法月綸太郎のレビュー一覧

  • 生首に聞いてみろ

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    伏線がみっちりとはられており、最後にはそれらが一つになっていく爽快感をあじわえる。
    ロジックを紐解いていく面白さはあるが、派手さには欠ける。

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    2014年03月19日
  • 新装版 密閉教室

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    ☆3.3
    密閉された教室の真ん中にクラスメイトの死体。消えた48の机と椅子。犯人は誰?

    一回読んで、初めからまた読みたくなる本。伏線を回収しながらもう一回読みたい。

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    2014年02月27日
  • 新装版 密閉教室

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    物語がゆっくりとしたテンポで進み、様々な角度から検証が試みられていているので、じっくりと推理に取り組むことが出来ました。
    教室から全ての机と椅子が消えてしまうという大胆な謎は面白いですし、その理由はある程度納得がいくものでしたが、トリックは現実的に実行可能なのかなど、ツッコミたくなる箇所が多く荒削りな印象でした。

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    2014年02月11日
  • 盤面の敵はどこへ行ったか 法月綸太郎ミステリー塾 疾風編

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    冒頭に「…ミステリー塾」という副題は、小説と勘違いされないように付したもので、堅苦しい内容ではないですと記されているものの、この作者故、油断しないで読みだしましたが、文庫本などの解説として著されたものが中心に構成される構えずに気楽に読める好書で、良い意味で期待と違う内容でした。海外ミステリーの紹介、都筑道夫に関する論考、エラリー・クイーンに関する論考などなど、どれも楽しく読ませていただきました。中でもクイーンのラジオドラマ脚本の解説には感心しました

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    2014年02月05日
  • しらみつぶしの時計

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    最初の密室の話、構成がすばらしかった。そしてトゥ・オブ・アスも、読後に漂う切なさというか哀しさが魅力。ただ、他の短編は個人的にはあまり好きでなかった。猫の巡礼は特によくわからなかった。

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    2014年01月21日
  • しらみつぶしの時計

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    「猫の巡礼」に惹かれて。
    この話、猫に興味のない人には何のこっちゃだろうなぁwミステリー短編の中にポツンと一滴の不思議の雫。河原での猫たちの描写には、実際にその光景を眺めているような何とも言いがたい厳かな気持ちになった。

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    2013年11月23日
  • 新装版 密閉教室

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    うーん、登場人物の台詞回しがおよそ現実離れしていてなんか違和感。自己陶酔的な、文学少年がかぶれて書きましたみたいな。生首にきいてみろとか頼子のためにとか読んだことあるしそのときはあまり違和感とかなかったからこの作品だけなんだろうか。

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    2013年10月28日
  • 法月綸太郎の事件簿 都市伝説パズル

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    2013.10.17再読 処分

    法月綸太郎シリーズ。
    「都市伝説パズル」「黒衣の家」「現場から生中継」「世界の神秘を解く男」の4篇。
    1番面白かったのは、表題作でもある「都市伝説パズル」。
    先輩の家で飲み会をした後忘れ物を取りに戻った女性が、鍵の空いた部屋に入り、電気を点けずに忘れ物を取って帰ったところ、翌日先輩が殺されているのが見つかり、部屋の壁には「電気をつけなくて命びろいしたな」と書かれていたという都市伝説をもとにした話。

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    2013年10月18日
  • 法月綸太郎の功績

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    法月綸太郎シリーズ。短編集。

    短編集が苦手な私ですが、本作はどれも良作だったと思います。
    「イコールYの悲劇」と「都市伝説パズル」が特に好きです。

    何気に表紙も気に入っています。

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    2013年10月17日
  • しらみつぶしの時計

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    著者は僕がファンの作家の一人。なんとなくペダンチックな文体は、いつも僕を引きよせてくれる。
    特に表題作は、バリバリガチガチの論理で攻めていて、好きだなあ。著者本人はそれほど気に入って無さそうだけど。

    猫の巡礼の話は、あまりに異色すぎて腰を抜かした。

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    2013年06月28日
  • しらみつぶしの時計

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    パスティーシュ物、パズル物、密室物など、著者の魅力満載の本格推理短編集。
    ところどころに蘊蓄も挿入されていて、「四色問題」の地図の色と「あきみちゃんのブラは紫」の話は、誰かに教えたくなる。

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    2013年05月15日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    法月綸太郎シリーズ短編集。
    「身投げ女のブルース」無理があるけど嫌いじゃないかな。

    それにしても、出版社違いで
    出てくるマドンナも違うというパラレルワールドぶりに
    かなり違和感を感じる…
    統合される日は来るのかな?

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    2013年05月12日
  • 法月綸太郎の冒険

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    法月綸太郎シリーズ。
    短編集です。

    元々、私自身が短編が苦手なのもあり、
    読むのに少し苦労しました。

    切り裂き魔以降は一つの繋がりがあります。

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    2013年04月02日
  • ふたたび赤い悪夢

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    法月綸太郎シリーズ。

    『雪密室』と『頼子のために』が関係した作品。
    とにかく分厚い。
    ちょっと冗長だなぁと思いました。
    半ば以降は一気に読めたのですが、前半が。
    どんでん返しは予想がつきましたが、面白かったです。

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    2013年03月25日
  • 新装版 密閉教室

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    初法月さん。
    非常に文章が淡泊。ほとんど会話で進むので、登場人物がとてもクールに見える。大学生が脚本を書き、大学生が高校生を演じているハードボイルド風味の舞台劇を見ているような気分になった。ちょっと違和感。
    ミステリとしては結構王道か。登場人物の独特な哲学やら文学やらの嗜好がスパイスになっていて、ハッタリが利いてる。なかなか好きだった。
    これがデビュー作みたいなので、もう少し追ってみようかな。

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    2012年12月19日
  • 新装版 密閉教室

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    ネタバレ

    法月氏の小説はどうしてこう暗いのだろう。
    面白い事は間違いない。

    密閉された空間、そう密室の中で人が死んでいた。
    本格だ。
    間違いなく本格ミステリ。
    もしかしたら、自殺かもしれない。いや、状況から考えてそのようなことはありえない。
    高校生探偵工藤っつーと、コナン君を思い出させる。けど、コナン君ほど独善でもなく、高校生らしい目線で事件を追いかけていく。その姿はすがすがしさも感じられる。

    けど、やっぱり氏らしい人間の闇みたいな性格描写があり、どうしても好きになれない。好みの問題だとは思いつつも、何のために人を殺すのか。フーダニッドに突っ込むのならばもっと納得させられるような論理構成の方が個人的

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    2012年11月04日
  • ふたたび赤い悪夢

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    すげー!とは為らないかな。
    飽きない程度に展開して行くので比較的読みやすい。

    トリックも犯行の背景も、良い意味でそれなり。
    ハマり切らないのは文章のせいなのかな。。

    生首よりは面白かったかな。

    頼子のため と色々関連しているみたいなので次はそっちを読んでみよう。

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    2012年10月13日
  • 新装版 密閉教室

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    ネタバレ

    学園が舞台だからか、ジュブナイルっぽさ漂う作品。話は正直終盤までちょっと退屈。終盤の立て続けのどんでん返しはなかなか良かったけど、ラストの終わり方がもやっとする。

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    2012年08月31日
  • 新装版 密閉教室

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    コテコテの密室モノ。たまにはこういうのもいい。

    そもそも書かれたのが25年くらい前のものだから、コピー機というものが身近ではなかったのだということは覚えておくべきだ。「そんな時間、この学校の近くにコピーさせてもらえる場所なんてないはずだ」みたいなのが時代を彷彿とさせる。

    誰も彼もが怪しく思える典型的な展開故に、そういうエンタテイメントだと割り切れない人には絶対にオススメしない。

    個人的にはこのハードボイルド気取りというか、厨二病的というか、時代のせいもあるとはいえ全員の口調が好きではなく、そこに慣れるまではかなり進みが悪かった。

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    2012年04月03日
  • ふたたび赤い悪夢

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    ネタバレ

    ≪内容覚書≫
    法月綸太郎シリーズ。
    人に刺されたと思っていた少女は無傷。
    そして刺してきた男の死体が発見され、事態は混乱を極める。

    探偵と言う自分の存在に苦悩している綸太郎は、
    真実を探し出し少女を助けることができるのか。

    ≪感想≫
    適当に選んだせいで、
    綸太郎の苦悩の発端となる話がとんでしまった。
    失敗。3部作のようなので、前2作を先に読むべきだった。

    綸太郎が、探偵としての成長過程にいるのかもしれないが、
    うじうじと後ろ向きで、
    読んでいてちょっと面倒なこともあった。
    同シリーズの別作品レビューでも書いた記憶があるが、
    ヒーローのような探偵役を求めて読むとつらい。

    私は、トリックを

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    2012年03月28日