法月綸太郎のレビュー一覧
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古臭さがどうしても付きまといますが良作でした。
終盤の病院での展開は予想外で度肝を抜かれました。
ただ…賛否の内、賛の声が多いみたいですが私は最後の最後は蛇足かなぁ…と感じました。色んな意味で展開が読めない作品ですので、未読の方は是非。Posted by ブクログ -
まさかと感じてしまった。途中までは「あぁ、こうなるんだろうな」と言う風に思いながら読んでいたが、最後の最後でとても信じがたいことを知ってしまった。この結末は気持ちの良いものではないが、家族とは何なのかを感じている。Posted by ブクログ
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めちゃくちゃ面白い、そして、おぞましい。
ほんとに傑作なのだけど二度は読めない後味の悪さがある。
二転三転する展開に夢中になり、ついつい物語に入り込んでしまう。
その結果、主要人物たちの歪な愛をもまともに食らうことになるためかなり気力をもってかれた。
ラスト一行の法月氏に共感せずにはいられなかった。...続きを読むPosted by ブクログ -
ワクワクしながらあっという間に一気読み。子供向けに書かれた作品とはいえ、目まぐるしい展開に脱帽。
頼子のためにとか一の悲劇とはまた違う法月綸太郎作品に出会えた。面白かった。ただ、名前がややこしい...(ノД`)Posted by ブクログ -
本の厚さはそんなにないものの非常に中身が濃い作品。正直こんなに詰め込む必要があるのかというぐらい情報量が多いが、それも作者のミステリに対する愛と拘り故だと思う。本作はしらみつぶしの時計のようなミステリ作品というよりも、ミステリに対するまた違ったアプローチの仕方を書いた作品でありそれを楽しめる人にはた...続きを読むPosted by ブクログ
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自分はSFの読み手ではないので、表題作シリーズのSF設定の説明は「?」となってしまった。
知識がないのが悪いのかもだが、「ノックスの十戒」がどうして特異点になったのか、その理由が理解できないままだ。もちろん、ユーモアとして読むべき部分もあるだろうから、こんなことをいうこと自体が無粋なのかもしれないが...続きを読むPosted by ブクログ -
「ノックス・マシン」★★★★★
「引き立て役倶楽部の陰謀」★★★
「バベルの牢獄」★★★★★
「論理蒸発 ノックス・マシン2」★★★Posted by ブクログ -
ミス研の同人誌だったら伝説になりそう。つまりあまり一般受けはしないかも。
『ノックス・マシン2』は中盤まではすごいテンションあがったのに、後半えらいご都合主義…
『バベルの牢獄』は一読の価値あり。面白いです。Posted by ブクログ -
「新装版 頼子のために」
果たして手記は正しいか。
到叙とは、ミステリで最初に犯人が明かされ、主に犯人の視点で物語が展開されていくタイプのもの。通常の到叙では、最初に犯人や犯行が明かされながら、もう一方の視点(探偵や警察)も描かれ、ミステリか深掘りされていく。古畑任三郎の様に犯人を徐々に追い詰...続きを読むPosted by ブクログ