あらすじ
新本格ミステリの牽引者・法月綸太郎が生んだ同名の探偵・法月綸太郎が型破りな謎に父・法月警視とともに挑む。その選りすぐりの短編集。会心の鉄道ミステリ「背信の交点(シザーズ・クロッシング)」、オカルト現象の裏側の犯罪劇「世界の神秘を解く男」、日本推理作家協会賞受賞の傑作「都市伝説パズル」、全6篇を収録。監修・解説/巽昌章。
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他の二人、御手洗と火村が普段から難しい顔をしてるイメージなのに比べて、綸太郎は穏やかな顔をしてる感じがして、同じ名探偵でも親しみやすそうと思った。
何かに気付いたと思ったらじっと考え込む閃き型の天才タイプと違って、穂波嬢や親父さんとディスカッションしながら謎を解いていくスタイルも面白かった。
最初の「過ぎにし薔薇は……」が人情モノの日常の謎だったので、続く「背信の交点」もなるほどこのシリーズはこんな感じかと思っていたら、心中からさらにもう一捻りあって驚いた。
Posted by ブクログ
2018年3冊目。
そして、法月綸太郎作品は「一の悲劇」「頼子のために」に続いて3冊目。
・・・完全にやっちまいました。
法月綸太郎作品めっちゃ面白い!!コンプリートするぞ!と意気込んでまずコレを選んだけど、『冒険』『新冒険』『功績』の中からの傑作選だったのね。どうせコンプリートするなら最初からその3冊を買えば良かったわー(ノ∀`)
でも、傑作選だけあってどれもめっちゃ面白かった。
うーん、その中でもやっぱり「背信の交点」と「都市伝説パズル」は最高!!
短編とはいえ、どれも本当によく出来ているなぁ・・と感心せずにはいられない。
実はミステリー好きとはいいながら、エラリー・クイーンをまだ読んだことがないので、法月綸太郎作品をきっかけにそっちにも手を伸ばしてみようかななんて考えてみた。