法月綸太郎のレビュー一覧

  • 雪密室 新装版

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    肝心の雪密室のトリックが期待と違った!!!北山猛邦を期待したのが悪いのであってフェアではあるけど……
    ミステリ部分より最後の人間たちのぐちゃぐちゃが好き。シリーズはしばらく読まなくていいかな。

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    2024年03月15日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6名の作家さん自らが推す、どんでん返し小説の決定版!短編小説ながら何れも濃ゆい内容で仲々楽しめる小説本だと思います。
    どんでん返しのイメージで読むと多少違う感じがするがある意味、どんでん返しだと思います。
    スラスラと読めて大変面白い仕上がりです。
    著名な作家さんの小説がこの一冊で読めるので大変お得だと思う。

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    2024年03月07日
  • 推理の時間です

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    誰が、どうやって、何故の3つのテーマで2篇づつ短編があり、解答は最後に纏まっているという面白い形式の本。
    読者への挑戦ということで読み進めながら考えたけど、わかったものはひとつもなく。
    巻末に作家の方々の推理があるのだけど、さすがきちんと読み取ってるなと思うものも、裏を読みすぎたような推理もあって面白かった。
    作家さんなら軽々といてくるのかと思ったから面白い結果だった。

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    2024年02月29日
  • 法月綸太郎の事件簿 都市伝説パズル

    購入済み

    4話とも面白かったけど、
    やっぱり1話目の「都市伝説パズル」が一番ですかね。都市伝説、好きなので・・・。
    原作も読みたくなりました。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2024年02月18日
  • 雪密室 新装版

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    法月綸太郎シリーズ1作目。
    1989年の作品ですが、古臭さはなく、読みやすかったです。
    読者への挑戦状が登場しますが、全くトリックは分かりませんでした(笑)

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    2024年01月12日
  • 生首に聞いてみろ

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    積読本第2冊終了!
    タイトルと表紙のイラストからホラー寄りのミステリーを想像していたので「今ホラーの気分じゃないんだよね…」となんとなく距離をとっていた本。
    蓋を開けているとしっかりミステリーだった。しかもかなり緻密。昔の事件に関しては「そんなにうまく警察の目を欺けないのでは」と思ったけど、でもやっぱりストーリー全体を通して石膏像の造り方とミステリーが融合している。
    シーガルさんの石膏像の造り方からヒントを得てストーリーを組み立てたのだろうか?後書きに書いてあるのかな、気になる。

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    2024年01月11日
  • ふたたび赤い悪夢

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    今年は積読本を消化する年!だいぶ前に購入して途中まで読んだ法月さんの本が今年の1冊め。

    「雪密室」と「頼子のために」を読んでからでないと法月さん(主人公)の気持ちについていけないかも。と言うのも、ミステリーなので"誰が犯人でどういう方法を使ったか"と同じくらい"過去の事件から生じた法月さんの探偵(・小説家)としての苦悩"に焦点が当たった作品だから。
    後者の決着の付け方が良かった。自分を美化したり正当化したりするのではなくて"これからの事件との関わり方によって自分が試されてるんだ"という箇所が良かった。
    最近色んなものを引きずりながら

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    2024年01月08日
  • 誰彼 新装版

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    法月綸太郎シリーズ2作目。
    前作の「雪密室」がすこぶるビミョーだった為にあまり期待してなかったんだけど、今作は良かった。
    密室、双子、首なし死体のある種古典的なギミックを使ったパズラー要素が面白く、そして何より、探偵役の綸太郎と法月警視の多重推理が特に見もので、綸太郎の推理に対し、法月警視は反証していき、それにより推理が二転三転していき、その度に様相がゴロッと変わっていくのが面白く、読んでいても飽きなかった。

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    2023年10月14日
  • 名探偵傑作短篇集 法月綸太郎篇

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    傑作短編集というだけあって、どの話も面白かった。
    特に鉄道ミステリーかあ…と侮っていた「背信の交点」には見事にやられた。
    予想外の真相に驚かされるって最高です。
    一度は耳にしたことのある都市伝説を題材にした「都市伝説パズル」も良かった。
    法月さんは着眼点が面白いな。
    他の作品も読んでみよ。

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    2023年08月02日
  • 赤い部屋異聞

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    元ネタを知らずに読んでも楽しめる。
    むしろ捻りが加えられてる分、面白さが増しているのでは。
    特に『葬式がえり』が秀逸で、そんな捻り方をしますか!と背中がゾワゾワするほどの衝撃だった。
    9篇の中で一番好き。
    ああでもショートショート形式だからこそ成り立つ『対位法』も良かったな。

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    2023年07月15日
  • 7人の名探偵

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    ネタバレ

    新本格ミステリの作家さん7人による「名探偵」がテーマのアンソロジー。面白かったです。
    メルカトル鮎(シリーズ未読でした)、火村英生、法月綸太郎と名探偵シリーズもあれば、綾辻さんは深泥丘なんだ…という楽しみもありました。探偵AIは2作品。
    「プロジェクト・シャーロック」のみ既読でした。シャーロック・ホームズのAIがあるなら教授もね…という。マイアミの鑑識課員やラスベガスの科学捜査研究所もプロジェクトに参加してくるのも面白かった…以前、募金の名義に名探偵ものの作品の登場人物名を使ってたリストを目にしたことがあって錚々たるメンバーだったのを思い出したりしました。
    「天才少年の見た夢は」の戦中シェルタ

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    2023年06月11日
  • 生首に聞いてみろ

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    前半はなかなか物語が進まない印象だったが後半に行くにつれての伏線回収が素晴らしいかった。物語自体はヘビーで結末も
    後味が悪かった。

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    2023年06月04日
  • 雪密室 新装版

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    初の法月倫太郎シリーズ〜
    名前は知っていたのですが
    中々手に取ることのなかった作家さん
    しかし読んで見ると
    内容がごちゃごちゃせずに
    シンプルかつ読み応えのある作品でした!

    あらすじは
    ある美魔女から山荘で開かれるパーティの
    招待状が届き、行く事にした法月警視
    集められた招待客たちは各々に問題を
    抱えており、、、
    そしてその日の夜に主催者である美魔女が
    死体として発見されたのでした。

    最初に思った倫太郎あんまり出てこないやん‍www
    主役ちゃうか?‍www

    さて、日頃からミステリー小説を読んでいる私
    ふと思った……クセがない!
    まるで火曜サスペンス劇場を読んでいるみたい
    ぶっ飛んだ探偵

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    2023年05月28日
  • 雪密室 新装版

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    ミステリ界で超有名な法月綸太郎シリーズヽ(´▽`)ノ
    読書会の課題本で、実は初読みの作家さん♡

    まーた面白いシリーズに手を出してしまった…(≧∀≦)!




    本格推理小説のお手本のような作品。

    この作品の探偵役は、法月綸太郎といって、著者と同姓同名。
    有栖川有栖さんと同じ形式ですね。

    これはエラリー・クイーンの影響みたい。

    作家であり、探偵である。

    警視である父親、法月貞雄が招待された長野県 伊賀沼にある別荘で、殺人事件が起こる。

    執筆中の綸太郎を伊賀沼に呼び寄せ、2人で事件の真相を探る…。

    非常に段取り良く、作り込まれた作品。

    見たことや証言などに曖昧な描写はなく、途中「

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    2023年05月28日
  • 7人の名探偵

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    日本を代表するミステリ作家による豪華なアンソロジー。
    本格ミステリ界を牽引する方々だけあってクオリティは折り紙つきです。
    ラストを締める綾辻さんの「仮題・ぬえの密室」が本格ミステリの歴史を感じさせて感慨深い気持ちになりました。(あと麻耶雄嵩の扱いで笑いました)

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    2023年05月25日
  • 新装版 頼子のために

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    法月綸太郎の長篇ミステリ作品『新装版 頼子のために』を読みました。
    『ノックス・マシン』に続き、法月綸太郎の作品です。

    -----story-------------
    「頼子が死んだ」。
    十七歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて刺殺、自らは死を選ぶ――という手記を残していた。
    しかし、手記を読んだ名探偵法月綸太郎が真相解明に乗り出すと、驚愕の展開が。
    著者の転機となった記念碑的作品。
    長く心に残る傑作!
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    著者と同名の探偵・法月綸太郎が活躍するシリーズの3作目で1990年(平成2年)に

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    2023年04月01日
  • 法月綸太郎の冒険

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    法月綸太郎シリーズで全七篇からなる短篇集

    カバーに推理が楽しすぎると書かれてある通り推理自体は極端に難しくなく自分なりに推理を構築することが出来る一種の快感めいた楽しく読むことができる本

    土曜日の本以外はどちらかと言うと負のイメージ的な作調
    個人的なオススメは黒衣の家
    あーいう結論になるのは予想してなかった

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    2023年03月31日
  • 雪密室 新装版

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    ネタバレ

    法月親子シリーズの第一弾。
    新装版で出てたので、二十年ぶりに再読。

    法月綸太郎の作品は、なんと言うか外連味あふれるガジェットで誤魔化さず、論理的にトリックを、犯人を導き出すためだけのストーリー構成と言うか。余分なものがないと言うか。パズラーとして徹底している感じが、昔はどうも苦手だった。

    今回再読してみて、いやいや、奇妙な館とか、遺産相続で揉めている一族とか。そんなものがなくても、純粋にミステリを楽しむことができる。そういったことを認識させてくれた作品だったと思う。苦手意識が少し薄れた再読経験でした。

    トリックの一部は、スマホがある今では古いかなと。ただ、読者への挑戦があるとおり、とこと

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    2023年03月26日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリのレジェンド作家による短編集、ではあるけれど、単なるミステリ短編集では済まないのが予想外で面白かった。テーマが『名探偵』であるせいか、『もし名探偵がAIだったら?』という被りもあったけれど、当然物語の展開はまったく違うから、その差異も含めてとても楽しかった。ラストを飾る綾辻行人は、自伝かエッセイのようでもあったけれど、しみじみとした昔語りにレジェンドたちの歴史の重みを感じることが出来、良い余韻の残る締めだったと思う。

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    2023年03月07日
  • 新装版 頼子のために

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    ☆4.0

    「頼子は死んだ」から始まる娘を亡くした父親の手記。
    それには、娘の死は殺人なのに警察の捜査はどうも様子がおかしく、まともにされているとは思えないことや、自らの手で犯人を見つけ出し殺すことを決めていた心情が書かれていた。
    父親の西村悠史はある男を殺害し、その後すぐに自殺を図ったが、辛くも一命をとりとめ昏睡状態であるという。
    推理作家の法月綸太郎の元へ、この一連の事件の再調査の依頼が舞い込んだ。
    手記を読み事件について調べ始めた綸太郎は、この事件に隠された真実と真っ向から向き合わされることとなる。

    この作品は最初に手記が配置されたことが肝要だったと思う。
    読者がどんな立ち位置で事件を

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    2023年03月12日