明確な正しさに進むことはあまりないけれど、自分の中の決意や哲学のようなものに準じて生きていくことを決めるシーンに力強さを感じる。

    この刑事も一貫して妻や身籠る子供に悪意ある事件が降りかからない確率を少しでも下げるために優秀な捜査を続けることを決めており、それが明確にわかる最後の章がとても好きだった。

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    2026年05月16日
  • アトミック・ブレイバー

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    けっこう文字数が多い作品ですが、テンポも良くスリルがあって一気に読み進めることができました。場所が変わってもやることは変わらないというのは不思議だった(笑)
    テーマはAIを用いた教育と洗脳なのかなと私は感じました。今やChatGPTなどAIの意見に従う人も多く、人間はこういう未来に向かうのかなと非常に興味深かったです。その中では支配する者とされる者に分かれるのか⋯。与太郎はまさに自分で思考することを放棄し、支配される楽な生活に慣れた結果を見ているようでした。与太郎がマサルから離れて少しずつ「おかしい」と自分の意思を持っていく姿も良かったです。
    人類みんながロボットのようにただ『正しい』とされる言動のみをする平和な世の中⋯。つまらないなぁ。

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    2026年05月10日
  • 白い衝動

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    理想ばかり語る主人公へのイライラから、
    一気読みしてしまった笑

    だけど最後には視点がひっくり返されて、
    全部が腹落ちすることになった。

    呉先生の真骨頂のどんでん返し炸裂ミステリーで面白かった。

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    2026年05月10日
  • 法廷占拠 爆弾2

    購入済み

    爆弾第二幕

    スズキタゴサクの連続爆破事件の裁判中、拳銃を持ち込んだ遺族により法廷が占拠される、というロケットスタートなサスペンス。
    前提として、きっちりかっちり前作からの続投キャラがほぼメインだし、前作で起きた被害も明かされているんでそっちから読んでね、とは言っておきます。
    前作に比べたらちょっと真相に繋がる情報が少なく、後出しジャンケン感はありました。
    が、そもそも推理よりも会話のドッジボール(キャッチボールにあらず)が肝なので評価は分かれるかも?

    #ドロドロ #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2026年05月08日