呉勝浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ショッピングモールで起きた無差別殺人事件。
死者は21人(犯人を含む)。重軽傷者は17名。
女子高生の「いづみ」
逃げ場のないスカイラウンジで犯人に脅され次に殺す人を選べと言われる…
選んだつもりはない…パニックだった…
スカイラウンジでの死者は9人。5歳の子どももいた。負傷者は一人。いづみを苛めてた首謀者だった。
無傷で生き残った女の子。
被害者だと思ってた…でも世間の見方はちがった…
対応に遅れた警察への避難。
逃げ出した警備員への避難。
……そしていづみへの避難。。。
いやー!!中盤からの盛り上がりすわごいわ!!
それだけに…最後…キレイすぎたし、いづみがどうしたかったのか…どうなったのかもう少し詳しく知りたかったなぁー…もっとリアルがほしかったぁ… -
Posted by ブクログ
前作の犯人「スズキタゴサク」の最中に、遺族席から拳銃を持った遺族が法廷を占拠した。
100人の人質を取った犯人が要求したものは?
再び複数の場所での爆発事件が起こり、またしても警察は翻弄される。
犯人と特殊犯との手の汗握るやり取り、証人として法廷内にいた野方署の女性警察官とのやり取りがメインで描かれる。
とにかく登場人物が多い。
しかも、犯人の柴咲以外、人物像が薄い。
物語は展開も早く、後半の展開といい、面白いことは面白いのだけど、人物の描き方が薄い分、読後に残る感情は少ない。
また犯人の動機もあまり共感できず、プロットが面白い分、勿体無い気がする。
登場人物全体的に薄い分、特殊犯の類家の存在は薄気味悪い。
結局、「スズキタゴサク」は逃げ仰せたので、次はどんな形で私たちの前に現れるのか?
まだ続編が出そう。 -
Posted by ブクログ
テンポ良くあっという間に読めた。
臨場感を感じる文章で面白かった。
推理を進めながら読むというよりも、物語の流れをハラハラしながら追っていくような進み方だった。
スズキタゴサクは最後まで所謂「無敵の人」として書かれ、この物語の悪として描かれている。
それはその通りだが、彼がもし幼少期に個性を認める相手と出会えたら、命の優先順位が最下層だと本気で思わなければ、結果は変わっていたんじゃないか。
わたしはもちろんテロを起こそうとは思わないし、こんな極端なことは実行しない。ただ、主観で世の中に失望して、どんどん自分が思う負のストーリーを進めてしまうところは私にもある。
スズキの気持ちはわからないでもないと感じている自分に少し引いている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は千早を理解することができない。
そんな簡単な言葉で片付けていいのかわからないけど、私は入壱が死刑になれば良かったと思うし、街から追い出されたら彼はどこで生きていけば?孤立してしまうというの助けるべきだとも思えない。
特に、よくないことだと理解した上で、それでも抑えきれなくて殺してしまう人なんて、恐ろしすぎる。包括すべき、受け入れる社会にするべきだって言われても、作中にもあったけど何がトリガーかわからない人のことを、自分や、自分の大切な人が殺される可能性が高いのにできるわけない。
千早が秋成の居場所になりたい、けど身近な人が被害を受けたら秋成を許せないだろう、って言ってたけど、私が千早の身近な人間やとして、被害を受けたなら、少しは千早にも憎しみが向いてしまうと思う。
あの時千早がすぐに隔離施設に入れるように動いていたら?千早も結局自分の衝動のために、秋成といることを選んでると思う。
秋成が自分の身近な人を殺した時、秋成を許せない、だけじゃなくて自分も許せない、にはならないのかな、後悔しないのかな
一応最終的に秋成をワークショップに進めたけど、遅いと思った。たまたま、本当にその期間で人を殺さなかっただけというか、、
犯罪者も包括することで自分がそうなった時のために、、も理解できなかったけど、後半で明かされる千早の精神性からくるならそうなのかな、、理解できなくも??と思った
一回犯罪を犯した人とそうでない人の差は大きいと思う
「性格的特徴をクローズアップし、極端な色をつけて症状に仕立て上げるのは、どんな人間に対しても可能だ」
この小説でゾッとした文は何個かあったけど、1番ゾッとした