法月綸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
四重交換殺人に法月親子が挑む、これぞ本格ミステリーの名作。驚愕の仕掛けとロジカルな推理を堪能せよ!
四人があつまって交換殺人の計画を企てる。彼らの犯行が進む中、主人公の法月警視と推理作家の親子が難解な事件解明に挑む本格ミステリー。
すごい仕掛けとロジカルな推理が楽しめる一冊、パズラーには堪えられない面白さですね。法月親子の掛け合いはいつもの通り小気味よく、楽しく読み進められます。
そして構成が見事! 事件が進むとともに、推理も少し進む、真相が見えてきたら実は…といった展開が素晴らしい。メイントリックもみごと、すっかり騙されました。
ただ残念なのは、二人の推理を読まされている、置いてけぼ -
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どんでん返しがあるお話は好みだし、自薦というのも気になったので楽しみに読んだ。
□綾辻行人「再生」
おっとそうだったの?という面白さ。この後どうなったんだろうと想像すると、怖いんだけどちょっとニヤニヤしてしまう。
□有栖川有栖「書く機械 ライティング・マシン」
読みやすかったけれど、どんでん返しっぷりはそうでもなかったかな。
□西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
この作品も難しい名字がいろいろ出てきたなー。谷谷谷谷(たにかべやつや)とか刀根館(とねだち)とか。
ほとんど会話の中での推理だけで動機を導き出せるのすごい。なるほどなーと思える結末だった。
□貫井徳郎「蝶番の問題」
手記 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初法月綸太郎。
なんか思ってたのと違うなぁ。
法月綸太郎氏はロジック派と聞いていたのだが、本作ではその片鱗はあまり見ることができない。
ロジックは法月綸太郎シリーズに限り、ということなのかもしれないが。
机や椅子が消えた理由、大神が考えたダミーの密室トリックは面白い。
だが、最後の取ってつけたような吉沢への追及、吉沢の告白、そしてモヤモヤするコーダには賛成しかねる。
著者本人も分かってはいるのだろうが、冗長な観念的表現を多用する芝居がかったセリフやキャラクターも気に入らない。
ミステリーの体裁を取った芝居がかった青春小説、といったところだろうか。
でもなぜか逆に法月綸太郎シリーズを読むの -
Posted by ブクログ
ネタバレ6つの物語からなる短編集。
■綾辻行人「再生」
非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
オチについては想定できたが、物語に魅せられた。
■有栖川有栖「書く機械」
こちらも非現実的な物語だが、
綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。
■西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
特に最初のブログのような独り語りとか。
どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。
■貫井徳郎「蝶番の問題」
この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
プロットがしっかり -
Posted by ブクログ
ネタバレ法月綸太郎シリーズじゃない法月綸太郎を読むのが、
多分昔読んだ『密閉教室』以来くらいのものすごい久しぶりなので、
こんな感じのコンゲームものも書くの?!という驚きがあった。
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」というコンセプトの
ミステリーランドから出ている子ども向けの本という事もあって、
目まぐるしい場面転換とストーリーの起伏で、飽きさせないしどんどん読み進められる。
キャラクターの名前の遊びごころなんかもあって、翻訳者あとがき(!)まで、
茶目っ気たっぷりですごく面白かった。
ちょっと目まぐるしすぎて振り回された感じもあるけど、
子どもが読むならこれくらいピンチと見せ場がく