あらすじ
日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪ったという恐るべき〈殺人遊戯〉について語りはじめる……。江戸川乱歩の名作短篇「赤い部屋」に捧げる表題作ほか、著者が敬愛する作品へのオマージュだけを集めた、ミステリファンにはたまらない全九篇。
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Posted by ブクログ
元ネタを知らずに読んでも楽しめる。
むしろ捻りが加えられてる分、面白さが増しているのでは。
特に『葬式がえり』が秀逸で、そんな捻り方をしますか!と背中がゾワゾワするほどの衝撃だった。
9篇の中で一番好き。
ああでもショートショート形式だからこそ成り立つ『対位法』も良かったな。