法月綸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホームレスが殺害された。単純な事件と当初思われた殺人事件は、第一発見者が犯人に強奪されたミリタリージャケットをきっかけに思わぬ解決へと導かれる。牡羊座から乙女座まで、六つの星座にまつわる謎の数々を法月綸太郎が解決する。
おかしいな・・・法月作品は大好物なはずだし、エラリー・クィーンへのオマージュとして書かれたなら面白いに決まってるんだけど・・・と多少ガッカリしたのは最初だけでした^^よかったー
各章の最初に付された星座の説明が「要らない・・・」と毎回思いながら読んでましたが、短編にも関わらず伏線の張り方・回収の仕方が相変わらず見事です。ただ、星座や神話という設定に囚われてるせいで、若干冗長 -
Posted by ブクログ
綸太郎が悩んでいる。
「頼子のために」でのことが
原因らしいのだが
さっぱり分からない。
で、「頼子のために」を引っ張り出して
斜め読みを始める。
しばらくすると
畠中有里奈という人物の本名が
中山美和子という名前で
「月蝕荘」での事件で出てきたという。
「月蝕荘」って何だ?
とまた法月綸太郎の本を引っ張り出して
ようやく「雪密室」での話だと分かる。
話の背景をつかむだけで
もうぐったり・・・
そしてクイーンの「九尾の猫」や
マルコ福音書や
ラジオ局の局内のようすだとか
80年代アイドル論・・・
といった薀蓄でさらにぐったり・・・
良かったのは、綸太郎と湯浅景子が
美和子のマンシ -
Posted by ブクログ
友達からいただいた本でする。少しエンジンがかかるまで時間がかかりました。短編なのですが、無理をしないで長編にしてもいいのに、と思いながら読んでいた。頭に来た?のは 「身投げ女のブルース」で一瞬「都筑的な」風味があり、心中(もしかして 意識している?!都筑風なアジェクティブを使っている!?)と不本意でござりましたがあとがきをみたらやっぱり彼を意識して書いていたやうでする。黄色の部屋はいかにして改造、、の時の彼とのインタヴュウを読みながら非常にはがゆかったのを再び思い出してしまいました。一ファンとしてのインタヴュウを望んでいたわけではなかったので、都筑を無上に愛するアタクシとしては許せるわけがあり