呉勝浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作から引き続いて、また新たな事件が巻き起こる…
最初の1ページ目、法廷が武装占拠された瞬間から、心臓のバクバクが止まりませんでした。
呉 勝浩先生は本作でも「神がかった」圧倒的な場面展開の巧みさを遺憾なく発揮しています。「命と命を引き換える」という狂気の処刑要求、そしてネット生配信に溢れる悪意あるコメントの嵐が、警察を道徳的な葛藤と崩壊の淵へと追い詰めていきます。何より鳥肌が立つのは、被告人席に座る爆弾魔・鈴木タゴサクの存在です。まるで特等席で劇を楽しむ悪魔のように、事態をさらにかき乱そうと不気味に待ち構えているのです。
これは極限の三つ巴の心理戦であると同時に、「正義」に対する最も残酷 -
Posted by ブクログ
この本には派手な爆破シーンはない。最も息が詰まるのは、あの狭く閉ざされた取調室だ。
犯人のスズキタゴサクはまるで「生きた爆弾」である。軽薄な口調と底知れぬ悪意で、警察のプライドと理性を一枚ずつ剥ぎ取っていく。緊迫した対峙と問答のたびに、まるで導火線の上で踊らされているような感覚に陥る。一歩間違えれば、理性の糸と東京の街が同時に吹き飛んでしまうのだ。
タイムリミットの重圧の中、人間の最も醜い「トロッコ問題」を突きつけられる警察官たち。その無力感と重苦しさは、ページから滲み出てくるほどだ。これは単なる犯人探しのゲームではない。読者をも巻き込む心理的な拷問なのだ。読み終えた後も、心臓をきつく鷲掴 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
スズキの得体の知れなさ、類家とスズキの頭脳戦、爆弾が引き起こす大混乱、見せ場がたくさんあって読み進めるのが止められませんでした。
映画も見ましたが、スズキ役の佐藤二朗さん、類家役の山田裕貴さん、お二人とも最高の演技をなさってたと思います。
難しい立場であった等々力の昏さ。スズキに取り込まれる危うさもあったけれど、その立場を「それでも不幸ではない」と言い切った彼は"後継者"にはならないでいられると思います。
鶴久課長の娘さんに電話越しで怒鳴るシーン、こんな緊迫した状況で娘が喜ぶならと「あんぽんたん!」って叫ぶ姿は愛でした。
キリキリと胸が痛む状態がずっと続く中の優しい -
購入済み
またやってしまいました
こちら初版の1冊Ver.完読済
またやってしまいました
上巻の出だし何か既読感あり確信に変わり‥
加筆部分探しでもしようかとも思いましたが‥
末巻の作品解説だけ拝読して終了
ホントにシステムで何とかして欲しい
追伸
商品説明で最後に注意書で既刊であることが記載されていました
ご対応ありがとうございます、この度からは隠れ部分も全て確認して
購入致します。 -
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Posted by ブクログ
気持ちはわからなくもない
あなたもあるでしょ?そういうこと
が、至る所に。
似た感情を抱いたことが全くないと断言できるか、この場面になったら自分も同じことを思うのではないか。
小説内のキャラクターにだけでなく、読んでいる自分にもそう問われているようで。
映画はまだ見ていないのですが、誰が誰の役をするのかだけは事前にチェックしておいて、読みながらずっとそれぞれの役者さんの顔を想像していました。
心理描写は文字で読んだ方が細かくわかるのでしょうが、表情や声色、しぐさ、目線などは映像で見た方が刺さるんでしょうね。大丈夫かな、映像で見てしまうと私、食われないかな…これから映画版を見てみます! -
Posted by ブクログ
外見、境遇、悪いことをしそうな人間を印象でなんとなく決めつけてしまうことはないやろうか、そう考えてしまうような内容でした
近所の酒屋で暴力沙汰を起こして捕まった、見てくれがどこかだらしなくて不潔で表情もニタニタしていていかにもって雰囲気満載の「スズキタゴサク」、彼が事情聴取中に爆弾事件を予言しその通りに起こる場面から始まります
大半がスズキタゴサクとの取調べのやりとり、供述から以後起こりそうな爆破事件を掘り起こし、未然に防ぐべく必死に探りを入れる特殊捜査班の刑事、清宮と類家はじめ警察の面々はスズキタゴサクに終始翻弄されます
どこかでどうしても思い込みや先入観が入ってしまう、私も知らぬ間に