法月綸太郎のレビュー一覧

  • キングを探せ

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    初読みの作家さんです。読みやすく、序盤から物語に引き込まれました。倒叙ミステリーなのである程度犯人はわかっているのですが、後から明かされる真相には本当に驚かされました。

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    2023年02月13日
  • キングを探せ

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    わかりやすいのに巧妙で何度も驚かされる。
    事件を探る親子の関係性が不思議なのも面白い。
    殺意を持っていて、機会があればそれを実現しようという思いがある人ってそんな簡単に集まるものなのか‥
    そうではないと祈りたい

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    2023年01月28日
  • 法月綸太郎の消息

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    面白かった。
    読むのは犯罪ホロスコープⅡ三人の女神以来。
    久しぶりの法月倫太郎。
    本格に限らずミステリを全く読まない時期が五六年あり
    ミステリ界隈もすっかりさまがわりしている。
    最近又ポツポツミステリを読みたい気分で、気楽なきもちで読んでいるのだが、ミステリに対するねつりが変わらなくて、懐かしくもあり嬉しかった。
    新作期待してます。

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    2022年12月06日
  • 新装版 密閉教室

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    72点:「全然納得できないよ」
    人に興味がないと指摘されるのは、新本格は人間が描けてないと批評されることとイコール。そう言われるのは分かった上でそれでもやるんだという静かな覚悟がみえる作品。その構図でみると主人公に対してあなたは分かってない的なことをいうこの子はやっぱりなんだかずるい。

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    2022年11月28日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しと言うには少しインパクトが薄い感じがしたけど、内容はそれぞれさすがと思える程に面白かった。法月綸太郎のガリバリズム小説が唯一どんでん返しを感じた作品だった。

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    2022年09月04日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    今読むと、時代の移り変わりの早い事に驚かされるが、どの短編も名作揃いで、時を経ても色褪せない印象。自分のオススメは「現場から生中継」電話やTVを使ったトリックが面白かった。

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    2022年08月26日
  • 生首に聞いてみろ

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    散りばめられた伏線のなか登場人物はどれもみんな少しずつ怪しい。結局みんなそれぞれにキズ持ってました、真実は複雑ですね…という方向なのかと思ったら、意外にも明確な悪者がいて伏線もきっちり回収されていて私好み。
    ただこのシリーズは(多くの人の感想にあるように)主人公が警視の息子という立場で当然のように捜査に参加する部分はリアリティはないように思う
    (私はそこはあんまり重視してないが)

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    2022年07月25日
  • 誰彼 新装版

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    法月綸太郎シリーズ長編。最後の最後まで気の抜けない展開が続いていく多重推理ミステリ。読んでいて某アニメの「そうはならんやろ」という台詞がなんど頭を過った事か。地の文が読者からの感情移入を拒むかのような書き方をされているが、それもこれもタイトルである「誰彼」という単語に全てが集約されているような気がする。多重推理ミステリなため色々な解決案が出てくるわけだが、途中まで作中の法月警視のように頭を抱えたくなるような出来事の連続で「綸太郎!しっかりしろ!」と言いたくなるぐらいだった。

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    2022年04月25日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    小説が10本、評論が1本のテンコ盛りだが、表題の「ベスト本格ミステリ」の名前にはややそぐわない感じだった.特に面白かったのは『透明人間は密室に潜む』だった.内藤謙介・彩子夫妻を軸に透明人間病の話が展開されるが、川路昌正教授が開発しようとしている非透明になれる薬を阻止する彩子の行動が楽しめた.

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    2022年03月28日
  • 新装版 頼子のために

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    ネタバレ

    法月綸太郎シリーズに3作め。
    冒頭の手記の真相を探る構成はとても面白かった。ただ、ただ!真相がけっこう胸くそ悪い…。

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    2022年02月19日
  • 誰彼 新装版

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    ネタバレ

    久しぶりにシリーズにはまれそうだったので法月綸太郎シリーズの2作目を読んだ。
    法月親子がナイスコンビかつそれぞれキャラクターがはっきりしているので漫画みたいで読みやすい。
    これでもかというくらい推理が外れ、ラストでようやく真相に辿り着いた感じ。双子とその兄がいたから成り立つ結末だった。
    「枢機卿」は今後も出るのだろうか?いいキャラだったからまた出てほしいなぁ。

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    2022年02月19日
  • 犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題

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    再読。六編収録。十二星座にまつわるギリシャ神話の逸話を元ネタとしてミステリに昇華させた短編集。本作は前編にあたる「犯罪ホロスコープⅠ 六人の女王の問題」よりも全体的にミステリとしての強度が上がっている。そのため難度も上がっているわけだが、特に「宿命の交わる城で」は「キングを探せ」のパイロット版に相当するだけあって短編ながら中々に凝った仕掛けが施されている。一番好きなのは狂人の論理を前提として考えなければ謎が解けない「引き裂かれた双魚」かな。

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    2022年02月15日
  • キングを探せ

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    ★4.1 2022.02.04

    はぁ、そう来たか。
    早く早く、とページをめくる手が進む。
    ネタバレになると困るので詳しくは書けないが、交換殺人の謎解きは想像の上の上の上にやってくる。
    相変わらず、法月警視の息子綸太郎が推理力を発揮してくれるのが頼もしい。


    ↓↓↓内容↓↓↓
    繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。目的は一つ、動機から手繰られないようターゲットを取り換えること。トランプのカードが、誰が誰を殺るか定めていく。四重交換殺人を企む犯人たちと、法月警視&綸太郎コンビの、熾烈な頭脳戦をご堪能あれ!

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    2022年02月05日
  • 犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題

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    再読。六編収録。十二星座にまつわるギリシャ神話の逸話を元ネタとしてミステリに昇華させた短編集。どの話も純粋に犯人当てとしても楽しめるし、それぞれの星座のギリシャ神話のエピソードと事件との対比も楽しめる仕様となっている。短編なので中だるみせずにさくさく読み進められるのも好印象。好きなのは、単純ながらも不意をつく双子座の話と、短編向きのトリックでありながらも経緯が凝っている蟹座の話かな。

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    2022年02月04日
  • 誰彼 新装版

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    「多重推理ミステリ」、なるほどな。面白かったー。

    法月綸太郎による推理がどれも「その結末で小説1本書き上げられるんじゃない?」と思えるくらい筋の通った(通らせた)しっかりしているものなのだが、逆に法月警視からの指摘は「確かにそういう抜けを指摘されたらダメだな」と思われるもので、なんとも面白い構造の小説だった。

    カルト宗教の教祖と革命家という煽り文句が、読後では少しばかり鼻につくけれど、その要素が完全なる軸とはなっていないので許容範囲内だろう。

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    2022年01月08日
  • 新装版 頼子のために

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    古臭さがどうしても付きまといますが良作でした。
    終盤の病院での展開は予想外で度肝を抜かれました。
    ただ…賛否の内、賛の声が多いみたいですが私は最後の最後は蛇足かなぁ…と感じました。色んな意味で展開が読めない作品ですので、未読の方は是非。

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    2021年09月15日
  • 法月綸太郎の冒険

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    死刑囚パズルは理詰めで固めていくのは、なるほどーっては思うものの、もっと根本的なところで??って思ったので、ほかの人のレビューとかでの高評価にはあまり賛同できなかったかな?

    カニは、気持ち悪いネタで最後まで押し通すかと思いきや……

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    2021年03月06日
  • 新装版 頼子のために

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    ネタバレ

    まさかと感じてしまった。途中までは「あぁ、こうなるんだろうな」と言う風に思いながら読んでいたが、最後の最後でとても信じがたいことを知ってしまった。この結末は気持ちの良いものではないが、家族とは何なのかを感じている。

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    2021年03月06日
  • 7人の名探偵

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    どの作者名を見ても、ミステリ好きなら知らない者はいないと言ってよい作家ばかりで、その人たちの個性が感じられるアンソロジーなのである。
    7人の名探偵とは、とりもなおさず作者達自身のことであり、この名探偵達の生み出す世界にゆったりとひたるのがよい。
    とはいえ、一つ一つは決して長くないので、どんどん読み進めることができる。

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    2021年02月28日
  • 誰彼 新装版

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    法月綸太郎初期の作品。
    旧版を持っていたけど、新装版も買っちゃった。
    やっぱり粗いトコロはあるけど、とても楽しめた。

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    2021年02月27日