法月綸太郎のレビュー一覧

  • 自薦 THE どんでん返し

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    6人の本格ミステリ作家によるアンソロジー。
    どんでん返しという点では、タイトルがハードルを上げているのでそれほど驚愕した話はなかったが、どの作品もそれぞれ作家の個性が出ていると思う。
    ベストは貫井徳郎、好みなのは東川篤哉。

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    2017年08月25日
  • キングを探せ

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    うーん。
    悪くないけど、インパクトに欠ける気がする。
    本格ミステリ、っていう感じがしない...
    倒叙ものは難しいです

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    2017年08月06日
  • 怪盗グリフィン、絶体絶命

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    ネタバレ

    児童向けとどこかで聞いていたが、途中でだいぶ小難しい展開に。
    展開が目まぐるしく、どんでん返しが多すぎて段々驚きを感じなくなってくる始末笑

    後書きも…どういうことだ?この作者は初めてだったのですが、たぶん流れに少しついて行けていない。

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    2017年06月09日
  • リレーミステリ 吹雪の山荘

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    豪華だけど、それぞれがかいたほうが読み応えがあるだろうなあ~
    でも、企画してみたい気持ちはよくわかる。

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    2017年05月21日
  • しらみつぶしの時計

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    中にはミステリ…? と疑いたくなるような作品もありましたけれどもまあ、全編を通して面白かったですね…! 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    表題作はちょっと内容に付いていけませんでしたけれども(!)…まあ、サスペンス感は出ていたかと思います!

    個人的には単なる謎解きミステリよりもお話そのものが面白かったり、登場人物の心情に迫っているものが好きだったりしますなぁ…。

    何個目か忘れましたけれども、ちょっとホラーテイストの作品なんかもあったりして、作者の作家としての幅の広さと言いますか、様々なジャンルのものが描けるんだなぁ…と感嘆しましたよね!

    というわけで、次はこの本に収録された短編が

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    2017年03月01日
  • 生首に聞いてみろ

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    2005年度のこのミスで1位を獲得した作品。
    石膏像の首が切り取られ持ち去られる。
    そこから結末に至るまでの展開は、とても論理的で、すべての伏線があとになって重要なピースとなっていく。
    長い期間にわたって秘密を守り通すことは難しい。
    不都合なことがあるから秘密にするのであって、どんなに時が経とうとも、やはり秘密を暴かれたくない人はいるものだ。
    冒頭に登場した江知佳のキャラクターが気に入っていたので、彼女に襲い掛かった悲劇は衝撃だった。
    前評判が高かったので期待しすぎていたのかもしれない。
    前半に少しだけれどもたつき感があって、それが唯一残念だった。

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    2017年02月20日
  • ふたたび赤い悪夢

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    実は大学生の頃に読んだのは『頼子のために』までで、その後別の作家に移った。これは単純にその頃出ていた彼の作品の文庫が『頼子のために』しかなかったからだ。本作を読んだのはかなり後で、数年経った頃。そして本作は『頼子のために』と『一の悲劇』と合わせて悲劇三部作という謳い文句でもあり、しかも先に書いた感想でも解るように、私の中では読後数年を経て、『頼子のために』の記憶は美化されていた。手にした時の期待感は推して量るべしだろう。

    まず前知識としてあったのは「悩める探偵法月綸太郎」というキャッチフレーズだ。前作で「後期クイーン問題」に直面した法月氏(この場合、作者と作中登場人物両者を指す)は自らの存在

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    2016年10月31日
  • 生首に聞いてみろ

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    ネタバレ

    美術館にアレが届くところ、石膏像の首の真相の変容、あちらの首切断の事情が面白かったなぁ。失敗はするもくよくよし過ぎない綸太郎は犯罪ホロスコープに近い読み味。インタホンに裏声で話しかけるところ可愛くない?

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    2016年09月24日
  • 生首に聞いてみろ

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    トリックが登場人物たちの心情に追いついていない感じ。本格ミステリだからそういうもんだ、といわれればそうなんだろうけど。

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    2016年09月23日
  • 怪盗グリフィン、絶体絶命

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    ネタバレ

    2016/9/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2019/11/21〜11/24

    久しぶりの法月作品。メフィスト連載時には、いずれ読むだろうと読み飛ばしていた。これまでの作風とは違ったファンタジー風冒険譚?的作品であった。が、随所に謎解き要素もあり楽しめた。続編もあるようなので、再会を楽しみにしよう。

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    2019年11月24日
  • 犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題

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    黄道十二星座シリーズ。ダイイングメッセージのとある処理が巧い『錯乱のシランクス』と奇妙な身代金事件『ガニュメデスの骸』が好き

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    2016年07月10日
  • 犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題

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    黄道十二星座にまつわる神話が事件と上手く絡めて使われてて読み解くのが楽しい。『ゼウスの息子たち』のミスリードにまんまと引っかかり、『ヒュドラ第十の首』では消去法からの意外な犯人の提示にやられた。2巻も早く読みたい

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    2016年07月10日
  • ふたたび赤い悪夢

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    法月綸太郎版アイドルマスター。「雪密室」の彼女を取り巻く事件を主軸に「頼子のために」の後の綸太郎の復活を描く。ラジオ局内の事件の真相は割れやすいか。ゆりりん周りの登場人物が優し過ぎて頼子がさらに不憫に感じて泣いた。ともかく綸太郎おかえり。

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    2016年07月10日
  • パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95

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    ネタバレ

    葛城刑事登場の3作、特に『黒のマリア』の決着とその余韻、『懐中電灯』の詰めが好み。『重ねて二つ』の死体装飾とトリックも面白いが『カット・アウト』の真相が明らかにされる場面はさらに好き。芸術の話は「夏と冬の奏鳴曲」を彷彿するも読み辛くはなかったなぁ

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    2016年07月09日
  • 名探偵の饗宴

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    アンソロジーは、初読みの作家さんを手に取るきっかけにもなるのだけど、今回は、お馴染みの作家さんに大軍配な感じ。
    「ウシュクダラのエンジェル」
    他の国の宗教や慣習を安易に批判・否定するわけではないのだけど、なんとも切ない展開だった。そういうお話に、京介の語り口がやけに似つかわしい。

    「禁じられた遊び」
    ずっと綸太郎パパの入院話で、どんな事件に関わるのかと思ったら。
    あの映画を一ひねり二ひねりした展開はさすが。
    でも、名探偵の本領発揮はなかったような(笑)

    「詩人の死」
    なんていう毒を含んだ作品なんだろう。
    いかにも葉村晶、いかにも若竹七海。

    「バルーン・タウンの裏窓」
    懐かしのバルーン・タ

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    2016年05月08日
  • ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版

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    SFとミステリの融合。ノックスマシンとノックスマシン2。W・ハイデンフェルトの「<引立て役倶楽部>の不快な事件」をさらにパロった「引き立て役倶楽部の陰謀」とどれも面白かった。

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    2016年04月01日
  • ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版

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    うわー、「こういう本」だったのかー。
    正直に言ってがっかり。著者の本格の大ファンなんで。でもファンなので星3つ。

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    2016年03月31日
  • 生首に聞いてみろ

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    ネタバレ

     「玄人が好きそうな本格ミステリ」というべきか「非常に地味で堅実な作品」というべきか…。派手さは全くないが,緻密に伏線が張り巡らされた,よくできた作品。
    石膏像の首が何者かに切断され,持ち去られる。モデルとなった女性の身に危険があるのか?法月綸太郎が捜査を進めると,モデルとなった女性の生首が宅配便で送付されてくる…というあらすじ。
     ふた昔前くらいの本格ミステリでありそうな設定だが,怪奇的なムードなどは全くなく,彫刻についての雑学的分野を描きつつ,法月綸太郎と警察の捜査が丹念に描かれている。特に,法月綸太郎の考えや推理,勘違いなどが詳細に書かれている。この部分をフェアととらえるか,冗長ととらえ

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    2022年11月12日
  • パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95

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    若干悩める作品、実験的な作品が多いように感じたが、これが後の傑作群に繋がっていると考えると見方も変わってくる。
    勝手に法月綸太郎登場を期待して最後にすかされたのが少々不満だったりもする。

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    2016年02月25日
  • キングを探せ

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    途中までの展開はスピード感があって期待値が上がっていったが終わりに向けて失速した感が否めなかった。交換殺人というよくあるトリックを四重にするというのは面白く、また法月親子の掛け合いもまたよかった。頭を柔らかく使って読めばもっと楽しめたかも。

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    2016年02月17日