呉勝浩のレビュー一覧
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ネタバレ面白いけど難しかった。最初の方はあまり話進まないかなって思ったけど、ほんとに後半文章からでも恐怖を覚えた。特にシェアハウスあたりは文章からでも状況を想像でき、背筋が冷ってしました。結局スズキタゴサクがどういう人間か分からなかった。不思議。でも永遠に分からないんだなって思う。
最後まで読んで今回の始まりは長谷部有孔な気がした。刑事がいっぱい出てきすぎて途中上下関係をどんな感じか分からなくなったけど、読み切れる。
長編だったけど、面白い。人間は究極の状況、悪と対話をすると本性が現れるんだなと思った。結局犯罪を起こす人間の気持ちは誰しもが芽生える心だか、それを自身でコントロール・こっちの世界に引き止 -
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ネタバレ怪作。時間がないという緊迫感と、止められたはずの被害を食い止められなかったという歯痒さや、取調室の駆け引きに、読む手が止まらなかった。スズキタゴサクがとにかく怖い。
清宮が敗北したシーンが印象に残っている。命は平等だと口では言いつつも、無意識のうちに選別しているのでは?というスズキタゴサクの問いかけに答えられないのは清宮だけではないと感じた。平等にヒントを与えられていたにもかかわらず、意識にさえ上らなかった選択肢を突きつけられ、茫然としてしまった。
清宮に代わって類家が取調べを行うが、切れ者ながら危うさがある。最後、類家が事件の全貌を解き明かしはするものの敗北感があった。スズキタゴサクに類 -
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人間の耳はこんなに簡単に取ったり付けたり出来るんだなぁと(笑)変な所で感心してしまった。
主人公の堤下与太郎は圧倒的に主人公らしからぬキャラクターで、長所もほとんどなく無難に、何事も無くAIが友達という人物である。見た目も一般的であり、友人や恋人も無く日々の暮らしを「生きている」男性。そんな人物像がどこかリアルであり、残念ながら彼にあっという間に感情移入出来てしまった。徐々に登場人物が増えていく訳だが、ジューシーさんのキャラクターが魅力的で、こうも見事なドSキャラは漫画チックではあるが、与太郎との対比でとても映えた人物像になっている。
一方、与太郎の唯一の友人とされる西丸については、与 -
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近未来SFな世界観で、大きな陰謀に巻き込まれた平凡なサラリーマン。なぜか格ゲーで世界を救うことに?!
一般人が陰謀に巻き込まれるのはわりとよくある展開ではあるのですが、魅力的な世界観もあいまって飽きさせないつくり。こういうのってともすれば世界観を理解するのに結構なボリュームさいてしまって読み疲れちゃうこともあるんですが自然とだんだんに理解できるのがよかった。
あと格ゲー好きなので言ってることだいたいわかるから楽しめましたが、そうじゃない人は読んでいて楽しめるのだろうか?と変に心配してしまった。まあ独特の用語を含めて「よくわからんSF的な用語」として認識されてるのかもしれませんね。