呉勝浩のレビュー一覧

  • 道徳の時間

    購入済み

    道徳よりも

    恥の文化と、罪の文化の一文に
    ハっとしました。

    内容は悲しい話です
    何を道徳と言うのか?

    話の中心は本当の犯人はどっちなのか?
    で進んで行きますが、そこは伏線に過ぎず
    監督が妹さん?なんて気付きながらも、と、
    またまた予想を裏切るどんでん返し

    総じて重いめの内容なのでレビューも低めなのかなぁ。

    #切ない

    0
    2023年10月16日
  • 蜃気楼の犬

    購入済み

    評価低め

    ですが、著者専売の刑事と事件の読み物で
    著者さんの作品を読み漁ってきましたが、
    読み易かったです。

    最後の書き下ろし作品は、他の方のレビュー
    にもありますが、登場人部が多くてわかり難い
    ことへの解いでもあり、無理に登場人物を理解
    する必要もない潔よさを教えられました。

    #エモい

    0
    2023年10月11日
  • 白い衝動

    購入済み

    爆弾以来

    著者の作品を読み漁っています
    他にも同様の方は大勢いらっしゃると
    想像するのは容易ですが。。。

    今作はこれまで拝読した警察モノではなく
    一瞬著者名を再確認しました、
    が、思いもよらぬ伏線回収の羊遣いの答えは
    当に著者の作品でした。

    いつもの手の込んだミステリーに加えて、
    社会性テーマも練り込まれた読み応え大の良作。

    最後の解説で別作のレビュー点あまり良くないので
    敬遠していた作品が挙がっていたので、やっぱり読むことにします。

    #シュール

    0
    2023年09月09日
  • マトリョーシカ・ブラッド

    購入済み

    今作もなかなか

    やられました。

    最後に向かうまでの伏線、思いもよらない展開
    全てに通じるマトリョーシカの意味。

    良く考えられ、仕組まれた作品でした‥感心
    今作は登場人物が多いので混乱する所もありますが
    主要人物だけおさえ置けば読み進められ点も◯。

    #シュール

    0
    2023年09月02日
  • 白い衝動

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    呉さんの著書はまだ3作品目ですが、スタイルは違えど共通して社会コミュニティの問題を取り扱われているのかなと。

    他作品も読ませて頂く予定なので変わるかもしれませんが、『爆弾』『道徳の時間』『白い衝動』に限っては一般人と呼ばれる人間と、そこからはみ出したと言われてしまう人間との格差問題に対する提議を感じました。

    殺人衝動に悩む少年と、殺人未遂を犯して出所してきた男。自身も過去に悩みながら彼らを救おうとする心理学者のお話です。
    なので、心理学用語と治療法がばんばん出てきて苦手な方は疲れてしまうかも知れません。

    ですが、素人でも分かりやすく、性善説と性悪説の曖昧さに確かに難しいよな…と考えさせられ、では犯罪者を社会コミュニティに戻すにはどうすれば良いのかと、夢中になって主人公が出すであろう答えを求めて一緒に走った感覚です。

    「精神科医は『言葉が通じぬ者のための言葉』を求める」
    「私を受け入れないあなたを、私は受け入れる」
    印象に残った台詞ですが、精神疾患というものの世間からの誤解が見事に描かれた作品でした。

    呉さんの作品の感想を書く度に言ってるのでそろそろお金貰ってステマしてんのかと思われそうですが、(そもそもそんなコネクションなんて無い人間なんですが)デビュー作からの進化に読む度に驚かされます。どこまで行くんだろう…

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    2023年08月28日
  • 道徳の時間

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    すごくおもしろく一気読みしたのだが、評価は分かれるようですね。
    動機が弱い…という意見が多いようだが、巻末の解説文に、「そうか、たしかに…!」という動機にまつわるある出来事に触れられていて背筋が寒くなるようだった。
    また、最近はまっていたドラマ『エルピス』に通ずるものも感じた。「荒削り」と言われるのかもしれないけど、複数のテーマを絡めて(なんなら時代を先取りし)一気に読ませるのはすごいのでは。

    ちなみに明らかな誤植を見つけたので出版社に問い合わせメールを送ったけど、返信なしで残念。

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    2023年01月16日
  • 新世代ミステリ作家探訪

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    ミステリ作家とのトークイベントをまとめたもの。ミステリを俯瞰したようなテーマと、インタビュアー自身の考えも多く語られているのが特徴か。
    ミステリの面白さが多角的に見られる。最近のミステリを読めてないなと実感し、読みたい本がたんと増えた。

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    2022年11月16日
  • 新世代ミステリ作家探訪

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    若林さんがガンガン踏み込んで面白い話を引き出してくださるので楽しかった。「こうではないですか?」と斬り込んで「そうじゃないですね」と返される場面も多かったけど、それはまあご愛嬌。

    印象に残っているのはこの辺▼
    ・円居さんの「推理漫画よりも早く展開する頭脳バトルやギャンブル漫画のテンポが求められていると感じている」という話や、FGO他ノベライズの裏話。

    ・SFミステリと特殊設定ミステリの違いと阿津川さん・逸木さん・方丈さんのスタンスの違い。

    ・澤村さんの「ジャンルの書き手でないからこそジャンルあるあるなシチュやキャラに頼りたくない」スタンスはそういう考えもあるんだと新鮮だった。

    ・呉さんの「理不尽な暴力そのものでなくそこに抵抗する人々の姿を描きたい」という話は直前に読んだ「爆弾」の答え合わせを見るような気がした。

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    2022年10月27日
  • 道徳の時間

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    2022.09.08

    中盤から怒涛の展開で一気に読んでしまった。
    巻末解説にもあったが、確かに犯人の動機が薄い。
    もう少し具体的にしてくれてもよかったのになあと。

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    2022年09月12日
  • 新世代ミステリ作家探訪

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    既読作家のインタビューは面白く読めたが、それ以外の方のは上滑りする感じで読んだ。しかし、作家さんたちや、書評家の方々は本当に本を読み込んでいるのだなぁと思う。澤村伊智と阿津川辰海は読もうと思っていた作家で、更に早く読まねば、と思った。あと、大学のミステリ研で、ミステリーよりも「ジョジョ」「カイジ」「ガンダム」が会話に出るというエピソードや、京大ミス研にはジョジョ全巻置いてあるのとか面白かった。デスノートもインタビューのあちこちにでてきたし、マンガ・アニメのストーリーがミステリー界に与えている影響も大きいのですね。
    今、高校生だったら賢い大学行ってミステリ研入る目標も楽しそうだなぁ。読み仲間が増えそう。

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    2021年10月24日
  • 新世代ミステリ作家探訪

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    言い回しや考え方にそれぞれの個性や人柄を感じられ、同じ本をあげていても視点が違ったりする所があったりしたのが読んでいて楽しめた。

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    2021年09月30日
  • 道徳の時間

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    数年前と最近の事件を並列させて話しが展開する複雑な物語だが、ジャーナリストのあり方を問われる話でもある.伏見祐大は仕事を干されているが、旧友の田辺からドキュメンタリー作成のカメラマンとして仕事を打診される.伏見の町では近年いたずら事件が多発して犯行時に奇妙なメッセージが残されていた.地元出身で青柳南房が亡くなった所にも『道徳の時間を始めます。殺したのはだれ?』というメッセージが残されていた.伏見は田辺から越智冬菜を紹介され彼女が以前の事件に関連したドキュメンタリーを作成するので、伏見は参加を要請された.向晴人が恩師の正木を講演会場で刺し殺した事件を越智が映像にまとめるようだ.向は捜査中も裁判でも無言で、ただ『これは道徳の問題なのです』とだけ発言した由.越智と伏見のやり取りが楽しめた.向の友人で梶村晋と宮本由紀夫が向事件のカギを握っていた.両方の事件を苦しみながら解明していく伏見の行動が良かった.

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    2021年06月30日
  • ライオン・ブルー

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    大変面白く読ませていただきました  悪を悪で撃つ ハードボイルドではなく警察小説で 話を進めている辺りは面白いと思います 只 この小説を読んでスカッとは絶対しない この小説はこの一編だけでは終らず続編が有る事は?

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    2021年04月15日
  • ライオン・ブルー

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    面白かった!
    流石 #石田衣良 オススメ!

    サクサクと読める文章に、思いもよらなかった展開。
    今まで結構、小説を読んで来たけどこの手法は無かったですね。
    スワンも読んでみよう♪

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    2020年12月08日
  • ライオン・ブルー

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    呉勝浩『ライオン・ブルー』角川文庫。

    終盤に繰り広げられるある意味で掟破りの展開には驚かされた。静かな小さな過疎の街で起きた事件を描いた、かなり捻った異色の警察小説。随分と思い切ったものだ。

    拳銃を持ったまま失踪した獅子追交番に勤務する制服警官・長原の事件の真相を探るために獅子追交番への異動を志願した長原の同期の耀司が着任するやいなや次々と変死事件が発生する。

    『ライオン・ブルー』の前日譚となる短編『蛇の作法』を特別収録。

    本体価格800円
    ★★★★

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    2020年01月14日
  • 蜃気楼の犬

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    短編集っていってもひとつは100ページ超なので
    中編くらいかね
    若い奥さんがいるベテラン刑事と新米刑事が
    さまざまな事件を追う
    最後の書き下ろしだけ時間がさかのぼるが
    それ以外は時系列に並んでる感じ
    やっぱり100ページ超の本書のタイトルにも
    なっている話がおもしろかった

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    2019年07月04日
  • ロスト

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    二段構えの構成にまずは驚く。それに加えて複数の視点や場面が交錯し、メインとサイドの物語がいい距離感で描かれる。それぞれの終幕を少しうかがい知れるエピローグも含めて、すごく映画的だと思った。誘拐だけで終わらない誘拐小説。これは新しい。‬

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    2018年10月19日
  • 蜃気楼の犬

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    やる気も正義感も、少々くたびれてきた、県警捜査一課のオッサン刑事、番場。

    だが、事件現場に立つと途端に、その洞察、観察力を発揮する。

    だからか、仲間は彼を「現場の番場」と呼び、一目置く。

    当の番場は、50を過ぎ二回りも年下の女性を嫁にして、一途に愛情を注いでいる。

    女性のバラバラ遺体発見から始まる「月に吠える兎」。

    被害者の指二本がなくなっている代わりに、本人のものではない指が残されていた。

    そして、「真夜中の放物線」では、男性の飛び降り死体が発見されたが、周辺の高い建物といえば、少し離れた位置にあるマンションだけ。

    そこから落ちたにしては、不自然な距離に遺体はあった…。

    興味を引く謎が提示される5編の連作モノで、いずれも
    たっぷり満足させてくれる。

    謎だけではなく、表題作の「蜃気楼の犬」では、刑事という生きざま、刑事である前に人間であることの苦悩が描かれ、作品は暗い表情を見せる。

    番場は新米刑事、船越の教育係として相棒をつとめるのだが、新人ならではのまっさらな正義感と、事件における正義の取り扱いで生じる微妙なズレは、二人の間にも行き違いを生んでしまう。

    番場の妻が妊娠するのだが、日がたつにつれ、精神のバランスを崩し、番場の前から姿を消してしまう。

    船越との関係もそうだが、妻との結婚生活に関しても、
    あいまいさや謎が残り、続編があるのかしらと思ってしまうのだが…。

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    2018年07月08日
  • ロスト

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    2018年47冊目。類を見ない誘拐の手口にわくわくする。視点人物が変わっても面白さは保たれているし、長さをあまり感じさせないのは良かった。

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    2018年04月23日
  • 法廷占拠 爆弾2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    立て籠もり中ずっと幸田が殴られるかもしれない状況のため、前作よりも悲壮感や辛い描写が多く緊迫感が強い。
    真相も犯人たちの思惑がバラバラであることや、スズキタゴサクに救われる部分も不思議と多く、最終的なキーマンであった。
    前回よりも類家の出番も多く、ちゃんと清宮や前作の登場人物がそれぞれしっかり役割があったのも嬉しかった。
    ラストで類家と幸田が同じチームになるかもしれないという余韻で次回作への期待が高まった。

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    2026年10月12日