法月綸太郎のレビュー一覧

  • 新装版 密閉教室

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    お膳立てばっちしの本格推理小説。

    最初は、語り口がちょっと芝居がかりすぎているように感じていたが、クラスメイトの一人が主人公に自殺未遂をした経緯を語る場面で「これは凄い!」と膝をただした。
    この心理描写、その切迫感、そして絶望感。ともすれば絵に描いた餅のような滑稽さに陥りかねない(中二的な意味で)その感情を、ここまで研ぎ澄まされた言葉で語る著者の筆力に感心した。

    それ以後は、物語世界にぐっと興味が湧いてとても面白く読めた。
    教室にあった48の机と椅子が消えた中で級友が死んでいたという奇妙な密室、という設定をじわじわと生徒たちの反応を交えて描いていく様子や、主人公と警部との軽妙な腹の探り合い

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    2012年08月29日
  • ふたたび赤い悪夢

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    西村頼子の事件以来、出口の見えないスランプに陥っていた
    作家の法月綸太郎のもとに、深夜かかってきた電話は、
    アイドル歌手畠中有里奈からの救いを求める電話だった。
    ラジオ局の一室で刺されたはずの有里奈は無事で、
    彼女を刺したはずの男が死体で発見されるという奇妙な状況。
    しかし、有里奈は、ただ不思議な体験をしたというだけで
    混乱し、恐怖に追い詰められたわけではなかった。
    彼女の精神を極限まで追い込んでいるものは、
    有里奈の双子の兄と、有里奈の父を惨殺し
    自殺を遂げたという実の母親の影だった。
    自分の中にも、やはり人殺しの血が流れていたのだ――。
    そう思いつめ、心を閉ざしてしま

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    2012年05月07日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    「法月綸太郎の冒険」が好みにあっていたので、そこそこ期待をして読んでみる。「冒険」はかなり作品の軽重に差があってバラエティに富んだ短編集となっていたが、本作品はテイストが揃った本格ミステリの王道を行く様な作品集であると言える。それぞれに一筋縄では行かない捻りの展開が待っていて、途中から推理することを放棄しても(というか出来ない・笑)、結末でびっくりするという楽しみが味わえる。

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    2012年03月07日
  • 法月綸太郎の冒険

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    短編集。見事に粒揃い。動機の設定が抜群にうまい(それだけリアリティーがある)。トリック重視の他の新本格の作家とは一線を画している。

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    2011年09月23日
  • ふたたび赤い悪夢

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    綺麗にオチのつく良くできたミステリだった。引きが弱く感じたところがあり、ページをめくる手が止まらないという感じにはならなかったけど、解決編で次々と明らかになっていく真実はすごく練り込まれていて読みごたえがあり、また感動的な内容だった。

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    2010年10月31日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    学生時代、辛くて辛くて仕方なかった時に読んだ本。
    面白くてもうしこし頑張ろうと思えた。
    長編よりもやはり短編が楽しい。

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    2010年09月20日
  • 犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題

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    言葉遊びがふんだんに使われていて、ミステリの中でも私の好きなジャンル。星座に結び付けているのはこじつけっぽい気もするけどとても面白かった。残りの6つの星座編も早く読んでみたい。

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    2010年07月13日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    探偵法月綸太郎の短編集。
    どの作品もテンポが良くて読みやすく、面白かった。
    息子の出てくる(作者同名の主人公)モノはどれも好き。

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    2010年04月07日
  • 法月綸太郎の冒険

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    なぜか素直に「名探偵」と呼べない…だけど愛着がある素人探偵法月綸太郎の第一短編集(全7編)。「死刑囚パズル」はあっと言わせるものがあるし、「切り裂き魔」は犯人に共感の意を込めてお気に入り。

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    2011年07月22日
  • 法月綸太郎の功績

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    推理がはずれる綸太郎がエラリー・クイーンのようで面白い。
    多分、キャラクター的には同じなんでしょう。
    都市伝説パズルが王道本格ミステリで好き。

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    2009年10月07日
  • 法月綸太郎の冒険

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    推理自体は微妙な気がしたけれど、気軽に読めるので良し。何度も読み返せそう。一年たてば内容を忘れられる自分が有難いような憎いような。

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    2009年10月04日
  • ふたたび赤い悪夢

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    凄かった。話もそうだけど名探偵としての法月綸太郎の悩みとか苦しみとかが盛りだくさん。推理部分も面白かったけどこういう部分もかなり面白かった。ここから法月綸太郎はどういう方向に進んでいくのだろうか。二の悲劇が楽しみ。あ、ちなみに解説でクイーンの「九尾の猫」と「十日間の不思議」のネタバレしてる。頼むよ笠井さん…。

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    2009年10月04日
  • 法月綸太郎の不覚

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    「次はあんたの番だよ」を別のアンソロジーで読んだときコンプラに気を使ってたのに驚いたが、その後録音をやめることになった理由が予想外だったし、妙に納得もした。いろいろ大変だ。

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    2026年08月19日
  • 法月綸太郎の不覚

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    法月父子が家で喋ってる雰囲気が好き。このシリーズ、2人のやりとりが一番見どころだと思うけど、コンプライアンスを気にしなければいけなくなったのが切ない笑
    「被疑者死亡により」がこの中では好きかも。

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    2026年08月19日
  • 最後の一行 white

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    ネタバレ

    金子玲介「ゼリーに満たされて」
    斜線堂有紀「人魚の骨を拾い往く」
    法月綸太郎「つぎはあんたの番だよ」
    芦沢央「ひび割れ」

    “最後の一行”って言うのに合ってる感じは「ゼリーに満たされて」かな。後は面白かったけど、“最後の一行”って感じは無かった。法月綸太郎はこの前読んだ『法月綸太郎の不覚』に収録されていた。

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    2026年08月06日
  • 最後の一行 white

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    4本とも読みやすくスルスルと読めた。
    ゼリーに満たされてが一番良かった。
    人魚の骨を拾いに往くの最後はゾワッとしたが嫌いじゃない。

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    2026年08月01日
  • 法月綸太郎の不覚

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    短編集なので面白さが短い中にぎゅっと詰まっていてテンポよく読めて楽しめる。
    名探偵しぐさという言い方が何回か出てきていて面白いと思った。
    最後の中編だけ、なんだかテンポ感が悪く感じてしまった。

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    2026年07月30日
  • 法月綸太郎の不覚

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    ネタバレ

    冒頭の飯田才蔵氏の名前を目にした瞬間、『久しぶりぃー!!!』と友人に会うような気持ちになりテンションが上がりました。やっぱり大好きな世界観。
    時々『コンプライアンス』とか『動画の配信』とか『コロナ』というワードが出てくるところが現代だなぁとしみじみ。こちらの父子、本当に大好きなので、また読めたら嬉しいなぁと思いつつ、あとがきを読むと作家さんが楽しんで書いてくれるのが1番だなぁとも思うので、またのんびりと今までの著作を楽しみつつ、のんびりお待ちしたいなぁと思いました。

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    2026年07月26日
  • 最後の一行 white

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    最後の一行で見方が変わる、というほど変わらなかったかなあ。どの一行だろうと考えてしまうくらいには。
    「ゼリーに満たされて」謎の生物との交流がかわいくてほっこり、と思いきやって感じでおもしろかった。最後の怒涛の情報開示で見え方が変わりました。
    「人魚の骨を拾いに往く」人魚が題材な段階で嫌な話になるんだろうなと思ってたけど、想像より嫌な終わり方でゾッとしてしまった。そんな再会は望んでないじゃん…。
    「次はあんたの番だよ」法月綸太郎シリーズは読んだことないので急に出されてもちょっと話に入り込めなかったな。怪談と刑事物の組み合わせは好きなのでおもしろかったな〜とは思うのですが。手が込んでてすごいなーと

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    2026年07月18日
  • 雪密室 新装版

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    最近、シリーズ1作目やデビュー作を読むのが好きで、新本格で法月倫太郎は外せません。
    館で密室、そして読者への挑戦と王道中の王道ですが、コレが良い。

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    2026年07月08日