無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年12月14日
傑作だと思います。
犯罪悲劇的な作品ですが、それが苦手な方は読後感がよろしくないかもですね……。
私はフィクションにおける犯罪悲劇で好きな作品が多いので、高評価です。
元ネタ(小ネタですが)であろうものを少し。
作風→ニコラス・ブレイク『野獣死すべし』のロス・マクドナルド風味(これには法月さん自...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月21日
これは凄まじい推理小説だと心底震えたのが読後第一の感想だった。こんなにも探偵が犯人に敗北する推理小説というのは珍しいのではないだろうか。勧善懲悪なんてクソ喰らえとでもいうほどに。犯人は全てを知っていた、全てをわかっていたからこそこんな結末を望んだのだ。途中から「もしかして…」という疑念を抱いて読み進...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月17日
韓国で絶賛されているとの事で読んでみました。
親子の登場で、もしやこれは何かの続きか?と思い調べてみたら先に読まなければならない一冊があったけどそのまま読み終わりました。
面白かった。さすがに勘が良すぎるだろうと突っ込みたくなるシーンもなくはないけど、こういう後からいくつものびっくり事実が出てくる話...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月01日
法月綸太郎の長篇ミステリ作品『新装版 頼子のために』を読みました。
『ノックス・マシン』に続き、法月綸太郎の作品です。
-----story-------------
「頼子が死んだ」。
十七歳の愛娘を殺された父親は、通り魔事件で片づけようとする警察に疑念を抱き、ひそかに犯人をつきとめて刺殺、自ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月12日
☆4.0
「頼子は死んだ」から始まる娘を亡くした父親の手記。
それには、娘の死は殺人なのに警察の捜査はどうも様子がおかしく、まともにされているとは思えないことや、自らの手で犯人を見つけ出し殺すことを決めていた心情が書かれていた。
父親の西村悠史はある男を殺害し、その後すぐに自殺を図ったが、辛くも一...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月18日
めちゃくちゃ面白い、そして、おぞましい。
ほんとに傑作なのだけど二度は読めない後味の悪さがある。
二転三転する展開に夢中になり、ついつい物語に入り込んでしまう。
その結果、主要人物たちの歪な愛をもまともに食らうことになるためかなり気力をもってかれた。
ラスト一行の法月氏に共感せずにはいられなかった。...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月29日
「新装版 頼子のために」
果たして手記は正しいか。
到叙とは、ミステリで最初に犯人が明かされ、主に犯人の視点で物語が展開されていくタイプのもの。通常の到叙では、最初に犯人や犯行が明かされながら、もう一方の視点(探偵や警察)も描かれ、ミステリか深掘りされていく。古畑任三郎の様に犯人を徐々に追い詰...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。