法月綸太郎のレビュー一覧

  • 新装版 密閉教室

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    72点:「全然納得できないよ」
    人に興味がないと指摘されるのは、新本格は人間が描けてないと批評されることとイコール。そう言われるのは分かった上でそれでもやるんだという静かな覚悟がみえる作品。その構図でみると主人公に対してあなたは分かってない的なことをいうこの子はやっぱりなんだかずるい。

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    2022年11月28日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しと言うには少しインパクトが薄い感じがしたけど、内容はそれぞれさすがと思える程に面白かった。法月綸太郎のガリバリズム小説が唯一どんでん返しを感じた作品だった。

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    2022年09月04日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    今読むと、時代の移り変わりの早い事に驚かされるが、どの短編も名作揃いで、時を経ても色褪せない印象。自分のオススメは「現場から生中継」電話やTVを使ったトリックが面白かった。

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    2022年08月26日
  • 生首に聞いてみろ

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    散りばめられた伏線のなか登場人物はどれもみんな少しずつ怪しい。結局みんなそれぞれにキズ持ってました、真実は複雑ですね…という方向なのかと思ったら、意外にも明確な悪者がいて伏線もきっちり回収されていて私好み。
    ただこのシリーズは(多くの人の感想にあるように)主人公が警視の息子という立場で当然のように捜査に参加する部分はリアリティはないように思う
    (私はそこはあんまり重視してないが)

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    2022年07月25日
  • 誰彼 新装版

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    法月綸太郎シリーズ長編。最後の最後まで気の抜けない展開が続いていく多重推理ミステリ。読んでいて某アニメの「そうはならんやろ」という台詞がなんど頭を過った事か。地の文が読者からの感情移入を拒むかのような書き方をされているが、それもこれもタイトルである「誰彼」という単語に全てが集約されているような気がする。多重推理ミステリなため色々な解決案が出てくるわけだが、途中まで作中の法月警視のように頭を抱えたくなるような出来事の連続で「綸太郎!しっかりしろ!」と言いたくなるぐらいだった。

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    2022年04月25日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    小説が10本、評論が1本のテンコ盛りだが、表題の「ベスト本格ミステリ」の名前にはややそぐわない感じだった.特に面白かったのは『透明人間は密室に潜む』だった.内藤謙介・彩子夫妻を軸に透明人間病の話が展開されるが、川路昌正教授が開発しようとしている非透明になれる薬を阻止する彩子の行動が楽しめた.

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    2022年03月28日
  • 犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題

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    再読。六編収録。十二星座にまつわるギリシャ神話の逸話を元ネタとしてミステリに昇華させた短編集。本作は前編にあたる「犯罪ホロスコープⅠ 六人の女王の問題」よりも全体的にミステリとしての強度が上がっている。そのため難度も上がっているわけだが、特に「宿命の交わる城で」は「キングを探せ」のパイロット版に相当するだけあって短編ながら中々に凝った仕掛けが施されている。一番好きなのは狂人の論理を前提として考えなければ謎が解けない「引き裂かれた双魚」かな。

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    2022年02月15日
  • キングを探せ

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    ★4.1 2022.02.04

    はぁ、そう来たか。
    早く早く、とページをめくる手が進む。
    ネタバレになると困るので詳しくは書けないが、交換殺人の謎解きは想像の上の上の上にやってくる。
    相変わらず、法月警視の息子綸太郎が推理力を発揮してくれるのが頼もしい。


    ↓↓↓内容↓↓↓
    繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。目的は一つ、動機から手繰られないようターゲットを取り換えること。トランプのカードが、誰が誰を殺るか定めていく。四重交換殺人を企む犯人たちと、法月警視&綸太郎コンビの、熾烈な頭脳戦をご堪能あれ!

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    2022年02月05日
  • 犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題

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    再読。六編収録。十二星座にまつわるギリシャ神話の逸話を元ネタとしてミステリに昇華させた短編集。どの話も純粋に犯人当てとしても楽しめるし、それぞれの星座のギリシャ神話のエピソードと事件との対比も楽しめる仕様となっている。短編なので中だるみせずにさくさく読み進められるのも好印象。好きなのは、単純ながらも不意をつく双子座の話と、短編向きのトリックでありながらも経緯が凝っている蟹座の話かな。

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    2022年02月04日
  • 誰彼 新装版

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    「多重推理ミステリ」、なるほどな。面白かったー。

    法月綸太郎による推理がどれも「その結末で小説1本書き上げられるんじゃない?」と思えるくらい筋の通った(通らせた)しっかりしているものなのだが、逆に法月警視からの指摘は「確かにそういう抜けを指摘されたらダメだな」と思われるもので、なんとも面白い構造の小説だった。

    カルト宗教の教祖と革命家という煽り文句が、読後では少しばかり鼻につくけれど、その要素が完全なる軸とはなっていないので許容範囲内だろう。

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    2022年01月08日
  • 新装版 頼子のために

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    古臭さがどうしても付きまといますが良作でした。
    終盤の病院での展開は予想外で度肝を抜かれました。
    ただ…賛否の内、賛の声が多いみたいですが私は最後の最後は蛇足かなぁ…と感じました。色んな意味で展開が読めない作品ですので、未読の方は是非。

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    2021年09月15日
  • 法月綸太郎の冒険

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    死刑囚パズルは理詰めで固めていくのは、なるほどーっては思うものの、もっと根本的なところで??って思ったので、ほかの人のレビューとかでの高評価にはあまり賛同できなかったかな?

    カニは、気持ち悪いネタで最後まで押し通すかと思いきや……

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    2021年03月06日
  • 新装版 頼子のために

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    ネタバレ

    まさかと感じてしまった。途中までは「あぁ、こうなるんだろうな」と言う風に思いながら読んでいたが、最後の最後でとても信じがたいことを知ってしまった。この結末は気持ちの良いものではないが、家族とは何なのかを感じている。

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    2021年03月06日
  • 7人の名探偵

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    どの作者名を見ても、ミステリ好きなら知らない者はいないと言ってよい作家ばかりで、その人たちの個性が感じられるアンソロジーなのである。
    7人の名探偵とは、とりもなおさず作者達自身のことであり、この名探偵達の生み出す世界にゆったりとひたるのがよい。
    とはいえ、一つ一つは決して長くないので、どんどん読み進めることができる。

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    2021年02月28日
  • 誰彼 新装版

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    法月綸太郎初期の作品。
    旧版を持っていたけど、新装版も買っちゃった。
    やっぱり粗いトコロはあるけど、とても楽しめた。

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    2021年02月27日
  • 新装版 頼子のために

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    めちゃくちゃ面白い、そして、おぞましい。
    ほんとに傑作なのだけど二度は読めない後味の悪さがある。
    二転三転する展開に夢中になり、ついつい物語に入り込んでしまう。
    その結果、主要人物たちの歪な愛をもまともに食らうことになるためかなり気力をもってかれた。
    ラスト一行の法月氏に共感せずにはいられなかった。
    家族愛って何なんだ、と問いたくなる。

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    2020年10月18日
  • 法月綸太郎の功績

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    法月警視の作家の息子綸太郎(作者と同じ名前)が探偵役になって殺人事件の謎を解く短編集。ちょっぴり行動することもあるが、安楽椅子探偵の形かな。父親が難航している事件を息子に相談するのだが、ああでもないこうでもないと推理しているうちに、ぱっと解決の糸口が閃くというもの。無茶苦茶な状況でもなく、正攻法の論理的な進め方で、文章も読み易く結構面白かった。
    「イコールYの悲劇」ダイイングメッセージという古典的な道具立てがかえって新鮮だった。
    「中国蝸牛の謎」鍵のトリックも、筋自体もつまらない。
    「都市伝説パズル」都市伝説という目の付け所がいいし、上手く生かしている。論理的な進め方も納得できる。
    「ABCD

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    2020年09月28日
  • 生首に聞いてみろ

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    ネタバレ

    終盤まで事件の全容が見えて来ない展開で、面白かった。

    美術ネタだった。
    末期ガンの著名な彫刻家・川島伊作がアトリエで息を引き取る。遺作は、娘・江知佳をモデルにじかに石膏取りするインサイド・キャスティングの技法で制作した石膏像。元妻をモデルにしたかつての代表作《母子像》を引き継ぐ作品と目されたが、気がつけば彫刻の頭部が何者かに切断され、盗まれていた。
    殺害予告だと受け取った彫刻家の弟川島敦志は、綸太郎に事件を未然に防ぐよう依頼する。
    しかし綸太郎の奮闘?も虚しく、江知佳は殺害され、切断された江知佳の頭部が川島の個展会場となる名古屋市立美術館に郵送される。

    各章の冒頭に引用された、石像の目の表

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    2020年09月07日
  • キングを探せ

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    学生の頃に購入して、最後まで読み終えて無かったので
    読んでみました‼️

    初めての法月さんの作品。
    このようなスタイルで他作品も執筆しているのか
    少し興味が湧いてきました。

    僕も、交換殺人の小説は初めてで、、
    交換殺人のメリット・デメリットが分かりやすく
    物語に描かれており、綺麗に練り込まれていると思いました。。

    完璧に小説家・法月の推理を信じて僕も読んでましたよw
    まさか、、行きすぎるとは(推理しすぎでああなる笑)

    事件の全貌も最後に読みやすく書いているので
    良かった作品です‼️

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    2020年08月24日
  • 法月綸太郎の功績

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    「法月綸太郎の冒険」「法月綸太郎の新冒険」に続く短編集。第55回日本推理作家協会賞受賞作「都市伝説パズル」は初めて読んだが思っていたよりもトリックの難易度は低く肝はわかりやすかった。「中国蝸牛の謎」も犯人はこの人しかいないなというのがあったが他の三編はほぼトリックは解けず。特に最後の「縊心伝心」はさっぱりわからなかったし首吊りに偽装した理由も最後のオチが明かされるまで気付けなかった。

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    2020年07月09日