【感想・ネタバレ】名探偵傑作短篇集 法月綸太郎篇のレビュー

あらすじ

新本格ミステリの牽引者・法月綸太郎が生んだ同名の探偵・法月綸太郎が型破りな謎に父・法月警視とともに挑む。その選りすぐりの短編集。会心の鉄道ミステリ「背信の交点(シザーズ・クロッシング)」、オカルト現象の裏側の犯罪劇「世界の神秘を解く男」、日本推理作家協会賞受賞の傑作「都市伝説パズル」、全6篇を収録。監修・解説/巽昌章。

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他の二人、御手洗と火村が普段から難しい顔をしてるイメージなのに比べて、綸太郎は穏やかな顔をしてる感じがして、同じ名探偵でも親しみやすそうと思った。
何かに気付いたと思ったらじっと考え込む閃き型の天才タイプと違って、穂波嬢や親父さんとディスカッションしながら謎を解いていくスタイルも面白かった。
初の「過ぎにし薔薇は……」が人情モノの日常の謎だったので、続く「背信の交点」もなるほどこのシリーズはこんな感じかと思っていたら、心中からさらにもう一捻りあって驚いた。

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2019年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2018年3冊目。
そして、法月綸太郎作品は「一の悲劇」「頼子のために」に続いて3冊目。

・・・完全にやっちまいました。
法月綸太郎作品めっちゃ面白い!!コンプリートするぞ!と意気込んでまずコレを選んだけど、『冒険』『新冒険』『功績』の中からの傑作選だったのね。どうせコンプリートするなら最初からその3冊を買えば良かったわー(ノ∀`)
でも、傑作選だけあってどれもめっちゃ面白かった。
うーん、その中でもやっぱり「背信の交点」と「都市伝説パズル」は最高!!
短編とはいえ、どれも本当によく出来ているなぁ・・と感心せずにはいられない。
実はミステリー好きとはいいながら、エラリー・クイーンをまだ読んだことがないので、法月綸太郎作品をきっかけにそっちにも手を伸ばしてみようかななんて考えてみた。

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2018年01月13日

Posted by ブクログ

傑作短編集というだけあって、どの話も面白かった。
特に鉄道ミステリーかあ…と侮っていた「背信の交点」には見事にやられた。
予想外の真相に驚かされるって最高です。
一度は耳にしたことのある都市伝説を題材にした「都市伝説パズル」も良かった。
法月さんは着眼点が面白いな。
他の作品も読んでみよ。

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2023年08月02日

Posted by ブクログ

どれも一度は読んだことあるハズなんですが、久しぶりすぎてサッパリ忘れてましたね。新鮮に面白かった。
今読み返すと「ああ、あの時代だわ」と思うネタがチラホラあったり、読んでる最中常にエラリー・クイーンと退職刑事が頭の片隅にチラチラする読書感とか、法月作品だなぁ……と堪能しました。
巻末解説の巽さんも良いですし、表紙絵が私がイメージしてた綸太郎と法月警視で素晴らしいです。

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2017年08月21日

Posted by ブクログ

『背信の交点』が一番面白かったです。謎解きの展開が想定外でした。電車が通過する時の描写がドラマを見ているように目に浮かんできました。

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2023年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「過ぎにし薔薇は……」★★
「背信の交点」★★★
「世界の神秘を解く男」★★★
「リターン・ザ・ギフト」★★★★
「都市伝説パズル」★★★
「縊心伝心」★★★

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2020年07月23日

Posted by ブクログ

様々な仮説に撹乱させられ、最後はそういうオチかー!と、どれもワクワクして読めました。
個人的には、背信の交点、都市伝説パズルが好きでした。

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2020年05月16日

Posted by ブクログ

3冊同時に出た名探偵傑作短篇集の、これが法月綸太郎篇。過去に出版された法月物の短篇集3冊の中からチョイスされた6篇が収録されている。自分なら2作は違う作品を選んだが、これはこれで面白かった。全体的にエラリー・クイーンの影響がかなり感じられた。『都市伝説パズル』は大傑作。これはクイーンの短篇に引けを取らないだろう。

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2017年09月25日

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