法月綸太郎のレビュー一覧
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新本格ミステリの端緒を開いた『十角館の殺人』刊行から三十周年を記念したアンソロジー。新本格第一世代のレジェンド作家七名の夢の競演。
「名探偵」をテーマに書かれたレジェンド作家のアンソロジー。
「名探偵」をテーマに、とはいえ、実はストレートに探偵ものミステリを書いてる方は少ない印象。ちょっとメタフィクションっぽかったり、今までの新本格の歴史への郷愁を感じさせるものだったり。
ただ、短篇でも粒ぞろいで、この作家陣の並びだけでも非常に贅沢なものを読んでいる満足感があります。
個人的には我孫子武丸さん『プロジェクト:シャーロック』と歌野晶午さんの『天才少年の見た夢は』が好きでした。どちらもちょっ -
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法月綸太郎の中篇作品集『ノックス・マシン』を読みました。
ここのところ国内の作家のミステリ作品が続いています。
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「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編1位!珠玉の中篇集。
上海大学のユアンは、国家科学技術局から召喚の連絡を受けた。
「ノックスの十戒」をテーマにした彼の論文で確認したいことがあるというのだ。
科学技術局に出向いたユアンは、そこで予想外の提案を持ちかけられる。
本格ミステリ、本格SF、両ジャンルの歴史に残る必読の傑作
――大森望(「本の旅人」4月号)
まさに“血(知)湧き肉踊る”エンターテイメントだ
――村上貴史(「 -
Posted by ブクログ
ネタバレ法月綸太郎はシリーズとしても著者としても初読(面倒だな…)
所々独特な言い回しがあって面白かった
■イヤミス
叙述トリックと知った上で読んでたから、父親が頼子を愛してるのは多分嘘だろうと思って実は血が繋がってないのか?と勘ぐったけど…
血は繋がってるけど奥さんの方が大事なんかい!
むしろそんなに大事な人との間に産まれた子なんだから何故愛情を向けられなかったのか…
じゃあ妙子にもなびくなよ…
気持ちがわからん…
■犯人の自殺
犯人が自殺するとわかっていて黙認した法月。
日本の探偵でそういう展開読んだこと無い気がするなぁ(自分が知らないだけかも)
そんなに沢山読んで無いけどホームズとかポアロと