法月綸太郎のレビュー一覧

  • 新装版 密閉教室

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    ネタバレ

    初法月綸太郎。
    なんか思ってたのと違うなぁ。
    法月綸太郎氏はロジック派と聞いていたのだが、本作ではその片鱗はあまり見ることができない。
    ロジックは法月綸太郎シリーズに限り、ということなのかもしれないが。

    机や椅子が消えた理由、大神が考えたダミーの密室トリックは面白い。
    だが、最後の取ってつけたような吉沢への追及、吉沢の告白、そしてモヤモヤするコーダには賛成しかねる。

    著者本人も分かってはいるのだろうが、冗長な観念的表現を多用する芝居がかったセリフやキャラクターも気に入らない。
    ミステリーの体裁を取った芝居がかった青春小説、といったところだろうか。

    でもなぜか逆に法月綸太郎シリーズを読むの

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    2021年09月24日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の作家が自作から自選したミステリ・アンソロジー
    異なった作風の6篇が楽しめます。
    唯一、綾辻行人の「再生」が既読で、ミステリというよりホラーの作風でしたが・・・ま、概ね楽しかったです。が・・
    どんでん返し?な作品は・・・

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    2021年09月20日
  • 新装版 密閉教室

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    法月綸太郎デビュー作品。
    この後の作品を思わせる構成にニヤリ。
    ただあまり面白く読めなかった。残念。

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    2021年08月28日
  • パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95

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    「カット・アウト」と最後の短編が好き。
    それぞれの短編について、著者あとがきを読んで、なるほどと納得。

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    2021年08月06日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    6つの物語からなる短編集。

    ■綾辻行人「再生」
    非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
    オチについては想定できたが、物語に魅せられた。

    ■有栖川有栖「書く機械」
    こちらも非現実的な物語だが、
    綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。

    ■西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
    西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
    特に最初のブログのような独り語りとか。
    どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。

    ■貫井徳郎「蝶番の問題」
    この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
    プロットがしっかり

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    2021年07月23日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    綾辻さんの作品がホラーチックでオチが怖く、面白かった。
    法月さんの作品は食人についてひたすらしつこく論じていく形式で、気持ち悪くて流し読みしてしてしまった…
    他の作品はまずまず。短編ミステリーとしては面白いが、どんでん返し感は思ったより薄かった。

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    2021年07月10日
  • 7人の名探偵

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    全編書き下ろしアンソロジー作品で、それぞれの作品に名探偵が登場します。

    中には、シリーズ物の人物が出てくる作品もあって、キャラや世界観が分かりづらい話も少し…

    30周年記念作品と言う事で、豪華な顔ぶれが揃っているので、ミステリー好きの人には嬉しい作品です。

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    2021年05月08日
  • 誰彼 新装版

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    兎に角、入れ替わりが激しすぎて読み進めていくうちに段々混乱してくる。
    物語を追うよりも理解することに注力してしまって楽しみきれなかった。親子関係は、完全にエラリークイーン的。日本人にはあまりないかんじではある。
    一つ興奮してのは舞台がホントに本当のご近所ですごいびっくり。

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    2021年04月24日
  • 怪盗グリフィン、絶体絶命

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    ネタバレ

    法月綸太郎シリーズじゃない法月綸太郎を読むのが、
    多分昔読んだ『密閉教室』以来くらいのものすごい久しぶりなので、
    こんな感じのコンゲームものも書くの?!という驚きがあった。

    「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」というコンセプトの
    ミステリーランドから出ている子ども向けの本という事もあって、
    目まぐるしい場面転換とストーリーの起伏で、飽きさせないしどんどん読み進められる。
    キャラクターの名前の遊びごころなんかもあって、翻訳者あとがき(!)まで、
    茶目っ気たっぷりですごく面白かった。
    ちょっと目まぐるしすぎて振り回された感じもあるけど、
    子どもが読むならこれくらいピンチと見せ場がく

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    2021年04月19日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉のあっと驚くどんでん返しの短編集。驚き方はそれぞれだが、まあ工夫されている。綾辻行人の「再生」は既に読んだものだったが、これは秀逸。うわーそう来たかという終わり方だ。貫井、東川のは、もうひとひねり欲しいところだ。

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    2021年04月04日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリ30周年記念のアンソロジー

    それぞれのシリーズを知らない読者にとっては、背景が判らない名探偵の出現は唐突だろうが、
    アンソロジーのための書下ろし故か、多分、
    甘めになっている感じがしたので、読み易かった。

    ラストを締めくくる綾辻氏の作品は名探偵モノといっていいか判別し難いが、
    実名の作家たちが登場する 新本格を愛する読者にとっては嬉しい一作だと思う。

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    2021年03月11日
  • 生首に聞いてみろ

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    再読。最後の…がこれ見よがしで鼻につく。でも長い割には読みやすかった。最後のインタビューで、作者が意図したい事はわかったが、なんかもう少し他の書き方があったのでは?と思った。

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    2021年03月06日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の作家さんによるどんでん返し

    綾辻行人:再生
    有栖川有栖:書く機械
    西澤保彦:アリバイ・ジ・アンビバレンス
    貫井徳郎:蝶番の問題
    法月綸太郎:カニバリズム小論
    東川篤哉:藤枝邸の完全なる密室

    気分転換や脳みそをリセットする為にちょうどいいのが
    アンソロジーだと思ってます。
    新しい作家さん発掘にもなりますしね。
    今回はたまたま全員体験済み作家さんでしたが
    西澤保彦氏のアリバイ・ジ・アンビバレンスが
    心臓をギュっとさせられました。

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    2021年02月28日
  • 生首に聞いてみろ

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    彫刻家の娘をモデルに造られた石膏像の首が切断され、姿を消した。
    著者と同名の探偵はその謎を追っていくが、陰惨な殺人が発生し、入り組んだ人間関係から過去の事件も浮かび上がってくる。
    状況が二転三転するがトリックはそれほどでもなく、伏線の細かさを楽しむべき。

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    2021年02月12日
  • キングを探せ

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    ネタバレ

    見事なカラクリ。タイトルに踊らされた。キングはいなかった。ジョーカーをキングと思い込むことで、イクルくんがJを引いたという描写から、イクルくんはりさぴょんの兄の担当であると考える。しかし、りさぴょんの兄はジョーカーで、カネゴンが殺して欲しい相手がJだった。その一つの勘違いから、読者はりさぴょんとカネゴンの担当も勘違いしてしまう。

    最初に、犯人目線の状況を語ることで、読者は探偵よりも真実が見通せていると思い込む。それを逆手に取りその部分にからくりをしかけているのが見事だった。

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    2021年01月10日
  • 新装版 頼子のために

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    読もうかどうかずっと迷っていて、ついに思い切って読んでみました。
    暗い話です。嫌~な感じのミステリ。ちょっと長かったかも。
    法月作品、もっと読んでみよ!

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    2020年12月19日
  • 生首に聞いてみろ

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    最初は事件は起こらず美術の物語が進む。
    ドロドロ。
    偶発的な部分が多く、ファンシーだったが、
    楽しめた。

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    2020年12月03日
  • 7人の名探偵

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    97作品目( * ॑꒳ ॑* )♪アンソロジー作品を読むのは、初めてです。読み始めて、(。-_-。)ウーン失敗だったかな…と思ったけど、有栖川有栖さんの船長が死んだ夜を読み始めてから、ページ捲るスピード早くなりました(*´艸`*)ァハ♪この7人の作家さん達で、歌野晶午さんと綾辻行人さんしか読んだことなかったので、有栖川有栖さんの小説読んでみたいかなぁと思った( * ॑꒳ ॑* )♪特に綾辻行人さんの本格なのか?って思ったりしたが、実体験の事を書かれていたならば、凄い嬉しい(๑´ლ`๑)笑

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    2020年11月30日
  • 7人の名探偵

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    綾辻行人/歌野晶午/法月綸太郎/有栖川有栖/我孫子武丸/山口雅也/麻耶雄嵩の7人の新本格ミステリの旗手による、豪華な豪華なミステリ・アンソロジー。
    有栖川有栖の火村英生とかも出てきますが・・・名探偵?の定義って、何でしょう?
    (んなモンあるのか??)
    本格ですが、私的には・・・??? な、感じでした。

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    2020年11月07日
  • 7人の名探偵

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    千差万別。『船長が死んだ夜』『あべこべの遺書』は従来っぽい。『仮題・ぬえの密室』はミステリと呼べるのかな。

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    2020年10月24日