法月綸太郎のレビュー一覧
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騙されたー!となるような「どんでん返し」は1つもなかった。タイトルでかなりハードル上げちゃってるので難しいとは思う。
6人の豪華なミステリー作家さんの作品をサクッと読めたのは良かった。
綾辻行人『再生』
★★☆☆☆
ストーリーには1番のめり込んだけど、ホラーが強くて好みではなかった。
有栖川有栖『書く機械』
★★☆☆☆
ここまではいかなくても、作家さんは命を削る想いで執筆されているんだろう。
西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
★☆☆☆☆
何か読みにくいなと感じた。以前読んだ『七回死んだ男』でも同じ感想だった。自分には合わないみたい。
貫井徳郎『蝶番の問題』
★★★★☆
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Posted by ブクログ
誰が殺したか?
どうやって殺したか?
何故殺したか?
この3つのテーマを、それぞれ2人の作家が問題編と解答編を書き、他の作家が自分で考えた推理編を書く。
私はミステリーは好きだけど、マニアではないので、問題編→解答編→推理編、と、間を置かずに読んだ。物語としてはまあまあ面白かったが、私は推理編を楽しく読んだ。犯人は当てたけど、動機や殺害方法の推理が惜しい!という人もいれば、かすりもしない推理を披露してしまった人もいて、自分は推理しないくせに、この人すごいな!とか、だめじゃ〜んとか突っ込みながら読んだ。雑誌の企画なので、読者も推理して投稿できたらしく、半分くらいの人が犯人を当てたとか。ミステ -
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積読消化!
まっちゃんからの本!!!
フィリピンで常夏の中読みました。
なかなか暑い中で雪のトリックとは、、、と、思ったものの、札幌は真冬なので以外とすんなり物語に入ってこれた!
ただ、、、、かなり前の作品らしいんだけども、いろんな伏線そのままに終わってしまって、、、
あの事件は一体どうなってしまった??って言うのも結構あった。
もう少し、綺麗に回収して欲しかったなぁ、、、、
伏線張りっぱなしは、、、、後味が悪い、、、、
他にも、会話文があるんだけども、、、なかなか特徴の掴めない主人公が多く、一瞬で誰が言ってたのか?誰が喋ったのか?誰の視点かわからなくなって、まさか、そういうトリックか! -
Posted by ブクログ
本書の元版は2002年刊行の『はじめて話すけど…』(フリースタイル)で、文庫のボーナストラックとして北村薫との記事が新たに収録されている。聞き手の小森氏は「短編ミステリの二百年」の編著者であるから、そのご縁での創元推理文庫入りだろうか。
〇各務三郎さん、懐かしいお名前。各務さんもミステリマガジンの編集長をされているのか。田村隆一、生島治郎、都筑道夫、常盤新平など錚々たる人たちが早川書房の草創期に働いていたのだな。
〇皆川博子さん、皆川さんには濃いファンが多いと聞いたことはあるが、残念ながらその著作を一冊も読んでいない。子どものころに読んだ本のことをこんなにも覚えているものなのか。巻末付 -
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ミステリ
かかった時間 2時間から2時間半くらい
交換殺人の話。帯に「読むべきミステリ」的な煽りがあったので買ったが、よく見ると「2013年」だった。十の位を見ずに、今年流行りのミステリかと思っていた。
それはそれとして、作品は普通に面白かった。謎解きゲームのような要素と、倒叙モノ特有の犯人視点のハラハラが味わえる。ただ、作者名「法月綸太郎」で、登場人物(探偵役)も「法月綸太郎」というのは、正直寒かった(エラリークイーンかな?)。また、父親との関係もあまり描ききれてない気がした。でもシリーズっぽいので、ミステリファンにはウケるのかもしれない。
文章はサラサラと読みやすく、ストレスがない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ惜しい。何が一番惜しいって、タイトルにもなっている頼子の人物像がぼやっとしているから。
まず、ミステリー小説はミスリードにまんまと引っかかっていたことに気づく瞬間が楽しいと思っているタイプなので、序盤の手記を読んでいる時点でおかしな点が複数あることに初読で気づき、「ミステリーなのにこんなに推理がガバガバでいいのか」と正直途中で積むところだった。(読み進めるうちに手記のおかしな点から事件の真相を明らかにする話だとわかった)
また、ページ数が内容に対して多すぎる。多分半分から3分の2くらいの分量でまとめた方が話的にも綺麗にまとまったように思える。
そして何より頼子の人物像がぼやっとしすぎている。