呉勝浩のレビュー一覧
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【スズキタゴサク再び】
前作の大量の死傷者を出した爆弾事件の容疑者スズキタゴサクの裁判で、事件が起きる。拳銃を持った犯人グループが法廷占拠。犯人達の要求は死刑囚の死刑執行という前代未聞の内容。スズキタゴサク、籠城犯、警察の三つ巴がそれぞれの思惑が交わるーー
ココロの中ではスズキタゴサクと、警察の類家のバチバチの頭脳戦を期待したけど、籠城犯の存在もさらに話を面白くしてくれた印象。相変わらずスズキタゴサクを中心に、彼のセリフに翻弄させられる。もはやタゴサク節w
「誰かの幸福と不幸が、無理やり交換させられる。ラッキーとアンラッキーが無慈悲にね。」
普段は建前で包み隠している本音を、何のためらい -
Posted by ブクログ
映画見に行きたいけど行けなさそうだからと買った本。
映画化されると、頭の中のストーリーがそのキャストで構成されていく!映画見てないのに映画を見てるような感覚になるのわたしだけ?
スズキタゴサクのセリフは佐藤二郎の話し方で出てくるし、っていうかスズキタゴサクの話し方のモデルって佐藤二郎?ってくらいハマり役すぎる。
スズキタゴサクって結局何者?だらしなさそうなのに賢そうだし、博識?おどけて見せてるのも計算?
類家vsスズキになったときの、類家の痛いとこつく感じ、いけ!やれ!ギャフンと言わせろ!と読む手が止まらなかった〜
映画も見たい!映像で見たらまた違うんだろうな… -
Posted by ブクログ
四月は残酷な季節だと、イギリスの詩人はうたった。わかるけれど不満もある。べつに残酷なのは、四月だけじゃない。
「そうだな。少しだけ理由はあるな。そう。いずみたちが、幸せそうにしているからさ。笑ったり喧嘩したり愛嬌をふりまいたり、手をつないだり。うっとうしかった。だから教えてやろうと思った。四月は残酷な季節だって」
呼吸を整える。目もとをぬぐう。洗面台で、ちゃんと湿らせてきたハンカチで。
「 ー わかりました」
そして、ゆっくり、顔を上げる。
「わたしは、あの日、十時過ぎに、湖名川駅に着いて ー 」
嘘がばれ、自分の物語を語りだす。
大丈夫。ここまでは、だいたい予定どおりだ。
「おれはこう -
Posted by ブクログ
たくさんの悪意と恐怖がぐるぐるぐるぐるとひとつの鍋で醸成されている感じ
恐怖が人の本心を顕にして生々しい
事件に巻き込まれた人たちがそれぞれの目線で経験する恐怖、逃げ惑う様、加害者側の心理も妙にもリアル
恐怖から逃げ遂せても、生き延びたことから始まる心の浸食もなおリアル
さらに、当事者の恐怖とは裏腹に第三者の世間も、悪意に溢れている
事件は客席から見る物語、当事者たちは登場人物、物語は改変される。と主人公が表現しているけど、
自分の生きている現実世界はまさにそういう一面があり、これは事実だなと痛感させられた
とダーク、リアルに包まれていますが、純粋に謎解きも楽しいですし、読後のスッキリ