法月綸太郎のレビュー一覧

  • 犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題

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    星座をモチーフにした謎解きミステリの短編集。この本は前半で、牡羊座から乙女座までを収録しています。
    魅力的なテーマの作品ですが、本格ミステリとしては全体的に小粒な感じです。
    やや無理のある設定の作品もありますが、このはちゃめちゃな感じは嫌いじゃありません。

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    2012年02月16日
  • 法月綸太郎ミステリー塾 日本編 名探偵はなぜ時代から逃れられないのか

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    国内ミステリーの評論本。
    賢いんだろうけど、理屈っぽいわ。ついでに、ネタバレもしてるし・・・
    とはいえ、何冊か読みたい本も発掘できたので、よかったかな。

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    2012年02月11日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    「冒険」よりもこっちの方が面白かった!

    背信の交点は、ストーリーも良かったと思うし
    身投げ女のブルースの視点も面白かった。

    次作も読みたいなー。

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    2012年02月09日
  • 法月綸太郎の功績

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    久々に再読。一番好きなのは『都市伝説パズル』かな。短編ののりりんはパズラーに徹してて、読みやすいなー。ちょっと物足りない気もするけど。

    法月親子の会話が面白すぎる。あと『ABCD包囲網』の久能警部はちょっとカワイイ。

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    2011年10月01日
  • 謎解きが終ったら 法月綸太郎ミステリー論集

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    東野圭吾の「ある閉ざされた・・・」の解説も収録されている。評論集であるがゆえに、難しい言葉を使った評論もあり、楽しんで読むものではない。でも本当にミステリーが好きなのだなあというのは実感できる。それと論者の頭のよさも。とてもじゃないが、こんな評論は書けない。言いたいことは同じでも言葉選びでまず減点されそうだ。書けてせいぜいこの程度。

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    2011年05月05日
  • 新装版 密閉教室

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    独特の文章です。
    ぎこちないだけなのか、何か違和感を感じる文章。
    決して読みやすい文章ではないのですが、やたらとサブタイトルが多いので、次まで、次まで、と思っているうちに読み終わりました。

    推理と否定の繰り返しで、ロジック重視の展開はおもしろかったです。

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    2011年04月18日
  • 新装版 密閉教室

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    普段どおりの学校の朝、なくなっていたのは48個の机と椅子。
    あったのは血まみれの床にコピーの遺書、
    そしてクラスメイトの死体だった。
    ガムテープで密閉されていた教室でいったい何が起きたのか。
    推理小説マニアの工藤が警察と協力して事件を探る。

    二転三転四転します。とことんフーダニット。
    こんなに語り手役がないがしろにされるのも珍しい小説じゃないかと。
    最後のコーダの意味するところがよくわかんないです。

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    2010年09月20日
  • 犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題

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    ホームレスが殺害された。単純な事件と当初思われた殺人事件は、第一発見者が犯人に強奪されたミリタリージャケットをきっかけに思わぬ解決へと導かれる。牡羊座から乙女座まで、六つの星座にまつわる謎の数々を法月綸太郎が解決する。

    おかしいな・・・法月作品は大好物なはずだし、エラリー・クィーンへのオマージュとして書かれたなら面白いに決まってるんだけど・・・と多少ガッカリしたのは最初だけでした^^よかったー

    各章の最初に付された星座の説明が「要らない・・・」と毎回思いながら読んでましたが、短編にも関わらず伏線の張り方・回収の仕方が相変わらず見事です。ただ、星座や神話という設定に囚われてるせいで、若干冗長

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    2011年04月01日
  • ふたたび赤い悪夢

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    綸太郎が悩んでいる。
    「頼子のために」でのことが
    原因らしいのだが
    さっぱり分からない。

    で、「頼子のために」を引っ張り出して
    斜め読みを始める。

    しばらくすると
    畠中有里奈という人物の本名が
    中山美和子という名前で
    「月蝕荘」での事件で出てきたという。

    「月蝕荘」って何だ?
    とまた法月綸太郎の本を引っ張り出して
    ようやく「雪密室」での話だと分かる。

    話の背景をつかむだけで
    もうぐったり・・・

    そしてクイーンの「九尾の猫」や
    マルコ福音書や
    ラジオ局の局内のようすだとか
    80年代アイドル論・・・

    といった薀蓄でさらにぐったり・・・

    良かったのは、綸太郎と湯浅景子が
    美和子のマンシ

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    2010年09月02日
  • 法月綸太郎の功績

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    短篇5作。
    作家・法月綸太郎が推理するシリーズ。

    釈然としない部分があるのもあったけど、全編悪くはないと思います。
    「都市伝説パズル」が頭ひとつ抜けておもしろかったです。

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    2010年07月29日
  • 法月綸太郎の功績

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    ◆あらすじ◆
    殺人事件の被害者が残した「=Y」の文字は、はたして何を意味するのか!?
    エラリイ・クイーンへのオマージュである、ダイイング・メッセージものの傑作「イコールYの悲劇」、第55回日本推理作家協会受賞作「都市伝説パズル」など、ロジカルな推理が堪能できる本格ミステリ五編を収録した、ファン待望の作品集。

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    2009年10月12日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    せっかく虚構の世界を楽しんでいるところに、オウムや酒鬼薔薇事件など、現実にあった事件を思わせる文章があるのがイヤだ。作品世界が虚構であることを思い知らされてしまう。とくに時事性の強いものは、何年か経って読むとそこだけ浮いた感じになる。たとえ本筋とは関係なくとも、抜きがたい違和感がある。これだから日本の現代作家のミステリは読む気がしないのだ。が、これはタイトルに興味を惹かれて読んでみた。設定にも驚く。この人、ほんとにクイーンが好きなんだなあ…。これほどの敬意を前にほろりとせずにいられようか。(反語)

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    2009年10月04日
  • 法月綸太郎の功績

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    シリーズ第3短編集。面白かったのは「都市伝説パズル」。シンプルでうま味が活かされている。他には、本格ミステリアンソロジーの「イコールYの悲劇」「ABCD包囲網」など。

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    2011年07月22日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    迷探偵法月綸太郎の短編集(全6話)。短編というより中編と言った方がいいボリューム。著者に珍しい鉄道もの「背信の交点」、法月警視が息子の推理で不可解な事件を解き明かす「身投げ女のブルース」などが印象的。

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    2011年07月22日
  • 法月綸太郎の新冒険

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    友達からいただいた本でする。少しエンジンがかかるまで時間がかかりました。短編なのですが、無理をしないで長編にしてもいいのに、と思いながら読んでいた。頭に来た?のは 「身投げ女のブルース」で一瞬「都筑的な」風味があり、心中(もしかして 意識している?!都筑風なアジェクティブを使っている!?)と不本意でござりましたがあとがきをみたらやっぱり彼を意識して書いていたやうでする。黄色の部屋はいかにして改造、、の時の彼とのインタヴュウを読みながら非常にはがゆかったのを再び思い出してしまいました。一ファンとしてのインタヴュウを望んでいたわけではなかったので、都筑を無上に愛するアタクシとしては許せるわけがあり

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    2009年10月04日