法月綸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ初法月綸太郎。
なんか思ってたのと違うなぁ。
法月綸太郎氏はロジック派と聞いていたのだが、本作ではその片鱗はあまり見ることができない。
ロジックは法月綸太郎シリーズに限り、ということなのかもしれないが。
机や椅子が消えた理由、大神が考えたダミーの密室トリックは面白い。
だが、最後の取ってつけたような吉沢への追及、吉沢の告白、そしてモヤモヤするコーダには賛成しかねる。
著者本人も分かってはいるのだろうが、冗長な観念的表現を多用する芝居がかったセリフやキャラクターも気に入らない。
ミステリーの体裁を取った芝居がかった青春小説、といったところだろうか。
でもなぜか逆に法月綸太郎シリーズを読むの -
Posted by ブクログ
ネタバレ6つの物語からなる短編集。
■綾辻行人「再生」
非現実的な世界観の中に重く仄暗い現実感。
オチについては想定できたが、物語に魅せられた。
■有栖川有栖「書く機械」
こちらも非現実的な物語だが、
綾辻さんの作品とは違い、世にも奇妙な物語に出てきそうな世界観。面白い。
■西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」
西澤さんの軽妙なテンポや表現が好き。
特に最初のブログのような独り語りとか。
どんでん返しとまではいかないものの、オチを見て、タイトルを思い出しなるほど。という感じ。
■貫井徳郎「蝶番の問題」
この作品は主人公から先輩を通して、読者に挑戦しているかのような内容。
プロットがしっかり -
Posted by ブクログ
ネタバレ法月綸太郎シリーズじゃない法月綸太郎を読むのが、
多分昔読んだ『密閉教室』以来くらいのものすごい久しぶりなので、
こんな感じのコンゲームものも書くの?!という驚きがあった。
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」というコンセプトの
ミステリーランドから出ている子ども向けの本という事もあって、
目まぐるしい場面転換とストーリーの起伏で、飽きさせないしどんどん読み進められる。
キャラクターの名前の遊びごころなんかもあって、翻訳者あとがき(!)まで、
茶目っ気たっぷりですごく面白かった。
ちょっと目まぐるしすぎて振り回された感じもあるけど、
子どもが読むならこれくらいピンチと見せ場がく -
購入済み
読もうかどうかずっと迷っていて、ついに思い切って読んでみました。
暗い話です。嫌~な感じのミステリ。ちょっと長かったかも。
法月作品、もっと読んでみよ!