法月綸太郎のレビュー一覧

  • 法月綸太郎の冒険

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    殺人事件を扱う死刑囚パズルや黒衣の家、カニバリズム小論、緑の扉は危険が好みだが、その他の日常の謎な3作もホワイが解明された時のカタルシスは良かった。カニバリズム小論のオチ、好きだ

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    2015年09月13日
  • 犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題

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    ネタバレ

    『【天秤座】 宿命の交わる城で』
    殺害された2人の被害者・小出成美、奥寺道彦の死体の下に置かれたタロットカード。奥寺を教師から追いしたモンスターペアレンツの新島弘志の駅での転落死。交換殺人と考えた法月綸太郎の推理。新島弘志の新たな標的となっていた浜崎香苗。タロットカードについた香苗の指紋。本当の交換殺人の犯人と考える警察と違和感を抱く綸太郎。香苗のいったタロットカード占いの館。

    『【蠍座】 3人の女神の問題』
    元のオリオン・プロモーション社長・折野の死。殺害を告白し自殺した元ファンクラブ会長・安田。安田と最後に連絡を取った元アイドルグループの3人・望月加奈、若杉恵美、田中あずみ。サギまがいの

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    2015年04月26日
  • 法月綸太郎の冒険

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    全編よかったよ。
    20年前に発行されとんですよ、これが。
    そう思うと余計におもしろく読めるね。

    あとがきも、良し。

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    2015年02月19日
  • 犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題

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    「宿命の交わる城で」は一つの証拠から複雑な事件の構造を浮かび上がらせる綸太郎の論理の飛躍が冴え渡る。「錯乱のシランクス」はダイイングメッセージが星座とキレイにつながって本作一番の出来だと思う。タイトルまで含めて非常に良くできている。

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    2017年05月18日
  • リレーミステリ 吹雪の山荘

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    ネタバレ

    登場人物表に「有栖川有栖」の名前があるのに、執筆者の中に有栖川先生の名前だけが無い…だと…(ざわ…)。
    いやいや、各先生方が一章ずつ手がけてらっしゃるのに、何故か法月先生が二章手がけてるじゃないか!この辺にトリックの肝があったりするんでしょーよー!(興奮)と思ってたら。
    中盤で「案の定ルイス・キャロルきたこれ!見立てや!有栖川先生がキーなんやー!」と鼻息荒くしてたら。

    全 然 見 当 違 い だ っ た←本当に悲しかった…

    後書きを読むと、有栖川先生、リレー連載途中で執筆を断られたとのことΣ('_')がーん
    そりゃ途中まで登場するよね…執筆者として名前載らないよね…涙。

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    2015年02月04日
  • 怪盗グリフィン、絶体絶命

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    怪盗ものはそれほど食指が動かないな〜まあでも法月先生だし読んでみましょうかね…と、偏屈な本格フリークは、不遜な態度で読み始めたのですが。が。

    何よこれ…お…面白いやないの〜〜!!!(悶)

    「あるべきものを、あるべき場所に」を信条とする怪盗グリフィンが、奇妙な依頼の遂行を達成しつつ、その依頼を行うことで破られるはずの自らのポリシーを守ってみせるという、トンチのような前半戦。

    そして、呪いの人形に秘められた秘密の真相が二転三転しながらも、やはり最後には自身のポリシーを守り切ったグリフィンの雄姿が眩しい後半戦。

    意外な人物の意外な正体や、最後の最後でこれまでに構築してきたトリックに関わる価値

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    2014年10月14日
  • 生首に聞いてみろ

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    ネタバレ

    法月氏はミステリー作家の中で新本格派と言われる人の一人です。彼の作品を読むのは初めてでした。あっと驚かせるタイプではなく、じっくりと読み進めて、錯綜する謎から真相に迫るという、まさに本格的ミステリー。
    彼はエラリー・クイーンの大ファンらしく、クイーンの作品でそうあるように、法月綸太郎という作家本人が探偵として物語の中に出てきます。面白い設定ですね。
    ここでの書評に書こうとしていたキーワードがまさに巻末インタビューで出ていました。やはり読者は同じことを考えるものかしら。本書を通じたキーワードは、「誤解」です。精巧に組み立てられた、全く隙のない構成、後半パチンパチンとパズルのピースがはめられていく

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    2014年09月18日
  • ふたたび赤い悪夢

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    ネタバレ

    〈法月綸太郎シリーズ〉第5作(第5長編)。
    『頼子のために』事件の後、完全なスランプ状態に陥っていた法月綸太郎。
    ある日の深夜、彼のもとにかかってきた電話。助けを求めてきたのはアイドル歌手・畠中有里奈だった。
    ラジオ局の一室で暴漢に襲われるも、自身は気を失い、その暴漢は後に近くの公園で死体となって発見される。
    法月警視と共に彼女を匿い、事件の調査に乗り出す。
    それは同時に、名探偵の視点を取り戻す旅でもあった。

    畠中有里奈の本名は、中山美和子という。
    彼女は『月蝕荘』事件で、法月警視に自身の出生の秘密を打ち明けていた。
    自身が呪われた殺人犯の血を引いているのではないか。
    彼女の母は、かつて美和

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    2014年06月27日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    オーソドックスな本格ものが集まった短編集。どの作品も捻りが加えられており高レベルです。
    私的ベストは【背信の交点】です。ロマンチックな雰囲気が一瞬にして覆えされるプロットが秀逸です。
    【身投げ女のブルース】も好きな作品です。手掛かりが後出しでやや不満ですが、大きな騙しが利いており一番インパクトがありました。

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    2014年04月30日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    お父さんと主人公の関係がとても良いのですね(* ´ェ` *)
    どの短編も読み応えがあったのですけど、一番好きだったのはやっぱり飛び降りのお話なのですヽ(〃Д〃)ノ
    最初の短編集もやっぱり再読したくなるのです……!1

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    2014年03月18日
  • しらみつぶしの時計

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    ネタバレ

    ちょいとヒネられたミステリー短編10本収録

    打ち合わせ中のミステリー作家と編集者とそのファンのお話「使用中」
    私生活に問題を抱えた男がバッティングセンターで出逢って展開してゆくお話「ダブル・プレイ」
    冷え切った夫婦の顛末「素人芸」
    シャーロックホームズのような時代背景の「盗まれた手紙」
    現実のような創作のようなSS「イン・メモリアム」
    猫たちの不思議な慣習「猫の巡礼」
    戦隊ヒーローものに出演している女優が殺された。容疑者はヒーロー四人「四色問題」
    これまた時代背景が少し前の味わいのある「幽霊をやとった女」
    ちょっとSFっぽいロジック炸裂の「しらみつぶしの時計」
    間違えられた二人の女の片方が殺

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    2014年01月16日
  • 新装版 密閉教室

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    法月氏の作品が面白いと感じたのは、ポオの時代からディクソン・カー他数々の推理作家を経て語り尽くされたと思われる「密室」にデビュー作から敢えて挑んでいる事と、本格推理に強い拘りがあり他の作品に於いてもぶれが無い事でしょうか。
     それから、もう一つ言うなら、悪戯に読者への恐怖心を煽らない事ですね。因みに法月氏は、エラリー・クイーンの作品に傾倒しているようです。

     さて、この作品は小説のはじめぐらいで、だいたい犯人が分ったように思えるところなのですが、実は意外なところに落とし穴があるのです。
    たぶん、誰が読んでも分かりますよ・・・。逆に言えば、分かるように読者を誘導して謎を解かせる意図が垣間見える

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    2013年11月16日
  • しらみつぶしの時計

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    ネタバレ

    『使用中』
    担当である桐谷と打ち合わせに喫茶店にやってきた作家・新谷。新谷が語る新作のアイデア。新谷のコーヒーを間違えて飲んだ桐谷。コーヒーに盛られた下剤。喫茶店の店仲田真美子の殺意。使用中のカードのかかったトイレで殺害された新谷。同じくトイレに駆け込んだ桐谷。死体とトイレに閉じ込められた桐谷の運命。

    『ダブル・プレイ』
    妻の牧子と口論してバッティングセンターにやってきた木嶋省平。そこで持ちかけられた交換殺人。カメラマン・宮沢の叔父である山崎を殺害した省平。名古屋出張でアリバイを作る省平の落ちた罠。

    『素人芸』
    浪費癖のある妻・早苗が買った腹話術の人形。早苗と口論になり弾みで殺してしまった

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    2013年08月01日
  • 法月綸太郎の功績

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    王道中の王道ともいえる安楽椅子タイプの本格ミステリーです。【中国蝸牛の謎】はご都合主義的であまり感心できませんが、他の四編は良い出来です。特にロジック一本勝負の【都市伝説パズル】は傑作だと思います。

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    2014年04月27日
  • ふたたび赤い悪夢

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    4+ 

    名探偵の苦悩極まれり。

    著者が言うには、『頼子のために』『一の悲劇』『ふたたび赤い悪夢』の順(刊行順)で三部作を構成するとのことだが、物語の流れとしては本作は『雪密室』と『頼子のために』の続編にあたる。『一の悲劇』は本作よりも後の話、『雪密室』と『頼子のために』は直接の関わりはない。本作のみ読んでも、過去の事件との関わりが多少わかり難いだけで、そこそこ楽しめるとは思うが、遡って読む場合には、重要な点がネタバレになってしまうのでやはり刊行順に読むのが望ましい。

    ちなみに本書巻末の笠井潔の解説には前もってネタバレの注意喚起が記載されているが、クイーンの作品については予告なくネタバレし

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    2013年07月10日
  • 犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題

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    12の星座にまつわる物語(のうちこの本では6つ)をモチーフにした謎解きミステリの短編集。
    それぞれの話がコンパクトにまとまってます。どれもちょっと言葉遊びに凝り過ぎだろう、という気がしなくもありませんが(笑)まぁ、本格ミステリ短編集なのでご愛敬。そして、この作者はホント、クイーン親子が好きなんだなぁと思いました。

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    2012年12月26日
  • 新装版 密閉教室

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    お膳立てばっちしの本格推理小説。

    最初は、語り口がちょっと芝居がかりすぎているように感じていたが、クラスメイトの一人が主人公に自殺未遂をした経緯を語る場面で「これは凄い!」と膝をただした。
    この心理描写、その切迫感、そして絶望感。ともすれば絵に描いた餅のような滑稽さに陥りかねない(中二的な意味で)その感情を、ここまで研ぎ澄まされた言葉で語る著者の筆力に感心した。

    それ以後は、物語世界にぐっと興味が湧いてとても面白く読めた。
    教室にあった48の机と椅子が消えた中で級友が死んでいたという奇妙な密室、という設定をじわじわと生徒たちの反応を交えて描いていく様子や、主人公と警部との軽妙な腹の探り合い

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    2012年08月29日
  • ふたたび赤い悪夢

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    西村頼子の事件以来、出口の見えないスランプに陥っていた
    作家の法月綸太郎のもとに、深夜かかってきた電話は、
    アイドル歌手畠中有里奈からの救いを求める電話だった。
    ラジオ局の一室で刺されたはずの有里奈は無事で、
    彼女を刺したはずの男が死体で発見されるという奇妙な状況。
    しかし、有里奈は、ただ不思議な体験をしたというだけで
    混乱し、恐怖に追い詰められたわけではなかった。
    彼女の精神を極限まで追い込んでいるものは、
    有里奈の双子の兄と、有里奈の父を惨殺し
    自殺を遂げたという実の母親の影だった。
    自分の中にも、やはり人殺しの血が流れていたのだ――。
    そう思いつめ、心を閉ざしてしま

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    2012年05月07日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    「法月綸太郎の冒険」が好みにあっていたので、そこそこ期待をして読んでみる。「冒険」はかなり作品の軽重に差があってバラエティに富んだ短編集となっていたが、本作品はテイストが揃った本格ミステリの王道を行く様な作品集であると言える。それぞれに一筋縄では行かない捻りの展開が待っていて、途中から推理することを放棄しても(というか出来ない・笑)、結末でびっくりするという楽しみが味わえる。

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    2012年03月07日
  • 法月綸太郎の冒険

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    短編集。見事に粒揃い。動機の設定が抜群にうまい(それだけリアリティーがある)。トリック重視の他の新本格の作家とは一線を画している。

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    2011年09月23日