法月綸太郎のレビュー一覧

  • 雪密室 新装版

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    古い作品ではあるが雪の山荘での殺人と王道ミステリ
    好みの問題もあるかもしれないがトリックは少々陳腐に思える
    しかし複雑に絡み合う人間模様を軸に沿えているようなのでミステリとして読むよりかはサスペンスとして楽しむほうがいいかもしれない

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    2024年06月12日
  • 推理の時間です

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    6人の作家が仕掛ける謎を解く短編集。犯人は?動機は?殺害方法は?ストーリーの中で提示される材料をもとに自分で推理し、袋とじ部分で答え合わせをしていく。どの短編も難問ばかりでした。

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    2024年06月10日
  • 推理の時間です

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    まだまだ私はミステリの初心者だな、、、、
    と思わされつつ、すごくワクワクしたし、
    これからももっとたくさんのミステリが読みたくなった。

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    2024年06月10日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    騙されたー!となるような「どんでん返し」は1つもなかった。タイトルでかなりハードル上げちゃってるので難しいとは思う。
    6人の豪華なミステリー作家さんの作品をサクッと読めたのは良かった。

    綾辻行人『再生』
    ★★☆☆☆
    ストーリーには1番のめり込んだけど、ホラーが強くて好みではなかった。

    有栖川有栖『書く機械』
    ★★☆☆☆
    ここまではいかなくても、作家さんは命を削る想いで執筆されているんだろう。

    西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
    ★☆☆☆☆
    何か読みにくいなと感じた。以前読んだ『七回死んだ男』でも同じ感想だった。自分には合わないみたい。

    貫井徳郎『蝶番の問題』
    ★★★★☆
    クローズ

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    2024年05月14日
  • 新装版 密閉教室

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    ミステリーの皮を被った青春小説だった。
    教室に行くと48の机と椅子が無くなっており、代わりに級友の死体と遺書が発見された。
    そのうえ、教室は密室状態と聞く。
    このシチュエーションだけで惹かれるものがある。
    一見すると自殺としか思えないが、前日にそのような兆候は無かった。
    これに疑問を抱いた推理マニア・工藤順也の奮闘ぶりが青臭くて良い。

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    2024年04月21日
  • 推理の時間です

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    試みが面白い

    挑戦状があって
    からの解答編

    ここまではよくあるパターンだけど
    別の作家さんが推理を披露するのが新鮮

    そして

    法月先生が
    清々しいまでに外すのが笑える

    あと、我孫子武丸には「手を抜くな!」
    と言いたい笑

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    2024年04月07日
  • 推理の時間です

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    誰が殺したか?
    どうやって殺したか?
    何故殺したか?

    この3つのテーマを、それぞれ2人の作家が問題編と解答編を書き、他の作家が自分で考えた推理編を書く。

    私はミステリーは好きだけど、マニアではないので、問題編→解答編→推理編、と、間を置かずに読んだ。物語としてはまあまあ面白かったが、私は推理編を楽しく読んだ。犯人は当てたけど、動機や殺害方法の推理が惜しい!という人もいれば、かすりもしない推理を披露してしまった人もいて、自分は推理しないくせに、この人すごいな!とか、だめじゃ〜んとか突っ込みながら読んだ。雑誌の企画なので、読者も推理して投稿できたらしく、半分くらいの人が犯人を当てたとか。ミステ

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    2024年04月06日
  • 雪密室 新装版

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    冬の間に読みたかった本。だいぶ暖かくなってしまったけど。
    雪密室には違いないけど、古い作品だけあって、まぁ、オーソドックスな感じ。
    ただちょっと…結構厳しいかなーと思うところも…。シンプルではあるのだけど…。
    だけど上手いなぁと思ったのは、冒頭と結末の結び方。あ、こう終わるのか!と。
    見える景色が変わった。こういうの、好きです。

    法月さん、実は初読みでしたが、他のも読みますぞ。

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    2024年03月23日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    法月綸太郎シリーズの短編。
    長編も面白いけど短編もまた面白いんだよなぁ。
    空き時間で読めるのもよい。
    今回1番面白かったのは、「背信の交点」かな。
    ラストでもう一捻りあったのがよい。
    法月親子が仲良くて癒される。

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    2024年02月13日
  • キングを探せ

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    4人の交換殺人の話。数学の順列と組み合わせを思い出した。懐かしいね。法月親子のちょっと悪友っぽい雰囲気がいい、親子なんだけども。法月綸太郎シリーズは作品毎に表現の仕方がけっこう異なるので毎回新鮮に読めるのが楽しい。

    積読本を消化するとか言いつつ早くも脱線。
    立て続けに法月さんの作品を読んだのですっかりミステリーを読みたいモードに突入した。でもこれで法月綸太郎シリーズの長編は今のところすべて読み終えた…残るは短編かな?

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    2024年02月04日
  • 雪密室 新装版

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    積読消化!
    まっちゃんからの本!!!

    フィリピンで常夏の中読みました。
    なかなか暑い中で雪のトリックとは、、、と、思ったものの、札幌は真冬なので以外とすんなり物語に入ってこれた!

    ただ、、、、かなり前の作品らしいんだけども、いろんな伏線そのままに終わってしまって、、、
    あの事件は一体どうなってしまった??って言うのも結構あった。
    もう少し、綺麗に回収して欲しかったなぁ、、、、
    伏線張りっぱなしは、、、、後味が悪い、、、、

    他にも、会話文があるんだけども、、、なかなか特徴の掴めない主人公が多く、一瞬で誰が言ってたのか?誰が喋ったのか?誰の視点かわからなくなって、まさか、そういうトリックか!

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    2024年02月04日
  • 新装版 頼子のために

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     ミステリーというのは様々な形が色々あると思うんです。今回は復讐も重なってきますね。 家族を殺されたら自分だったらどうしますか? 復讐は基本的にありですか?ミステリーって色々面白いですよね。 '233/27 '2311/20

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    2023年12月30日
  • はじめて話すけど…… 小森収インタビュー集

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     本書の元版は2002年刊行の『はじめて話すけど…』(フリースタイル)で、文庫のボーナストラックとして北村薫との記事が新たに収録されている。聞き手の小森氏は「短編ミステリの二百年」の編著者であるから、そのご縁での創元推理文庫入りだろうか。

     〇各務三郎さん、懐かしいお名前。各務さんもミステリマガジンの編集長をされているのか。田村隆一、生島治郎、都筑道夫、常盤新平など錚々たる人たちが早川書房の草創期に働いていたのだな。
     〇皆川博子さん、皆川さんには濃いファンが多いと聞いたことはあるが、残念ながらその著作を一冊も読んでいない。子どものころに読んだ本のことをこんなにも覚えているものなのか。巻末付

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    2023年12月18日
  • キングを探せ

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    ミステリ
    かかった時間 2時間から2時間半くらい

    交換殺人の話。帯に「読むべきミステリ」的な煽りがあったので買ったが、よく見ると「2013年」だった。十の位を見ずに、今年流行りのミステリかと思っていた。

    それはそれとして、作品は普通に面白かった。謎解きゲームのような要素と、倒叙モノ特有の犯人視点のハラハラが味わえる。ただ、作者名「法月綸太郎」で、登場人物(探偵役)も「法月綸太郎」というのは、正直寒かった(エラリークイーンかな?)。また、父親との関係もあまり描ききれてない気がした。でもシリーズっぽいので、ミステリファンにはウケるのかもしれない。

    文章はサラサラと読みやすく、ストレスがない。

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    2023年11月29日
  • 誰彼 新装版

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    先の展開は読めても真相までは読めない、ということを改めて実感した。
    「兄と双子の三人兄弟」と「首なし死体」というワードが出てきた時点で、この事件は“誰が殺されたのか”が重要だと分かる。
    それでも結局二転三転するストーリーに最後まで振り回されたし、飛び交う推理には困惑させられた。

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    2023年11月26日
  • ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版

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    ミステリー好きが書いたSF。
    ノックスマシン2は量子力学のホーキング理論とブラックホールの情報理論をアレンジしており、科学的にもっともらしい法螺話になっている。ノックスというミステリー作家を知らないので、面白さが半減したかも。ミステリーに精通していると、更に面白いと思うが、そこまでマニアではないので、内輪落ちが判らないので3点。
    バベルの牢獄は電子書籍が難しい鏡文字を扱っており、読めるのは紙の本好き読者の特権です。

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    2023年11月20日
  • 新装版 頼子のために

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    ネタバレ

    惜しい。何が一番惜しいって、タイトルにもなっている頼子の人物像がぼやっとしているから。

    まず、ミステリー小説はミスリードにまんまと引っかかっていたことに気づく瞬間が楽しいと思っているタイプなので、序盤の手記を読んでいる時点でおかしな点が複数あることに初読で気づき、「ミステリーなのにこんなに推理がガバガバでいいのか」と正直途中で積むところだった。(読み進めるうちに手記のおかしな点から事件の真相を明らかにする話だとわかった)
    また、ページ数が内容に対して多すぎる。多分半分から3分の2くらいの分量でまとめた方が話的にも綺麗にまとまったように思える。
    そして何より頼子の人物像がぼやっとしすぎている。

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    2023年11月07日
  • 名探偵傑作短篇集 法月綸太郎篇

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    『背信の交点』が一番面白かったです。謎解きの展開が想定外でした。電車が通過する時の描写がドラマを見ているように目に浮かんできました。

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    2023年10月22日
  • しらみつぶしの時計

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    バラエティに富んだミステリー短編集。
    表題作にはただただ感心させられた。
    一四四〇個の時計の中から唯一正確な時計を論理的かつ効率的に探す、ってホント頭良い。
    『使用中』の構成やオチも結構好きだった。
    あと、この人の作品に登場する女性って妙に恐ろしいところがあるんだよな。

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    2023年10月12日
  • 一の悲劇 【新装版】

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    まさに悲劇だった。
    冒頭から陰鬱な展開になるだろうことは予想していたが。
    正直、語り手である山倉史朗が嫌な奴としか思えないのは私だけか?
    二転三転する間違い誘拐の真相も気になるけれど、山倉を取り巻く人間関係がややこしい。
    それぞれの立場を想像すると疲労感と共に憤りすら覚える。

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    2023年09月19日