法月綸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ○ 総合評価 ★★★☆☆
〇 サプライズ ★★★☆☆
〇 熱中度 ★★★☆☆
〇 インパクト ★★★☆☆
〇 キャラクター★☆☆☆☆
〇 読後感 ★★★☆☆
「夢の島」,「イクル君」,「カネゴン」,「りさぴょん」。ニックネームで呼び合う全くの赤の他人の4人による交換殺人。その交換殺人に,法月警視と綸太郎のコンビが挑む。講談社ノベルス版のカバー袖には,「匿名かつ離散的な都市型犯罪を相手に,圧倒的データ不足に悩まされながら,仮想ロジックを積み重ねて未詳の犯人「キング」をあぶり出そうとする名探偵」とある。まさに,そういう作品。交換殺人による犯罪小説パートと,法月親子による謎解きミステリパ -
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SFが好きな人、海外ミステリーを読んでいる人、仕掛けが好きな人 にオススメできる短編集。
■SF要素
近未来的な描写が出てくるが、読み込まなくてもOKな気がする(笑)
なので、「SFが好き」は必須条件ではないと思う。
「SFが好き」ならばより楽しめるという感覚。
■海外ミステリー
これが結構比重が大きいと思う。
アガサ・クリスティとコナン・ドイル以外の作品を読んでいない私は、おそらく2割程度しか楽しめていないのではないかと思う短編があった。
■仕掛け
ある一つの短編が、まさに文章の仕掛けがあって面白い。
紙で読んだほうが濃密に実感できると思う。
また、短編集ではあるが全体も緩やかに繋がっ -
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「このミス」1位を受賞した本格ミステリ大賞受賞作。
でも、ちょっといまいち。長い..
いわゆる謎解き探偵小説。しかし、見せ場や盛り上がりシーンもなく、エンターテイメント性には欠ける物語。
主人公の探偵の人間性もいまいち好きになれません。また登場人物のキャラもいまいち。
ストーリとしては、
有名彫刻家が病死直前に完成させた、娘をモデルとした石膏像。
しかし、その石膏像の首が何者かに切断され、持ち去られる事件が発生。
持ちだした人物は誰か?
その目的は?
娘への殺人予告なのか?
さらに、その彫刻家を売り出そうとしていたキュレータの怪しい行動。
娘の身を案じた彫刻家の弟は主人公の法月に調査を依頼し -
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ネタバレ作者自身が選ぶどんでん返しをテーマとする6篇の自作品。
【綾辻行人「再生」】
既読の作品だったが、言われてみれば確かにこれはどんでん返し(笑)
【有栖川有栖「書く機械(ライティング・マシン)」】
これは究極の缶詰め状態。作家としては自虐的ネタだろうか。
【西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」】
アリバイ崩しの作品だが、犯人の行動は今一つ腑に落ちない。
【貫井徳郎「蝶番の問題」】
探偵役による手記の解読は鮮やかだったが、どんでん返しとなる結末はどうも・・・。
【法月綸太郎「カリバリズム小論」】
『法月綸太郎の冒険』収録作とのことなので、既読のはずだが、ストーリーをまったく覚えていなかった。「 -
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ネタバレ法月綸太郎さんのミステリーと言う事だったのですが、読んでみるとこれはSF?
未来のタイムマシン的な話しなんですが、そこにミステリー小説の名作を愛情タップリに絡めた話しで、さらには専門的な物理用語もいっぱい出て来ます。
「ノックス・マシン」「引き立て役倶楽部の陰謀」「バベルの牢獄」「論理蒸発__ノックス・マシン2」の4編
ミステリーをアルゴリズムの数値化にしてる話しや、パラレルワールドの話しなど理解しようと読んでたのでは、意味がわかんなくなる作品でした。」
そこでふと感じたのが、あっ、昔のSFだ~ そう言えば中学の頃は宇宙や時間や空間が好きで失われたシリーズや、タイムトラベル物などを好んで読 -
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「夜半のちぎり/岡崎琢磨」
シンガポールの新婚旅行で奥さんが殺される。そこで元カノも結婚していて、彼と来ている。その彼が実は今の奥さんとも付き合っていて犯人というだけの話。
「透明人間は密室に潜む/阿津川辰海」
これは力作ですね。なぜか肌が透明になる人たちが現れてきて、そうなると透明人間は不便。人とぶつかるし、食べ物は見えるし、病院で患部の診察もできない。それでメイクを施すことになる。透明であることを利用して殺人事件を試みるのが出足。倒叙ということになる。身体に吸収したものは老廃物でも透明だがそれ以外は見えてしまうので爪の間の垢、歩いた時についた泥なども危ない。人通りの少ないところを探すのに -
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ネタバレ書評を読むと賛否両論。スゲーという人と意味分からんわという人。確かにこれはオモロがる人を選ぶ小説ではある。19世紀~戦前にかけてのミステリー史とちょっと複雑めのSF理論をかじっておかないとオモロさは分からないだろう。
と言ってる俺にしたって、どっちも苦手なジャンル。残念ながら「これはスゲー」と思うことはできず、「ここをオモロいと思わそうとしているな」という雰囲気を感じるのがせいぜい。俺にはハードルが高い小説であった。
このミス1位を取ったことを嘆くレビューも多くみられるが、これを選べるのは「ミステリー賞」しかないだろうと思うし、これを選ぶ選者のいるコンテストがあることは、正しい姿勢だとも思 -