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Posted by ブクログ
ずっと読みたかった「このミス」1位だった法月綸太郎シリーズ
連続殺人とか、派手なトリックとか、そう言うのは無かったのですけど、納得の本格だったのです。
彫刻なんて、フツーの読者はサッパリだけど、分かるようにちゃんと大事な所を解説と言うか、法月探偵と共に「ふーん。なるほど」と言う位には掴めて良いのですよね
だから、「あっと驚く展開」が予想以上に鳥肌だったのです。
しーなの好きな法月親子の関係と言うか、お母さんの事とかもチラッと出て来て、今後の展開や何かの事件に関係してくるのでは……?とちょっとwkwkしてしまったのです。
闇は闇なのでしたが。
緻密な伏線……とゆーのが感想には必ず出てくるのでは?と思う位あれもこれも後々「ああー……!」と頷いたり、悔しかったり。
よくよく考えてみると、要らない設定とかもあるのですけど(例えば、1だけで良くない?2とか3とかそれ以降とか……要る?)躓いたり迷ったりする法月探偵は好感が持てるのです。
巻末のインタビューにもあったのですけど、完全無欠の名探偵はやっぱりカッコイイし、江神さんも鳴海雄一郎(?)も大好きだけど、やっぱり間違ったり後悔したりしながらの法月探偵も好きなのです
探偵が一人でワトソン役が居ない場合は、多重推理が成り立ちにくい分けだから、法月探偵みたいな読者と一緒に間違って行く探偵になるのでしょうか。
そう言う面から見ても、探偵と読者とストーリーがちゃんと一緒に進んで行くのですよね。
つまりそれって、読みやすい?のでしょうか。多分そういう事なのですよね。
読みやすい。理解しやすい。突然名探偵が思い付くトンデモ推理に着いていけない……とゆー事態に陥りにくいのですよね。
解決や結末は「鮮やかー!」と言うよりもシリアスな展開で余韻もしんみり。
他の法月探偵シリーズを読みたいな……読み返したいな……と思ったのです。
次にまた未読のものを見かけたら、迷わず買ってしまいそうなのでした。
Posted by ブクログ
法月綸太郎という名前を具体的に意識したのは、大塚英志×清涼院流水×箸井地図の漫画「探偵儀式」の中でN月R太郎なるキャラクターが登場していたからだ。漫画の中では自分が探偵として担当した事件をミステリー小説にしている作家ということだったが、この「生首に聞いてみろ」でも主人公は法月綸太郎で作家で探偵まがいのことをしている。ちなみにこの法月綸太郎の父親が警視で主人公が作家という設定は内田康夫の浅見光彦を彷彿とさせる(本家はエラリー・クイーンだ)が、描かれている印象は金田一耕助に似てなくもない。
このミスで一番になった「生首に聞いてみろ」だから、ということで読み始めたわけだが、比較的厚めの頁数にしては一気に読むことができた。しかしながら、物語におけるキーとなる殺人事件が実際に起こるまでに全体の半分ぐらいの頁数を割いているので、読みながらもしかして殺人事件など起こらないのではと思ったぐらいである。
しかし、殺人事件が起こり謎解きが始まると俄然展開は早くなっていく。後半の展開は非常におもしろかった。事件のトリックは複雑ではあるが、変なミスリードを起こさせることもなく伏線も比較的きちんと回収している。
前半もっと簡素にしてもよかった気もするが、逆にあれだけもったいつけたので殺人事件が非常にエキセントリックな印象になったというのも否めない。総じて読みごたえのある作品だっと思う。
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