あらすじ
名探偵・法月綸太郎に挑戦するかのように起こる数々の難事件。なぜ死刑執行当日に死刑囚は殺されたのか、図書館の蔵書の冒頭を切り裂く犯人、男が恋人の肉を食べた理由など異様な謎に立ち向かい綸太郎の推理が冴えわたる。〈ルーツ・オブ・法月綸太郎〉ともいえるミステリの醍醐味あふれる第1短篇集。
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推理作家であり名探偵の法月綸太郎が活躍する短編集。犯人当て、トリック当てもあるが、動機当てが多い。伏線回収が鮮やかで、特に第二話『黒衣の家』が良かった。犯人の動機がサイコ過ぎる。
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法月綸太郎シリーズ初の短編集。
長編とはまた違った趣きで楽しめた。
全体的に高評価な本作ですが、個人的なマイベストは「切り裂き魔」。
所謂あるあるネタをあそこまで上手くミステリとして調理するのは流石の一言。
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法月綸太郎シリーズで全七篇からなる短篇集
カバーに推理が楽しすぎると書かれてある通り推理自体は極端に難しくなく自分なりに推理を構築することが出来る一種の快感めいた楽しく読むことができる本
土曜日の本以外はどちらかと言うと負のイメージ的な作調
個人的なオススメは黒衣の家
あーいう結論になるのは予想してなかった
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死刑囚パズルは理詰めで固めていくのは、なるほどーっては思うものの、もっと根本的なところで??って思ったので、ほかの人のレビューとかでの高評価にはあまり賛同できなかったかな?
カニは、気持ち悪いネタで最後まで押し通すかと思いきや……
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収録作品7作品中4作品はトリックもしくはプロットが解ってしまった。
後半の沢田穂波とのコンビのビブリオ・ミステリ4作品は最初のエネルギーを持続させるには少々物足りないし(「緑の扉は危険」はこちらの期待が大きかったせいか、巷間で云われているほど、素晴らしいとは思わなかった)、「黒衣の家」はその呆気無さに唖然とした。
が、しかし「死刑囚パズル」と「カニバリズム小論」がその不備を補って余りある光彩を放ってくれた。
これぞ法月綸太郎の真骨頂であろう。よって4ツ星!
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2018年11冊目。
先に「名探偵傑作短篇集 法月綸太郎篇」を読んでしまったので、そこに載らなかった作品も気になって購入。
「カニバリズム小論」以外はどれも良かったけど、「黒衣の家」と「土曜日の本」が特に好きかな。
やっぱり法月親子のやり取りは安定の面白さなんだけど、穂波とのやり取りも微笑ましくていい。
「頼子のために」「ふたたび赤い悪夢」と比べるとだいぶ軽快で読みやすくあっという間でした。
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短編集。
処刑される死刑囚が殺害されたり、会いたい人のために無意味に人が殺されたり、本が重くて扉が開かなかったりする話。
五十円玉を二十枚千円札と交換する話はまた今度考えてみたい。
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法月綸太郎の短編集。全7作。1作目の「死刑囚パズル」のみ中編で、この作品を読むためだけにこの本を開いても良いと思うくらいよくできていた。謎解きの論理構成はお見事。その他の短編も軽く楽しめるものでおもしろかった。ただし「カニバリズム小論」はグロいのでちょっと…この作家の著者は初めて読んだけど、他の長編なども読んでみたい。本格ミステリに造詣が深いとより楽しめそう。
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噂に名高い「死刑囚パズル」はそこまでハマらなかったけど、「黒衣の家」と「カニバリズム小論」はとても素晴らしかった。ホワイダニットを突き詰めた果ての意外な真相にまんまとやられました。
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殺人事件を扱う死刑囚パズルや黒衣の家、カニバリズム小論、緑の扉は危険が好みだが、その他の日常の謎な3作もホワイが解明された時のカタルシスは良かった。カニバリズム小論のオチ、好きだ
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なぜか素直に「名探偵」と呼べない…だけど愛着がある素人探偵法月綸太郎の第一短編集(全7編)。「死刑囚パズル」はあっと言わせるものがあるし、「切り裂き魔」は犯人に共感の意を込めてお気に入り。
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法月綸太郎シリーズの短編集。
死刑囚パズル、黒衣の家、カニバリズム小論までは長編と違う雰囲気を楽しめたのでよかった。
切り裂き魔以降から出張るとある人物が私の好みではなかった。
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シリーズ短編。死刑囚のお話と切り裂き魔が特に印象的でした。カニヴァリズムのお話が本当にグロッキーで、読みながら物凄い顔をしてしまった…あれは途中で読むのしんどかった…(;ω;)
黒衣の家が1番意外な展開でした。
後半の短編はなんだかトレンディー要素があって、今並行して読んでる柚木さんシリーズの雰囲気を感じましたww
色んな要素の短編があって、短編とはいえ読みごたえがあって面白かったです。