法月綸太郎のレビュー一覧

  • キングを探せ

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    昔1度読んでいたのを、数年を経て再読。
    今回はあまりゆっくり読める時間を取れず、数ヶ月かけて読んだせいか、時系列があやふやになり、読みにくく感じるところもあったが、全体的に楽しめた。
    もっと一気に読んでしまいたかった。

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    2020年10月10日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    作者自身が推薦した、どんでん返しの短編達。

    6人の作者の、どんでん返しばかりの話でしたが
    読んだ事があるものもあり、ないものもあり。
    どちらにせよ、確かにどんでん返しばかり、でした。
    一番最初の話だけは、想像すると怖いものがありますが。

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    2020年10月05日
  • 7人の名探偵

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    ネタバレ

    我孫子さんと綾辻さんのが好き。
    本格ミステリかと言われると違うかもしれないが
    グイグイ読めた。

    麻耶さん、気になっていたので
    どんな作風か知れて良かった。

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    2020年09月12日
  • 名探偵傑作短篇集 法月綸太郎篇

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    ネタバレ

    「過ぎにし薔薇は……」★★
    「背信の交点」★★★
    「世界の神秘を解く男」★★★
    「リターン・ザ・ギフト」★★★★
    「都市伝説パズル」★★★
    「縊心伝心」★★★

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    2020年07月23日
  • 名探偵傑作短篇集 法月綸太郎篇

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    様々な仮説に撹乱させられ、最後はそういうオチかー!と、どれもワクワクして読めました。
    個人的には、背信の交点、都市伝説パズルが好きでした。

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    2020年05月16日
  • 生首に聞いてみろ

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    もう人それぞれの好みになっちゃうけど、この作風は自分のど真ん中ではないかなぁ。ロジカルで伏線の回収も見事だし、殺人事件が起こるまでの前半部分に散りばめてたものが見事に回収されている手腕は見事。だだ、あくまでも論理的に筋道立てた説明口調が多くなっちゃって、登場人物の内情が表に出てこない感じかするし、味気ない。個人的に魅力的だと感じるキャラがいないのもハマりきれない要因かな。ラストの無理に持っていく感もなんだか。。

    でも、ミステリーとしては周到に練り上げられていて一級品なのは間違いない。テーマとして『誤解』が取り上げられてるというあとがきを読んで、自分では気づけなかったこの作品の修練度を思い知ら

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    2020年03月31日
  • 新装版 頼子のために

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    確かに意表を突いた展開、というかどんでん返しではあろうが、話が長い。後書きを読んで納得したが、元々が中編で会った小説を加筆したらしい。前半の”遺書”から真実を導いていくという過程は面白いのだが、とにかく文章が無駄が多いし、キャラも魅力が無いだけでなく、不要な設定・登場人物が多い。何より文章がまだるっこしくて退屈だった。

    これは中編のままの方が面白かったのでは?

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    2020年02月29日
  • パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95

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    特に面白かったのは以下3編。

    ・カットアウト
     色彩豊かな芸術ミステリー

    ・黒のマリア
     オカルト風味でもきちんとロジカルに落ちる

    ・トランスミッション
     コントのような前半の展開が秀逸

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    2019年12月11日
  • キングを探せ

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    ネタバレ

    ○ 総合評価  ★★★☆☆
    〇 サプライズ ★★★☆☆
    〇 熱中度   ★★★☆☆
    〇 インパクト ★★★☆☆
    〇 キャラクター★☆☆☆☆
    〇 読後感   ★★★☆☆
     「夢の島」,「イクル君」,「カネゴン」,「りさぴょん」。ニックネームで呼び合う全くの赤の他人の4人による交換殺人。その交換殺人に,法月警視と綸太郎のコンビが挑む。講談社ノベルス版のカバー袖には,「匿名かつ離散的な都市型犯罪を相手に,圧倒的データ不足に悩まされながら,仮想ロジックを積み重ねて未詳の犯人「キング」をあぶり出そうとする名探偵」とある。まさに,そういう作品。交換殺人による犯罪小説パートと,法月親子による謎解きミステリパ

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    2019年12月07日
  • ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版

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    SFが好きな人、海外ミステリーを読んでいる人、仕掛けが好きな人 にオススメできる短編集。

    ■SF要素
    近未来的な描写が出てくるが、読み込まなくてもOKな気がする(笑)
    なので、「SFが好き」は必須条件ではないと思う。
    「SFが好き」ならばより楽しめるという感覚。

    ■海外ミステリー
    これが結構比重が大きいと思う。
    アガサ・クリスティとコナン・ドイル以外の作品を読んでいない私は、おそらく2割程度しか楽しめていないのではないかと思う短編があった。

    ■仕掛け
    ある一つの短編が、まさに文章の仕掛けがあって面白い。
    紙で読んだほうが濃密に実感できると思う。
    また、短編集ではあるが全体も緩やかに繋がっ

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    2019年11月25日
  • ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版

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    発想が際立った作品。
    探偵小説のなだたる傑作に、ブラックホールやタイムマシンなど量子論で立ち向かうSF,
    理解するのに何度も立ち止まる疲れた読書だった。

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    2019年11月16日
  • ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版

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    ネタバレ

    4編収録の短編集。SFの文脈でミステリが描かれることはしばしばあるが、ミステリの文脈でSFを描いたとしたらこんな感じになるのだろう。なんとも形容し難いが、不可思議な状況を科学的整合ではなくて、論理的整合性で物語っており、分かるけど、確かに面白いんだけど、もっと別のやり方があるんじゃないか、という感じ。2014年の「このミス」1位とのことだが、うーん。

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    2019年10月22日
  • ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版

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    考えてみればSFと推理小説ってのは、難解という意味では同じジャンルというか、読者層は似ているのかもしれんから、今作なんて好きな人にはたまらんのかもしれん。
    が、好きでない人、ていうかコアな趣味層にはいない人にはけっこうきついか。だってホーキング放射って言われても訳わかんなくね?常識なんかな?ってwikiで調べちゃったよ。
    と言ってもそういうコアな知識がなくてもそこそこ面白かった。きっとSF+古典推理小説の知識があればニヤリとするネタの宝庫なんだろうなぁ。たまにはアガサ・クリスティでも読んで悦に入るかな。

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    2019年10月17日
  • 怪盗グリフィン、絶体絶命

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    ネタバレ

    初読みの作家さん。色々おもしろくしようとしてるんだけど個人的には空回りの印象f^_^;名前が複雑過ぎておばちゃんにはついていけなくて何回も読み返してしまいます。土偶入れ替えも結局、誰が誰の土偶を持ってた⁉️って感じです。小節の区切りも短くてそこも読み返してしまった。とはいえおもしろくないわけではなく、後半からは怒涛の一気読みでした☆ただあとがきが…ああいう手法はイマイチ…はぁそうですかって感じで個人的には鼻白む感じです。

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    2019年10月06日
  • パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95

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    短編集。お馴染みの探偵法月綸太郎は最後のやつにしか登場しない。昔に書かれた作品ばかりだがどれも時代をあまり感じさせず今でも通じるものがあった。しかし「カット・アウト」に書かれている芸術に関する事は私に芸術的素養が欠けているため理解するのが難しかったけれど最後のカタルシスは十分通じた(ような気がする)。好みなのは「トランスミッション」「シャドウ・プレイ」かな。

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    2019年10月05日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    大好きな作家さんばかりの「どんでん返し」短編集。
    お馴染みのキャラクターが登場したり、既読作品もあったけど、さらっと読めるので悪くない。
    いちばん好きなのは「蝶番の問題」。
    面白かったのは「藤枝邸の完全なる密室」。


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    2019年09月27日
  • 生首に聞いてみろ

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    「このミス」1位を受賞した本格ミステリ大賞受賞作。
    でも、ちょっといまいち。長い..
    いわゆる謎解き探偵小説。しかし、見せ場や盛り上がりシーンもなく、エンターテイメント性には欠ける物語。
    主人公の探偵の人間性もいまいち好きになれません。また登場人物のキャラもいまいち。

    ストーリとしては、
    有名彫刻家が病死直前に完成させた、娘をモデルとした石膏像。
    しかし、その石膏像の首が何者かに切断され、持ち去られる事件が発生。
    持ちだした人物は誰か?
    その目的は?
    娘への殺人予告なのか?
    さらに、その彫刻家を売り出そうとしていたキュレータの怪しい行動。
    娘の身を案じた彫刻家の弟は主人公の法月に調査を依頼し

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    2019年04月27日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    作者自身が選ぶどんでん返しをテーマとする6篇の自作品。
    【綾辻行人「再生」】
    既読の作品だったが、言われてみれば確かにこれはどんでん返し(笑)
    【有栖川有栖「書く機械(ライティング・マシン)」】
    これは究極の缶詰め状態。作家としては自虐的ネタだろうか。
    【西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」】
    アリバイ崩しの作品だが、犯人の行動は今一つ腑に落ちない。
    【貫井徳郎「蝶番の問題」】
    探偵役による手記の解読は鮮やかだったが、どんでん返しとなる結末はどうも・・・。
    【法月綸太郎「カリバリズム小論」】
    『法月綸太郎の冒険』収録作とのことなので、既読のはずだが、ストーリーをまったく覚えていなかった。「

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    2019年04月14日
  • ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版

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    ネタバレ

    法月綸太郎さんのミステリーと言う事だったのですが、読んでみるとこれはSF?
    未来のタイムマシン的な話しなんですが、そこにミステリー小説の名作を愛情タップリに絡めた話しで、さらには専門的な物理用語もいっぱい出て来ます。

    「ノックス・マシン」「引き立て役倶楽部の陰謀」「バベルの牢獄」「論理蒸発__ノックス・マシン2」の4編
    ミステリーをアルゴリズムの数値化にしてる話しや、パラレルワールドの話しなど理解しようと読んでたのでは、意味がわかんなくなる作品でした。」

    そこでふと感じたのが、あっ、昔のSFだ~ そう言えば中学の頃は宇宙や時間や空間が好きで失われたシリーズや、タイムトラベル物などを好んで読

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    2019年03月24日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人を目的に手に取ったが、名前は聞くけど、読んだことのない作家が読めて良かった。

    特に貫井徳郎、法月綸太郎、東川徳哉、、他の作品も読んでみたいです。それにしても探偵役のキャラはバリエーション豊か。高慢チキ系、切な系に、おどけ過ぎ系、どれも好物です。

    ミステリ=探偵物ではないと思う。怪奇やブラックユーモアもけっこう好き。バリエーション豊かで良いオムニバスでした。

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    2019年02月03日