あらすじ
雪の山荘で美女が殺される。部屋は旋錠され、犯人の足跡もない! 本格推理の極。誇り高い美女からの招待で信州の山荘に出かけた法月警視だが、招待客が一堂に会したその夜、美女が殺される。建物の周囲は雪一色、そして彼女がいたはずの離れまで、犯人らしい人物の足跡もついていないのだ。この奇怪な密室殺人の謎に法月警視の息子綸太郎が挑戦する、出色本格推理。
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雪に閉ざされた離れの中で起きた殺人事件。
足跡を残さず犯人はどうやって姿を消したのか。
そこに集まられたのは殺人の動機を持つ者ばかり。
うわー、この設定、たまらない。
ざ・昭和な空気に、「読者への挑戦」!
法月警視をそこに送り込んだ男の存在も不気味。
なにしろ、冒頭に「エピローグ」が置かれて、犯人が明らかに見える。疑り深い読者としては、それこそに仕掛けがあるのではと思ってしまうわけだけれど、あれ、それが罠なのか、とか考えると思考はぐるぐる回るw
本当に楽しい時間だった。
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雪の降る山荘で起こった密室殺人に、法月警視と名探偵の綸太郎が挑む、法月綸太郎シリーズの第一作。密室トリックの真相は、簡単な事柄の見落としと犯人の機転だった。そして、エピローグで覆された。作中でカーター・ディクスンの『白い僧院の殺人』が紹介されていたので、その作品も読みたい。
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雪の山荘へ招かれた法月警視。招待主の美女の死体が離れで見つかる。部屋は施錠され、雪の上には発見者の足跡だけ。不可能状況と圧力で自殺と決めつける地元警察。久々に読んだけど、やっぱり法月綸太郎シリーズは好きだな〜。トリックも好きだし。圧力とかちょっとリアルな感じが好み。
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肝心の雪密室のトリックが期待と違った!!!北山猛邦を期待したのが悪いのであってフェアではあるけど……
ミステリ部分より最後の人間たちのぐちゃぐちゃが好き。シリーズはしばらく読まなくていいかな。
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法月綸太郎シリーズ1作目。
1989年の作品ですが、古臭さはなく、読みやすかったです。
読者への挑戦状が登場しますが、全くトリックは分かりませんでした(笑)
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初の法月倫太郎シリーズ〜
名前は知っていたのですが
中々手に取ることのなかった作家さん
しかし読んで見ると
内容がごちゃごちゃせずに
シンプルかつ読み応えのある作品でした!
あらすじは
ある美魔女から山荘で開かれるパーティの
招待状が届き、行く事にした法月警視
集められた招待客たちは各々に問題を
抱えており、、、
そしてその日の夜に主催者である美魔女が
死体として発見されたのでした。
最初に思った倫太郎あんまり出てこないやんwww
主役ちゃうか?www
さて、日頃からミステリー小説を読んでいる私
ふと思った……クセがない!
まるで火曜サスペンス劇場を読んでいるみたい
ぶっ飛んだ探偵
狂いまくってる犯人
ド肝ぶち抜かれるトリック等
が今作には一切ない!!
なーんだ!って思ったキミ!待て!
確かに派手さはないが !
侮るなかれ!
シンプルだからこそ読みやすく
内容もすっーと頭に入りやすく
シンプルこそが時として最も最良なのだ!
『シンプルイズベスト』
そんな作品なのだ!!
そして今回は『読者への挑戦状』もある!
ワクワクするだろ〜
私は挑戦状のページに来た瞬間
そっと本を閉じた。
そしてそれまでのメモを読み返し
無心になって考える……わからん!!
今思うとなんと言う!シンプルなトリック!
自ら勝手に迷路を作って迷っていたとは……www
すごいぞ!⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
法月倫太郎!
すごいぞ!⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
シンプル!
昨今のド派手なミステリーもいいが
こういったシンプルなミステリーもめっちゃ面白い
法月倫太郎シリーズ期待大だと思う!
是非また読みたいですね〜
と言うか。法月倫太郎の父ちゃんが主役級に
頑張っていたなぁ〜父ちゃんが主役かな?www
Posted by ブクログ
ミステリ界で超有名な法月綸太郎シリーズヽ(´▽`)ノ
読書会の課題本で、実は初読みの作家さん♡
まーた面白いシリーズに手を出してしまった…(≧∀≦)!
本格推理小説のお手本のような作品。
この作品の探偵役は、法月綸太郎といって、著者と同姓同名。
有栖川有栖さんと同じ形式ですね。
これはエラリー・クイーンの影響みたい。
作家であり、探偵である。
警視である父親、法月貞雄が招待された長野県 伊賀沼にある別荘で、殺人事件が起こる。
執筆中の綸太郎を伊賀沼に呼び寄せ、2人で事件の真相を探る…。
非常に段取り良く、作り込まれた作品。
見たことや証言などに曖昧な描写はなく、途中「こんなにハッキリ覚えているもん?」と疑問を持ちつつも、IQ高めの役者揃いということで良しとする!笑
舞台はまっさらな雪で囲まれるというあるあるの典型的な密室殺人。
探偵、法月綸太郎の印象は…
芯が強くて真面目そう…ですかね。
御手洗潔やメルカトル鮎のようなクセはなさそう…( ≖ᴗ≖)
途中、
ーーーーー
(作者からの註──本節の中で、カーター・ディクスンの『白い僧院の殺人』のトリックを明かします。未読の方は、次の空白行までとばしてお読み下さい)
(本文より)
ーーーーー
という警告をしてくださる心遣い…♡
将来読むかもしれないから、この部分は飛ばしました。
他の本も、こうやって書いてくれたらすごく助かるのに!!(過去、読んでしまって悔しい思いをした経験あり)
法月綸太郎の好感度爆上げしました❀.(*´▽`*)❀.
トリックもヒントも全て出揃って、80%ぴったりで『読者への挑戦』!!
えーっと、脳が考えることを拒否しました…(^▽^;)
30秒くらいは推理したかも…。
そして、この作品の何が凄いって……めちゃめちゃ言いたいけど言えないあの部分!!
騙されました…完全に!
法月綸太郎(作家)さん、すごい.☆.。.:*・°
期待の上をいく面白さでした!!
シリーズの第1弾なので、続き読んでいきたい♡
Posted by ブクログ
法月親子シリーズの第一弾。
新装版で出てたので、二十年ぶりに再読。
法月綸太郎の作品は、なんと言うか外連味あふれるガジェットで誤魔化さず、論理的にトリックを、犯人を導き出すためだけのストーリー構成と言うか。余分なものがないと言うか。パズラーとして徹底している感じが、昔はどうも苦手だった。
今回再読してみて、いやいや、奇妙な館とか、遺産相続で揉めている一族とか。そんなものがなくても、純粋にミステリを楽しむことができる。そういったことを認識させてくれた作品だったと思う。苦手意識が少し薄れた再読経験でした。
トリックの一部は、スマホがある今では古いかなと。ただ、読者への挑戦があるとおり、とことんフェアに徹している。
法月親子のシリーズはこの一作と「一の悲劇」しか読んでいないので、他のも読んでみたい。
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過去の名作ミステリーへのリスペクトしたものなんだけど、読んでなかった。良いのか悪いのか。
今回はどちらかといえば父親が主役みたいなものだったけど、その分これまで読んできた中では父親のキャラクターがより前面にでてきたわけで、ほほーそういう話もあったのねっていうことがちらほら。
トリック自体はオマージュだからか、そんなに突拍子もないことではなかったが、それをどのように実現したのか・誰が何の目的でという部分が重要。となると、肝になるのは登場人物たちの背景とそれに伴う立ち振る舞い方。ちょっとばかりどぎついのが多かったが、全体を貫く作られた世界感(悪い意味ではなく)からすると、それもありかと。
雪密室は狭義には現場となった部屋なんだろうけど、自分たちの足跡で雁字搦めになってる登場人物たちのメタファーとも言えるのかもしれませんなぁ。
Posted by ブクログ
古い作品ではあるが雪の山荘での殺人と王道ミステリ
好みの問題もあるかもしれないがトリックは少々陳腐に思える
しかし複雑に絡み合う人間模様を軸に沿えているようなのでミステリとして読むよりかはサスペンスとして楽しむほうがいいかもしれない
Posted by ブクログ
冬の間に読みたかった本。だいぶ暖かくなってしまったけど。
雪密室には違いないけど、古い作品だけあって、まぁ、オーソドックスな感じ。
ただちょっと…結構厳しいかなーと思うところも…。シンプルではあるのだけど…。
だけど上手いなぁと思ったのは、冒頭と結末の結び方。あ、こう終わるのか!と。
見える景色が変わった。こういうの、好きです。
法月さん、実は初読みでしたが、他のも読みますぞ。
Posted by ブクログ
積読消化!
まっちゃんからの本!!!
フィリピンで常夏の中読みました。
なかなか暑い中で雪のトリックとは、、、と、思ったものの、札幌は真冬なので以外とすんなり物語に入ってこれた!
ただ、、、、かなり前の作品らしいんだけども、いろんな伏線そのままに終わってしまって、、、
あの事件は一体どうなってしまった??って言うのも結構あった。
もう少し、綺麗に回収して欲しかったなぁ、、、、
伏線張りっぱなしは、、、、後味が悪い、、、、
他にも、会話文があるんだけども、、、なかなか特徴の掴めない主人公が多く、一瞬で誰が言ってたのか?誰が喋ったのか?誰の視点かわからなくなって、まさか、そういうトリックか!!!!
って思ったら、ただ、ただ、特徴や人の描写が少なく、マチビトAとマチビトBとマチビトCみたいな印象でイマイチ感情移入しきれなかったぁ、、、、、、
#★★
#伏線回収
#して欲しかったなぁ
#綺麗に拾って欲しかった
#登場人物が定まらず
#誰が誰だかわからなかった
#うーん
#警視と息子
#法月綸太郎
Posted by ブクログ
第一作目は法月警視がメインなのか。
密室トリック云々よりもドロドロした人間関係が気になる。
法月作品に登場する歪んだキャラクター達には寒気を覚えるけれど、物語においては良いスパイスになるんだよなあ。
とある理由により雪の山荘・月蝕荘に招かれた客人達だが、招待主の真棹が離れで死んでいるのを発見する。
Posted by ブクログ
ペンションの離れに首吊り死体。
降り積もった雪の上には発見者のものしか足跡がなく……。
著者が足跡トリックに真っ向から挑んだ第2長編にして、名探偵法月綸太郎のデビュー長編。読者への挑戦つき。
ごちゃごちゃしすぎてないところが好印象。
Posted by ブクログ
法月綸太郎シリーズ
雪使った二重密室ということで占星術殺人事件を思い出した
よく言えば淡々と悪く言えば特に盛り上がるような場面も無く終わった印象
トリックもそれは厳しくないか?という点もあり..うーん...
複雑な人物相関図に頭が混乱
被害者へのヘイトもなかなか